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アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』を見た。

アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』も見た。
(※アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』を見た。参照。)

「ジェノサイド・アニメ」。

この理解は全く間違っていない。

1話も漏らさずに全話を見終わっても、紛う方なきジェノサイド・アニメであった。
この事実は浄化のしようがない。
浄化しようのない言動をやらかしたキャラクターばかりだ。
  
にもかかわらず、こういうアニメが当時、けっこう話題や人気になっているらしいことが、なんとなく容認しがたい私だった。
 
だが、それはちゃんと対峙してみると、感想は塗り替えられた。
 
例えば、「デスノート」という作品。

あちらも大ヒットした。

あの作品で、きっぱり原作者自らが「"デスノート"はエンターテイメントです。」と言い切っている。
~つまり、あくまでも娯楽作品であり、哲学や正義や悪の論理の本質や形而上学的な問題を突き詰めて考えるような物語ではない~、というような主旨のことを明確に語っている。

(いや、こういう作品を契機に、そう言うことを色々と考えるのは、勿論アリである。が、そこに作品テーマが帰結すべきものではない。と原作者は言っているのだ。) 
 
コードギアスもその視点で楽しむのが、いちばんスッキリする。



アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』

ルルーシュが『ゼロ』としての記憶を失って普通に学園生活を送っている。オープニングに吃驚。
しかもドラマのトーンが学園ラブコメ風で明るい。
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加えて、あの(帝国軍の)ヴィレッタさんが、学園の体育教師をやっているというスタート。
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第2期メインタイトル。
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ルルーシュは記憶を失っていても、少し不遜なキャラ性は相変わらず(笑・・・但し、偏狭なブリタニア人の思考になっている。)。
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その後、学生服のまま、学生の身で社交場(賭博会場)に出入りしてみせるのが、いやはやなんとも。・・・と、「あ!」バニーガールが粗相を。
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ルルーシュの後ろで行動を共にしているのは弟のロロ。(ルルーシュに弟がいたとは初耳だ。)
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にしても、かしずいているバニーガールっていいよね♪。彼女はイレヴンだ。(おや、この顔は・・・。)
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カレンである。なぜ、ブリタニア人貴族なんかにもいたぶられながらも、卑屈にバニーガールをやっているのか疑問はさておいて、しばらく、カレンのバニーガール・スタイルをご賞味ください♪。
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とは言っても、また猫かぶりでした。
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ほどなく、会場でテロリスト(反体制勢力)の一騒動が始まると、カレン・バニーは豹変。
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しかも、もの凄いスマッシュ・カットで(ここキャプチャー画面を抽出するのに苦労しました。)飛び上がって後方回転。
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そして空中でそのまま身体を捻って回し蹴りを決める!。
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テロリストというのはレジスタンスの一派。カレンも当然のように一味で合流。彼女は第1期から搭乗している「紅蓮」というナイトメアを駆る。
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この搭乗スタイルが、女性限定で、ちょいエロい。(男性が乗るナイトメアは、普通に座席に座っていたハズだ。)
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騎上乗りというか、オートバイのライディングスタイルというか、やっぱエロい♪。しかもバニー♪。
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しかし、結果的にこの戦闘はまさしくテロリズム。レジスタンスのやっている事は、高慢ちきブリタニア人や軍族の社交場と言っても、そこで下働きしているイレヴンの女の子達(バニー)もいっぱいいたのに、同胞もろとも「皆殺し状態の惨状」は容赦なし。
この辺、きつい。しかし、帝国のやった事も、レジスタンスのやったことも描いてしまうのがこの作品だ。
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ロロ・ランペルージ。ルルーシュの弟。(ルルーシュに、たった一人の妹はいたが、弟なんていなかったハズ。)
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彼の存在の謎と真相が解き明かされていく過程に、また悲劇の予感がある。
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ルルーシュの失われていた記憶がやがて蘇る時、新たな幕が開く。
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シャルル・ジ・ブリタニア(帝国の王であり、ルルーシュが憎悪する父親)と、V.V.(ヴイツー)と呼ばれる少年。
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ルルーシュの(本来の)妹、ナナリーも驚愕の肩書きを得て、再登場する。
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アーニャという「少女ナイト(ナイトメアの騎士)」も登場。
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ユフィの姉、皇女コーネリアも少しヘアースタイルをリニューアルして再登場。
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私的にはルルーシュのランペルージ家に仕えるメイド("くのいち"みたいな人)咲世子(さよこ)さんがお気に入り。
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出番は少ないのだが、9割方、メイドさんとして働いているだけだが、強化人間でもないのに、とんでもないポテンシャルを秘めている闘女だ。
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いいアングル!。ガターベルトのストッキングに忍者の武器"くない"収納ケースを標準装備してるんだもんな。
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かたや、ドラマの合間に入る学園生活部分を描写する尺は、これもまた狙ったように楽しい。
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ヴィレッタ先生の艶姿をご堪能ください。
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私は、だから女体の「尻フェチ」です。(キッパリ。)♪♪♪
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私はおっぱい星人でもありますが、こういう女性の曲線描写には癒されまくります!。
