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アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪ ~その3~

 
アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪ ~その3~

である。
 
第9話のレポート。
 
あくまでも私見だが、このシリーズにおける「神回」来たりという感じだった。
カンナの存在と、このキャラをレギュラーに置いた意味がひときわ輝いたシナリオである。

「家族」ってのを、あらためて見つめる回だったのだ。
 
小学校の「運動会」というのは、何か特別だったような気がする。
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でも、カンナには人間界の「運動会」ってのが初体験。
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才川の滔々たる「運動会の説明」の中でも、「お父さんやお母さんも見に来るのよ。一緒にお弁当を食べるの!。」というフレーズは魅力的だった。
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いつものタイトル。
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ちなみにこの"OPタイトル"の中で、ドラゴンたちが音楽に合わせて「タモリ倶楽部」みたいにお尻を振っているシーンが好き♪
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小林さんに「ねぇ、小林~~、来るのォ~~。」と運動会観戦をねだるカンナ。
だが、お仕事の連日の多忙さでグロッキーな小林さんには無理っぽい。運動会日が納期と重なっているもよう。
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トールがなだめるが、来てくれる気力のない小林の反応にすっかりショゲるカンナ。
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言い訳をする小林に「・・・もう、いい!」と言い放ってヘソを曲げてしまう。
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カンナの失意っぷりには、大人たちも戸惑う。
運動会くらいに親が来ることが重要な感覚のなかった小林さん。
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いったんは思いっきり落胆していたカンナだったが、ふと思い立って、トールに「認識阻害の魔法」をかけてもらって、会社での小林さんの仕事っぷりを覗き見てみる。
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(肩凝りとか疲弊しながらも)必死で働いている小林さん。
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カンナはそれを暫し見つめて帰っていった。
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そうして、その夜小林さんに「運動会は友達みんなと頑張るから、小林は来なくても大丈夫。」と自らを辛抱させてそう告げる。
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こういう子供の態度は、逆に親役の立場には馬力をかけさせてしまう。
 
以前に、カンナの「トールさまはお姉さんっぽい」「小林はお母さんっぽい」(だから、学校のほかの友達の親たちが来てくれるように小林たちにも来て欲しい)と言っていたセリフが脳裏にひっかかり続けていたし。
 
カンナの本当の親でもなければ、まだそんな年齢でもないと思っている小林さんだったが、トールから、「今日カンナ、小林さんの会社に行って、こっそり様子を見て来たみたいなんです。」なんてことも聞かされて、その上での今のカンナの挙動には
、あらためて罪悪感を感じてしまう。
考え込んでしまった。
でも、小林さんの考え込むのはほんの寸時のこと。
トールに「明日からもっと帰り遅くなる。」と宣言する。
 

小林さんは連日の残業強行軍を決意して、これまで以上に仕事を頑張った。
さりげなく助っ人してくれる同僚の滝谷君。
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そして、やがて運動会の一日前に「明日、行くよ♪」と、カンナに報告する小林さん。
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「小林ダイスキ!」と抱き着くカンナ。
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小学校の運動会当日。
・・・思えば、その昔、私の家族も運動会には手弁当携えて来てくれたなぁ。
中学以降の体育会はもはや家族の来るのなんて恥ずかしかったから来なくて当然だったし、「小学校の運動会」だけが、まぁ、特別なステージにあったわけだ。
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小学校低学年を子に持つ保護者の立場から言っても、我が子を観戦するのが楽しいことだったとは思う。
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子供の方だって家族の視線を意識している。
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ひとしきりプログラムをこなした後の「昼食のお弁当」は格別だ。
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ある意味、普段の家庭料理とは違うメニューが並んでいたものだ。冷めていても格別に美味しいのだ。
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さらにまた、ひとしきり競技プログラムは進み、各学年はクラス対抗で獲得順位の合計点数が掲示板に重ねられていった。
こうした競技の勝ち負けも当時は重要だったかなぁ。
今時の風潮では、子供の競技に勝敗や順位をつけるなみたいな意見があって、
実際そんな意見に学校側が配慮しちゃってるのが滑稽なんだが。
 
