アニメ『AIR』~京都アニメーション~
2008年 07月 21日
名作だ。(「AIR」エアーと読む)
この作品には、先述のブログ記事で述べたように、『涼宮ハルヒの憂鬱』を見たことがキッカケで出会った。
『涼宮ハルヒの憂鬱』(2006年)の次に私が見たのは、同じ京都アニメーション製作による、「~ハルヒ」を遡ること1年前の作品、テレビアニメ『AIR』(2005年)だった。(こうしたアニメを私に紹介してくれる知人、アニメマスターのレクチャーも奏功している。・・・感謝。)
私にとってテレビアニメ『AIR』、全14話(本編12話と追加製作のSummer編2話から成る)を見終わった頃、『涼宮ハルヒの憂鬱』との共通項、同じ監督と、ほぼ同じスタッフによる作品、そして京都アニメーションという製作会社の名前は、信じて良い「ブランド」になった。
(さらには、同じ製作スタッフによる、わずかな年数の間に前後して製作公開されたアニメ作品群、『Kanon(カノン)~リメイク』、『CLANNAD~クラナド』なども外さずに見ることになる。)
しかし未だに、アニメ『AIR』の衝撃は、私にとってはいちばん大きい。
(オープニング主題曲と、オープニング・アニメに、まず心を鷲掴みにされました。)
ゲーム原作自体が「泣きゲー」と呼称されたジャンルを確立した、金字塔的な作品だったらしい。
国崎 往人(くにさき ゆきと)は、一連の京アニ男性キャラの中でも特に好きだ。
ゲーム原作からのアニメ化にあたっては、(現状においては)これ以上望めないような「奇蹟」が起こったのだと思う。(ゲーム原作公開当時、ヒットもしたし多くのマニアが支持したが、同時にゲーム終了後のプレーヤーの気持は「鬱(うつ)」状態になったとも聞き及んでいる。)
人の命に限りがあること。「子供の死」、「若い人の死」をうわっすべりな感傷や、戦争アニメ、バイオレンスものなどの大量の死といった描き方ではなく、「家庭・家族というもの」、「日常の生活」の中の人間ドラマとして、しっかりと描いているからだ。
物語の佳境に入ってくると、「絵」ならではの破壊力が炸裂する。
こんな体験や記憶を植え付けられる作品には滅多に出会わない。
アニメでは、明らかなスタッフのメッセージが胸を張って打ち出されて昇華している。
(原作通りに謎は残しているが、その解釈は視聴者に委ねられている。作品の真のテーマを言葉で語ってしまう野暮な監督はいない。それは受取手が試され、考えるべきものだ。)
ちなみに、アニメ『AIR』には「テレビアニメ」版と、東映アニメーション製作による劇場版アニメ『AIR』とが存在する。
同じ原作を母体にしているが、この二つは似て非なるものである。
このテレビアニメ版『AIR』を未見の人があれば、ぜひ一度ご覧になられていい名作だと私は思う。
AIR~エアー~ OP TV Ver.
「とっちらかった寿司の折詰め」の解答であります。
このアニメ『AIR』~京都アニメーション~、第7話からの出典でした。
観鈴の母、晴子の「母親の役目」を果たせていないお気楽さ?(酔って帰宅する様子)に、
by PINKNUT_INC | 2008-07-21 08:18