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アニメ『フォトン』の楽しさ♪

アニメ『フォトン』をとーとつにレビューです。

少し前の(いや、かなり前かな)作品だけれど、久々に見て面白かった。
(1997年から1999年にかけて発表されたOVA、30分×全6巻)
 
当時、そんなに製作者にまで感心はなかったのだけれど、見直してみて気が付いた。
 
監督が舛成孝二(ますなり こうじ)さんなのだ。
 
ブログでアニメ・レビューをはじめてから、ここしばらくのアニメ作品を数年分モニター仕直しているのだが、迂闊な見方をしていると繋がっていない相関関係に気づいたりもする。
 
舛成孝二さんと言えば、私はOVA作品『R.O.D -READ OR DIE-』でハマった。
倉田英之さんや落越友則さんといった才人スタッフとの絡みも勿論だが、アニメーターさんにも恵まれているんだな~くらいに思っていたけど、『R.O.D -THE TV-』、『かみちゅ』とかの仕事っぷりを見ていると、監督~舛成孝二というのが神憑りな秀作ブランドとして刷り込まれた。
※未見の方は、『R.O.D -READ OR DIE-』『R.O.D -THE TV-』『かみちゅ』といった作品の視聴をお薦めします。アニメの面白さを堪能させてくれること請け合いの傑作揃いです。~当ブログでも、過去記事でこれらのタイトルには個別に言及しています。(アニメ・タグで検索すると見つかります。)~ 
 
そして今さらながらに・・・おや、もっと前の『フォトン』も舛成孝二さんだったのか、と気が付いて納得したり、感心したり。
        
まぁ、『フォトン』は問答無用のお気楽なエンターテイメントです。
 
ヒロインの露出度がやたらと高いのですが、これは成り行きの無邪気さで、性的なためらいが微塵もない。
むしろ、スポーティーで清々しく笑えます。
(決して18禁アニメでもR指定作品でもありません。)
 
ドタバタ・コメディなので。
 
※キャプションもお楽しみ下さい。

舛成孝二監督のクレジット(今作が初監督だそうです。)
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「フォトン」というタイトルは、そのまま主人公(男の子)の名前。
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宇宙船同士のバトル・シーンから始まる。(一方的にやられてますが。)
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ヒロインのキーネ・アクア(VC:黒田由美)
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仇役パパチャアリーノ・ナナダン(VC:山寺宏一)、船内に転送侵入。
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ドン・ファン気取りのパパチャが、宇宙スケールで女性たちを泣かせる話。
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気丈なヒロイン、キーネは甘言に騙されずに逃げ回っているのだが、
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なんか、非常事態回避のアイテムが見つからず、自らの衣装をチェック。
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どんどん脱ぐ。(どこかにあったハズ)
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脱ぐ。
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脱ぐ。
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脱ぐ。(パンツの脱ぎ方、手の添え方の動画が実にリアルです。)
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あ、パンツの縫製にアイテム発見!。
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~このあと危機回避には成功するが、キーネの宇宙船は、とある惑星に不時着。キーネは、不時着のショックにも耐えるために非難カプセルを兼ねたポッドでコールド・スリープに入る。
 