チームワークや対抗リレーなんて、ちゃんと何かしら育んでいるのではないかなぁ。
 
進級や進学、就職、業務の成績、競争や待遇格差のない社会なんてないわけだし。
 
勝つ子もいれば負ける子もいるってのは残酷なんだけど、自然でもあるんだよね。
 
で、3年生たちのクライマックス競技。
選抜4人チームでの(運動会前の途中の描写で、このリレー選手にカンナは立候補していたような描写があった)、クラス対抗リレー。
 
ここで、第3走者の才川リコちゃんが2位から1位に上がろうとしていた場面で「失敗」してしまう。
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バトンを落としてしまった。
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第4走者、アンカーのカンナが待っているのに。
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この大失態は絶望的だ。
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「My Love カンナ」の才川には、チームやクラスの皆への申し訳なさと、自分の失敗の許せなさの中で、それでも競技に戻って懸命に走る。
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追いつけなくても追いすがる。少しでも差を縮めようと最下位から必死。
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競技を捨てなかった才川。バトンタッチは最後尾になってしまったが。
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「ごめんなさい!」と涙いっぱいでカンナに謝る中継の才川に、
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「・・・まかせて!」とカンナが言い切る。
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カンナは失敗しても競技を捨てなかった才川の"走り"をじっと見つめ続けていた。
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ヘトヘトになった才川リコ。
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立っていられなくて涙ぐみながらトラックにへたり込むが・・・。
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競技の行方を実況する先生のアナウンスに導かれるように目線を上げると。
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カンナの猛追と追い抜きのサマをまざまざと見せられてしまう。
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カンナすごい。才川の粘りにその身で、全身で応え続けている。
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4クラスのうち、二人を振り切り、残るトップランナーに追いつこうとしている。それはおそらく、魔法でもドラゴンの力でもなく、人型として等身大の脚力で駆けた上での敢闘であったろう。
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才川、茫然。釘付け。
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一心不乱のカンナ。
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ついには僅差でトップだったチームまで振り切ってゴールイン!。
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チームやクラスの皆が「優勝」に大喜びする中で、才川は同じように喜びたかったがうしろめたかった。
そんな才川に、カンナの方から歩み寄ってベロチュー(キスではなく甞め上げていた)。

「才川があそこまで差を詰めてくれたから勝てた。ありがとう、才川。」

才川リコの失敗なんか関係なく、そのあとの懸命な彼女の頑張りの方を無条件にカンナは褒めたたえた。
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これには、才川も照れくささや反省以上に「悦び」の方が勝る。
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真っ直ぐなカンナの言葉を全身で受け止めて感謝する。
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「優勝した」ということより、このチームの友情と敢闘精神にこそ、観戦する保護者達も拍手を送る。
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才川のお父さんかお祖父さんか知らないけど、そりゃ泣きますわ。(え、なに?、やっぱりこのお髭がお父さん?。若く見える美人なお母さんと不釣り合い過ぎてるな(笑)。)
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翔太君の画像を私は全然拾ってないが、(ひとつ前のレポート「水着回」の画像で、ルコアさんの隣にいたのが写ってはいる)じつは小林さんの会社の専務がルコアさんを住まわせている家庭の保護者である。ルコアさんの前に居るのが専務夫妻で翔太君の両親ね。・・・ルコアはどうゆう扱いになってるのかね?、専務宅では。とにかく、皆さんが拍手。
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運動会が無事に終わる。
 
公園で自動販売機のジュースで打ち上げ♪。
(下の絵だと分かりにくいが、カンナの胸には首から下げられた「優勝メダル」が。) 
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カンナが「家族ふたり」に来てくれたお礼を言い、「どういたしまして。」と返すふたり。
 
「(ドラゴンのチカラを出し切って)思いっきり出来なかったから、なんだか不完全燃焼ですねぇ。」と言うトールのセリフを受けて、カンナは「・・・それでもいい。・・・みんなと一緒がいい。」と言い切る。
(実際のところ、本来のドラゴンパワー全開なら、徒競走のトラックなんざ閃光の一瞬で駆け抜けていたのかもしれないが(笑)。それをやっちゃうと異質すぎることを幼い(?)なりに、すでに了解している風情はある。そもそも、最初の転入時に才川に喧嘩を売られたときに「ウソ泣き」でスルーしてみせた娘だからw ) 

そのあとは、唐突にルコアさんも混じって、なんかいつものドタバタ予感で今回のドラマは閉幕するが。

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小林さんが、
「運動会に保護者で参加か。・・・変わったな、私の生活。いつの間にか、変わったのかな、私・・・。」
としみじみとモノローグするところが印象深い。
 
