人気ブログランキング |

2009年 12月 31日 ( 1 )

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン

アニメ『そらのおとしもの』~第13話/空の女王(オトシモノ)

アニメ『そらのおとしもの』~第13話/空の女王(オトシモノ)のレビューです。
 
前話までの風呂敷の広げ方や、ギャグとシリアスのバランスが「ビミョー?」と思えるような作劇だったりしていたし、そもそも原作のスタンスに首を傾げる部分もあったので、いくばくかの危惧は持っていたのだが・・・。
 
テレビシリーズの今期の最終話としては、まぁ、なんだか呆気にとられるくらい綺麗にまとまってました。

とても後味の良い終わり方だった。
 
なによりであります。
(細部のセリフに突っ込みどころはありましたが・・・。)
 
今まで、この作品に付き合ってこられた人は、この第13話は、ぜひ、しっかりと見ましょう。
 
では、キャプチャー画面の紹介。
 


要撃用エンジェロイドタイプ、γ(ガンマ)・ハーピー二人(ということらしい。)
いかにも性格が悪そうなキャラです。
c0137122_8302986.jpg
↓真ん中はニンフね。ガンマたちにイカロスを誘い出すように甘言を囁かれています。
・・・で、ガンマは、個体の名前がそれぞれあるのかないのか、よく分からないんです。
c0137122_8303882.jpg
シナプス(天上界)のマスターは、どこまでも下卑で下劣なサディストとして描かれています。
c0137122_8304640.jpg
取り巻きも含め、皆さん品位ゼロなので(というよりマイナス面しかないので)、これは、もう、こういう演出なんだなと思うしかないようですね。(悪玉が分かり易いというシンプルさ。)
c0137122_830547.jpg
(二人まとめて)ガンマは、必殺兵器を持っている模様ですが、正面勝負でイカロスに火力勝ちする自信はないようなので、騙し討ちを謀ります。
c0137122_831263.jpg
かたや、イカロスは智樹に『私は(マスターの嫌いな)兵器です』とも打ち明けられず、
c0137122_8311071.jpg
黙ったまま去っていくことを選びます。
c0137122_831181.jpg
そして、いなくなっていたニンフを見つけ、話し合いをするつもりで地上に。
c0137122_8312735.jpg
その刹那、ニンフのステルス・モードによって姿を隠していたガンマたちから砲撃。
c0137122_8313577.jpg
ニンフの目の前で砲撃爆発。天上界に素直に戻れば攻撃はしないという約束だったのに、イカロスを説得するいとまも与えられなかったニンフ。
c0137122_8314432.jpg
絶望と嘆き。
c0137122_8315212.jpg
そしてガンマたちに報復の攻撃。(ニンフのはホントに口撃である。)
c0137122_83205.jpg
倒れていたイカロスの側に歩み寄っていたガンマたちに向けたニンフの攻撃だけど、ちょいと拡散するので、冷静に考えると(既に倒されたとはいえ)イカロスも巻き込みそう。
c0137122_832965.jpg
でも実際には、少しは手傷を負ったようですが、ガンマたちは仕留められず。
c0137122_8321746.jpg
逆にニンフがピンチに。
c0137122_8322643.jpg
足蹴にされて、地べたに押しつけられたまま制裁。
c0137122_8323446.jpg
虹色の光子翼みたいな羽根をむしり取られる。
c0137122_8324280.jpg
そこへ遅ればせながら、何の攻撃力もない「友情団結」だけの智樹や先輩達が登場。
c0137122_8325149.jpg
作戦もなく正面対峙の友樹たち。イカロスは砲撃時に大地ごとえぐり取られたクレーターの中にい。片翼を失っても無事のようで、既にガンマたちと対峙中。
c0137122_833066.jpg
皆にニンフの哀れな姿が目に入る。
c0137122_21462790.jpg
普段着だったイカロスは、戦闘モードに姿をチェンジ。(この際、片翼も復元する。)
c0137122_8331730.jpg
光輪まで頭上に。・・・智樹たちの目の前で変身してしまった戦闘用エンジェロイド・アルファ。
c0137122_8332599.jpg
イカロスの変身を見届けた皆さん。(ニンフは「ダメ」と止めたけど。)
c0137122_8333584.jpg
智樹はイカロスの事を「分かってたさ。」とこともなげに言ってのけた。
~イカロスが兵器でも、イカロスの「心」の在り方を信じていた。
c0137122_8334315.jpg
それどころか、かえって今は、
「おまえが兵器で良かったなって。おかげで友達を助けられる。」
「~頼む、ニンフを助けてくれ!イカロス!行け~~ッッ!。」みたいな流れに。
 
