海外版「Build the Millennium Falcon」のその後♪
2016年 02月 04日
さて、
つまりは、居直って、またデアゴスティーニ・ネタなのである(笑)。
しかも、またまた「週刊ミレニアムファルコン」に関して。
海外版の「製作動画」見てるとワクワクでね。
もともとミレニアムファルコン大好きだから♪。
こちら国内的には今のタイミング、「週刊 サンダーバード2号&救援メカ」の方にハマっている人も多いかもしれない。
(両方のタイトルを同時に「定期購読しちゃった」なんて人は・・・、いるかもね。2タイトル、毎月16.000円ほどの出費は、ちょっとした家電品を買ったローンよりもきついかもですよ。)
私は平和な"ただの製作動画ウォッチャー"でありますが。
まぁ、視点を変えれば、この一連の記事は、「マスターレプリカ級モデルの再現」として見ていいわけで、それはとりもなおさず国産模型の「1/72 ミレニアムファルコン」や「1/144 ミレニアムファルコン」の製作教材にも(広い視野では)なるかもしれないのだ。
これほど大スケールでなくても、もう少しダウンスケールした「ミレニアムファルコン模型」を作る際の、何かしらの参考になるところはあるかも。
(私は1/144や、1/72スケールものでも、光ファイバー、LED電飾工作というものにアプローチしてみていいんではないかという刺激は受けた。現に1/144スケールでも、かなりな電飾をやっちゃってる人も多いしね。)
これは、「1/144 ミレニアムファルコン」の電飾例。
それに、心象的には既に「週刊ミレニアムファルコン」の製作工程に"参加している"ような気分にはなっている。
あらためて、「観察者」としてことわっておきたいのは、デアゴスティーニ・ジャパンさんが、今回のシリーズ販売でキャッチコピーにしている。『毎号の"塗装済みパーツ"を組み上げるだけで、あの映画撮影用まんまのプロップが手に入る』というような宣伝は、少し誇張がある。
「塗装済みパーツ」というのは、そう言っても差し支えのない「号」もあれば、「塗装しているとは言えない、単なる素材キット」である「号」も多々あるという点だ。
(「製作動画」を見る限りにおいては、外装パーツは「塗装済み」ではなくて、基本、「成型色」があのクリームシチュー色なんだよな。ニッパーで切ったり、ヤスリがけしている様子を見ても、下地から別の色が出てくるわけでもなく、これは内装の船倉や通路パイプのグレーも「成型色」だということでは同じだ。供給パーツ時点でちらほらとシャドーを吹いているような箇所も外装パネルには見受けるが、ほぼ彩色はないことが多い。まれに黒や銀といった簡単な単色の塗り分けがあるくらいのパーツはある。各パーツの「成型色」を「塗装」だというのなら、ガンプラの「多色成型」も然りで、これは「塗装」といっていいのかどうだか・・・。)
では、それは(「すべて塗装済み」は)「誇大広告だった」とクレームつけるべきかと言えば、私なんかは「いや、許容範囲でしょう。」と流せます。
そこは現にぬかりなく、広報記事を読んでいると、こんな記載がある。
質問:パーツを組み立てていくだけで、本物に近いモデルを作れてしまうのでしょうか?
企画マネージャー:はい、全部のパーツが塗装済みなので、塗装技法を知らなくても本物に近いモデルを完成させることができますし、さらにご自分でウェザリング(汚しの塗装)をされたい方には、マガジンの中でその技法も紹介していきます。
そりゃあ「量産モデルのパーツにも、全てウェザリング塗装まで施してある」としたら驚嘆すべきことなんだが、「そこまでは、もともとしていない。」旨の広報があったわけだ(笑)。
キットの工作手順にもユーザーが部品接着をしなければいけない仕様が少なくない所を見ていると、そんな箇所の塗装やウェザリングなんて組み立て前には"不可能"だし、工作のネックになるくらいだ。
そこは「ユーザーに委ねる」でいいと思う。塗装の参考資料さえちゃんと指定図をフォローしてくれればね。
それでも、尚、この「実機設定の1/43スケール、撮影用模型の1/1スケールの公式レプリカ」としての『魅力』は揺らがないからだ。
"マスターレプリカ社の完成品 Millennium Falcon" ここまでウェザリング塗装してあるのは
30万円以上もした"マスターレプリカ社の完成品"限定販売・既に絶版になっているアイテム(今では発売当時よりプレミア価格になっていることは必定だ)を、「素材」としてでもいいから再現したキットが手に入るというのは、「マニアにとって幸せ」なこと以外のなにものでもない。
その幸甚な企画に対して、少しばかりの「オーバー目なキャッチコピーくらい」笑顔で許容できるってものだ。
誤解を招きそうなキャッチコピーでもあるが、結果的にそのフォローも広報ではしている。つまり「嘘」はついていない(笑)。
