MMDモデルで遊んでいます♪
2016年 10月 28日
パズルゲームとしても「MMD」は面白い。
ローカルに、自分ん家(ち)の机上のPCで遊ばせてもらうには、「モデルいじり」も許容されているので、「MMDモデル」で遊んでいる。
「MMD」っていうツールが、ホビー・アイテムとして提供されてから、もう何年も経つ。(以前にも触れたが、8~9年は経っている。)
基本、ボランティア・ツールなんでロハだ。
ユーザーやファン、セミプロ(3DCGのプロまで)が、アイデアを出し合って、色々な「MMD用モデルデータ」を公開、配布してくれて裾野が拡がった。
個々人の、そうした「作品」への研鑽や進化もたゆまない。
まぁ、モデルケースやエフェクト類に対しては、受け取り手側の関心と知識の偏りもあるので、あまりに膨大な量のデータがあふれていると、本当に、いちファンとしての私も、全体の数パーセントくらいしか把握していないのじゃないかと思う。
把握しきれない。(集め切れなくてコレクションを諦めているジャンルが多いくらいだ。たとえば「艦これ」系とか・・・orz )
そもそもこの趣味は、知らない人や関心のない人から言わせたら、とてもとてもニッチな分野の趣味ということになる。
どういうジャンルに限らず、ホビーはそういうものかもしれない。
門外漢から見たら、「?」だけの世界なのだが、
「MMD」にしても、『出来上がった動画』の中には、このジャンルに無頓着な人をも唸らせてしまう様な、見事な「作品」が少なからず排出されている。
それでもニッチなんだよなぁ。
だからこそ、そのニッチさが私を惹き寄せて離さないのだけれど(笑)。
さきほども触れたが、MMDモデラーの研鑽は素晴らしい。

こういうのは、旧モデルより新モデルのほうがステージアップしているのだが、途中から注目しだした人は、あえて旧モデルも欲しかったりなんかする。
連載漫画の絵柄が変わっていくようなもので、手馴れてきた分、後年の方が「絵がうまくなった」と受け止める読み手がほとんどだろうが、「いや、少し以前の絵柄の方が好きだな」という受け取り方をする読み手もいる。
こればかりは「嗜好」、「好みの問題」だから受け手の判断は自由だ。
とは言え、進化し続けている、変化していくエネルギーがある現場の力というものが大切なのである。
「どちらも素敵」というのが私の感想。
(あえて言えば、進化しているモデルの方に心の中の拍手は大きい。かけられたエネルギーを思えばなおさら。)
※あと、「MMD」と言うアプリケーション自体に、(更新による)いくつかの新旧ヴァージョンがあるので、モデルもそれに対応している。
その辺の心理を配布モデラー諸氏も理解していて、旧作・新作、並べて配布し続けいるアーチストが多い。
が、旧作モデルの配布を終了してしまわれる方も少なからずいるので、気になるモデルの変遷に関しては目が離せないのである。
さて、
そうした「輝かしいモデル」データで遊ばせてもらうというのは、あれこれある。
いちばん、発信者の元モデラーの期待しているのは、「モデルを使った、PVやドラマなどの"動画作品"をちゃんと作り上げて公開してくれること」なのだろうが、これは相当に難易度は高い。
いちユーザー、ファンとしては、そうした期待に応えられる「作品」をものにしたことはないので、私などは気分的には土下座ものなのだが(泣)。
私なんかの場合は、そういうエネルギーがあるなら新規の「オリジナルイラスト」や「漫画」を書き下ろせよ。と言われてしまうと思いますし(汗)。
まぁ、既存モーションの流し込みをして、音楽かけて、それなりのステージでモデルを踊らせて遊んでいるだけだ。
そんな経緯の中で、チョコチョコと手を出してしまっているのは、ローカルな立場での「モデル改変」である。
配布モデルの「使用規約」には、このような一文が添えられている。
↓
「当データにおける動画・静画等への利用を目的とした改造・改変は問題ありません。」
つまり、個人的にローカルに遊ぶのは"モデルの改変"も許容されているケースが殆ど。
動画サイト(主にニコ動)に、なんらかの「PVもの」や「ドラマ」ものといった作品を、少々のアレンジを加えたモデルを使用して「うp」するのも許容されている。
それでもってこそ、この界隈はニッチなりの元気さがある。
なんらかの「動画作品」を生み出すに至れなくても、私なども、ついついその「改変作業」には手を染めてしまう。
たとえば、フリック様の「鈴仙・優曇華院・イナバ」(左)と「火焔猫燐」(右)。とても人気のモデルで素晴らしい。


ローカルな遊びなら、そういうことをしてダンスさせていても特に叱られないが、
先のモデル添え書きの「readme」に必ず表記されている『駄目!』の2大鉄則が、下のふたつ。
↓
「データの再配布を禁止します。」
「金銭の授受を伴なう使用は、いかなる場合においても禁止します。」
文言にニュアンスの差はあっても絶対の注意事項となる。
キャラクターの権利保持者である「○×△□様」のキャラクター利用ガイドラインを守って使用してください。
ということが明記されていることも肝要。
実に明瞭な線引きだ。
もっとも、
特殊な状況下においてはスポンサーがつくイベント企画もあるし、
また、二次配布、三次配布も、(モデル製作者、権利者に連絡をとって)しかるべき許可を得られれば、認められているケースもある。
元モデルのままの勝手な再配布は「ご法度」なのだが、なにかしらの付加価値、建設的な「改変」を元モデルにプラスαしてアプローチする場合は、その行為自体には寛容なモデラー様が多い。(もちろん、「なにも弄らないでね」というモデラー様もおられるので、readmeのチェックは必須なのだ。)
まぁ、改変作業が盛んに行われるモデルは「それだけ人気が高い」とも言える。
元モデルの完成度に不満のあるハズもなく、そういうのは「次のシチュエーションを喚起させる魅力がある」から、少し「PMXエディタ」とか(「3DCGアプリ方面」とか)弄れる人は「改変」に手を染めちゃうのである。(100%のオリジナルにこだわるより「楽」だからということではなく、リスペクトなんだろうね。元モデルの中枢データ「造型」には"完全に白旗状態の立場"から、そのモデルに「ウェディングドレス」を差し上げたい、とか、「普段着を用意させていただきたい」と言うことになってるのだと思う。)
そんなこんなで、発展、多分岐化したモデルも多い。