・・・ここら辺、少しセリフに(原作がそうだったにせよ)配慮は欲しかった。
 
『兵器で良かった』というのはイカロスが自虐的に、しかし誇りをもって「私、友達を助けるために今、その能力(ちから)を使えるから。」と言ってのけるのなら逆説的な感動もあるけれど、智樹が発していいセリフではない。・・・せめて、「おまえに特別な力があって、今なら良かったって思う。その力でニンフを助けてくれ。」というくらいのセリフにとどめてくれないと。・・・「兵器」って言ってのけちゃうのは。
 
まぁ、むずかしい所かな。
 
「最終兵器彼女」みたいに後付けで兵器になったわけでもなく。
「兵器としての存在が、まず在りき」でイカロスは生みだされたようだし。
 
レプリカントとか、生体であって兵器の能力も持つ生命というのなら、「生命体」として受け入れやすいのだが、エンジェロイドの定義が曖昧なので、アンドロイド(メカ)なのか、遺伝子レベルでは人間と同じか、近いような『強化生命体』なのかが分からない。
平成ガメラのギャオスみたいに、繁殖することも出来るのならエンジェロイドってのは面白いが、これまでの劇中描写は、なんか錆びたりするみたいだし『未確認生物』というフレーズの割には、ずいぶんとメカっぽい描写が多いんだよね。
 
SF考証的なこだわり派としては、立ち位置をブレさせないほど、読める行間の想像力が狭まってしまう。
もっと、色々な興味も抱きたいので曖昧なのは、曖昧でもいいのだけど・・・今のところエンジェロイドはメカっぽい。

でも、『イヴの時間』『電脳コイル』の中に登場するキャラのように、有機生命体ではなく、明確に機械や電脳が「個性のある存在」として立っている作品もありますね。
・・・そういうのは、そこに「心」や切なさ、アイロニーを感じて、たいそう愛おしく感じてしまう私の嗜好があります。
c0137122_8335196.jpg
ともあれ、
 