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なんて素敵な眺めなのでしょう♪♪♪。
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ヴィレッタ先生は、~帝国軍人であったり、一時期、記憶喪失でレジスタンス幹部の愛人的立場になったり、
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今期はルルーシュの監視役やってたり、後にゼロの脅迫に屈して二重スパイまでやる始末。
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学祭イベントでは、シャーリーたち水泳部カフェの有志による、水着サービスに強制参加のヴィレッタ先生♪。
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真ん中のこの子がシャーリー。・・・第1期から、あからさまにルルーシュを好いている立ち位置でした。
(悲劇にも巻き込まれつつ、彼女も記憶を失ったり、それでもルルーシュを愛しつづけている。)
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学祭イベントでは、C.C.(シーツー)までイタイ子になっています。(特製ピザに固執。)
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シャーリー、ツインテールも自然に似合っています。
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イタイ子、C.C.(シーツー)の図、その2。(ジャンボピザを作るトッピングのトマト?トレーラーの中に、ルルーシュに突き落とされた。)
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C.C.(シーツー)が潰れたトマトまみれのトレーラーの上では、なんでだか、ルルーシュ、シャーリー、着ぐるみが揉み合い中。
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着ぐるみの中身はカレンでした。手前は超ビキニパンツのヴィレッタ先生のケツ。
(水着でも黒のストッキングでは、水着がランジェリーにしか見えない・・・(笑)。)
~そんな「楽しいイベント」に針が振り切っていたかと思うと、数話先で物語が暗転するのが、コードギアス。
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アスの能力や記憶を取り戻して、またゼロとして復活したルルーシュに、運命の過酷な巡り合わせは、狂おしいほど残虐な刃を突き立ててくる。
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ルルーシュとの辛い記憶を取り戻して尚、ルルーシュの力になろうとしていたシャーリーが、そこに倒れている。
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誰がシャーリーをこんな目に遭わせたか。
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ルルーシュの「ダメだ、死ぬな!シャーリー!」というギアスも、こんな場面では無意味。
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人は死ぬ。死んだものは生き返らない。
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そして、弟と称していた「まがいもの」の絆も、お互いの軋轢と、儚い思慕の中で、傷付き合い、砕けていく。
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それでも、偽りの弟ロロ・ランペルージの犯した贖えない深き罪と、それを贖罪するかのような悲痛な展開。
ここは、「シャーリーの死」で時計の止まっていたいた人も見届けなければならない。
(決して贖罪なんて出来ないのだが・・・。ロロというキャラクターに、ルルーシュ同様の憎悪を重ねて見ていた視聴者も、憐れみを禁じ得ない場面ではなかろうか?。)
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皇女コーネリアも、私の目線から見れば、彼女の性格がある意味「単純明快すぎて」かえって立ち位置が「不鮮明になってしまう」という、どうにも複雑な気分にさせられるキャラクターだった。
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そこのところを第2期では、だんだんと、しかし、やがて帝国ブリタニアの領主的な立場で、一手に反体制と対峙する「顔」となるのが、帝国第2皇子で宰相たるシュナイゼル・エル・ブリタニアだ。
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言及しておかなければいけないのが、科学者たち。(この画面の中以外にも、主要な科学者が色々と登場するが)彼らは、「歩兵兵器ロボット」のようなものから「大量殺戮兵器」まで生み出す。
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中でも、いちばん若年である、ニーナ・アインシュタイン(なんという名前!)が、開発した『フレイヤ』という新型核兵器は、真の意味でのホロコーストを顕在化させてしまう。(何千万単位で一瞬にして民衆を殺してしまった。都市ごとの完全消失。そこまで描写される。)
人型兵器やロボット、あるいは超人のようなものが、神となって世界を滅ぼすという構図より、極めて「世界滅亡のカタチ」として、『フレイヤ』の現出はリアル。
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ラクシャータという女性も、ゼロや黒の騎士団側にずっとついていた科学者だが、感性が常人離れしていた。(便利屋的な役所ではあったが・・・)
総じて、本作品に出てくる科学者たちは、これもまた罪深い。「発明に善悪はなく、それの是非は使う者の心次第」という詭弁はさておくべき。
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怒濤のような展開の「コードギアス」第2期。
しかし、主軸は人のドラマだ。
カレンとルルーシュも、お互いに特別な存在であったろうし・・・。
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第1期で記憶を失ってしまっていたヴィレッタと、扇 要(おうぎ かなめ=黒の騎士団のリーダー格)との出会い。
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男と女としてのふたり。
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野心や差別意識、しがらみや立場から解放された、穏やかな生活の中に何かの「答え」がある。
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第2期で、扇という日本人との同棲生活の記憶を否定しようとしたヴィレッタだったが・・・・・。
その構えた銃口からは「答え」なんて出ない。
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ちなみに、私は意図的に言及してこなかったが(興味対象の差と認識嗜好の問題である。・・・メカの曲線より、女性の曲線美の方が好きだからだ♪)、ロボット・アニメとしての作画&動画レベルは常にクォリティが高かった。動く動く。圧倒的なアクションは終始爽快です。
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そして、ルルーシュの妹ナナリーも今回は「大きな大きな大きな罪を背負った」。
(はっきり言って、それは愚かだ。利用されているだけなのに。)
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ルルーシュとナナリー、世界でいちばんお互いが大切だったハズなのに、この対立構図はどうしたことか?!。
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さすがの私も、この物語の究極的なクライマックスシーンには一切、言及しませんし、「画面」もお見せしません。
  