うむ。
そんな保護者の気持ちがある人、あった人は、大切にしていただきたい。
そういう「思い入れ」をする機会のない人も、まぁ、近頃は少子化や不婚で地味に増えてきているわけだから。 

エンタメのアニメがそれを疑似体験させてくれるのも、感慨深いやら罪深いやら(笑)。
 
これは、アニメ視聴内のことだけにとどまらず、地域社会や、あるいは仕事上でも、そんな立場に関われるチャンスや機会があるなら、関わるべし、という示唆にもとれますね。
 

ある意味、このエンタメ(アニメ)を作ったスタッフたちは、こういう作品を作って世に送り出すことで、そんな責務のひとつを「愉しめるカタチ」で果たしているのだな、と言えるわけだ。
        
娯楽プログラムも、そう思えばこれまた感慨深い。  

ところで、 
 
原作のクール教信者先生の作風は、(別の漫画で)私もそれなりには存じ上げていたが、じつは恥ずかしながら「~メイドラゴン」をアニメで見るまではこっちは知らなかった。
そして、本作のアニメ化を「京アニ」がやっていることや、その原作が
クール教信者先生だと言うことを"始まってしまってから"あと追いで知ったクチでして・・・。

だから、「
クール教信者先生の独特な画風タッチを京アニがやるとこうなるんだ・・・。」という感覚で見ていた
 
原作へのリスペクトと、アニメならではの絶妙なハンドリング感があるイメージだ。
と同時に第9話は「アニメ版オリジナル脚本」みたいな噂も聞く。
だとしても、今回ばかりは「俗に言うアニメ化における尺稼ぎの"水増し"」などではなく、原作にもある「要素」と先述したリスペクトがあればこその良い意味での"翻案回"であったように思う。
 
その辺は京アニさんの「らき☆すた」や「けいおん!」とかに通じるものがあるように感じる。 

今回の第9話のような脚本と、「優しさや視聴者の見たいものを」じっくり描写した内容には「きっと第2期もあるんだよね?」という期待が今から既に持ち上がっている。
・・・だってワンクールならもうすぐ終わってしまうから。
 
(後追い知識として検索で知った、原作の)イルルってキャラが出ていないのと、エルマの登場が遅かった分、彼女の活躍が少なかったとか、「けいおん!」みたいに、さほど間を置かずに「アニメ第2期」が出来るのかどうかが早くも気になっている(笑)。


まだまだ見ていたいからだ。
 
原作のストック的にどうなのでしょうね?、その辺りは・・・。
   
 
  


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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2017-03-18 06:51 | アニメ | Comments(5)

アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪ ~その2~


アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪ ~その2~
である。
 
面白い。
とにかく、愉快なエンタメだ。
 
今回は
2回目のレポートとなるわけだが。
第7話をレビューする。
 
(そのうち、自らのこのクセを修正しようとは思っているが・・・)
どうも、キャプチャー画面が1回のレビューで大量すぎて、私ごときのサイトを閲覧してくれる視聴者にも呆(あき)れられているのではないかと自覚しているのだが、なんか「手癖」「語り癖」みたいになっているので急転直下には直らない。
 
このアニメの近々放送分まで(第7話~9話、もしくは10話まで)のレポートも、今回にまとめてしまうつもりだったけど、分けることにする。 
 
第7話は「海水浴ネタ」と「コミケネタ」であった。
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その前に第6話の前半部分にも、ちらりと触れておく。
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なんかもう、いつの間にかすっかり「カンナ My Love」になってしまっている才川リコちゃん。
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自宅に招いてのゲーム遊び「ツィスター」(まだ定番ゲームとして存在しているんだね)をやったりしている時もドキドキの才川リコ。その様子のダメさがむしろ可愛い。リコかわいい。
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で、実はリコちゃんには「メイド・マニア」な実姉が居て、メイド時の通称が才川ジョージー(下の図の右から二人目)と言う。~本名が才川苗であるとか、中学3年生であるということまではアニメの中では詳(つまび)らかにはされていない。(本作の公式サイトにでも行かないと分からない。物腰の落ち着きようから、私はジョージーさんって高校生くらいかと思っていた。)
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そして、担当声優さんの声を聴いているだけでアニメファンなら分かることなのだが、準キャラの下の小学校の女性教諭とか、上のジョージーさんとか、(あるいはその他のモブキャラ役にまで)後藤邑子(ごとうゆうこ)さんが『小林さんちのメイドラゴン』では掛け持ちで果敢に声優出演しているのが嬉しい。(ご存知、ハルヒの朝比奈ミクル役とかで有名な人気声優さん。)
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後藤邑子さんはご本人の体調問題などで、暫しファンも気がかりなところだったのだが、こうして活躍されているのは大歓迎な限りである。
 