イカロス、もう迷いはなく、勇気百万倍パワー。
c0137122_834190.jpg
ガンマたちがたじろいで、回避モードに入った時にはもう遅い。
c0137122_834949.jpg
いったん攻撃に転じたイカロスのパワーは、待ち伏せ程度の策略しかない相手を圧倒していた。
c0137122_8341724.jpg
バトルの展開は(ちょっち、エロチックだし)速い速い。
c0137122_834259.jpg
直接戦闘でも、空中戦でも果敢なもの。
c0137122_8343311.jpg
2対1の戦闘でもガンマたちは押されっ放し。
c0137122_8344122.jpg
そうして、「ウラヌスシステム」というのが発動。
虚空にリンクした、イカロスの両翼が、なんにもなかった空に・・・、
c0137122_2137779.jpg
膨大な物量の攻撃兵器を現出させる。
(後述もしているが、『Fate/stay night』(フェイト/ステイナイト)のギルガメッシュの無数の英雄剣が虚空から姿を現すみたいな感じ。あえて言えば、なんか、それの対宇宙戦規模のスケール。・・・まぁ、こういうのは『天地無用!』で既出の感もあるが、中枢の司令塔がイカロスなので別な趣向きがある。)
c0137122_858542.jpg
ガンマたち敗走に次ぐ、敗走。
c0137122_8591141.jpg
初代マクロス的な無数の爆発フレア。
c0137122_8592446.jpg
一方、地上では「自爆モード」がラスト・カウントダウンに入っているニンフを救おうと、
c0137122_922765.jpg
智樹やそはら、
c0137122_93996.jpg
英四郎や美香子までもが、根拠もない予測判断だけで無謀な救出劇の佳境。
c0137122_932130.jpg
イカロス=ウラヌス・クイーンの本領。
c0137122_944565.jpg
最終兵器アポロン以上の、なんかもっと最終兵器っぽい超絶パワーの発動。
(こうなると、なんぼほど最終兵器があるのかと言いたくなる(笑)。)
c0137122_945727.jpg
ガンマたち絶体絶命。
c0137122_8352346.jpg
一方、地上の「ニンフ救出班」は、英四郎先輩のサバイバル生活の必携アイテム『斧』が、智樹に託される。
c0137122_9104278.jpg
ハイテクの鎖、爆発するとか、不測の事態が起きるかもしれないというのはこの際、なんにも考えていない。ただひたすら、困っている友達を皆で助けようという結束力。
c0137122_836303.jpg
その力が、因果の鎖を断ち切る。
c0137122_8363896.jpg
空では、イカロスの絶大な威力の攻撃炸裂。但し、これは威嚇射撃。(ガンマたちと言えど女性の姿。ここで、彼女たちを蒸発させたりするのは後味が悪い。)
c0137122_836691.jpg
地球の成層圏を突き破り、宇宙空間のどこまでのびたのか分からないようなエネルギーが放射された。
c0137122_8361443.jpg
ニンフは解き放たれた。今、エンジェロイドだって心から笑える。
c0137122_8364924.jpg
すごすごと引き下がるしかないガンマたち。
c0137122_836588.jpg
敵性脅威は去ったことを認識。
c0137122_837783.jpg
イカロスはウラヌスシステムを閉じていく。
c0137122_8372294.jpg
攻撃モードから平常時の穏やかな顔つきに戻ったイカロス。彼女が地上を見ると、
c0137122_837307.jpg
智樹たちがニンフを鎖から解放した歓喜の様子が。
c0137122_8373958.jpg
そうして、エンディング。
最終話です。

 
今回は、第1話の「そらのおとしもの」オリジナル主題歌『そばにいられるだけで』がフィーチャー。
c0137122_8374958.jpg
コメントやキャプチャー画面では触れませんでしたが、今回の背景はクリスマス・イベントの話でした。
いつしか、空からは雪がちらほら舞い始める。
クリスマスの雪を眺めながら智樹たちと、その中心にイカロスの姿。
c0137122_8375860.jpg
智樹たちの笑顔がイカロスを受け止める。
イカロスは、最終話まで「自然な笑顔」を見せることはとうとうありませんでした。
c0137122_838775.jpg
まだ笑顔を見せないイカロス。
その心は、満たされていく予感を力強く感じているのでしょうが、仲間みんなの笑顔を貰いながら、イカロスがその翼を大きく拡げて、みんなを包み込む演出は、まことに綺麗な情景でありました。
c0137122_838167.jpg
タイトルのなかった今回、ラストに『タイトル・ロゴ』が華麗に現れて幕。
c0137122_8382526.jpg
良い最終回です。
 
イカロスは、いずれ必ず自然な笑顔を見せてくれることでしょう。

『完』でございます。 
 
イカロスの戦闘シーンは、本当になかなかのものだった。
 
虚空から武器の現出シーンは、先述もしたが、『Fate/stay night』(フェイト/ステイナイト)のギルガメッシュみたいな迫力があった。CGが威力を発揮するシーンでもあるが、こういうのはお話しの盛り上げ方が巧くて、一層の効果を上げる。
 
とうとう「笑って見せなかったイカロス」の演出が、ここではいい。
 
・・・なんか、第2期がありそうな感触ですね。
(噂のDVD用のプラス1話は、本編の最終回がこうだと、ストーリーの本筋とは関係のない、オマケやお祭りイベント的な内容になるのかな?。・・・まぁ、しかしそれを言うなら「そらおと」のほとんどのエピソードが、毎回、特典話数みたいな内容だったのですが・・・(笑)。)
 
綺麗に終わって良かった♪。良かった♪。
     
スタッフの皆様、ご苦労様。
       
そらのおとしもの 第13話ED
            

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2009-12-31 08:38