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ピュアオーディオとか♪その3

と言うか、マイブームの話の続き。

一昨日、今日の記事ではたまたま「オーディオ」の事を語ってるけど、「ホビー」というものの根っこは同じ。

よもや数ヶ月単位で変わる物ではないにしても、数年や、10年スパンくらいで考えると甚だ胸を張れなくなってくるケースが生じる。

それが、『マイブーム』(笑)。

このオーディオ趣味とかで言うと、使い倒して寿命にしてしまえる機器は、ある意味幸せなケースで、「せっかく所有してるのに」なんとなく他の愛用機の煽りをくらったり、オーディオそのものへのご執心が途切れていたりして稼働させない日々が続くと、久々に電源入れた時、「あれ?・・・壊れてる。」なんてコンポが出てきたりします。

なんか、毎日、少しずつでも通電させないと壊れ易いようですね。コンポって。
じっくり音楽聴いてるユトリがないよ、なんてことになるとホントに宝の持ち腐れ。
大事に持ってるだけではダメなんだ。

これならまだ「フィギュア」とかは手に入れて飾っておけば、自分の部屋のアクセサリーとして機能しているわけだし、ふいに視界に入ってきたり、所有しているだけで「癒される」から飾るだけで減価償却はしていけるのかも。

よもや、オーディオ・コンポまで、音を聴かずに所有して鎮座してもらっているだけで目的のひとつは果たせているというような感覚は・・・、否定しがたいのだけどじつはあったりします(笑)。
だからって、『完全に壊れていると気がついたモノ』は修理するか、処分するかしかないわけで、飾っておくには邪魔すぎますからねぇ。メンテナンスはちゃんとしてやらないと。(この辺が、飾ることが「価値の充足」たる。「美少女フィギュア」や「東宝やウルトラ怪獣の造形物」とは違います。)


自分はミーハーって意識もあるのだけれど、オーディオの好みは分解能の高さや透明感、そして明瞭さ。そういうのが好きです。
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あとはデザインというか「見た目」重視(笑)。こういうプリメインアンプのメカメカしさが好きなんです。「美しい」と思います。フロントパネルの光沢や、インジケーターランプの光を見ているだけでもウットリ(笑)。
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でも、オーディオファンと言うのなら、貴方はどれだけの音を知っているんだ?、聞き分ける耳を持っているのか?、はたまた、デザイン面のみならず「音色」や「お値段」的にも凄い、「アキュフェーズ」や「マッキントッシュ」。「ワディア」のCDプレーヤーや、「デンオンやマランツの超ハイエンドの方のコンポ」とかはどう聴いたんだ?。とか、スピーカーならJBLやタンノイ、アルテックやスペンドール、B&Wとかは?とか言い出したら、そんな音は専門店で聴いたことがあるかないか、いや、ハイエンド機種のほとんどは聴いたことさえないよ、と答えるしかないです。

うちの仕事部屋の方で鳴らしてるスピーカーは、このクラスのブックシェルフタイプですもの。
右のビクター、ドルチェの音で管弦楽曲やヴォーカルの美しさは十分に満足している私です。

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先日、記事で紹介した(左)小型スピーカー(中古でペア¥3,000- で手に入れた)も、ミニコンポ用のスピーカーなりに良い鳴りっぷり。(音場は拡がらないけど、オン気味で録音されたヴォーカルなんかは生々しく聞こえたりする。)
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ラックのガラス戸締めて、そこにある機器の佇まいやルックスまでも、まぁ「音の成分」として機能していますよ。
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こういう機材の内部パーツとして存在する「電解コンデンサー」というのが、作られたその日からタイマーのように「寿命のあるパーツ筆頭」ですから。
一生もののコンポなんてないのですよ。
「メンテナンス」、「オーバーホール」を定期的にして、劣化パーツを新調しないと、使っていても飾ってるだけでも、いつの間にかに何らかの故障を引き起こして使えなくなるのが、まぁ、家電品同様、ピュアオーディオもそうなんですよね。

アンプの基板のハンダ付けパーツはクラック入ったり、CDプレーヤーの開閉ベルトは劣化するし、グリスは固まるし、スピーカーのウーハーエッジはいつしか硬化してボロボロになるし・・・。


