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「孤独のグルメ」、いまさらにハマる。


「孤独のグルメ」、いまさらながらにドラマの方から見てハマった。
 
というか、主演 松重豊(まつしげ ゆたか )さんの、あのコワもてのする顔立ちで、ああしたモノローグ進行の淡々としたドラマ。
それだからハマった感じがする。
 

松重豊さん、公称の身長が188cm。まぁ、ざっと190cm。すばらしい体格だ。
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原作は漫画。
原作・久住昌之さん、作画・谷口ジローさん。
1994年~1996年にかけて連載された作品が原点なんだから、ブレイクしたのは最近のことだと言える。ドラマ版のヒットのおかげなのかな?。こういう作品の見直され方はいいことだよね。(掲載誌を変えて現在も不定期掲載しているらしい。)

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やはり「実物の映像」は強い。いわゆる「シズル感」ってやつ。
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漫画版、谷口ジロー先生の繊細な緻密画の描写も、相当なポテンシャルなのだが、「映像」はダイレクトだものね。
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そうしてドラマヒットの最大要因は、松重豊さんの「食べっぷり」と、その「表情」の説得力でしょう。
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なんというか、横幅も大きな巨漢がモリモリ、ガツガツ食うのとはスタンスが違う。たたずまいがスマートなのである。それでいて"爽快感"のある食べっぷりなのだ。

 
私自身は本来「食べること」に興味が淡白で、味蕾も発達していないお子様口(ぐち)のままだ。
偏食家でもある。苦手が多い。(海産物に好きなものがあまりない、「にぎり寿司」、「お刺身系」が苦手、となれば、世の中の食べ物の半分以上が不得手みたいなものだ。)
まぁ、肉系やお野菜は食べる。白米大好き。麺類も好きだから、食事に困りはしない。
 
苦手系も「まったく食べられない」のではなく、トロ、サーモン、アナゴのにぎり等、食べれば「旨いな」とは思う。
でも、好物か?と聞かれたら、別に積極的に食べたくもない。
ウニやイクラははっきり駄目。イセエビやカニやフグは食べられるし、それなりに美味しいのだが世間的に歓迎されている感じほど私には嬉しいわけではない。
フォークとナイフとスプーンを使い、マナーまで強要される料理の席なんて勘弁してほしい。
箸でハンバーグや丼(どんぶり)ものでも食べてる方が気楽だしね。(スプーンやフォークも好きに使っていいのなら問題ない。箸も持ち方ひとつまで手厳しく何かを指摘されるのならほっておけと思う。)
  
ドラマ中には「くすぐり」的なジョーク・シーンもよく挿入される。「コワいタモリ」みたいなサングラスの松重豊さん(笑)。
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原作準拠の「古武道」の心得があるシーンもドラマにおいて描写された。(原作漫画とはシチュエーションがまったく違っていたが。)

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それから、上のシーンで、「主人公にアームロックを決められる役」のためだけに出てきた、酔客役のモト冬樹さんとか、下の嶋田久作さんとか、
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浅野温子さんが料理屋のおかみさん役でさりげに出てきていたり、毎話のエピソードのゲストが実に多彩だ。
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番組のおまけにはロケ現場になった実在の店に、原作者の久住氏↓が実際に訪れて、現場レポートなどもする。
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原作者の久住さんご自身は、お酒もかなりイケるわけで、漫画(ドラマ)の主人公ゴローちゃんを「下戸」設定にしたのが不思議なくらい。

でも、だからドラマ中、食の感想以外にプラスして延々と「お酒との相性」を語りだすようなシチュエーションが皆無だから、その辺はとてもスマート。
ドラマが個人経営者、営業で外回りしまくっている人が主役だからね。昼間から飲んでいたら仕事にならない。
(あと、スイーツ好きでもある。これに関しては役柄の松重豊さん自身は"甘いものが得意ではない"とのことなので、ここは役者根性の"好物そうに食べる"撮影だったんだろうな(笑)。)
これ、「お酒」をたしなむ要素も主人公に加味してたら、作劇のスタンス自体も変わっていたのかもしれないね?。 

いや、むしろ逆か。下戸設定だから生きてくることもある。
"呑んべぇ"でなければ基本入らない店、入りにくい店、下戸には見つけられないような店を、このシリーズでは下戸の皆さんにも知ってもらいたいんだと思う。
「season5」の第12話のラスト間近のシーンで、ゴローちゃんのモノローグとして明確なメッセージが語られている。
「きっといい飲み屋って、飯(めし)もすごく旨いんだ。下戸よ、尻込みするなかれ。"敵陣"にご馳走あり、だ。」と。
 
加えて、劇中主役の井之頭五郎は、なかなかの大食漢の描写。
私などは大食漢には感心する。(憧れもしないが、・・・いや、けっこう羨ましいかな?(笑)。モリモリ食えて、バリバリ行動できる人の方がポテンシャルは高いだろうからね。)
私は基本的に「量が食べられない」タイプ。
少し食いすぎると「苦しむ」タイプなのだ。
店屋もののたっぷりな量のラーメン一杯を「もてあまし気味」にしてしまうほどの胃袋なんである。
 
食べ過ぎて(他の人にはなんでもない量で)苦しむくらいなら、空腹感のままでいる方がマシという奴である。
低血糖でフラつきはじめて、ようやく食べなきゃ、という感じ。
 
こういう、"食べることに幸せを感じるキャパシティが狭い"ってのは、「とても不幸なこと」なんだろうな、と率直に思う。
 
 
その点、ゴローちゃんの劇中の「急に腹が減ってきた」という3段ズームアウトのお決まりのシーンは、カリカチュアな描写なんだけど、「食べることにシフトを入れ替える」毎回お馴染みの演出で笑える。
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「食べる」という行為が、そのまま「しあわせ」につながっていく流れは清々しい。
(漫画版では「失敗回」の描写もあるようなのだが、ドラマは実在の店をロケ地に選んでいるので、基本、「成功パターン」しか描かれない。)



