人気ブログランキング | 話題のタグを見る

3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」


ご無沙汰しています(笑)。
 
3月は、ブログ更新1日だけでしたねぇ、そう言えば。
その間にすっかり「冬」は去り、もう桜の季節も(雨模様や風のせいで)良い時期がほんの少しだけでした。
 
これからは、いい陽気になっていくばかりですね。
(でも、寒い季節の感覚が抜け切らずに、外出時の服装が難しいのなんの・・・。)
 
なんか、もう「4月」~春なんだという気分もいまひとつな感じで。
 
さて、
 
創刊時のセンセーショナルな熱気で、拙ブログでも話題の続いた、デアゴスティーニ「週刊ミレニアムファルコン」や「サンダーバード2号&救出メカ」に関しても、なにやら熱気がおさまり、創刊~数号の間に飛びついた人たちも、ちらほら早々の脱落者が出る時期です(笑)。
(※定期購読した人たちはガチなんでしょうが、それでもホントの完走率ってどのくらいなんでしょうね?。)
 
ミレニアムファルコンは大好きだから、またきっと話題にすることあるかもしれませんが、
3月に、ブログがほとんど更新する機会もなかった私の理由は、じつはとある「ソフトウェア」にどっぷり浸かっていたからでした。
 
それは「Metasequoia(メタセコイア)」です。
 
「分からない~、分からない~(汗)。」と唸りながら時間が無為に過ぎるのが早いこと。
 
この"3Dモデリングソフトウェア"は、そちら方面に興味のある人には、割と広く認知されているソフトであり、まぁ、いわばもっと本格的な"3Dモデリングソフト"(プロユース)に比べれば破格値のツールです。
 
私は現状、まだ学習の入り口にも立っているかいないかくらいで、何の成果も上がってないので、あまり具体的なことはここでは明記しませんけどね。
まぁ、「メタセコ」に挑戦している理由の大半は、 『MikuMikuDance』(みくみくだんす)で動かすモデルを『あわよくば、自作したい』とか、もしくは『既存モデルのカスタマイズ』や『オプションを(自分なりの好みで)追加したい』、くらいの望みがあって取り組んでいるわけなのです。
 
つまり、「水着Ver.」や「私服Ver.」の無い既存モデルに、着せ替えをさせたい、というような、とてもシンプルで単純な動機。
 
これ、数年前にも最初にチャレンジしかけて、結局「さっぱり分からん!」と投げ出した経緯があります。

当時、直方体を基点にした一からの自作も試みたり、既出モデルをベースに「改造」もそこそこやりかけたけど・・・。
「UV展開図」辺りで挫折してましたね。

なんというか「3Dモデル」というものの難易度の高いこと・・・。
 
と言うのも、「メタセコ」、「MMD」関連の指南図書はけっこうそれなりには発刊もされているんですが、"猿でも分かる"というスタンスの「やさしい参考書」がないのです。
初心者が犯しやすい「失敗」をフォローするような解説書が無い。
 
そういうのは、ネットで散見される一般投稿者の「製作記事」を参考にするほうが、まだ解決の糸口がある感じです。
 
もっとも、『MMDモデル』のカスタマイズくらいは、『PMD(もしくはPMX)エディタ』というツールがあって、キャラクターの着せ替え程度なら、それなりにお手軽に出来ます。(「PMDエディタ」も奥の深いツールなので、不馴れな者には敷居の高いソフトなのですが。)
ただ、モデル自体の3D構造をいじらないと構成し直せないような規模のアレンジとか、クォリティの問題になってくると、「メタセコイア」の出番になります。
 
「メタセコイア」は、3Dモデリングソフトウェア。
 
ハリウッド映画の3Dモデルは次元が違いすぎて理解の外なのですが、ああいう映画の凄さは、「MMDモデル」をいじったり調整していると、「とんでもないことをやってやがる」ということか逆に理解できます。
 
でも、「MMDモデル」の世界も、そのデザインやキャラクターの作りこみは、マニアのみなさんの「愛」と「情熱」により、日進月歩の進化ぶりです。
(3Dモデルアートのプロやセミプロもおおいに関わっているようだし。)
 
それこそ、ノートパソコンでも動かせる程度の"情報量"の範囲で、とても魅力的なキャラクターがどんどん作られています。
(ここがミソ。データが重過ぎて、家庭用PCで動かせないようなレベルの作りこみをしても困るわけです。) 
 