私が、ここに掲げる2枚のキャプチャー画面の意味は、本編をご覧になって確かめてください。
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これほどのジェノサイド・アニメが、本で云う「読了感の良いもの」に昇華するのです。
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数多くの登場人物達のエピローグまでしっかりと描かれて、全話完了となります。
 
私は十二分に、全48話(1期、2期)の物語を堪能しました。
ラストまで見られて、良かったです。
(再度、友人アニメマスターに感謝♪。)
 


そう、コードギアスはエンターテイメントとして面白いのです。
 
(各話の演出家の責任か、総監督の責任に帰結するのか、話数途中のあちこちや、総論としても拭えない違和感を感じる部分は多々あった。しかし、尚、)
これほどエネルギーのある作品は稀だ。
 
結果的に全48話という、近年のアニメ・サイクルにおいては尺も立派なものになった。
 
毎回の趣向をこらしたシナリオの引き方も、当時、リアルタイムに毎週を楽しみにして見ていたファンには堪らなかったろう。色々な意味で(笑)。

全話をまとめて一気に見た私とは、また違う、視聴後の脱力感など、(当時視聴者の方が)半端ではなかったかもしれない。

もとより、こういう「ピカレスク・ロマン」カテゴリー(と言ってしまってもいいのかな?)がお好きな人は勿論、以前の私のように、ちょい見や先入観念で「食わず嫌い」をしていた人にこそ、あらためてご覧になられることを推してみたい。
 
ちなみに、この作品の「負」のエネルギーの部分を曲解した、後追いの他作品で「視聴者は人の死ぬシーンや、残酷なことが(じつは)大好きなんだ。(あるいは興味があるのだ。)よし、どんどん、そういうものを描写してやろう。」というような解釈で、整合性のないジェノサイド作品や残酷ドラマをいくつか露出してしまっている「バカ作品」がアニメに増えた気がする。

だが、視聴者は案外と成熟しているので、「稚拙な作品」はことごとく失敗しているようだ。
 
そういう、見識の低い真似作品は、遠く「コードギアスのエンターテイメント性」からは乖離している。
 
そのことを、分析したりしないで直感で見る視聴者にこそ、「あざとさ」や「下手くそな作り方」を見抜かれているからだ。
 
とはいえ、
私にも、「コードギアス」の中に『???』なところはある。
無条件に完全心酔しているわけではない。
 
それでも、あえて「面白かった!」と言えてしまえる作品だった。

突っ込みどころも含めて、それさえも話のタネにしながら、楽しんで良い問題作だと思う。
なぜならば比較論になるが、こういうジャンルにおいて、この作品に追いついてくるポテンシャルの作品や、シナリオ、作画力、動画力の作品が他にはなかなかないからだ。
~勿論、そうは言いながらも、「これぱ秀作」と言えるような作品も、(同様なジャンルで)コードギアス以外にもちゃんとある。
 
そうした作品は、
 
同時に、エンターテイメントとして楽しみながら、「断じて受け入れてはいけない」ものが数々、露わに描写されている点を、しっかりと踏まえるべきだ。

おそらく、それが、作り手のメッセージを汲んだことにもなるかと思う。
         

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