これまでの過去の分冊キットだって、ユーザーによる塗装があれば望ましいのは「仕様」に近かった。
しかし「マスターレプリカ社 ミレニアムファルコン完成品」が、本体重量、約15㎏ぐらいと聞いている。(現物を所有している人からの証言である。)
その「MR社ミレニアムファルコン」は本体レジン製で内部には金属骨格の補強もあるそうだ。
台座込みだと30kg以上にもなるそうだ。(梱包状態では45kgにはなる、という記述もどこかにあった。)
今回の「週刊ミレニアムファルコン(デアゴスティーニ版)」の完成時の予定重量は、約7.5㎏になると言う。
それはそれでけっこう重いが、「MR社ミレニアムファルコン」よりはかなり軽量だ。
これは分冊キットゆえに、内部に「メタルパーツ製の骨格」をかなり厳重に仕込んでいながらも、中は「中空の空間」が多くて。照明ギミックや「船倉内部&通路」が色々と追加されている。「お楽しみな仕掛け」が多い。外装がABS樹脂だから、それを利用して「出来ることを色々とやっている」わけだ。
サードパーティからのフォローも、きっと今後はあるだろうが、このABS樹脂製で、内部に仕掛けを盛り込める隙があるということは、これはユーザーによっては、メーカーが提供する以上のギミックの追加もしやすいハズだ。
デアゴスティーニ提供の、オリジナルのキット状態よりも電飾などで、凝った仕込みも出来るかもしれない。
こういう、"メタルフレームの骨格"が分冊で配布されるんだよね。
これは「公式スタジオモデル・レプリカ」としての新企画品なのだ。
その企画の完走・完遂を応援してこそ、「ファン」というものだろう。
「全国発売」になった限りは、このシリーズの完結までの刊行は安心できるが、地域の「先行発売」企画なんかだと、「スタートレック・エンタープライズD型をつくろう」みたいな、一部地方だけの販売成績によって"全国販売が中止"、"先行発売"分までも中断されてしまったという、とんでもない「仕打ち」が現にあるのだから。
(これじゃ某少年誌や漫画誌に多い、アンケート人気で「連載中止」に追い込まれるシステムとおんなじだ(笑)。経営として正しいようで、エンターテイメントを提供する理念としては、甚だ「うすら寒さ」も感じてしまって残念だ。売れることが正義な風潮だから、致し方ないのかもしれないが(涙)。ヒットと両立すべきなんだが、エンタメは「送り手理念として"クォリティに自信があるもの"」、そして収支的にはギリギリでも一定の支持層を獲得し得る限りは、送り届ける責任も果たしたい、くらいの理想論もちょっぴりは欲しい。)
だからこその、こういう「エール記事」なんである。
(いや、だったら「あんたも"他人の観察記事"ではなく、自分も購読して、自身の実践的な製作記事を挙げるべきだろう。ここまで推すなら。売り上げに貢献しろよ。」という言葉も聴こえて来そうだが、それはそれとして受けとめておきましょう(笑)。)
具体的にこの「刊行物」を購読するか、しないかは関係なく、
「スターウォーズ」「ミレニアムファルコン」「キット工作」に興味が惹かれる人なら、
お付き合いいただいても悪くはない"記事"かもしれない。
とのスタンスです。
「購読している人」は、おおいに楽しんでください。
「なるほど、なるほど。」とか、
「いやちがう。俺なら、そこはもっとこうする。」とかね。
されど、"約2年間"、全100号完結(予定)というのは長い・・・。
「継続の力」ある人のみ、喜びにもたどり着けるというものだろう。(どのみち10号くらいから定期購読しか道がなくなるのだろうから、勝手に送ってくるだけなんだけどね。まぁ、事故にも遭わず大病もせず、達者で生きなければならんな(笑)。)
それと、「お値段が・・・、(総額を考えると)やはりお高い・・・。」というのは、こればっかりは致し方ない。
娯楽提供は、サービス業ではあるが、営利目的が純粋な目的のひとつだ。
対価を「是」とするか「否」とするかは、結局、人気やユーザーの価値観次第だ。
とても「ダメ」って人もいて当たり前だし、「待ってました!、付き合うぜ!」って層もきっとあるのだから、経済は成り立っている。
毎月8.000円程度の美少女フィギュアを買い続けて、それがいつの間にか24体コレクションケースに集まっているのと、こっちとどっちがいいか?、ですな。
(「美少女フィギュア系なら、それだけで毎月2~3万円使ってるわ♪」なんて人も世の中には多い。そもそも、近頃のフィギュア、「造形いいな、凝ってるな」ってのは普通に1体、1万数千円してるが。)
人によっては比較対象が違うか。
生活費の向上分や、タバコ代、飲み代ってこともあるかもだし。
世知辛い世の中、光熱費も高騰してるしな。
単純に貯蓄するなら、いつの間にか(本来の貯蓄とは別途に)2年で20万円近く現金が貯まるのなら、それは悪くはないかも。
