「スターデストロイヤー」の魅力♪は、何と言ってもあの威容と巨大さ。
それは映画「スターウォーズ」を我々に印象付けた、その最たるものだったのではないだろうか。
映画館の大スクリーンでこのシーンを見たときは驚愕だった。
第1作目(エピソード4)のオープニングシーンがあればこそ、ルークやハン・ソロの活躍も、ミレニアムファルコンやタイファイターとのドッグファイト、Xウィング、等々すべてが輝いたような気がする。
そして、映画公開当時の模型界のチカラでは無理があっても、近年の業界は凄い。その「スターデストロイヤー」の魅力を、かなり映画の中の雄姿に近づけたものがリリースされている。
メーカー「ズベズダ」製。アメリカではない。ロシアのメーカーである。
ここから下の完成画像は、このキットをストレート組みしたものではなく、改造が加えられている。
しかし、元のキットの「素地の良さ」と言うものがあればこそ、こういう改造は映えるのだ。
これらの画像は「某オークションサイト」でモデラーの出品したものをお借りした。
元キット「ズベズダ製」との改造点はこの画像群の下の方の画像に比較紹介されている。
「スターデストロイヤー」で、ある程度のキットの大きさがあれば、やりたくなってしまうのが、映画イメージ通りの「電飾」だね♪。
この完成作品でも、見事にそれは仕上げられていた。
レイア姫たちの船が捉えられるドッグベイ。
そして、元キットと出品作品との改造比較に言及された画像たち。
元キットでも十分なんだけれど、「改造後」の方は、まさしく"映画のフロップ"していますなぁ。
こういうのは凝りだすとキリがなくなるから(笑)。
そして、そう、これ。素晴らしいね。この「電飾」の効果。
キットには電飾装置はついてないハズだから、これはユーザーが別途に工作追加しないといけないところ。
そして、その「電飾化センス」は組み立てる人の力量そのもの。
左のズベズダ製は、ざっと60cmくらいの大きさだとか。
こういうメーカー違いのキットは、完成品を並べて展示しても面白いのでは?。(小さいほうを奥に並べると、映画の中の遠近法が展示空間に出来てしまう。)
「スターデストロイヤー」に関しては、ガレージキット業界の方では超絶腕前モデラーの「作品」は以前から存在していた。
でも、ガレージキットは複製数も稀少だから価格はとんでもない値段になる。(そういうものを一部のマニアは買って喜んではいたが。)
具体的にいくらかかるのか明言できないが、10万円より下ってことはなかったような気がする。
キットなのに10万円~20万円は当たり前だったような・・・。
そんな特例を別にして、マスプロ生産される今般のようなキットだと一般ファンにも手が届く価格設定にはなってくる。
あとは、今回の紹介のような「改造」、「電飾」などを施せるほどのモデラーレベルになると、もう、映画撮影用の元モデルに負けていないくらいの感じに仕上がってくるわけだ。
ウットリするレベルだ。
(もっと緻密なモデリング、だとか、電飾も色違いを取り混ぜて、さらに美しく、なんて風に望みだすとキリがないんだけれど。)
今回、お借りした画像は「某オークションサイト」のものだ。
今、不景気なんだが、落札価格は ↑ のような結果になっていた。
こういうのは、その時の入札競合者の懐具合と意地とで変わってくるから、こうした値段が妥当なのか、高すぎるのか、まだお安いと言えるのか、私はわからない。
お値段のことはともかく、こんな「コレクターアイテム」を自分の所有物に出来る人は、やはりマニア間では羨望の眼差しで見られますよね。
経済的なストレスを生み続けるのに、同時に「癒しの空間」を生み出すのが"コレクター道"な気がする。