それでも、ミクやルカのヘアスタイルやコスチュームをアレンジした、↓ のようなモデル。
3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」_c0137122_21441790.jpg
静止画で見ても、「イラスト的に通用するレベル」のクォリティがありますよね。
3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」_c0137122_06102227.jpg
まんまイラスト・クォリティ的という意味では、Tda式ミクはその最右翼かなぁ。↑

 
無償でフリーソフトとして提供されている「MMD」本体に習って、ユーザーの作った「MMDモデル」たちも、基本だれでもDL出来る形で公開されています。
(モデルによっては制限があったり、DL pass が極めて難解なものもあります。)
ボーカロイド・初音ミクから始まった「3Dモデル」群は、いまやミクだけでも何百体のヴァリエーションが出ているのか把握しきれないほどです。
 
二次創作の許容がおおらかな「東方Project」関連のキャラクターや、著作権もとで「黙認されている」感じでMMDモデル化されているキャラクターがたくさん。
公認のものもあるし、イエローカードっぽいものまで混在しています。
  
基本は公式、公認されたものでない限り、ファンユースの範疇内で楽しむものであります。
たまに商業的なコラボをしているケースは煩雑な契約書をパブリックにクリアしているハズ。
でも、そうした表舞台のものを支えているのが、ファンユースなコンテンツが存在しているからこそであり、この辺は"持ちつ持たれつ"であり、「ファンユースなものを生かして、活力を得てこそ」皆がしあわせになれるのです。

とても愛らしい、ままま式あぴミク。

3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」_c0137122_21442541.jpg
この、モデリング・センスや表現力は、日本のコミックやアニメの二次元キャラクター、そのデザインセンスと同種の方向での、まんまの3D化であって、とてもキュートだ。

こうしたキャラクターの「表情モーフ」とかも、国産アニメや漫画の流儀が生かされていて、じつになじみやすい豊潤なものとなっている。
 
その豊潤さのひとつの指標は、真逆な指摘かもしれないが、「国産アニメ的、漫画的」な描写ゆえに『余白がある表現・表情』となっているからかえって"豊か"に感
じるのだ。
 
それは、どういうことかと言うと。
人は、私たちには"行間を読み取る能力"というものがある。
 
たとえば、小説などの活字媒体で「すごい美女」、あるいは「驚くほど透明感のある美青年」とキャラクターの描写をすれば、その言葉のままのキャラクターが、読者の頭の中で(想像力によって)、ふさわしい人物像が再現されることになる。
想像力で補完される"キャラクター像"は読者が、その感性で、作品に参加することにもなる。
皆のそれぞれのイメージの中に(読み手の感受性や嗜好による数だけ)そのドラマの場面に合った「美女」と「美青年」が構築されるのだ。
 
が、イラストや漫画で、挿絵的にその「美女ぶり」、「美青年ぶり」を表現すると、ここに絵師のフィルターがかかることになる。
読者のイメージをフォローすることもあるが、乖離してしまうこともある。
 
それでも、だ。
 
「イラスト的な絵」や「アニメ」、「漫画」の表現には"まだ行間を読ませる余地"が内在しているのである。
少なくとも、リアルの映像や舞台で「現実の俳優、女優、タレント」がコスプレしてキャラクターを演じようとするよりも、はるかに"自由度や余白"が残っていると言える。
写実的に凝り固まったものであるよりも、より記号的な「絵やイラストやアニメ的な方向」のものほど、読者、視聴者に、「作品世界に参加させる想像力」を喚起するだけの"余白力"を持っているのだと言える。
 
「かわいい」や「カッコイイ」の水先案内人になれる「絵師」は見事だが、彼らの仕事は、読者、視聴者の手を引く役目を果たしているに過ぎない。
結局は読者や視聴者が「情報」を受け取って、作品世界をその心の中に再構築することが肝心なのである。
 
私たちが「映像作品」や「物語」が好きなのは、結局は自分たちもその作品世界に参加しているから、楽しくなれるのである。
 
「想像力」や「感性」のない人にはクリエイターの仕事(誘い)はなんの意味もなさない。
でも、「想像力」「感性」がゼロの人っていうのは、まぁ、いない。
"想像力のとても乏しい人"、"感受性の豊かな人"、"独特のフィルターのかかっている人"、"歪曲したレンズの持ち主になってしまっている人"とかとか、それは百人百態であります。
皆が同じ方向をきっちり向いているわけではないから。
 