私そのものは、偏食で少食。 
だから、そんな私が、いわゆる"グルメもの"には、テレビや漫画にしろ、からきし興味はなかった。
 
いかにも、という感じの「クッキングのアイデア番組や漫画」とか、「もはやバトルものと化した格闘グルメ」なんてのにはほぼ無関心。
 
「企画」としては演出的な面白さは感じるのだが、「料理の鉄人」なんて、食通の審査員が薀蓄語って、料理人、メニューの勝敗を決めるという流れは「?」だった。
本来、そういう世界に勝ち負けなんかあるハズないでしょ、と。
「食事」や「食卓」のそれぞれに滋味があって、どちらが上でも下でもなく、万人にあてはまる「結論」もないハズなんだから。
 
それにセレブや高級食材とか、こちとら無縁だし。
 
俗に言われる「頑固親父の店」とか、客がストレス感じるような空間は私は要らない。

つまり、そういう描写が前面に押し出されるような「作品」も「コンテンツ」も偏食家の私からは『ウザい』わけである。
 
それが、『孤独のグルメ』のスタンスと松重豊さんの"食べっぷり"や佇(たたず)まいを見ていると、食通ものにありがちな「ウザさ」が微塵もなくて、見ていて素直に「あ、うらやましい・・・。」と思えるのである。
そこがポイントだ。
 
あんな風に「食に感謝して」、なんでも美味しそうに食べられたら「幸せだろうなぁ」と感じるからである。
 
私の不得手な「お魚料理系」や「辛いもの」や「ちょっと得体のしれない初物(はつもの)料理」まで、ちゃんと美味しそうに活写出来てる"映像"や"劇中のモノローグ"の威力が爽やかなのだ。
「下戸設定」まで、私には好ましくなってくる。(かと言って、「呑んべぇ」な視聴者も排除されてるわけではない。呑める人ほど、あの食レポートは、「食欲」と「愛飲」を刺激されることだろう。)
 
「食に興味の薄い」私のような者まで取り込む"魔力"っぷりが、この作品の要(かなめ)なのである。
 
路地店や、商店街で普通に営業している店への賛歌が好ましいのだ。
 

下戸なんで、飲み物はジョッキでウーロン茶を飲むゴローちゃん。
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おっさんがよくやる、おしぼりで顔を拭くという行為すら自然。食事に夢中になって、暑かったり辛かったりしたら、美味しいがゆえに汗もかく。人間の自然な生理現象だ。
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あと、「BGM、音楽」の要素も場面に合わせて軽快な感触が心地よいですし。
完食する追い込み時にかかるベンチャーズっぽい曲、好きですよ(笑)。

 
このシリーズ、"気取り"も"こけおどし"も"しったかぶり"もないのがいい。
(たまには、こうるさい回もあったかな?)
 
でも、「いただきます」にはじまり、「ごちそうさまでした」で締められる行儀のよささえあれば、食べる場所はどこであろうと、たとえテイクアウトのパックに入った「アサリご飯」を事務所で食べるのであろうと、なんの衒いもない。
 

仕事をしている現代人の食卓には、こういうシーンはむしろつきものだろう。
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あと、「役者さんの本気食い」が、よく映像に収まっていた。
 
撮影前は絶食に近い形でロケに望んでいたという松重豊さん。
彼がガチ食いで、膳のものを完食するサマが好評だった。
 
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見方によってはお行儀が悪いと見なされる「かき込み鉢」飯系、おかず系の完食っぷりは、ここでは作った料理人に対する(食材や生産者に対しても勿論)賛辞と感謝の行為と言える。
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偏食の私が、「飯テロw」と思える回も何回となくあった。
 
"カツサンド"の描写はその最右翼。
サンドイッチ系は好物な私。
この回は、テレビで紹介のヴォリュームほどのものではなくても、カツサンド、「近場のでいいから、買いにいこう。」とか思いましたよ。
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シリーズ中においては、日本的な大衆食堂、庶民感覚の食事をする描写が多いのだが、国内にも外国料理の店舗はあったりするわけで「食の探求者」というか、果敢に経験もない外国料理に(飛び込みで)挑戦するサマは恐れ入る。
 
ほとんど偏食のない主人公の設定、実際、食べちゃってる役者さん、すごいわ。(原作的に、局ドラマ的にリサーチされていたとしても、すごいわ。)
ブータンのとうがらし料理の回の描写には笑いましたよ。松重豊さんが食べながら辛さに(「ぶふッ」と少しむせつつ)笑っている様子も「素」なのか「演技」なのかわかんない(笑)。(「素」にしか見えないw)。「辛い、けど。いや、美味しい!」。そしてそのまま食べきってしまうという。
私には絶対にムリ(笑)。
  
いやはや。
 
いまさらながらの(世間の話題から遅れまくった)感想記事でしたが。
ドラマは大変に好評とのことで、1シーズン12話構成くらいのものが、すでに「season5」まで続いていますね。(1話が40分~47分。「season1」は30分番組だったらしい。)
 