いろいろな役どころを演じ分けられるハズだから、声質を意図的にコントロールされていたら、ファンでも気づけないのが声優さんの凄いところなのだが、あえて、ミクルと同質のトーンで演じてくれているサマは一発で「後藤邑子さんだ!」と分かってしまう(笑)。
 
それはそうと、近年(てか、かなり前から)声優さんのアテレコだけではない、ご本人のヴィジュアル・マネージメントの増えた昨今、「声」だけではない各声優さんたちのリアルご出演もよく見かける。
 
私はそうしたプログラムや舞台をチェックするのは消極的な方なのだが、たまたま見る機会があれば、面白がって見たりもする。
 
メイドラゴンのメイン・キャラのスタッフたちが、これまた元気な女性陣で、まぁ若い。
キャピキャピしているカルテット(トール、カンナ、エルマ、ルコア)は、なるほどと言う感じだが、それ以上にイメージを裏切らなかった、と言うか、なんか上塗りしてくれるくらいのクォリティだったのが、こうしたバラエティ放送に飛び入りしてきた、小林さん役の田村睦心(たむら むつみ)さんだった。
こちらが、もう、まんま"リアル小林さん"と言うか、さらに男前な感じでドンピシャリのイメージとヴィジュアルだったのが見事だ。
メインカルテット陣より実年齢的にもやや先輩格で、ショートヘアーでね、そのスレンダーなスタイルも立ち居振る舞いまでもがカッコイイくらいでした。
 
アニメのキャラクター性が、ここまで抜け出して来たような人材にはほとほと感心した(笑)。
 
レポートが脱線したが、第7話である。
 
「テコ入れ」とサブタイトル化するまでもない水着回。
もちろん、「テコ入れ」なんて表現は野暮で、ここまでの『小林さんちのメイドラゴン』は毎回が楽しめる内容で、外しも失速も微塵もない。
 
第1ヒロイン、トールのヴォリューム感のあるスタイルの良さは、メイド服を着ていても伝わってきていたのだが、まぁ、あえて言えば、ひょろっとした小さなトカゲ的な表現ではない、たっぷり感のドラゴンの尻尾が、人型時の彼女のお尻からどんな風に生えているのかが皆目想像がつかないくらい。
普段はロングスカートに(もしくは与えられた短めの私服スカートで)覆われているのでミッシング領域だし、水着回でどうなるのかと思っていたら、便利なことに(ズルイことに)臨機応変に尻尾は隠してしまえる仕様だった。
 
だから単純に、(小林さん曰く)中身の羨ましいサイズのナイスバディなおねーさんである。
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一方、小林さんのツーピース水着はひたすら平坦で、ルコアさんの水着は海岸指導員に連行されてしまうほど凶悪な露出度と超絶ヴォリュームだった。
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カンナは上体は幼女らしいのだが、太ももから足先までの表現が"(ショートサイズなのに)むっちり"なんだよね♪。(作画陣おそるべし)
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係員に注意されたルコアさんの水着は「元がウロコ」なので自前でデザイン変更が自在なんだとか。・・・つまり、私見を述べれば、そういうのはもう「魔法的に」なのだし、トールのドラゴンの尻尾も解剖学的に人体の皮膚や筋肉とこう繋がってなんて具体性なんかないのである。人型と竜がオーバーラップする感じで、同居してるんじゃなかろうか。
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にしても、けしからんボディですね。

ちなみに私的な嗜好で言えば、ルコアさんのボディはもはや私にはギャグ範疇で、トールさんくらいまでが「いい意味での豊満さ」の限界なんですよね。
原作では、イルルというドラゴンが追加登場していて、イルルは幼女カンナの容貌に近いくせにバストだけルコア並みの凶悪さというバランスらしい。(人間的な年齢設定はトールのような20歳前後くらいなんだとか。)
 