「こんなでかいもの置いておけるかぁ。」てのも深刻な問題だ(笑)。
「小さな子供がいるから無理。」「家族に理解されない。」こういうのも深刻。
好きでも諦めなければならない人たちの想いを超えて、「いける。」って人はそれ自体がしあわせなことだね(微笑)。
ただ、2年後は新作「スターウォーズ」が劇場公開されてるタイミングだから、その時に「本品のコレクション価値」がどうなってるかは知りたいねぇ。
ブームというのは波が来て去るものだけど。
「スターウォーズ」はあとまだ2年毎の4年間は波が来そうだから。
それに、100号完結は「予定」だからね。
人気のあるシリーズは巻数が伸びたケースもあるようだ。
1/43スケール「スターウォーズ・キャラ」がファルコン搭乗用に出てもおかしくはない。(海外ではもうガレージキットで出ていそうだ。)
よく知らないのだけど、「帝国の逆襲Ver.ミレニアムファルコン」と「フォースの覚醒Ver.ミレニアムファルコン」と、形状がハッキリ違うのが、「丸型レーダー」と「四角レーダー」だけなら、オプションやボーナスで「フォースの覚醒Ver.レーダー・パーツ」が頒布されればいいのにね。
現時点で、過去キット用に「新作映画のレーダー・オプションのみ」が商品として各スケールサイズ用に出てこないのは不思議な気がしてるんだけど。
版権元がチカラのあるところだけに五月蝿いのかな(笑)。
(商売には出来なくても、資料はもうあるのだから、個人的にスクラッチしちゃうのはアリかもね。)
「1/43スケール ミレニアムファルコン」序盤の佳境は、「週刊5号~6号」あたりで来ます。(「1/144 サンダーバード2号&救援メカ」が、創刊号からコクピット外装アセンブリであったのに対して、ファルコンは操縦席内装からスタートしたからね。) 「ようやく」という感じ。
つまり組み立て途中の船体外装や骨格メタルパーツを変形させないための「仮置き台」になるのである。分冊キットであろうとなかろうと、たとえば「一括買いのキット」だったとしても、工作補佐のこういう配慮は重要だ。(100号揃ったあとに一気に組み立て始めても、相当な時間、日数はかかるだろうから。)
工作の環境というものを熟知したスタッフの、良いアイデアだ。
ABS樹脂を侵さないような塗料にすべきなのだが、製作動画によっては、割と大胆にサーフェーサーも吹いたり、電飾の「光漏れ防止」のために、内側からメタリック(銀色)塗装したりしてるビデオもあったし・・・。日本国内においては、またスキルのある人が「ABS樹脂における正しい塗装指南」をしてくれるのだろうか。(とはいえ、「ハズブロ社のアルティメット ミレニアムファルコン」のスジ彫りモールドに、割と大胆に"スミ入れ"を溶剤で薄めてやっちゃってる人は海外にも国内にも多いんだよね。後々、その浸透でひび割れしかねないのが「複合樹脂」という素材なのだが・・・。)
そうして、さらには「前方船体くちばし部分」の造形と、「船体側面の流用パーツ祭り」は本作キット制作におけるふたつ目のクライマックスだろう。
海外版「Build the Millennium Falcon」も折り返し点を過ぎた52号まで来て、モチベが上がる一方で、まだまだ先は長い。
こなた、日本の「週刊ミレニアムファルコン」はまだ開始されて「創刊5号目」が来週、というところだ。
(あ、でも、いよいよ、5号、6号でコクピットの形状が「サマ」になるのは目前である。)
気の早い人は「コクピットの電飾追加」をもう始めているみたいだし。
電飾経験のない人も、これを機会に「光ファイバー」「LED」にチャレンジしてもいいかも。
(もちろん、敷居は低くはない。そんなに費用のかかるものでもないけど、凝れば、なんぼでも投資は必要になるし、何事も慣れなければ失敗する可能性もなくはない。たぶん何度か躓くだろうが、この照明装置が成功したときの感動は、とても大きなものらしい。)
「そこまでは無理かな」という向きは、おとなしく「素組み」するだけでも、全然結構だと思うんだ。
「週刊5号」でキットのデフォルトの「照明パネル」が付属するのだし、「週刊9号」あたりで、その照明のコントロールボックスというか、バッテリーボックスが付属するようだから。初心者でも体験できる「照明ギミック」は用意されている。
それだけでも照明効果は十分だと思う。
ところで、ランディングギアの造形はどうなるのかなぁ?。
「マスターレプリカ社のミレニアムファルコン」では飛行形態での紹介しか見たことないし。
デアゴスティーニ・ジャパンさんの「週刊ミレニアムファルコン」紹介画像では、机上にモデルはあったから、「着陸体勢」なんだよね。
じゃ、「飛行形態」でのディスプレイはどういう飾り方になるんだろうか。
興味は尽きない。
by PINKNUT_INC | 2016-02-04 21:37 | デアゴスティーニ