リアルに食べている、主役の松重豊さんも、健康管理、体格体調の維持をしながら、言ってみれば「当たり役」としてここまで立派に登板なされている。 

松重豊さんを主役にしたからこそヒットしたのだ。彼の存在感は抜群である。
別の人がこの役やっていたら、ここまでヒットしたかどうかは甚だ疑問だ。

ドラマの企画者が、主人公の立ち位置に"食のハードボイルド"的な視点をもって望んだのは慧眼である。
凡庸な作り手が製作陣の核にいたら、たんなる「バラエティ」にしてしまっていただろう。
 
普段、そういうバラエティ的なクッキング番組は見ないし、料理人ドラマも見ることもない私だけれど、このシリーズだけは全シーズン、遅れてでも自然な気分で視聴できますね。
(たぶん、繰り返し見ることも出来そう。)
 
モノローグで語る内容も、含蓄のある名言が豊富だし。
俳優、松重豊さんのファンにもなった。 
 
「season6」はあるのかな?。 
 
 
 

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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2016-04-30 06:55 | ドラマ | Comments(2)

★ホームページのアドレス移転、であります。

 
ブログのアドレスは、今ご覧いただいてるままのアドレスなんですが、
 
「ホームページ」(つまり本家)の方のアドレスが、場所を提供してもらっている「@nifty」さんの都合で、旧アドレス
http://homepage2.nifty.com/PINKNUT/index.html
が閉鎖になっちゃったのだ。(↑ここをクリックしても「ページ移転のお知らせ」になる。)
 
というか、なってしまう。(2016年9月末で、自動的に閉鎖、利用不可)
 
だから、強制終了以前に引越し作業を実施しておいた。(うまく以前のコンテンツ通り移転出来てるかどうか、はなはだ心もとないのですが・・・。閲覧者様から見て、なんか、齟齬があったら御一報願えると助かります。)
 
 
★新アドレス★
http://homepage2.art.coocan.jp/
である。
漫画家「原口清志のホームページ」
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※この扉絵、いい加減更新しないといけませんね。(汗)
 
 
旧アドレスにアクセスすると、自動的に10秒後に、新アドレスにとぶ設定にはなっているが、なんかややこしい。
 
まぁ、アドレス提供サーバの移転は、使用領域の拡充のために行われる。
じつは旧サーバでは"使用領域限界"が古いスペックなので極端に小さかった。
新サーバでは無償提供枠でも、以前のスペースの20倍くらいにUPされたんじゃなかろうか。
無理に課金コースにしなくても、画像がそれなりに"うp"するユトリが出来たわけだ。
 
これは、昨今は「画像」はもちろん、それ以上に「動画」投稿の需要が増えたからであろう。
 
ということで、ブログ更新がぼちぼちという昨今、それにも増して、まるで本体の「ホームページ」の内容が動いていませんが、そのうち積極的に、なんかコンテンツを追加する予定です(笑)。
今後ともよろしく。
 
(ホームページ・ソフト自体を新しくしないといけないんだけどなぁ。・・・でも、「慣れ」っていうのも大切なファクターでね。) 
 
 
さて、
 
ちなみに冬季のテレビアニメはわけが分からないうちに終わってしまった。(ぜんぜん見てなかった・・・。)
 
で、4月から春季アニメがスタートしているが、こっちも事前情報など何も入手していないし、もうHDDを増やす気もないのでチェックしてなかったから、『出会いがしら』に『たまたま見た』という偶然でしか、新作と出会うチャンスがない私なんですが・・・。
(テレビモニターの配信機能にある「テレビ番組表」なんかも、まず見ないから・・・。年に数回見ることがあるかないかくらいだ。)
 
※そんなだから、放映から1年~数年置いてから人伝の評判から後追いチェックで(この場合、「レンタル」とか「ニコニコチャンネル」とかの有料になってしまうが(笑)。)、「シュタインズ・ゲート、お、面白い。」とか「ソードアート・オンライン、1期でグッと来て、2期では泣いた。」、「ガールズ&パンツァーは、いいものだ。」とかの遅れた感想になる。
結局、いいものは毎年、なにかしら輩出されているものだ。
そもそも流行から遅れて鑑賞することに"何も問題ない"とは思っているのだけれど。
(※世間の話題からは取り残されがちになりますな。「涼宮ハルヒの憂鬱~第2期、全28話」放送時に、ほぼリアルタイムに感想書いていた頃が懐かしい・・・。「エンドレスエイト」が2ヶ月間続いた時は嘆きまくっていた当ブログでしたね。)
 
だから、また新しくスタートするアニメもさらさら分かっていない。
 
ただ、偶然に、その滅多にない"今日の番組表"を(他の用事のついでに)見たりした経緯で、「1話目は1時間スペシャル」というのだけが気になって見たアニメがある。
 
「Re:ゼロから始める異世界生活」だ。
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略して、「リゼロ」とファン間では呼称するらしい。
 
ホント、出会いがしらだった。
 
ヒロインたちの絵柄が好みだった。
 
ことにメインヒロインのこの娘。この表情(まる目)以上に"やや切れ長目"の鋭い目つきがデフォなのが好みだったりした。
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そして、お話が(微・ネタばれしますが)"タイムリープ"ものだった。
 
「シュタゲ」で、こういう話の"演出は難しいぞ"。でもハマると"かなり面白くなる"という経験則があるので、「リゼロ」の継続視聴が決定した。
 
この作品が祝福されるべきなのは、最近増えてきているケースだけど、WEB小説(投稿作品)からのスタートだということ。(才能と幸運があれば、誰にでも"世間に認知され、成功する"チャンスはあるのだ。と言うね。・・・継続のチカラはすごいね。とは言っても、やっぱ、才能あってこそだけど。)
 
