スイカ割り♪
2016年 07月 21日
数日前だったか、よく行く近所の商店街で面白いものを見た。
「路上のスイカ割り」である。
時間的には、もう各店舗も商店街は閉店時間になったところで、アーケード商店街の通りそのものはほとんどシャッターが降りている。
でも、ちらほら通行人はいる。
夏祭り時で、"金魚すくい"をした釣果(?)のビニール袋を下げながら、親子の帰り道であったり、まだ人通りがピタリとなくなるほどの時間帯でもない。
お持ち帰り「金魚すくい」(画像はイメージ)

私自身は、地元の古い商店街とは別に、深夜10時まで開店しているショッピングモールが、その商店街を通り抜けた先にあるので、そこに夜8時半頃に立ち寄っての帰りだった。
イタリアンレストランだかの従業員、店員の一団とおぼしき若者15人くらいが、その自分たちの店の前のアーケード通路(タイル貼りの通り)に、大きなビニールシートを敷いて、仕事後の店員一同参加の"夏祭りレクリェーション"をやっていた。
それがアーケード通りでの「スイカ割り」である。
ちらほらといる通行人に気を遣いながら(通行人がいればそちら優先で交通整理をしてた)、あとはなじみの「スイカ割り情景」である。
通り抜けかけた通行人も、立ち止まって観客になっていた。
木刀のようなものを持った20代の"目隠し"男性が、仲間の指示に誘導されつつ棒を振り下ろしていたが、「カーン」、「スカーン」と夜の商店街に響く"通路を叩く空振り"ばかりしていた。
※夜、閉店後のアーケードは驚くほど「音」が響く(笑)。
あんまり不細工な空振りが続くのだが、別に選手交代する様子もなく、同じ青年が「割り役」をし続けていた。
(お手並みの)不細工は不細工なりに場は笑いで盛り上がっていた。
しかし私は、あんまりじれったいので、結果が出るまで眺めているわけにもいかずにその場を立ち去りかけた4~5秒後に背後で大きな歓声があがっていた。
ヒットしたんだろう。
夏の風物詩だが、太陽の下の海岸、砂浜とか、イベント会場ではなく、夜の商店街通りで「スイカ割り」見たのは初めてだった。
ようやるわ。
スイカってのはこうやって涼やかな感じに切って食べるのが、本来はよろしい。(画像はイメージです。)



それでも、私も、この時は笑いながら現場を通り過ぎた。
なんか、ホッコリした気分にはなった。
夏祭り。
夜店。
夏ならではのイベント。
皆が楽しんでやることは趣向もあっていい。
世の中、イヤなニュースもふんだんにあるが、庶民は日々の暮らしの中で、隙あらば「なんらかの愉しみ事」も見つけてはやっているものだ。
夏と言えば、昔からお馴染みのこの「旗」を掲げるお店とか、

さらにそのあとの帰りのバス停では、バス待ちの乗客同士でケンカがあった。
中年女性と、それよりは年上の中年男性との罵り合いである。
バスはもう来ていて、その乗り込みの時にでも割り込みだかなんだか揉め事があったらしい。
件(くだん)のバスは運転手が仲裁に入っていたので発車できないでいる。
困ったもんだ。
なんにしても、こういう時の「関西弁」のわめき声は嫌い。
夏である。
暑すぎるのがよろしくない。
みんな、イライラせずに穏やかに過ごしましょう。
ホッコリしたものを見たあとに、ゲンナリするものも見せられた、ヘンな夏の一夜でした。
by PINKNUT_INC
| 2016-07-21 17:01
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