ただ、そこまでいくと、男性視線から見ても「お色気」と言うより、ネタかギャグでしかないわけだが。
 
ま、この話しは、真性のグラビア・アイドル的扱いでコミック・ヒロインの人気を狙うカテゴリーの作品ではないので、なんか切り口や入り方からしてみんなネタなんだよねぇ。そんな切り口なのに、どこか淡々としている。

水着回の中で、小林さんの印象深いセリフがある。
 
海水浴場、浜辺の遊びから「お昼の食事」後、一呼吸おいて、小林さんはトールにねだって沖に出る。
(ここはむしろ、トールを夏の海で解放するための提案でもあったのだろう。)
ドラゴン化したトールの背中に乗って(下の画像にはないが小林さん関連の参加メンバー全員が人の姿でトールの上で)寛(くつろ)いでいる。
 
トールとの語り合いがたまたま「大人になること、大人になったということ」について触れられる。
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小林さん曰く「(大人になるってことが、どういうことか私にも分かんないよ、だってね)たいていの人って大人になろうとしたんじゃなくて、子供でいられなくなったってだけなんだから。
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なんか、このセリフは妙に胸に来た。

語り口が独特なんだよなぁ。
 
「熱血」、「猟奇」、「エロス」、「萌え」、「蘊蓄(うんちく)」、というそれぞれのカテゴリーに浸かりまくっている、作品色の打ち出しがポイントになるものと違って、本当に距離感が独特だ。
その独特さが「好ましく」思えてしまえるのが、まぁ強味なんだね。 

そして、7話の後半が「夏のコミックマーケット」のレポートとなる。
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トールたちには勿論未知の領域。数日間で百万人を超えるイベントなんだとしても、視聴者的にも噂やネット越しでしか知らない空間ではある。
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かく言う私も未体験者だ。神戸の地方イベントのコミケを覗いてみたくらいしか知らないので、「聖地」の迫力はなんにも分かっていない。
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それを出店側の様子から、逐一、かなり忠実な感じで、この話数ではレポートしていた。
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小林さんの同僚、滝谷君が「うすい本」や「同人ゲーム」の出展者としてホームグランドなのだ。それを友人として助っ人する小林さんに、トールも巻き込まれている。(ちなみに滝谷君、「壁サークル」なのがさらりと描かれている。「島サークル」より人気と実績があるってことだ。)
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会場の描写はそのままだろう。(ちなみによく写真で見る、象徴的な逆三角形の建造物は、あれも展示会場ではあるが、コミケのメイン会場は第1~第6ホールとなる、もっと広い空間だ。東京ビッグサイトのほぼ、ほとんどの施設を使って取り行われるのだとか。)
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展示会場の準備が進む。(一般入場者はまだ。)
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いよいよ開幕。小林さんは売り子で、不慣れなトールは列整理役。
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人波の怒涛がいっきに押し寄せる。ここは同好と趣味という名の戦場になる。
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うん、凄いわ。こういう現場の空気感、充足感も好きな人にはアリアリなんだろうけれど、単純に体力的にも根性的にも私には無理です(笑)。
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建物の外までこんな有様。天候が荒れたらどうなるんだろうね。逆に天気に恵まれても夏の炎天下は厳しい。(コミケ情景の美術・背景描写、人の再現度が忠実ですさまじい。)
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「頒布」という名で、商取引の実態はあっても、なんやかんやでオブラートにくるまれた独自の現場だ。「お客さま」というものはなく、皆が「催しを盛り上げるための参加者」だという空間。
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行列のマナーの良さ、自然な喧騒の中にあって尚、整然としたサマ。
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総合病院や、何かのセールスで2時間でも何時間でも順番待ちをしているような、ああした空間はさすがに違うなとは思えるが、さらに別種のオーラのある場所なんだろうか。
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少しばかりの年齢幅はあっても、少なくとも病院のような高齢者は列の中にはいない。小さな子供もいない。「趣味」「夢」「(年齢幅はあろうとも)青春」の空間なんだろう。(年齢制限されていないのだけど、なんとなく暗黙の安全装置が働いている。)
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統率がとられているのも驚嘆である。(私は春や秋にこれをしてもらっても現場で体調を崩して倒れる自信がある。立って並んで待つのが無理。神戸の震災経験者だが、自宅倒壊しなかったので、籠城派であり、結局ライフラインの復活を待つために県外脱出した一派だったからなぁ。帰宅してからの整理が大変ではあったが。)
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あ、そうだ、これこれ。コスプレイヤーの存在♪。
これは「華」だよね。
あくまでも「お祭り」だ。人々が好んで集う癒しの空間なのだ。
(トールは中途半端なドラゴン姿を勘違いされただけなんですが(笑)。)
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「お祭り」「催し」の終了時には参加者の皆さんが「拍手」をする。
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なに、この清々しさは・・・。(実情、こういうイベントごとはトラブルも付きものだろうけど、ネタ的にそこをクローズアップするのは、またそういう視点の作品でやればいいことだしね。)
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もっとも、参加者全員が祭りの終わるころにはヘトヘトになってることは請け合い。(でも、徹頭徹尾のぼっち参加者でもない限り、仲間のいる人たちは、このあと「打ち上げ」「二次会」と言う名の、親睦を深め、労わり合い、喜び讃え、反省会までするような「飲み会」「食事会」のイベントが待っているのだ。)
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「こんな青春」の機会。現場の頑張りはスゴイ。
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リアルな参加者も、噂を伝え聞くだけの立場の人も、一切関知も関心もない人たちも、邪魔はすることなく、見守ってあげるのが良識中の良識なんではなかろうか。
 