 
あと、いかにも「大作」っぽいアニメタイトルのものもあるが、見もらした"良作"は、また回りまわってでも後日、後年に見る機会はあるだろう。
 
季節ごとに"ひとつでも見たいアニメ作品"があれば儲けものくらいに思っている私。
ひとつあったから、今春は良い季節だ♪。
   
  

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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2016-04-13 21:57 | ブログ | Comments(13)

水木しげる先生の訃報・・・。

 
2015年11月30日に、水木しげる先生がお亡くなりになっていたことを、私は今朝になって知った。
 
93歳。このご高齢にして、現役のままでの他界である。
訃報はショックだったが、生涯現役であり続けた、精力的なクリエイター魂は素晴らしかったというほかない・・・。
 
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昔、東京の某出版社の忘年会パーティーで、私は末席で参加させていただいたことがあるけれど、その際、自分の肉眼でそのお姿を拝謁できた"漫画界の神様"のおひとりである。
 
もちろん、私は『わぁぁ、水木しげる先生だよ・・・。』
と感激しながら、お姿を眺めていただけで(2~3メートルの近距離まで接近させていただいて、ご尊顔と名札の確認を(ひそかに)させていただいたりはした。~(お声をかけさせていただく度胸なんて、とてもとても・・・)基本、一部にテーブルと座席もあったが、皆さんが自由に動き回る立食形式のパーティーだったから、それとなくお傍を通り抜けることくらいは出来たのである。)
 
ただひたすら、レジェンドたる神様と同じ空間にいることを堪能していただけであった。それだけでも感無量だった。
(上記の同じパーティーには、水木しげる先生のほかにも、石ノ森 章太郎先生、ちばてつや先生、さいとうたかお先生、藤子不二雄A先生、といった神々のお姿も拝謁させていただいた。)
 
水木しげる先生のポジションは、それこそ独特であろう。
 
神々のお歴々はみなさんがすべて、オンリーワンの頂点にいらした方ばかりだが、水木しげる先生の筆致たるや唯一無二であって、派生が生まれる余地もない。
・・・だが、しかし、その影響力たるやなんというか、「妖怪」と言えばこの方が原典であり、教科書なのだ。
(もちろん、オリジナリティということだけでなく、過去の資料や伝承、絵師や作家の仕事を独特なフィルターでまとめあげたという感触がある。)
 
その「フィルター」の筆致が"点描画"であったり、簡潔な線のキャラ絵であったり、独特な"妖怪像"であったりと凄まじい。
 
そのまんまの派生が生まれて引き継がれる可能性が薄くても、「影響をうけた作家」が、水木しげる先生を原典にして、なんらかの作品的な再生産をし続けるであろうことは想像に難くない。
 
凄いのは、先生の生きた時代の重要な年次が「戦時下」ということもあり、とんでもないご苦労と経験をされている。
南方の兵役で片腕を失っておられるし、また、ご結婚後の人生の波乱万丈さもこれは、ドラマや作品になっている。
ご自身の日常を活写する晩年の私小説的漫画もまた独特の味わいである。
 
とりわけ水木先生の「戦記物」は、当時の戦地に派兵されたリアル体験をベースにした作品なので、一兵卒の立場からの「戦争の地獄」に関しての語り口は、淡々としていながら空恐ろしい。
ああいうのは戦争に行ったものにしか分からないし語れない。
 
このブログの前後に「戦争ごっこ」の視点から「武器のあれこれに関する興味」を語っている私の能天気な記事に、先生の記事をはさんでしまっているのが申し訳ないくらいだ。
(ところが、戦後の水木先生は、ご結婚後、かなりの貧しい暮らしぶりの中でも、生活の戦いと趣味的な愉しみとは混在していて、なんでもエピソードのひとつに、夫婦で「連合艦隊の再現」を目指して「軍艦の模型作り」を楽しんだりもしていたそうである。このおおらかさはなんだろうか。先生の執筆のアシスタントもしていたという器用な奥様。後に『ゲゲゲの女房』を執筆された奥様が、なんともまた凄い・・・。)
 
先生のペンネームの由来が、紙芝居作家時代のちょい前から、神戸に「水木荘」というところを経営してた事から、ということらしいが、これは神戸民としてはゆかりを感じることである。
(先生は父親の仕事の関係で大阪の住吉区出生だったが、本来の郷里は鳥取県境港市入船町ということで、母子はそこに帰って過ごしたことから出身地は鳥取ということになり、その後また大阪で働き、兵役があり、復員してから武蔵野美術学校時代というのがあり(結果的には中退)、なぜだか問屋仕事に関わり東北まで買い付けにいった経緯もありーの、商売行脚からのひょんな西への流れで神戸にたどり着いて、その神戸で不動産を入手、アパート経営をしてみたり、紙芝居時代があったり、そこから漫画家になったりしていくのだが、・・・wiki見ながら書いていてもわけがわからないほど、人生九十九折でいらっしゃる。)
 
貸本屋作家から、商業誌漫画家となって、やがて作品がアニメ化されたり、ドラマ化されたりして名実ともに成功されたのは、だから40歳代になってから、ということらしいが。
 
そこから、他界される間際まで「現役」でいらしたことは超人的だ。
 
「ゲゲゲの鬼太郎」や、"ビビビのねずみ男"とか"めだまの親父"なんてのは、それこそ先生の編纂された日本の妖怪たちとともに、永く生き続けるキャラクターだろう。
 
謹んでご冥福をお祈りします。 
 
 


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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2015-12-01 13:52 | ブログ | Comments(0)