一方、その惑星とは「砂の星」(いわゆる「スターウォーズ」っのタトゥイーンぽい感じね。)
辺境の荒れ地とSFマインドが同居している変な空間。(でも、妙に落ちつく。)
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この男の子が主人公、フォトン・アース(VC:竹内順子)
あろうことか、この子を中心にハーレム・エンド的な展開になっていく。
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フォトンの幼なじみでトラブル・メーカーのアウン・フレイヤ(VC:堀江由衣)
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サインペン(神器-しんき-)で、寝ているフォトンに「バカ」と落書き。
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あれやこれやの展開のあと、砂漠の海の狭間にあるジャングルにフォトンは迷い込み、ドラマ冒頭での不時着時に地中まで突っ込んでいた、キーネの宇宙船に偶然辿り着く。
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キーネのコールド・スリープ・ポッドが侵入者の衝撃で自動的にご開帳。
フォトンは、ほとんど(単語以外の)言葉を発しない子。(フォトンの年齢設定が不明。発育の遅い中1~2くらいかな?。)
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情緒的に小学生低学年か、園児並のフォトンにもキーネの美しさは分かる。
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が、行動が(悪意はないのだが)おバカ。眠れる姫の額に・・・。
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「バカ」と書く(笑)。・・・ここは笑うしかない。動機は意味不明(笑)。
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でもフォトンも男の子。『おっぱい』は好き♪。プニョプニョ♪ツンツン♪。
(イエ、ダカラ、幼児的精神年齢の無邪気さです。マザコンだから。)
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コールド・スリープは解けているのだから、そりゃキーネも目が覚めます。
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見知らぬ不法侵入者が、にこやかに自分の胸の中。
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蹴りッ!!!!!!!。(ドゲシッ!)。
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続けて狼藉者に対して問答無用で波状攻撃!。(亜法という特殊能力)
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なんだかわからないけど謝っているフォトンに容赦なし。
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ビーム!命中。通常の相手なら粉砕か大ダメージ。
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が、フォトンには効かない。(彼は特異体質で実は「強い子」なんです。)
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キーネ、愕然。
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特殊能力が効かないのなら、徒手空拳で直接アタック。
ここら辺りの動画の密度が気持ち良いほど滑らかで濃いです。
相当な量の画像を載せていますが、ドラマではこの数十倍の密度で縦横無尽に動き回っていました。空手、少林拳、徒手空拳な動き炸裂。
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画面は、ほんのほんの一部。ここの攻防、尺がたっぷり。
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キーネちゃんの肢体やバストのショットももっと多いけれど外した方です(笑)。
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キーネ、スタイル格好良いし、フルヌードがもはやHではなく、
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そのフォルム、動きの連続性は美しくさえある。
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それを、フォトンはいとも簡単に、全ての攻撃をひょいひょいとかわす。
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ただ、謝りながら逃げるだけ。
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だって、キーネは話を聞こうともしないのだもの。
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キーネは(脱出前の)悪党パパチャとの闘いの続きモードなだけだ。
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ここは分かる気がする?。股下をくぐられると思わず乙女の羞恥が炸裂。
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こうなるとキーネちゃん、恥をかかされた、ただのムキ。
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戦う気のない相手にすかされ続けて、
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ついに鏡面状態の船内壁面に
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アニメーター、憐れみの慈悲もなく大激突させる。(美女台無し。)
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激突の痛みで、ようやく我にかえった乙女キーネ、すっぽんぽんなのに気づく。
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んでもって、もっと彼女は驚く。フォトンと自分の額の『バカ』の文字
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「なんでこれを書いたのよ?」というキーネの問いに、フォトンは気まずそう。
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それが誤解を招く!。異星間文明の遭遇。キーネには『バカ』という文字が分からなくて、意味深な「文様」にしか見えないわけで、彼女の種族にとってこれは宗教的な儀式。
同じ文様をお互いの体に付けるのは『婚姻(こんいん)の証』となるのだッ。
・・・またしてもあろうことか、キーネ、フォトンに力負けした事実も重なりここで顔を赤らめてしまう。わっ、わからん乙女心!。
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フォトンを旦那様として受け入れる気になってしまったキーネ。
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事情があって砂漠を旅してきたフォトンの臭さに怒りもせず、お風呂に誘う。
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で、一緒にドボン。(上のコマとか、キーネのスレンダーな手足の長さ。当時、私の描く漫画にも影響を与えて、私の描く女性の等身は、ほぼ、こういう感じを好むようになった。)
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この絵柄ってメリハリがあるよね。
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今のアキバ系、萌えキャラも好きだけど、画一的すぎると没個性。
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とはいえ、顔をとことん崩すの、梶島正樹キャラから始まっている気もする。
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フォトン「あいつら、やっつける。おまえ守る約束した。」
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お子ちゃまなフォトンですが、実はハートはナイト。
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しかも、棍棒一本でもメッチャクチャに強いのです。
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跳躍力が半端ではないし、怪力で、速いし、バトルは全てがウルトラ級。
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そうそう、あとはとにかく女性陣のやりとりが終始面白かった。
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ここまで恋の鞘当てでもっていがみ合えるのは、いっそ爽快です。
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ちょっとは姫キャラ要素もあったキーネのこの表情は凄い(笑)。
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殿方の前では見せない女同士の攻防は醜くも、なんかラブリー♪。
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「貧乳ステータス」の前の時代の作品なので、やたらと巨乳にこだわっている。
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爆裂なおっぱいが新キャラとして登場すると、
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「あんたの負け!」と、貧乳アウンからの逆襲を受けるバスト自慢だったキーネ。
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マグナム・ボディ・キャラは他にも登場していました。
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そんなおバカ展開の中で、パパチャが憎まれ役で活躍。(やられ役ですが)
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それが物語の佳境、ラストに近づくと、ちょいと深刻な要素が入ってきて、
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キーネを消失させてでも、彼女に刻まれた「情報」が欲しくて非道い事に。
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冒頭にバトルがあったように、結局、権力や宇宙を統べるような力~。
その謎や、「単に退屈だから戦争してみた」みたいな支配層の描写。
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おバカっぷりから、意外なカタルシスに物語は展開していきます。
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愛する人を女性として愛したい可憐な肢体。それを、ただ、単なる「宇宙支配の力を得るためのキーワードを隠している」記号としてしか見ないマッドな輩に蹂躙されるキーネ。(実はパパチャ以外にも、もっととんでもない敵が出てくる。)そんな狂った嗜虐者たちから、「おまえ守る」と約束したフォトンは、ヒロインたちを救えるのか?。
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「バカ」と額に書いたまま活躍する、フォトンの愛と正義が清々しいです。
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『フォトン』以降、舛成監督の後年の作品には、より強いメッセージ性もあり、「映画」、「映像」の可能性をアニメならではの切り口で、時にダイナミックでスピーディーに、あるいは詩情豊かにリリカルに演出してみせられますが、私、アニメ、映画、物語というものはステージの住み分けがあったり、どれが上等で、どちらがどう上とか下とかあるハズもないという観点でいます。 
 