個人的には、コミケの方ではなく、造形の方の「JAF-CON(ジャフコン)」時代に知り合いが出来て、造形物のデザイン参加やパッケージ描きをしたことはある。
(今は「キャラホビ」に名称や形態も変わっているのだったかな。)
 
だからコミケは知らなくても、ほんのちょっぴり、こうしたイベントに費やすエネルギー、行動する人の苦心は理解できる。
 
その時の造形クリエイターさんは、あくまでも「ホビー」として造形をエンジョイしていた同好の士だったので、本業は堅気で、その後は家庭持ちとなりお子様もふたり成している。至極まともだ。
 
アニメの世界観も俯瞰して見ていると、とても穏やかですそ野は広いものなのである。 
 
いや、趣味的にかなり尖ったり偏った認識で時を過ごしたとしても、それはそれでいいのじゃなかろうか。
 
その時に、その空間や時間や、たとえ現場に参加できなくても、関わろうとした経験のある人なら、なにかしら「思い出」のひとつでも得ているのが、コミケやホビー、エンタメの加護というものなのだろう。
  
アニメ、コミック、ホビー、エンタメってのはいいものだ。
 
 

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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2017-03-17 17:25 | アニメ | Comments(0)

アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪ ~その1~


アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪、の
~その1~、
ということで。
 
現時点で、まだ放送は完了していない。
あと1~2話くらいTV放送が残っていると思う。
(近年のワンクール・アニメは12~13話だったり、10話で終わったり、スパンがよく分からないので。)
 
だから、途中までの感想レポートを。

とにかく、本作品、まことに面白い。
 
基調がコメディなんだけれど、変化球なホームドラマにもなっている。
 
アバンの"つかみ"がスゴイ。 
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(人間側の)ヒロイン宅に、いきなりの巨大なドラゴンの訪問だ。
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二日酔い明けの出社時に、マンション最上階宅への覗み込みは堪える。
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ところが、竜の鼻づら先に「魔法陣」が現れたと思いきや、巨竜の体は、
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その魔法陣を通過して、等身大の女の子の姿になる。
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しかも、いでたちが『メイドさん』♪。
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ここでオープニング・タイトルロールが入る。
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ノリのいい軽妙な主題歌で、キャラたちのユラユラ踊ってる姿が、
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そのまんま、本作の雰囲気まで醸し出している。
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なぜ、中世西洋の伝説に出てくるドラゴンが?
メイド姿の女の子になって?
現代の日本に、そして主人公(ちょっと言動の男っぽい女性)の前に現れたか。
 
仔細は省く(笑)。
(実際、ドラマ中の"それらしき回想"においても、厳密な説明は投げ出してる感じ。)
 
なんか、酔っぱらった夜の帰り道、夢の中でどこかの山に迷い込んで、そのまま夢見心地の中で「竜」と出会った覚えはある。
あくまでも出鱈目な夢の中の出来事として。
ケガをしていた「竜」とお話をした。
 
