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Small Arms ~みんな鉄砲とか好きだった その3♪


トイホビーやミリタリーの「ちょこッと話」になると止まんないなぁ、私。
 
まぁ、アニメ「ルパン三世」のワルサーP38や、劇画「ゴルゴ13」のM16なんかに印象付けられたクチでね。
(西部劇のピーメ"ピースメーカー"とかには、あまりハマらなかったな。ハリウッド西部劇やマカロニウェスタンは好きだったけど。)

言ってみれば、ま、その程度の浅いミーハーっぷりでね。Toyに関しても知識としてのウェポンに対しても浅いです。
 
だから、Toyも本当の意味での黎明期や古参のファンが知っている日本の"モデルガン今昔"に関しては、語れるような知識は何も持っていないんですよ。
 
私が知っているのはLS(エルエス)のプラスチック・キット。~ポンプ式トイガンだったかな。
"BB弾"の黎明期。"つづみ弾"のちょっとあとの時代くらいから。

LSのM16A1キットを昔作ったんだけどな。古すぎてwebで今、画像も拾えないわ。
よく出来たトイだったけど、薄くて軽いプラスチック製だから、完成して手に保持してもギシギシと音の鳴る作りでした。
 
なんとかwebで出てきたのがM16系のオプション・キットのこれ。"M203グレネードランチャー"。これも作った。
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M203は、M16系に装備させたら、映画「プレデター」でシュワちゃんが手にしていた、このライフルのスタイルになるんだけどね。
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LSのは、作りが華奢だっただけに、とっくの昔にすぐに壊れて廃棄しましたけどね。
 
LSの銃器系ホビーは他にも、まだ映画で流行り出す前の「ベレッタ92F」「CZ75」「AKカラシニコフ」「UZIウージー」「ワルサーP38」等々、比較的に安価だったから色々と作ったなぁ。
飾っておくっていうほどの代物でもないし、いじっていたらほどなく壊れましたけどね。いつしかどれも全部(笑)。
でも1/1スケールサイズの鉄砲っていうのが、「こんな感じか(大きさとか)」というのが分かっただけでも楽しかった。
質感や重量感ではペラッペラなわけだったけど。
 
でもアクション映画も見るし、漫画とかプロデビュー前から描いたりしていると、実銃への知識欲もあったりね。
こういうものに何の関心もない人よりは、インターネットもない時代、主に書籍とかの専門誌、テレビのノンフィクションやフィクションもふくめた映像にもアンテナ立てていた。
 
昔、神戸の三宮にもMGC ボンドショップがあって、ここは店頭の商品を眺めるだけでも独特の空気感があった。
時代の雰囲気に圧(お)されて、そのMGCが解散したときは寂しかったね。なんだかんだと言っても、日本の映画界にも娯楽作品に協力していた老舗だったし・・・。
(※その業務、技術、人材は、一部の金型を別会社が買い取ったり、ブランドを変えて別会社を興したり、同業者に吸収されたりと、色々な引継ぎはあったようではあるが。)
 
こちとらの銃器に関する知識やイメージってのは、「月刊Gun」誌や「コンバットマガジン」誌で写真家のイチローナガタ氏がアメリカからレポートすることを「なるほど、そういうものか。」と教本のように感服していた。その辺が限界。
 
海外ツアーで、観光地での「お遊び」としてのレンジ射撃(たいていは弾薬量もセーブした観光客仕様のものだったりもするらしいけど)を体験する、とかもやったことないしね。旅行自体に極度の出不精だったから、私は(笑)。
これも昔の話で、カラシニコフの実弾射撃を海外ツアーで体験したという知人がいて、同氏が言うには「あんな反動がきつくて、肩が痛くなるもの、もう懲り懲り・・・」とかの感想でしたが。
 
今は動画や画像を見るだけならネットが便利だもんね。 

以下はウェブで拾った画像をどんどんテキトーに貼っていきます。
ハリウッド映画の洗礼のせいで、米軍装備への関心がやはり自然と多いかな。

米軍のM16A2ですね。
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これはM16A2に"M203グレネードランチャー"を装着したもの。
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これがM4A1にレイルシステムを換装している姿。
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ダットサイトと言えばタスコのプロポイントというのがすぐに思いついていた時代と違って、今はEOTech(イオテック)ってメーカーのが鬼流行りしている(ようだ)。
ダットサイトに3倍~4倍率くらいのブースター(レンズスコープ)を併せるのがトレンドらしい。

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なんと言うか、レイルシステムで色々なオプションを装備できるからと言って、こうなると華やかだねぇ。↓パーツがタン・カラーになっているのは、使用する土地柄~乾燥地帯や荒地が戦場だと「黒」よりこっちの方が目立たないらしい。現状でも胴体色まで塗り替えている米軍の画像はよく見るけど。