色々なものがあってこそ楽しい。 
      
だから『フォトン』のような「おバカなもの」も大好きです。
 
『フォトン』が登場していた時代のアニメ群て、そんな痛快さがあったなぁ。
好きです。そういうの。(というか、私はアニメや漫画の「健康的なお色気」は、全く問題なし論者です。適度なリビドーやエロティシズムがなければ人類は滅びます。)
 
断っておきますが、『フォトン』はエロではありませんよ。
「おバカ」な方です。
久々に今見ても楽しかった。(※キャプションなしで画像だけ並べていると18禁ものに誤解されそうだが。)
 
で、なら、私は自由かと言えば
  
そんな私にも許容出来ないものがありますよ。
 
「ジェノサイドもの」でしょうか。
人を殺す作品は(人の死、ではなく、ただ、嗜虐性に傾いているもの)、アニメなればこそ躊躇って欲しい。
(「しゃがら」という漫画を描いていた作家のセリフとしては説得力がないかもしれませんが(笑)。・・・あの時は若かった。)
 
最近のテレビアニメで、突出して、残虐性という意味で扇情的なものが増えているのが、ちと気になる私でした。

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2009-08-12 08:50

アニメ『かみちゅ!』のレビュー

アニメ『かみちゅ!』のレビューです。
 
長い!。レビューが。
そうなってしまったのだから仕方がない。
 
とらえどころのないシナリオ作品なので、こういう紹介の仕方になってしまうのです。
(ひとつひとつのコメントは少ないが、紹介画像が多い!。)
 