色々な感想が生まれるわけである。
 

「メタセコ」で"ままま式あぴミク"のモデル構造を(頂点、辺、面で)読み込むと作りこみにいっそう感心する。

3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」_c0137122_21443289.jpg
 
今、私は「お気に入りモデル」の解析や、トレースをしながら「3Dモデル」を学習している最中なのだが、自分なりにカスタマイズしたものには、またその分の「頂点~面、辺」を"関連するボーンにウエイトを塗る"作業をしなければならない。(そうしないと、カスタマイズした部分だけ置き去りにされて「MMD」で"まともに"動いてくれないのだ。)しかし、この「ウエイトを塗る作業」というのが、ほとほと涙目になるくらい難儀なのである。はっきり言って閉口している。(ツール用語が増えて恐縮だが、あえて解説はスルーで。説明しているとただでさえ読みにくい記事に拍車をかけるだけだから。)
 
完成しているMMDモデラー様たちの作った既存のモデルデータって、よくあれだけ「破綻無く、上手く動かせるように調整しているなぁ。」と自分でもやってみたからこそ舌を巻いている。自分がやると「不自然な動きをするモデルになってしまって」どうにも上手く調整しきれないのだ。
今回のことに限らず、何か「学習ごと」をやっているときは、隣にベテランの先人がいて、聞けばなんでも教えてくれる環境が欲しい、とつくづく思ってしまう。

ネット検索の独学では、頭をかかえこんだまま無為に何時間も過ぎるなんてことは、この手の学習ごとではつきものだ。
成果が得られれば、どんなに時間がかかっても「良し」なのだが、「結局ふりだしのまま成果なし」なんてことも多い。
 
でもしかし、数年前に挫折した時よりも、少し今回は楽しくなっている。
 
あれこれやっても、「メタセコ」に関しては、また後日に拙ブログで報告出来るような成果は得られないままになっちゃうかもしれないが、PMD(PMX)エディタをちょっぴり覚えただけでも「良し」としている。
 
で、先ほどの「余白を読ませる記号的表現の利点」に話を戻すと。
 
「ダンスモーション」流し込みで「MMD」でモデルデータを躍らせると、アニメ的・コミック的デザインの「MMDモデル」はじつにハマるのだが、「MMDモデル」にもかなり「写実的な描写のモデル」もあるにはあって、こちらが同じダンスを躍らせても、まさに「アンドロイドやマネキン」が動いているような感じで、ぶっちゃけると写実的なものは行間を読ませるユトリがない感じで「不気味」なのだ。
リアルなモデルは、生身の人間の表情に似せるほど、挙動や息づかい、瞬きや、眉や口元の動きまでも、ちゃんと細やかに表現しつくしてやらないと、"動きも表情"も死んでいるというか、不自然さしか印象に残らない。
アニメチックなキャラが、視聴者に表現力的な行間の補完を任せて、生き生きと動いているように見せてくれるのと明らかに違うのである。
"限りなくリアルで写実的な3Dモデル"を、究極まで自然に動かすプログラム調整をしていると・・・、「だったら、実写でいいじゃん!」となってしまう。それに、そこにはもう視聴者が想像的参加をする余地はない。
 
何万語の活字より、一枚の「絵」や、一ページ分の「漫画」の表現力が勝ることもあるが、「漫画や絵」より「活字」の描写力や文章の表現力がはるかに優位なことがある。
それは読み手の想像力を喚起するような描写が、文章なればこそ出来ることがあるからだ。
 
どんなに「映像」が凄い領域に到達しても、文章・書物が廃(すた)れることもない。
それと同様に、実写の映画や映像の圧倒的なパワーやトリックも凄いには凄いが、「漫画絵」や「記号的な表現力」が"想像力の喚起のキー"として機能して"すばらしい"こともままある。
 
「デフォルメ」(仏: déformer、動詞)する。
ということは、とても"魅力的"なことであり、クリエイティブなことなのだ。
 
「MMD(みくみくだんす)」の世界は、個人で「アニメ的ストーリー」を作れたり、「PV(promotion video)」が作れるというのも素敵なのだが、記号的な表現の中に"写実的なものが垣間見えたり"、"説得力のある描写"があったりするので、侮れないのである。(侮れないどころか、「お見事」であったりする。)

 
今般は私も「メタセコ」の「UV展開図」で、後のテクスチャ貼りのための準備として、分離したモデル展開図の「縫合」などもおぼえた。 
3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」_c0137122_21445132.jpg
「材質の置き換え」は全選択で、一括で変更も出来るが、何がネックになってるのかよく分からないで、1枚ずつ三角ワイヤーで材質を張り替えたりする地道なこともやっている。すると、いつミスしたのか分からなかったような重複張りや不要な面の消し残しに気づいたりすることもある。
3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」_c0137122_21450066.jpg
ホント、ぬるぬるとスムーズに動いている既存モデル~名人モデラーの作った「MMDモデル」には敬意の念を抱くばかりである。
 
