2009年 08月 18日 ( 1 )

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星になったアニメーターさん

「星になったアニメーターさん」というサイトは、・・・まだないのではないかしら。
 
ただ、ここ最近現役真っ直中の人気アニメーターさんの訃報が色々とあったような気がする。
 
以前、「星になった声優さん」というサイトに関して、当ブログでも触れたことがある。
(「漫画家、訃報サイト」の類はけっこうあるような気がする。)
 
にもかかわらず、アニメーターさんの、その手のサイトは案外とないような感じですね。(単なる私の認識不足だけかも知れませんが。)
 
理由は色々だろうけれど、弔意を表して(先日、「火垂るの墓」の作画監督、近藤喜文さんの訃報に触れたばかりなので)少し書いてみます。
(でも、・・・意外なほど情報がない。現実は、もっと驚くような事態になっているような予感があるのだけど・・・、ここでは4~5人の才気の人たちについて・・・・。)
 
アニメの御大と言えば、
手塚治虫さん。
吉田竜夫さん。

お二方のご逝去に関しては、皆さんもよくご存知かと思います。
 
絵を描くとか、監督、演出をする立場ではないけれど、プロデューサーや、日本のアニメに深く関わった方々の訃報も悲しいことですが、最近知った鬼籍の人になった「現場の」アニメーターさんたちの「若さ」には驚きます。
(漫画家は、さらに若くしてバタバタ死んでいる人が多いのですけど、今回はそっちには触れません(涙)。・・・こっちも悲惨すぎて、もう(泣)。)
 
まず、以下の記事は、
亡くなったアニメーターさんのお名前。
享年、亡くなった西暦年号、故人の関わった主要作品、それらの中から画像をひとつ、
という並びで紹介します。
 
近藤喜文(こんどうよしふみ)さん
47歳 1998年
「赤毛のアン」、「ガンバの冒険」、「未来少年コナン」、「愛の若草物語」、「名探偵ホームズ」、「火垂るの墓」、「魔女の宅急便」、「おもひでぽろぽろ」、「紅の豚」、「平成狸合戦ぽんぽこ」、「耳をすませば」、「もののけ姫」、他多数、
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画像は『耳をすませば』から

逢坂浩司(おうさか ひろし)さん
44歳 2007年 
「天空のエスカフローネ」、「カウボーイビバップ」、「桜蘭高校ホスト部」、「YAWARA」、「機動戦士Vガンダム」、「シティーハンターシリーズ」、「ラーゼフォン」、他多数、
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画像は『カウボーイビバップ』から

金田伊功(かなだ よしのり)さん
57歳 2009年
「風の谷のナウシカ」、「となりのトトロ」、「魔女の宅急便」、「紅の豚」、「もののけ姫」、「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」、「劇場版 銀河鉄道999」、「1000年女王」、「幻魔大戦」、「バース」、「火の鳥 /鳳凰編」、「青の6号」、他多数、
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画像は『バース』から

わたなべぢゅんいち(渡邊 淳一)さん
44歳 2007年
「戦え!!イクサー1」、「無限のリヴァイアス」、「サクラ大戦TV」、「おねがい☆ツインズ」、「ケロロ軍曹」、「錬金3級 まじかる? ぽか~ん」、「神曲奏界ポリフォニカ」(←※ポリフォニカ~放送前に逝去)、他多数、
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画像は『おねがい☆ツインズ』から

奥山玲子さん
享年?2007年
(夫は「アルプスの少女ハイジ」「ポケットモンスター」などの小田部羊一氏)
「火垂るの墓」、「ペンギンズメモリー幸福物語」、「龍の子太郎」、「母をたずねて三千里」、「長靴をはいた猫」、「哀しみのベラドンナ」、「白蛇伝」、「少年猿飛佐助」、「安寿と厨子王丸」、「アラビアンナイト シンドバッドの冒険」、「わんぱく王子の大蛇退治」、「わんわん忠臣蔵」、「狼少年ケン」、他多数、
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画像は『龍の子太郎』から

鈴木康彦(すずき・やすひこ)さん
66歳 2007年
「みんなのうた」、「ザンボット3」、他多数、
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画像は『ジャングル黒べえ』から
 
そもそもが健康を損ねた病没というケースが多い。心筋梗塞、癌、虚血性心不全、解離性大動脈瘤、脳溢血などといった死因など。
 
本来、音楽家や画家といった芸術家、手先を動かしてアートな仕事をする人は、アスリートなどの体育会系の人よりも、むしろ長生きすると言われてきたのですが、アニメ工房とか漫画を描くというプロの現場は(恵まれた)アーチスト環境ではありません。
 
私がしばらく関わった時代の少女漫画家の現場は、当時「女工哀史」と身内間では呼称されていましたし、少年漫画家やアシスタントの環境ともなれば苛烈なる死屍累々の日々です。
 
忙しくて死ぬし、暇でも死にます。
 
まぁ、成功した人が一部で長者ぶり(比喩が古い!)で話題になりますが、それは氷山の一角。
  
漫画家も(非常に)きついけれど、それ以上にアニメに関わる人たちの現場の悲惨さはなんとかしなければいけません。「劣悪な労働条件」、それがアニメーターの実体です。
 
「好き」なだけで殉じていい稼業などありません。
 
でも、業界では「そういうものかもしれない」という洗脳がマジで横行している感じなんですから。
(「好き」だから殉じていいという思い込みが、実は当人たちにもあったりします。・・・その思いに支えられているようなものです。)

まだしも、名前を残した人はともかく、ニュースとして巷間の話題にもならずに体を壊したり、本当にそのまま倒れて消えていった人、去った人は枚挙にいとま無しだろうと思われます。
 
ファンを自認する人たちですら「大変だなぁ、でも、きっと、そういうもんかもな。」で思考停止しています。
ましてや、そんなことを知る一方で何か気に障ることがあったら、「なんてぇー、ダメな作品を作りやがる!。」と、口撃してしまいます。
(私もアニメ・ファンとしては、そんな言いたい放題の一人です(劇汗)。)
   
だけどそういう口撃は、「そのまんま自分に跳ね返ってくる言葉」だと賢明な人は知っているのですけどもね。
 
「しっかりしろよ!。」
山びこがが返ります。
「おまえもなァァァァァ!。」

 
似たような業種にいる人間には「山びこの威力」の方がこたえたりします。
「がんばれよ」と言えた立場かよ、という事です。
 
(これ、一般の視聴者や読者の皆様も同じ立場なんですよ。)
 
だって皆さんも職場は戦場だろうし、戦闘負傷は日常茶飯事、戦死する可能性だってある毎日でしょ。
 
とはいえ、さしずめ私なんかが死んでも「町内ニュース」にもならないし、だれか奇特な人が知ってくれたとしても「あぁ、死んだのか。」程度で、特に誰からも悲しまれもせず・・・(笑)。
 
(先述のコメント欄の返信にも書いた私の感慨ですが、)
訃報を知って、皆に悲しんでもらえる人、ショックを受けられる方が多い人は、素晴らしい仕事をして、立派に生きた人々だと思います。
 
そんなわけで、今のところ私ごときは死んでも死にきれません。
    
それにしてもアニメ業界とか、若死にが目立ちます。
・・・・・その命や才気を惜しみ、本当にやるせないし、やりきれないです。
 
なぜなら、その手が、そのイメージが紡ぎ出したであろう「次に作られるハズだった作品の価値」を思えば、まだまだお疲れ様と言えるわけがないのです。
もっといっぱい見せて欲しかったからです。
 
          
               
         
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2009-08-18 02:28