・・・挫折する閲覧者がほとんど(笑)。
・・・読破する人は皆無と思っています。

こうなると、私もちょっとM体質である。
今回は閲覧者よりも、自分のフィルター整理のために書きました。申し訳ありません。
 
第1話のオープニングだけ「導入部編」として、先に私のブログ(『かみちゅ!』 prelude)で紹介した画像が「タイトル画面」になりますが、第2話以降が、下のノーマルなオープニング・アニメになります。 
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脚本:倉田英之さん
監督:舛成孝二さん
キャラクター原案:羽音たらくさん
こうした主要スタッフの他にも、プロデューサー:落越友則さん、音響監督:菊田浩巳さん、録音調整:名倉靖さん等々、原作企画から製作クルーまで、アニメ『R.O.D』からのスタッフが、がっちりとスクラムを組んでいるようだ。

アニメ『R.O.D』の時もそうだったが、この『かみちゅ!』のスタッフ紹介のクレジットのスタイルがお洒落である。(こういうスタイルのアニメを他作品で見かけたら、舛成孝二さんスタイルの真似だと言っても過言ではないでしょう。・・・いや、実のところ誰のアイデアなのか、よく知らないけれど・・・。監督や演出さんでしょ?、こういうのを考えるのは?。それとも現場でリーダー格のアニメーターさんが、アイデアを出すのかなぁ?。)

ただ、『かみちゅ!』においては、アニメーション・キャラクターデザイン:千葉崇洋さんの異才ぶりがなんと言っても際立つ。
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「今日から私たちは心の友よ♪」でスクラムを組む3人。
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一橋 ゆりえ(ひとつばし ゆりえ)ちゃん【右】が、「わたし神様になっちゃった。」発言をしてから全てが動き出す。この設定、モチーフが甚だ不可思議で当初、視聴者は煙に巻かれたままなのである。
自分が神様であることをある日突然に自覚した女子中学生ってなんだろう?と、モチーフとしても謎だし。
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でも、実家が神社で巫女の妹がいる三枝 祀(さえぐさ まつり)ちゃん【下右】のプロデュースで、もともとのゆりえの友人、四条 光恵(しじょう みつえ)【下左】も巻き込まれて、なんだか話は進行していく。
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このプロジェクトは、「町ぐるみ、町おこし」の話になる。
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もう『日本初の現役女子中学生の神様』は周知される。
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これ、ゆりえちゃんの妄言ではない。彼女が『か~み~ちゅー!』と叫べば、
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その神通力は「ゆりえ台風」を発生させて全国的な大迷惑をかけ、
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ピンクの火星人(女の子)ともコンタクトが出来てしまう。
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強力な神通力を行使したあとは、ゆりえちゃんの髪の毛は「わさっ」と伸びる。
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このアニメに、じつに素晴らしい郷愁と臨場感を与えているのが、美術やロケーションの良さだ。
広島の尾道が舞台となっている。それはもう、美術班の取材力が炸裂しています。
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この情景も、あの風景も、現実にあるロケーションだ。
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日本は、美しい。
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フェリーで瀬戸内海を、学校まで自転車通学している女子中学生の姿が抒情的。
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さて、こちらは異空間にある神様の國。・・・さて、ここで、たまたまのご縁なのだが、
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私のブログを閲覧してくださっているブロガー様に、アニメーターさんがいらして、
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なんと、まぁ『かみちゅ!』の原画スタッフとして参加されていた事を教えてもらった。
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明確なことは言えないが、この辺のシークェンスが、どうも、そのひとつらしい。
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ヒロインの友人の神社に祀られている八橋様が家出(?)したので、出迎えにいく。
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アンニュイな名場面だ(笑)。・・・下は、その八橋様が「おっかけ」をしているスター。
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こちらの派手な女性こそ神様界のアイドル弁天様である。七福神バンドのボーカル。
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それはそうと、神様は万物に宿り、万物が神様である。
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可愛い「悪企み」をする、ゆりえ様。(目つきや口元が「悪企み」(笑)。)
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「新春新人歌手シャンソン・ショー」と噛み噛みでテレビ記事を読む、ゆりえ様。
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ほのかに思いを寄せるクラスメイトの男の子のことを友人に聞く、ゆりえ様。
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ゆりえ様の表情はどれもこれもキョーアクなまでに可愛いが、
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この飼い猫も可愛い。~タマ♀、だが、同時に「貧乏神」♂でもある。
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飼い猫がなんで、貧乏神なのかは本編を見てもらうしかない(笑)。
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皿洗いなど、お片づけも手伝う、猫様である。(おはなしも出来る。)
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さてさて、下の3枚の画像は、テレビ放映版にはなかった名エピソード、第11話の『恋は行方不明』である。
これは、・・・ここで、私は『なんだかヘンなアニメ』という感じで、「でも、なんとなく面白いから見続けている」という『かみちゅ!』に対しての認識をいっきにあらためることになる。
 