アニメ『サーバント×サービス』を見た♪

アニメ『サーバント×サービス』を見た♪
 
例によってタイムリーなレビューではなく、2013年度のTV放送作品である。
原作、高津カリノさんによる"日本の某市・某区役所が舞台"の漫画をアニメ化したものだ。
(原作は2007年度から連載されていたそうな。)
 
漫画ネタにはしにくい場所のような気もするが、原作者は「臨時職員」としてお役所勤めの経験があるとのこと。
 
但し、「漫画」である。
「アニメ」なのです。 
 
「舞台」をどう描いているかと言うことより、なんか登場人物たちの当初のキャラ印象が、どんどん化けていくサマを楽しむアニメでした。
 
案外そういう意味では、漫画的に王道な「キャラもの」でもありました。
 
タイトルの意味は、まんま"公務員"とか"公僕"って意味なのかな。
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OPアニメはなかなかにお洒落でテンポも良くて。
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架空の某区役所にヒロインたち、その年度の新人3名が配属された所から始まる。
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尚、実在のいかなる人物、団体、企業とも一切関係ありません。
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これはエンタメなのです。
現場取材型のレポート作品ではなく、基本軸はフィクションですから。(ここ大切)

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ヒロインが主人公補正で優遇されている描写は、"小柄だけど凹凸の際立ったプロポーション"、ということ以外にはけっこう"地味キャラ"だったりする。そして後述するが、とんでもない"名前"だったりもする。
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同期の新人のひとり、気弱な常識人の女性・・・が、実は時々天然な「毒舌キャラ」だったり。
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ヒロインが配置される窓口の先輩キャラが、"じと目キャラ"なのに、じつはコスプレイヤーだったり。(なにげに"痛い"のがリアルかもw)
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同期新人野郎が、とんでもなくチャラ男のくせに、やたらと天才肌系で無敵だったり。
(ちなみに"アニメから入った派"からは放送開始当初、このチャラ男くんが視聴者層にやたら不評で・・・(笑)。)
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じつは話数が進むと彼がオタク系の一面や、「一族の中ではいちばん根暗(一族、みんなチャラいw)」という事実が垣間見えたりするのだが。
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前出のコスプレ職員(臨時職員)さんが、職場的に内緒で、ヒロインたちの教育係たる先輩の彼女だったり。人間模様、相関図がけっこう錯綜。
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さらには「課長」が、なぜか(ハイテクな)ぬいぐるみウサギだったり。
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こうなってくると、シュールなのである。※ウサギ課長の声優さんが小山力也さん(『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアーだよw)です。
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成人ばかりでなく、女子高生キャラも出てくる。この子は"ウサギ課長の娘"。
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胸囲の胸格差社会・・・。
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そんなヒロイン山神ルーシー【以下略】(なんちゅー名前だ)が、やがて終盤、コスプレイヤー先輩にコーディネートされた姿がこれ。(終始パンツスタイルで、絶対にスカートは履かない派だった。)
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ヒロイン補正が炸裂なのである。
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んで、あろうことかチャラ男くんが、中盤あたりからルーシーに「洒落にならないくらいマジ惚れ」していくくだりは、なんか微笑ましいものがありました、とさ。
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(ここで、コスプレ職員嬢に「ざまぁ」と評価される(笑)、申し訳程度のシリアス展開が入る。)
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結局は、とても「ラブコメでした」と見終わっての感想です。

当初、見始めたときの印象が、第5話あたりで転調した感じになります。

個人的には、「ルーシー地味に可愛い」という事に加えて、私は"じと目キャラ"の臨時職員"千早 恵(ちはや めぐみ)"さんが好きでした(笑)。
 
"じと目キャラ"だから抑揚なく喋るのがデフォルトなんだけど、なんと、あの「けいおん!」平沢唯ちゃんの声優、豊崎愛生(とよさき あき)さんがCVだと言うのが、逆にツボりました。
けいおん~唯の時と全然テンションが違うw
 
それと、先ほどから"ルーシー"と呼んでいるヒロインのフルネームは、じつは以下のとおり。
 
「山神 ルーシー、喜美子、明江、愛里、史織、倫弥由保知帆子彩乃冨美佳千歳早苗美紀子壱花由紀乃麗奈恵利亜衣多美子千景エミリア樹理亜志津江絵里那千紗夢佳夏希蘭々理恵子刹里智香子あずみマリナヒデコチアキミサキナオミキャンベルミクユカマサコサチコナナムツミハルカユナシマコユキエリンサクラカンナワカナハズキハナミルリミハネモモカヒマリノゾミフタバマユユノアマヨ……」と続くことが本編とCDドラマで解っている。(後半、漢字不詳)
つまり、まだ続くらしい。

ルーシーの両親が、わが子の命名に周囲の人々の知恵を借りたら「選択に迷って」
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全部つけちゃった、ということになってる。
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落語の「寿限無」(じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ かいじゃりすいぎょの すいぎょうまつ うんらいまつ ふうらいまつ くうねるところにすむところ やぶらこうじのぶらこうじ・・・以下略)の現代版だ。
※「寿限無」の名前より、ルーシーのフルネームの方がはるかに長い模様。
 
したがって、ヒロインが首からぶら下げている、お役所のネームプレートは"山神ルーシー【以下略】"となっている。
 
こんな名前を命名した"ルーシー親"もアホウだが、当時、これを受理したお役所(の担当職員)もどうよ?、ということで、ルーシーは「当時の担当職員に恨みごとのひとつも言いたくて」公務員になったらしい。(いや、親の方が問題だろ、とは思うが・・・。そもそも公務員にならなくても文句は言えるだろうし、成人してからなら自ら改名も出来るだろうに・・・。とツッコミ入れてはダメらしい。)
まぁ、かたや落語だし、こちらは漫画だし。
(とはいえ、キラキラネームや"当て字"の類が通っている現状からは、なんとも言い難いものだ。)
 