それこそ、一部のマニアしか愛でなくなった「アナログ・レコード・プレーヤー」・・・。
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でも、ほら、やっぱりオーディオはこれですよ。回転するレコード盤とトーンアームの動き・・・。
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普段はあまり聴かないクラシックなんか聴いてみる。レナード・バーンスタイン指揮&ニューヨーク・フィルの『組曲 惑星』)。)
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世に言うハイエンド機種のことなんか「わかんねぇよ、持てるハズないし、聴いたこともないもん。」とか言いつつ、個人的には大型ラジカセさえ持てなかった子供時代や、その後の青年期に「夢見ていた」であろう「憧れの音」のひとつの回答が、後年に手に入れたコンポの数機種にはあったような気がする・・・。

「Sansui AU-α907MR」とか・・・。
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「SONY CDP-777ESJ」とか、「SONY DTC-2000ES」とか・・・。
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興味がない人にはこの記事に並べているアンプの「α607MR」と「α907MR」の見た目の違いさえよくわかんないかもw

今はこの辺りのオーディオは過去のメーカー遺産として(もうピュアオーディオの最盛期は15~20年くらい前に終わっちゃっている)、今時は中古品市場でかつての新品価格の1割や、良くて2~3割の値段でなら引く手あまたなようです。(人気機種は、いつ経年不良になり出すかわかんない年代物でも、まだ半額くらいで取引されている。~さすがにかつての値段よりプレミアムがつくような機械ものはお目にかかれないけどね。)

どちらかと言うと、純然たるオモチャの方が『プレミアム価格』に化けたりしてますよ。

困った物ですね。

かつて、「ガンプラ」集めまくって、やがて醒めたし。

「田宮のスケール模型(戦車やAFV)」は集めまくって、作らないまま中断してるし。

エアーソフトガンやモデルガンも集めまくって・・・。

(ことにエアーソフトガンはパワー規制で所持自体が一部違法になっちゃったから、これ、もう法規制に触れない安全なものまで含めて全部処分しちゃったし・・・。ものの見事に全部なくなっちゃったよ・・・。)

果ては、ガレージキットで美少女フィギュア群のキットを買いまくっているうちに、なんか時代はPVC完成品の天下になっちゃって、「自分で作ることに不毛感を覚えるほど、メーカー製完成品の出来栄えが凄いことになってきたりしている・・・」昨今でありますし。(これも、時代を超えて色褪せない「名作」以外は「ガレキ」、大量に処分しちゃいましたよ。~「蔵」を持っているわけではないので、保管し切れなくなるというのが実情です。~)

いやはや。

ついには「トイ」に近かった分野まで、「メーカーの本気度」を見せられたら、こっちの腰が抜けちゃうような往年の主役メカの完成品とか・・・。
(「今、気になってるもの」はまさにこれ!。)
1/144スケール タカラ フルアクション DX「サンダーバード2号」
電動で伸縮する脚!。劇中通りの動きの再現。機体のフォルムの再現度の素晴らしさと、コンテナー内部の作り込みの凄さ。(外壁パーツを外して中も鑑賞出来る。)
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データが間違ってたらごめんなさい。確か2005年頃に発売なっているアイテムで、当時の新品価格は約¥15,000くらい。当時も50cmを超える機体本体のサイズとか大変に話題にはなったけど、爆発的な大ヒットでもなかったらしい。売れ残った店では¥9,000くらいにディスカウントして売っていたとか。(当時はAmazonでもそうだったらしい・・・。)
ところが、当時より8年も経った今が同アイテムが再注目されて大変なことになっている。
(いや、私も新発売当時に知らなくて、今「しまった!、しまった!」と"臍(ほぞ)を噛む思い"をしている1人なんですが・・・。)

現在、一気に注目されてるのは先日のMMD「サンダーバードごっこ」が火付けのひとつになってるのかも?というのは私の見当はずれなのかしら?。少なくとも私はあのミクの「サンダーバードごっこ」のせいで、サンダーバードを再認識したのは事実です。忘れてたもん。それまでは。
もっとも、昨年末にサンダーバードの生みの親ジェリー・アンダーソン氏が亡くなったことや、DVD BOXの発売記念がタイムリーにあったからなんでしょうが・・・。
「1/144スケール タカラ フルアクション DX サンダーバード2号」はコレクター放出品などのリサイクルショップやオークションで¥45,000~¥50,000以下なら「買い」という状況になってます。厚かましいリサイクルショップや個人出品者は¥80,000~¥100,000以上の値札をつけてますよ。