私のぼ~っとした眺め方で見ていると、このアニメのシナリオの核心がどこにあるのか、モチーフやプロットの真意は?、と「つかみどころがない」アニメだった。
 
状況やエピソードの楽しさに身をまかせているだけのモニターだった。
 
DVD版で、このエピソードをスタッフが足したのも、テーマを明確にするための意図があったのではないか。
盆暗だった私のような者には、この第11話のエピソードによって、ようやく本シリーズ全体のテーマを明確に悟ったのである。

この回のエピソードは、ちょっと思春期に誰もが似たような悩みを抱えたときに思い当たるような話である。
思春期の逡巡によって、プチ家出をしてしまう、神社の娘(ゆりえの友人、祀(まつり)の妹)「みこ」と、それに付き合う、(ゆりえの弟)章吉( しょうきち)の話だ。

ドラマチックな展開はことさらにないが、少年少女の挙動や、心のひだを探るようなシナリオがなんともラブリー。
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・・・これは、かなり感動する話数だ。
私は、じつは「うるっ」と来てしまいました。
本当に可愛い、せつない話。
おじさんの目線で見るから、なお強烈に感動するのかもしれない。
(自分にも、はるか昔にそんなピュアな時代があったような、なかったような、心の琴線に触れるような淡いものが思い返される・・・。)

姉妹2人、姉、祀(まつり)と妹「みこ」の関係性にまでふわりと優しくシナリオは触れられて、それを見守る父親のまなざし。・・・そして、ゆりえと弟「章吉」やその家族の暖かさも、なんか、もう、とてもいい。

DVD版、第11話のおかげで、続く第12話の「ゆりえ様」が際立つことになった。
 
第12話「ふしぎなぼうけん」は、ゆりえ様が一時的な中学校編入で他校のゲストになる話。
(だから、いつもと制服が違っている。「神無月」だから神様はあまねく出雲の国へ出張しなければならない~中学生の神様なら出雲の中学校に1ヶ月間行かねばならないという理屈(笑)。)信心深いその学校では、「神様」としてVIP待遇で扱われる。