その「竜」が、
『わたし、行き場がないんです・・・。』
『じゃ、うち来る?。』

みたいなノリで・・・。
 
出鱈目な成り行きのまま、居直って、押しかけの「メイド+ドラゴン=メイドラゴン」を受け入れるハメに。
 
メイドラゴンの名前は「トール」。
 
一人暮らしの(人間側)彼女に、突然(魔物な)専属メイドが出来て、
メイドを名乗っているくせに、人間界(そして現代)の事情もよく分かってなくて、奉仕の"いろは"さえ手探りな状態からすべてが始まる。
 
ただ、「(仕えようとする小林さんのみを除いて)愚かな人間どもよ。」と、言う目線で挙動する割りには、このドラゴン、外面も(本人の無意識化の内面的にも)フレンドリーな奴で、行きつけになる商店街でもたちまち人気の馴染み客になっている。
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「きゃあ!、ひったくりー!」の悲鳴が商店街内で上がると、同伴の小林さん(主=あるじ)に許可を得るなり、
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メイドラゴン、マッハで犯人を追跡。
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瞬間移動に近いような動きで肉薄するなり、
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大回転の激烈な一撃の拳(こぶし)。
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殲滅。
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いくらコメディ舞台の世界観のことであれ、これだけのことを民衆の面前でやるのは「やりすぎ」。
排斥対象として認知されるべき瞬間だったが、
「メイドさん凄いねぇ!」
で受け入れられてしまう。
(ただ、一瞬、危なげな空気を予感的には描いていた。)
 
この作品、ハチャメチャさと現実論とが奇妙なバランスで混在しているドラマなのだ。
 
決して、暴走だけでハンドリングしないで、冷静な視点や常識も介在させて「間を取り」物語が進むので、それが視聴者に妙な納得と共感を与えてくれる。
そして、ちゃんと「笑い」どころも押さえているのが清涼でさえある。
 
あと、第一話ラストの引きから、第二話で本格的にレギュラーになるこの子。
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メイドラゴン「トール」さんの関係者で、やはり本性は「ドラゴン」が人間化した幼女。名前を「かんな(カンナカムイ)」。
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この幼女キャラが、これまた「萌え」の的中キャラみたいな愛らしさで、単なる添え味ではなく、本作の隠れた支柱になっているくらいの扱いだ。
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かわいい!、とにかく可愛いのだけれど、
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その「幼さ」の描写と、幼きを護る立場の周りの大人たちの認識、立ち位置をけっこう劇中では真摯に描かれる。
 
それが本作の幅にやさしさ、生真面目さ、あざとさも含めた奥行を持たせているし、
キャラ付けの明快な登場人物(or魔物)が多い中、
その配置、相関関係までが絶妙にコントロールされている。
 
これは見ていて心地よい。
 
こんなテーマの話は倒錯して、訳のわからない「うるさい」だけのガチャついた内容になりがちなのだが、原作漫画、クール教信者先生の作風自体が独特なものだし、またアニメ化において、京都アニメーションの作画陣、脚本家陣の「お手並の凄さ」というものもある。
 
監督監修、脚本作劇が(音楽も含めて)抜群なバランスなのだ。
 
楽しくて心地よい作品というのは、これ、エンタメの使命を最大限に果たしていると言える。
(ほっこり、ホロリとさせてくれる要素まであるのだから素晴らしい。)
未見の方には、ぜひお薦めしたいタイトル作品だ。
 
アニメ話数の第5話において、具体的な言葉としての解説がなされるが、そうした解説抜きの画面表現だけでも、例えば「認識阻害」のフレーズは第一話の冒頭から盛んに使われていた。

そもそも「なんで人型からあっさり巨竜に変身しちゃうようなシーン」を人間界の街中で描写しながらも、一切何の騒ぎにもならないのか?、そのことをヴィジュアルだけで暗喩させているのが、これまた芸細(げいこま)なのである。
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流し見せられていた、こうした描写は再視聴すると感心させられる。
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存在を「認識阻害」させるバリアを自分に掛けるワザ。(これはエレベータの中)
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ドラゴンの本性を晒しても、ヴィジュアル的に緑のベールに覆われているシーンでは、彼女たちは透明人間(魔物)なのだ。
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この技は背中に乗せた者や第三者にまでかけることが出来る魔法。
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こうしたバリアの表現も動画の中でサラリと見せて、バリアのかき消える様子までが一瞬の描写である。
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コメディ展開の中で、少しも「理屈」を疎かにしていないし、説明もしていない。
見せるだけで納得させている成熟感は好ましい。
 