そうした一方で「正式な配布もの」ではない、かなりグレーなモデルもネット上には多いのが、痛し痒しだ。
そういうのは、どちらかと言うと(いや、はっきり言って)海外サイト系、海の向こうの外国人ユーザーの手になる非公認モデルの流布が多い。
認可を得る努力もしてくれればいいのに。
なんか、勿体無い。
※「言葉の壁」とかは大きいから、連絡アプローチが難しい事実はある。「readme」を添付、書き添えているケースもあるみたいだから、海外勢がすべて不誠実というわけでもないらしい。なんか鷹揚に眺めているしかないのかな。逸脱しているケースは論外として、思いのほか「愛のある真摯な改変ものが多い」ようにも噂では漏れ聞いている。
日本流の漫画・コミック・アニメがグローバルになっているように、「MMD」にも「ジャパニーズ・ポップ・カルチャー」としてのパワーがあるようだ。
ちなみに、
かなりおおらかな姿勢で、かねてより魅力的なたくさんのMMDモデルを配布提供されているクリエイターに、かこみき様がいらっしゃる。
先日も同氏の公開されたオリジナルAB嬢モデルの8番目「アリア」を紹介したりしたが、そのひとつ前、「7番目AB嬢」がある。
かこみき様オリジナル「AB7」モデル。(名前はまだなかったと思う。開発途中ということだし。)


私なんかは、率直に言うと、ここまでリアリティにこだわった(とんでもなくローポリゴンなMMDというステージ内にもかかわらず)方向の作品は、なんだか「どうしていいか分からなくなってしまう。」というのが本音だ。
(リアルテイストな美少女っぷりは凄い。)
出来る人が、何か「とんでもなくファンタジックな動画、PVもの」(決してエロではなく)を作ってくれたら、目からウロコになるかもしれないが・・・。
私には下の"Tda式ハクさん"のアレンジver.くらいが、妥当なモチーフなのだ。

適度にデフォルメされているキャラがいい。
それと、
水着だからエロではない。
は、私の確信です(笑)。
どこかで見かけたが、パレオも付けたい感じ。
健康的という点では、ビーチバレーとかもそうだし、オリンピックの陸上競技の女性アスリートのいでたちも、かなりモチーフにはなるよね。
そういうモデルを動画として動かすときに、調整に悩みまくるのが、「物理演算」なわけだ。
人体は、髪の毛をはじめ、行動すれば、あちこち揺れるからね。
これ、一切の物理演算なしに動かしてみると、いくらデフォルメされているとはいえ、ただ「立体看板」を棒立ちで動かしているだけみたいになって、とんでもなく不自然なのだ。
1から始めるクリエイティブな作業もあるが、既存モデルから何か我流のアレンジを加えると、"パズル要素"が俄然に増える。
なぜって、以前にも書いたが、完成されているモデルに、何か「お着替え」とかのアレンジを加えると、下手すれば「破綻」ばかりするからである。
何かの工夫ごとにチャレンジするときは「創造性皆無」ということはない。
なにかしら、唸らなければ成功にたどり着けないのが、クリエイター(と言ってしまっては大げさだが)の道の1歩ではある。
もちろん、
絵描きで言えば、1本の線を引くこと、最初の絵筆をひと塗りするところから全ては始まる。
私もかつてやりかけたが、MMDにおいても、何か1から作り起こす作業は「ひそかな野望」として持ち続けてはいる(笑)。
漫画を描くのも、最初は好きな漫画家先生やイラストレーターの模倣からスタートしている。
描き続けていると、自分の「線」とか「アク」みたいなものが滲み出て来るのだ。
ただ、MMDの場合は参考図書も足りないかな。
コミックのトレースとは違って、デジタルごとは、「既成の動画作品」を見て、その出来栄えに感動しているだけでは、作り方は分からないし、真似のしようもない所はある。
MMDの関連書籍とか、私から言わせていただければ、まだまだ難解なものが多くて、個人がサイトにうpしている「解説動画」の方が理解しやすいことが多い。
まぁ、逆に言えば、ネットに回答が転がっているから書籍にまとめてもらえないと言うことになるのかもしれないが。
ネットで検索するのは、(ただの探し方の不味さかもだけど)骨が折れるのよ。
書籍派なので、何か「経典」「教本」と言うよりは、「虎の巻」っぽい、何かがないか?、と虫のいいことを(本で欲しいとは)ずっと考えている。
(すでに片手に数える以上のMMD関連書籍も持ってはいるのだけど、わかんないことの方が多いのだもの。)
by PINKNUT_INC
| 2016-10-28 18:01
| MMD