「メタセコイア」の作業は、マウスの左クリックと右クリックの際限なき繰り返しなので、普段、CGイラスト描きや、単純にパソコン操作でもペンタブ作業に慣れている私には"腱鞘炎"の引き金になりかねない辛さがある。
マウスの操作は、マジ嫌いだわ~(汗)。
 
「メタセコ」の単純作業の繰り返しで眼精疲労や、マウス操作に閉口して来たら、休憩する。
 
お気に入りの「MMDモデル」に、好きなダンスモーションを流し込んで、「MMD」で曲をかけて躍らせて眺める。
 
自分でカスタマイズしたモデルがこんな風に踊ってくれたら楽しいだろうなぁ~、とか思いながらね。
3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」_c0137122_21451170.jpg
"合法ロリ"重音テトさん31歳(笑)。みごとな「ちっぱいキャラ」である。
3Dモデリングソフトウェア「Metasequoia(メタセコイア)」_c0137122_21451957.jpg
このテト・モデルはことに愛らしい♪。
 
 
うん。
 
エフェクトなんかで、肌の質感シェーダーなんかもお手軽なものが配布されているので、これがね、やっていると面白いのよ。
シェーダーのかけ方でもっとリアルな陰影の質感にも出来るので、感覚的には"歌って踊れる美少女フィギュア"を愛でている感じかな。
 
となると、MMDの3Dモデル作りは、PC上での、「造型師」作業の感覚にもなるかな。
しかも固定ポーズじゃなく、figmaの可動モデルさえも凌駕して、パソコンの演算能力で『歌って踊ってくれる』と言うね。
"根気やシナリオセンス"があるなら、ドラマと言うか、ストーリーもののアニメだって作れます。
 
(ま、私はそれをするなら、「漫画で描く方が早いし」と思って、やろうとは思いませんが。「絵や漫画は描けないけど、物語やショートコントを作る発想力はある」という人が、自分のイメージを作品化したいときに、小説を書くのではなく、映像化する方に強いベクトルが働けば、このMMDモデルとツールは「良い道具」になりますね。「紙芝居」仕立てならアニメより敷居は下がるし。・・・ああ、それでも「まんまのMMDモデル」を使うと、借り物なのだから、二次、三次創作にはなっちゃうね。「パロディ」である前提で構わなければ、ツールとして重宝するかもです。私自身はニコニコ動画の「MMDドラマ」ってけっこう楽しんでいます。唸らせられる作品もあります。)
 
数年前に「PMD〔PMX〕エディタ」や「メタセコイア」を投げ出した時より、「薄皮程度の差でしかない」にせよ、私も少し今、あの時よりソフトの扱い方が分かりだしてきている。
すると、「もう少し。あともう少しなんとかなるのでは。」という期待と欲が出てきて、「3月はどっぷりの一ヶ月間」だったのです。
 
ちなみに、
 
私は今、旧ヴァージョンの「メタセコ」を使っていますが、OSが「win10」になれば動作保証がなく、最新版の4.0~4.5は動作保証されているので、「メタセコもアップグレードするしかないのかなぁ。」という時期です。
 
こればっかりはね。
 
アトビのCGソフト「フォトショップ」でさえ、私は「インターフェイス的に慣れているがゆえに旧Ver.の方が使いやすくて、いまだにCS〔クリエイティブ・スイーツ〕版も持っているのに、つい旧Ver.を使い続けている。」という奴ですから、ホント、OSの世代交代ってのはいくらセキュリティが上がろうとも、それで使えなくなるツールが増えて置き去りにされていくデメリットの方が痛手なんですよ。
 
マイクロソフトさん、かんべんしてください。
(オンラインで取引している某Webツールでさえ、「動作保証がまだ未確認だから、win10のアップグレードはしないでください。(した場合の保証は出来ない)」と広報しているところさえあるのに・・・。マイクロソフトの責任か、ドライバー対応が立ち遅れている企業サイドが悪いのか・・・)単純にユーザーいじめですよ。
 
無償アップグレードが今年の7月までだから・・・。まもなくなんだよなぁ。
 
「7」や「8.1」からアップグレードした人、前より快適ですか?。
 
旧Ver.のソフトが使えなくなるとか、本当にご勘弁願います。 
「旧フォトショップ」や「MMD」や「メタセコ」、そして「メール・ツール」関連が使えなくなったら冗談や洒落では済まないからねぇ。
  
 
  

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2016-04-10 05:23 | パソコン

<< ★ホームページのアドレス移転、... HOTTOYS 1/6スケール... >>