阪神淡路大震災、15年
2010年 01月 17日
5歳の子供が成人する年月です。
昨夜、テレビで『神戸新聞の7日間』という、震災当時をドラマ化した映像があった。
自らも被災した地元新聞社「神戸新聞」の葛藤の7日間を描いた内容でした。






中には焼けススだらけの骨が入っている。それが、彼が探しいるという母親のことだった。


私の身の内にも、15年経っても尚、依然として生々しいものがある。
私が経験した、あの震災の初っぱなの感覚を描写した映像や言葉には、まだ出会っていない。(アニメでは「東京マグニチュード8.0」というのがあったが、都市の直下型大地震の一発目が、どれほど空恐ろしいものか、きっと新しい作品なら描けているんだろうな・・・と思って見てみたら、なんか違っていた。被災経験のある作家とか、「言葉で伝えられる人」の参画や、取材をなんぼでもしているだろうに・・・?、と、こうした作品を見るたびにいつも思う。~註釈:「東京M8.0」は物語としては、とても良い作品で、感動出来る内容です。~)
・・・「絵が描けるんだから、(他作品なり、映像や文章で、あの衝撃波にお目にかかれていないと思うのなら自分が)描かなきゃなぁ。」と思いつつ、やぱり描けないで来た。
被災後に私が描いたのは「魔物な彼女たち」や「シスターヴァイス」だった。
積極的には「震災経験」を描きたくはないのだから仕方がない。
描きたいのは「アクション」や、「なんのことはない日常生活」や、「癒し」や、「わくわく」や、「楽しいこと」であって、・・・でも、まぁ、きっと、そういうものを描きたい心理のどこかには、『突然に失われる日常がある』ということを踏まえた上で、色々と楽しいことを考えているのかもしれない。
15年経ったのか。
あの時も寒い真冬でした。
今、ホントに底冷えのする毎日ですね。(ほんの少し、1~2日前より、今日などはマシかな?。)
皆さんも、寒さ対策をして日々、ご健勝にお過ごしくださいませ。
by PINKNUT_INC
| 2010-01-17 06:23