それはそれとして、原作者の高津カリノさんは、そのヒット作品に、やはりアニメ化された
『WORKING!!』というタイトル作品があって、 (↓ 下の「絵」が『WORKING!!』)
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こちらのアニメは、足立慎吾さんがキャラクターデザイン、作画監督をされているので(「ソードアート・オンライン」のキャラクターデザイン、総作画監督もされている人)、また「サーバント×サービス」とは「絵」の雰囲気が違っている。じつにこういうのは、アニメーターさんの個性の方がそれぞれに出ている感じだ。
(「サーバント×サービス」のキャラクターデザインは西位輝実さん。)
 
ともにキャッチーな絵柄なんだけど、私は実は『WORKING!!』の方は噂しか知らなくて、まだちゃんと見ていない。こうなるとそちらも見たくなってきますね。(現在3期までやっているそうな。・・・最新の3期、このアニメ、なんか関西では3~4本セットになったアニメ枠で放送されていて、このスタイルが気に入らない私は録画してなかった(笑)。毎回セット放送で録るしかない3~4本分のアニメを後で゜タイトル分けしたり、いらないタイトルはマメに削るという作業が、もうシンドイのよ(笑)。だったら、「あ、もうHDDの負担になるから全部なしでいいや。」と録画しないんです。・・・すみません。・・・でも、お願いだから"あと編集のいらないカタチ"で1タイトルずつ放送してください。・・・ホント。)
 
まぁ、「サーバント×サービス」、未見の方はご覧になってみてください。
 
アニメ以外にも「ドラマCD」もあったりして、同じ高津カリノ先生作品、「サーバント×サービス」と『WORKING!!』がコラボしていて面白いようです。(製作会社がともに゛「A-1 Pictures」さんだから出来たことのようですね。)

では、ルーシーの可愛いショットをしめくくりに加えておきます。
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それでは、またね。
 
 
 
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2015-07-26 15:31 | アニメ | Comments(0)

クレヨンしんちゃん

あまり多くは語れない。
 
ショッキングなニュースです。
 
臼井儀人先生の訃報。
 
クレヨンしんちゃんはアニメも見ていたし、単行本も買っていました。
 
やはり、映画版(アニメの方)は、第二作目「ブリブリ王国の秘宝」あたりから、映画ならではの「力の入り方」やレイアウト、フルアニメーションが入ったりするシーンに感心していました。
 
三作目の「雲黒斎の野望」は美術の美しさに往年の劇場版アニメの王道というか、実写の劇映画を彷彿とさせるクォリティを感じました。(黄色い花畑の俯瞰のロングショットで女刺客が佇んでいるシーンあたりなんかが印象的。レイアウトが素晴らしい。)
  
「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」と、「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」は、やはり余韻が強く残る名作です。
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そうしたアニメ版の出来栄えを喚起させるボルテージが、原作にもあります。
      
既に1990年頃から始まった「クレヨンしんちゃん」の原作漫画は20年近い臼井先生=ライフワークになっているわけですが。
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こんな形で中断されるとは。
   
哀悼・・・・・・・・・・・・・。
 
それでも、間違いなく作品は永い命を得続けるのです。
         
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2009-09-21 05:08 | Comments(8)

私のホムペの「Adult Gallery」が復活しました。

私のホムペの「Adult Gallery」が復活しました。
 
少しの間、パスワード付きコンテンツにしていたのですが、以前の形に戻しました。
営業上の事情もあって(18禁指定ではありますが)復活です。
※寛容力と興味のある方はご訪問下さい。
                
私はアニメのレビューや、サブカルチャーに関しては、誠に高邁な意見を述べつつ、自分の「過去のデスク・ワーク」からはこういうのも出てくるのだから、もう、仕方がない(笑)。

『みるく♥かふぇ』電子書籍コミックス、発売中
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色々な顔があるから説得力なくすんだか、説得力があるんだか。・・・俺って。
(というか、旧作を掘り返して循環させてくれるのね。業界は。・・・私の新しい作品の方を紹介してほしいのに・・・。)


ともあれ、清濁併せ呑むってことでは、こんなセールスも「アリ」・・・・・かと。
(なんにせよ、・・・まぁ、なんにせよ。)(* ̄∇ ̄*)
 
ちなみに、この『みるく♥かふぇ』、今回紹介したサイトだけではなく、他のサイトからも流通するようです。(9/12からとか報告あったな。~今回、紹介したのは7/30から既に販売開始されているサイト。)
 
今の私の「絵」は、こういうものとは違ってきているから「せめて表紙くらい描き直させて♪」と提案したのだけど「いえ、これは、このままで。」と押し切られました。
    
はい?。 

今の私?。
 
Hを描くにしても、もう少し繊細な感じで描くと思います。
ボディ・バランスとか、こういうのがいいとは今は思ってないもの。

     
というか、

実はアダルトじゃなくて一般誌で「鉄腕バーディー DECODE」と「×××♥××××」を足したような方向の話を企画していたのだけど(担当編集氏も編集長もGOサイン出してくれていたのに)、昨今の不況のおりから大元(おおもと)の雑誌社の方が勝手にコケたので企画が消えたばかり。
 
誠に残念だ。
 
ま、「企画書」はそのまま持っておこう。 
         
   
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2009-09-08 21:00 | Comments(13)

「70,000Hit」有り難うッ!