しかし、ゆりえ様、まず「教科書」が前の学校より進んでいることに愕然。
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それはそれとして、お昼に購買部にパンを買いにいくと・・・。
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「ちょっと、なによ!(押さないでよっ)」と振り返った女子生徒及び一同が・・・
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ゆりえ様に気が付き、海を分かつようにように最敬礼。
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ゆりえ様、イヤな予感にたじろぐ。
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購買部のおばちゃんが恭(うやうや)しくお供え物をするようにパンを献上。
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とどめに全員に拝まれる(笑)。
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転校時のこの時、「神様の国」のコンベンション(勉強会)にも招聘されていた。
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あっちもこっちも忙しい。新米神様としての勉強と、新しい学校も中間試験の時期。
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グロッキーなゆりえ様、下界の学校のリアル試験結果は、学年の最下位・・・。
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大変なのに辛いのに「誰にも相談出来なかったし・・・」と、泣くゆりえ。
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神様だからと、腫れ物を触るように扱っていた同級生の心は痛む。
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「神様になったけれど、自分が何の神様かわからない」ゆりえ様。
「でも、ただの女子中学生」であることに悩みや非力さも感じて泣いてしまうゆりえ様。

第11話の妹と弟のプチ家出の話もそうだが、とても素朴で素直なところに作品のテーマはあった。
 
全ての、あらゆる文学作品の普遍的なテーマ。
 
それは、あれだ。 
 
私たち(私)は誰で、どこから来て、どこへ行くのか?。
私はいったい何になるのだろうか?。
何になりたいのか?。
 
思春期や人生の永遠の命題『自分探しの話』なのである。このアニメは。

このアニメ作品では、ひとつの素敵な回答がエンディングになる。
そもそも、ゆりえが最初に「わたし、神様になっちゃった。」発言をした、そのキーワードをそのまま"別の言葉"に置き換えることの出来るオチに行き着く。

それは、ゆりえちゃんが思いを寄せる彼とのこと。

彼(大筆を担いでいる)、二宮 健児(にのみや けんじ)くんも、「ああ、そうか。そうだったんだ。俺、なんで気がつかなかったんだ?。」と、自分の心に芽生えていたものに気がつく。
ゆりえちゃんが手にして差し出しているものは「アレ」ですよ(笑)。
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このエンディングは、もう愛らしくて愛らしくて、楽しくて、・・・泣けます。
  
この作品は、また音楽も素晴らしい。
オープニング・アニメの主題歌は清々しく、エンディング・アニメの歌もノリが良くて素敵だ。
本編中のBGMも全部良い。
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もし、まだ見たことがないないという貴方は、ぜひ、全話を見ることをお薦めする。
 
全話を見通すと、清々しく鮮烈な青春の破壊力に満足すること請け合い。
(見るなら、DVD版全16話ヴァージョンを♪)
とても豊かな気分になれます。
 
アニメ『かみちゅ!』のOP
 

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2008-09-01 03:36 | アニメ

『かみちゅ!』 prelude 2

アニメ『かみちゅ!』、見始めたら、どっぷりでした。
 
レビューのいとまがない(笑)。
最初に一通り見たときより、2~3回目に見直した方がなんだか、いい。
 
今回レビューとして、まとめていません。
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そういや、この夏に限らず、しばらく「かき氷」食べてないなぁ。食べたいなぁ。
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八島様と犬和尚♪。
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一橋ゆりえ様。
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私、このアニメを再度見返してみて、最初に見たときの印象より、「うるっ」とくるシーンが多かったです。
 
最初に見たときは、途中まで「ヘンなアニメだなぁ・・・。」「ヘンな設定だなぁ・・・。」(笑)という印象だったのですが、それがひっくり返ったのは第11話「恋は行方不明」に辿り着いてからようやく「理解」出来たのです。・・・泣けました。
続く第12話も分かり易くて・・・泣けました。
 
いったん理解出来ると、遡って全話が違う輝きを放ちはじめました。
初見の時はそういう感触で見終えたのですが、レビューのために見直していると、最初から琴線に触れる要素ばかりなんです。
 
本当にヘンな作品です。・・・でも、凄くいい。
 
それに、アニメも、こういうスタイルやシナリオになると『文学』だな、と思いました。(堅い意味ではなく、良い意味でね。)
 
レビューは次回にて。
 
アニメ『かみちゅ!』のED
 

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2008-08-31 05:53 | アニメ