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これがM4をH&K社が改修するとこうなったと言う「HK416」↓ 。マッシブだね。(あぁ、マガジンがシースルーになっていて残弾が見えるんだ。) 個人的には「ハンドガードリング」を排除してフロントとフレーム本体をガッッチリ直付けしたスタイルが、「ああ、もうM16やM4じゃなくて普通のライフルスタイルなんだね。」という感じがするかな。
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そして近年、物議もあった「XM8」(H&K社)というこの銃。米軍の次期主力小銃候補との話もチラホラあって、トライアルもされていたようだが、採用は立ち消えになったかな?。スタイルがSFガン・チックだね。動画の射撃シーン見てたら、従来のアサルトライフルと同様な"けたたましい"音と獰猛さがあったけど。スタイルの1点だけでも好みが別れるかな。私は好きじゃない(笑)。(良くない意味での)SF映画のプロップみたいだ。↓
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こちらは日本の自衛隊の89式ライフル。↓現行正式。スタイル的にはベルギーのFNCっぽい。G3系やSIGっぽくもあるかな。そろそろ次期小銃の話なんかもあるのだろうか?。
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新しいモデルで言えば「TAR-21」IWI社(イスラエル)のブルパップ式小銃(弾倉が引き金の後方にある)が、なんか気になる私です。↓
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近未来的なフォルムという意味では、ひとつ上の「XM8」よりは感じがいいと個人的には思う、「TAR-21」は
 
ブルパップ式と言えば、オーストリア軍現行正式で斬新なスタイルの"ステアーライフル"が思い浮かぶ。

映画「ニキータ」で使われていたこれ。(第1作目「ダイハード」にも「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」にも印象的に登場してた。)
「ニキータ」はリュック・ベッソン監督のスタイリッシュなフランス映画だった。ヒロインが暗殺の"卒業試験"に使うハーフシルバーの「デザートイーグル」も際立っていた。
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AUGは、現在のオーストリア軍では、さらにスタイルも進化しているようだ。(レイルシステムをやはり採用している。)
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「Steyr AUG」のヴァージョンは多様化していて、他にも色々なスタイルが登場しているらしいが、こいつはブルパップ式でキャリアを積んでいるし、先進的に登場したものの中のひとつとしては、性能も安定していて優秀なものらしい。じつは「ステアーライフル」は好きだったりする、私。
 
不謹慎だが、こういうものを見ていてワクワクしてくるのが男の子なのである。
(まったく興味のない人も当然いらっしゃいますが。) 

分からなきゃわかんないで、まったくなにも問題のない世界でもある。

国際的にも、この日本は「刀狩り」というか、「銃器」「武器」の一般人の所持を許さず、市民を守るために徹底的にコントロールできている国だ。
裏社会の事情はまったく知らないけど、基本的には極めて安全なお国柄だ。
これは大切なことである。
(知らないだけで、じつは危険と背中合わせなのが現実かもしれないけど。おや、だれか来たようだ ry )

映画やドラマ、漫画やアニメのドンパチを、無邪気に楽しめるのも、時代劇の剣劇が様式美化されていて、「娯楽」であることが大前提なのも、日本の社会が"おおむね安全"だからだ。
 
ステアーAUGは、「ダイハード/1作目」で敵役のカールことアレクサンダー・ゴドノフが使用していた。
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ステアーAUGの新しいタイプは、「ダイハード/ラストデイ」で、テロリストたちが使用していた。
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なぜだか、ダイハードシリーズではステアーAUGは、敵役が使うことになってる。
 

なんか「もの書き」としてドラマや漫画を描くときに、一定の豆知識は必要なんだけど。
 
「考証」ごとは大事である。
 
「もの書き」は「(少しばかりは説得力のある)雑学」くらいは持っていないとダメなのだ。
多少ホラが混じっていても、説得力があって、作品が面白くなるならそういうのも許容範囲内では「アリ」だ。
リアリティと言っても、所詮は「想像力」のチカラによる。
むしろ、何かのジャンルに「権威的な専門知識」を持っていたり、それなりに造詣が深いと、まぁ書き手としての武器にはなることがある。
あと、想像力と妄想力ね。
 
ラブコメや学園モノを描く時でさえ、変化球でアプローチするなら「戦車オタク」、「ミリタリーオタク」ってのもチカラになるので、雑学も芸のうち。
「芸は身を助ける」局面がある。
「戦車道」が銘打たれた漫画・アニメの登場には目からうろこの思いだったよ。
 
こういうのは、先日にも述べたことだけど、鑑賞する立場としても「少し知っている方が、無関心よりは楽しめる」という程度のものである。
私の知識なんざ、どの方面に関しても非常に浅くて、いい加減だったりするが。
それでも、ちょっぴりのティテールを齧っていれば楽しめることもある。

ドンパチのことに限らないのだ。
 
「潜水艦」のすごい緻密でリアルな描写とか、「鷹狩り」で鷹匠がどんなことをするかとか、あんなことから、こんなことまで、取材や考証のしっかりしたものを見せられることは「感心ひとしきり」なのが人間の知識欲ってものでもある。 
 
また言うが、無駄のための無駄もあるが、「知識ごと」は、なんにかかわらず"からきし無駄"ということもない。
 
そしてこうしたものに、なんかチラリとツールとしての栄枯盛衰も感じる。
 
映画なんかのエンタメが時代にも敏感な分、その時々の新進気鋭やスタンダード・ツールの活躍は"映像作品"に刻み込まれるが、それはとりもなおさず"時代と共に役目を終えると"去り行く老兵のように現実世界では消えていく。
 
そのサイクルが近年、"Small Arms"の世界でも短い気がする。





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