いつの間にか、カウンターが「70,000Hit」しているということで。
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サインペンでガシッガシッと描きました。
パパッと色も付けて。
 
クリックすると大きな画像でご覧になれます。
(わははっ、もって帰ってもなんの役にも立たないけどねっ!。)
  
70,000Hitオーバー、これもひとえにご訪問いただいている皆様のおかげです!。
(先月から今月にかけて、諸事情で更新も出来ていないにもかかわらず。)
   
5月になったら、喪明けで、色々と馬力かけます!。 



ところで、「あし@」関連の訪問者の皆様、私もこのツールを利用させて貰ってますが、なんか最近、「あし@」ツールの不具合が多いですね。
 
皆様の所に訪問させていただいているのですが、私の「あし@」が残せていない状況のようです。
        
ご了承下さいませ。   
         
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2009-04-16 08:56 | Comments(16)

『魔娘』ティケ(Tyche)・フィギュア

『魔娘』ティケ(Tyche)・フィギュア             
    
これは、造型師「蒼龍」氏が作ってくれた私の漫画のキャラのフィギュアだ。
 
拙作「ヘルマドンナ」(講談社刊)で最初にコミックス化された、第3巻に登場している魔物キャラである。
 
完成品だったのだが、なんか、バラバラになった状態で造型氏ご本人から届けられた。
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「妖精バラバラ事件」。
 
このフィギュア、ワンフェスやスーフェス、ジャフコンなどのイベントで個人ブースから販売された時は、雑誌の取材にもあっている。
 
※「メガストア」(電脳美少女ゲーム専門誌、3Dのレビューも積極的だった。)~「メガストア」さんはコミックも出していますね。
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↑ ガレージキットに興味のある人なら、こういうキットと同時期頃と言えば
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『魔娘ティケ・フィギュア』がイベントに登場していた時期が、なんとなく伝わるかも・・・。
 
どちらにしても、かなり以前のことである。
       
さて、蒼龍さんとの会話に話を戻す。
「実家で、知らないうちに落下して破損していました(汗)。」
「補修し直そうかとも思いましたが、多忙でそれも出来ません。」
「こんな状態ですが、原口さんご入り用でしょうか?。」
と連絡をくれたので、「私が補修します。頂戴♪。」と返事して譲っていただいた。

「蒼龍」氏はプロ造形師としてメーカーにフィギュアを提供していた時期もあったほどの腕前だが、彼には誠に堅実なエンジニアとしての本業があったので、「造形師として立つ!」なんて感じに自由業にはならなかった。(きわめて賢明です(笑)。)
 
造形は、あくまでも素敵な趣味の領域と心得ていた人だった。
 
今は妻子持ち。可愛いお子様もすくすくと成長なさっておられる。
堅実な会社員だ。(きっと今頃は重要なポジションにおられるのだろう。)

「蒼龍」氏は、もう今は造形には関わっておられないご様子。
「創作意欲があって、何かを創っては、イベントにも積極的に仲間と参加した若かりし頃」というのは、良い思い出となっていらっしゃるようだ。
 
どういうわけか、彼が「造形師魂真っ盛り」な頃に、私のコミックに興味を持っていただき、続けざまに3体ほど、私の漫画キャラの立体化をしてくれた。
本当に有り難うございました。
フィギュアが好きなので、嬉しかったです!。
 
それぞれのキャラのキット(イベントでも販売されたもの)が、今も私の手元に販売品とは別に10個ずつくらい譲っていただいて保管してある。

実は私は『魔娘ティケ・フィギュア』はキット状態のまま完成させていなかった。
妖精を彷彿とさせる4枚の羽根の取り付け方や、キットとして組立も塗装も「そこそこ技術の要る」中級者以上向きのキットだからである。
(このキャラ、「妖精羽根」があるからと言って、ティンカーベルみたいなマイクロ・キャラではなく、普通に身長156cmくらいはある、等身大の女の子キャラなのだ。)
 
「蒼龍」氏の塗装もいい味を出していて、顔なんか、1/8スケールの割には、鼻は昨今の萌えキャラにありがちな、「ちょっぴり隆起した尖った鼻(記号的な造形)」ではなく、なんとなく可愛い鼻の穴まで上品に感じられる、リアルな作りになっている。 
 
ただ、塗装は経年褪色しているし、基本、肌色や甲殻プロテクター辺りはグラデーションのない単色塗りでちょっと淡泊な感じ。それに肌色も白くなっていらっしゃる。(髪の塗装は凝っていて、バストの艶ありパール塗装は素敵だ。)
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なので、この際、「ティケ」の補修ついでに、もとの「塗り」を生かしながら、私の流儀でリペイントしてみよう。
 
オリジナルの塗装を完全にリセットしないで、「プラス」する感じなので、今の私の絵柄とも、少し違う。どちらかというと、あの頃を意識して塗る。
 
こんな感じ?。肌色の彩度をUPして、目は上下睫毛の輪郭の描き足しをして、
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髪にはパール塗装で「ツヤツヤ」てかる感じにする。
頬のマーキングの色もピンクに変更した。
口元も牙が分かるようにはっきりと塗装。
 
もとの造形が良いので、なかなかにサマになる。
 
ポージングの安直さは、当時に依頼されて描いた、私のフィギュア用のデザインが悪い。
アマチュアのディーラーさんに高度なものを要求しては酷だと思って、テーマ性のない簡単なデザインにしてしまった。
 