いやぁ、なんだかね。超欲しいのだけど、本来1.5万円で売られていて、9000円以下にもなってたような時期のあるアイテムを3~4倍以上の値段を出して飛び付くのが「物欲」と共に「寂寥感」も湧いてしまってね。微妙すぎます・・・。(オプションの同スケールのコンテナー、レスキューメカ類も欲しいとなると20万円飛ぶぞ・・・。そんなオモチャ資金なんか全然ないよ・・・。ったく、ご飯を食べるだけでも厳しいご時世なのに・・・(汗)。)

世界的に言えば、本家の方から『撮影プロップのレプリカ』というのがサンダーバードシリーズはシリアルナンバー付き限定品で出ていますが・・・。

本家「サンダーバード2号」のシリアルナンバー証明書付きレプリカ。こちらは本体全長が軽く60㎝を超えるらしい・・・。BOXの写真の叔父様がジェリー・アンダーソン氏です。
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(日本のメーカー製のオモチャがそれに肉薄するポテンシャルを持っているらしい、とか、どうとか・・・。「伸縮脚が電動可動する」と言う点において本家を超えているかも・・・。)

まぁ

コレクションというのは「何かを夢中でコンプリート」したりして達成感をどこかで味わうと、ふいに醒めたり、そこまで極端でなくても後年には「興味の自然消滅」を認識したりするものでもあるのですが。

人気がサイクルを超えて還ってくる珍しいケースもあるにはあるけれど、「ゆめゆめ思う事なかれ」というのは、こうした『キャラものの栄枯盛衰の激しさ』ですよ(笑)。
キャラものは本当に好きなものを「好きだから」という確信で持つことにしましょう(笑)。
(いろいろ集めて、移り気モノのお前が言うな、というツッコミは横に置いて・・・。)

はい。キャラものは例外中の例外を除いて「決して(金銭価値的な)財産になどなりません。」(心の財産だと思うべきです。

もっとも世界共通の文化に昇華してたり、それこそマニアにとっての「文化財、世界遺産」的なステージにまで到達している「ホビー・アイテム」もあることはありますよね。

ただ、そのステージにまで行けないものの恐ろしい所は栄枯盛衰のサイクルの早さです。今、人気の物が「来年は・・・?」とかではなく半年後くらいに人気がガタ落ちになったりしていて吃驚することがありますから。
(「株価」や「FXレート」並に浮き沈みが激しい。所有することが嬉しいマニア心が無い限りは、「これってプレミアムもつくんだよな♪」とか思っていてはいけません。九分九厘のキャラクターものは将来的に~金銭レート的には~ひたすら落ち込んでいく一方です。)

思えば日本で、アニメもののトレーディングカードってのが出始めた黎明期に吹き荒れた「エヴァ」のあの熱病みたいなのって何だったんでしょうね?。金色のSPカードが瞬間風速的には数十円のハズのものが1枚何万円にもプレミアムがついて取り合いになってましたよ。当然、その価値は早い時期に大暴落してしまいました。

分相応、不相応という言葉は大嫌いなんだけれど、コレクション・アイテムのひとつの理想はタダで楽しめるか、ちょっぴりの費用がかかってもリーズナブルに楽しめることがいいよねぇ。(ピュアオーディオの事を書いているこの記事と矛盾する〆になるのだけれど・・・。)

音楽を聴くスタイルも近年変わってきたからなぁ・・・。

「音は決して凄く良くはないよ?・・・MP3とか、聴くのに問題ない程度のデータは思いっきり圧縮してるからね。」

それでもPCやハードディスクに圧縮管理したミュージックソースの聴きやすさ。引き出しやすさ。

「楽しむこと」が大切なら、金銭をかける事も、うんと投資的省エネの方向に向かうのも、どちらとも『正解』なんでしょうね。


  

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2013-03-21 01:23 | 音楽

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