出来た造形を見た当時、これなら、もっと艶めかしい女性的なポージングを要求しても、蒼龍さんは応えてくれていたのではないかな?と、今さらながらに思っている。
 
~~~~~~       
 
新作は、新鮮で大胆なアプローチになることを良しとするが、どこかしら過去作品へのオマージュは繰り返し、なんらかの形で、そこかしこの要素に再生産されていたりするものだ。
 
コミックもフィギュアも同様です。        
    
私は造形氏「蒼龍」さんのファンでもありました。
で、自分のキャラだし、「私が、塗れば・・・」というアプローチも「あり」かと。
  
止まってしまうものなんて、クリエイターの世界にはありません。
               
作る気持があれば、いくらでも新鮮な命は吹き込められます。    
              
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2009-01-18 21:27 | Comments(8)

新年明けましておめでどうございます。

新年明けましておめでどうございます。
 
丑年のホムペ、TOP絵は、宣言通り本当に「省エネ」にしました(笑)。
 
というのも、実は「この娘(キャラ)」にとあるヒントがありまして。
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※昨年から当ホムペの案内嬢をやってくれているこの娘、
※あるいは、ジャスバー「Whetstone(ウエットストーン)」さんの看板娘にもなっている。

  
こういう猫ミミ・キャラ
 
ひとつのヒントです。
 
ちなみに今年の干支の「丑(牛)」さんはここにいる。
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はいはい、ミニマムだけれど牛さんはスケールが大きいのだ。
 
良い年でありますように。

 
で、話を戻して「猫ミミ・キャラ」、
 
これが、どーした?。
 
いや、今、なんか新たに描きおろすと、どんな絵を描いても、

そのまま「ネタばらし」しそうな絵しか描けないような気がして、
 
描くに描けません。
 
なにもかも、今のところ内緒です(笑)。(与太ではなく、マジ企画、進行中。)
                    
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2009-01-02 21:59 | Comments(4)

アシスタントさん

仕事部屋に歴史あり
 
ふる~い写真が出てきた。
初めて複数人以上のアシスタントさんを入れて仕事をやっていた頃のスナップ。

三人のアシスタントさん。
 
この狭い部屋に二人を押し込めて仕事をして貰っていた。
 
もう一人は私の部屋に入れて、ふた部屋に別れて仕事をしていた。(キッチンルームを挟んで数歩で行き来が出来る間取りで隣り同士ではなく、北部屋と南部屋だった。)
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おぉ、無意識で選んだ写真の構図でも右の男性が一人見切れている(笑)。
すまん。

私がそういう性根だから、当然、自分の部屋に入れていたのは「女性アシ」だったんだろう?
と勘ぐるのは間違い。
 
真ん中の男性が、その頃の仕事における最初のアシで、自然、私の隣で仕事をしてもらっていた。
彼に続いて増員した左の女性と右端の男性には、成り行きで同じ部屋に入って貰っていた。
 
今でも貧乏だが、この時も貧乏で、福利厚生の良くない環境で皆に頑張って貰っていた。
 
なにせ自宅兼仕事場だったので、他の部屋には私の家人が居たのだ。
仕事にふた部屋使うのがやっとだった。
(この後に、別棟に4DKの仕事場を借りて、4人目のアシさんも雇った。~4人目は女性で、いちばん年下だった。他の3人の面子はほぼ同年代~それでも今度は優雅な広さだった。)
 
上のスナップは、その「仕事場」以前のタコ部屋状態の昼休み時というので、3人がひとつの部屋に入って、小さな座卓で「昼食(夕食だったか?)」を囲んでいる風景だ。
狭い部屋に集まって(笑)。
本当に質素なものである。(・・・涙を誘う食事風景だ。食事外出も休み時間内ならOKだったのだが、時間を惜しんで、彼らはカンタンな出前をとることが多かった。)
 
でも、和気藹々でやっていたつもりである。
 
アイマスクをかけたから分からなくなっているが、皆いい表情であった。

そういや、今になって気がついたが、4人目の彼女(アシ)さんの写真がない・・・。(なんで撮影する機会がなかったんだろ?)
なんとなく撮りそびれてしまった事が残念だ。
 
デジカメの今なら気楽だよねぇ。
こういうのはフィルム・カメラの時代だったから。まだ。
 
その4人目の彼女が比較的に最近になって、ホムペ運営者同士という事で相互リンクをしている。(このブログではなく、ホムペの方です。)
 
さて、 
            
この写真の面子は、今はとうに私の所にはいない。彼らは今でもなんらかの形でクリエイター業に関わっているという事だ。
 
ところで、アイマスクを入れてもいいのなら、私の写真も出すのがスジだな。
 
・・・・・その内にね(笑)。
       


こんな写真も見つけた。
 
阪神大震災以前の町のスナップ。
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知っている人には有名な、神戸の繁華街、三ノ宮の阪急駅ターミナルである。
 
ふたつのアーチが印象的なこの古典的な建物は、ジブリ作品のアニメ「火垂るの墓」に、第二次大戦当時の描写でも変わらない姿で描かれていた。
 
戦前からある建物で、あの阪神大震災まで現役だった。(大震災がなければ、まだまだ内部的補強工事をして現役だったかもしれない。)
 
大震災で半壊となり、再建ですっかりと姿を変えた。
 
これは貴重な写真である。
大震災前の、こういう、神戸の町の資料が山ほど私の手元にある。
          
取材場所は偏っているので、(系統立てた上での)たいした資料価値はないが。
        
神戸の前の町の姿を知る者にとっては、興味深いものが多い。           
               
人も町も、時は経る。

                     
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2008-12-23 08:23 | Comments(11)