ドラゴン'sってか、トールの知り合いドラゴンのキャラ陣もユニークだ。
 
ファフニール(北欧神話に登場する怪物。ワーグナーの戯曲『ニーベルングの指輪』に登場するドラゴン。)
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これが人間化すると下の左側のようになる。(小林さんの会社の同僚、右の滝谷真(たきや まこと)氏と、なんとなくのちにウマが合う。)ただ、本来、変身前や変身後ともに凶悪な感じに見えているが、危ない竜ではあるとは感じさせる。
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ケツァルコアトル。見た目は妖艶な美女だが、性格サバサバ、愛称が「ルコア」ってのが巧すぎる。(本来の名前の中央を取っているわけ。)
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ヒップラインも、
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お胸も、超絶的に第一級品だ。
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エルマ。一角ドラゴンということらしいが海竜的なしっぽを持っているので、アニメだけでは由縁的な「元ネタ」のいまいち分からない竜である。トールとはライバル関係。
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エルマ自体は人間に対して懐柔的な感じはある。(トールが例外的に「小林さんLOVE」な行動に出ているだけで、トールは神や人間とは本来敵対的な種族なのであるとか。)
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で、このエルマだが、あほキャラっぽい一面(可愛いという意味で)がある。
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上は空腹時に、「初めて人間界でクリームパンを食しての図」である。のちに成り行きで(魔法力で経歴など仮構築して)、小林さんと同じ会社の社員となって人間界に暮すことになる。(しかし、ドラゴン勢の女性陣は皆、お胸がでかい。)相反して小林さんがペタンコなわけだが。
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冒頭、一人暮らしのマンション住まいだった小林さんが、
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居候とも言えるメイドラゴンたちの同居で手狭になってしまった住居を、
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不動産屋との交渉まで描写される「引っ越しイベント」が第3話で語られている。
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こういう常識的な手続きの描写が丁寧だ。
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去る部屋の後片付け。
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荷造り作業。
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そして引っ越し業者におまかせ。
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主たちは別途タクシー移動で新居へ。
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新居は3LDKマンション。
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仕事部屋と寝部屋に小林さんがふた部屋取って、ひと部屋をトールとカンナに与える気遣いとやさしさ。
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これは(床にザコ寝していた)居候には厚遇だ。
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つまり、小林さんにとっても、トールたちは単なる同居人である以上に、もはや「家族」の認識があるのだろう。
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あと、さらに「幼い家族」に対して(たぶん人間界における経歴詐称的にはトールの魔法でなんとか出来るのだうが)、第4話で、マンションのベランダから人間の子供たちの登校光景を羨まし気に眺めていたカムイのために、小学校に通わす手筈まで整えてみせた。
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登校のための学材準備やら、ランドセルの買い物とか(小学3年生相当にカンナは転入することがストーリー後述で判明する)、
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経済負担の描写も具体的である。(今時の新品ランドセルの相場38,000円とかはスタート価格に近いらしい。6万円、10万円のランドセルもあるとのこと・・・。)
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ただ、本来ひとり身だった小林さんとしては、こうした出費は厳しい。無邪気にアクセサリーにまで手を伸ばしていたカンナが機敏にそれを察する。
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そして、小林さんに遠慮して、
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気に入ったアクセサリーをそっと棚に戻す仕草がいじらしい(泣)。それに気が付いていた小林さん。
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アクセサリーの件はお預けにして、登校準備ができた♪。(こういう子供の様子を見ていると、保護者的な年齢立場の視聴者だと、ホント、出来ることはこの子の笑顔のために何でもしてあげたくなっちゃうね。)
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そして、編入した小学3年生の教室では、見た目、外国人のカンナは、勉強もスポーツも出来る子として、その愛らしさもあってたちまちクラスの人気者に。
こういうのが面白くないのがクラスメートの中には必ず出てくる(笑)。
ここでは、下の子、才川リコ(さいかわ リコ)がそうなる。(おデコちゃん)
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ただし、カンナに泣かれて、
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あっという間に撃沈。慌てる。
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本音は「抱きしめたくなるくらい可愛い」から、カンナにゾッコンだったのだ。(このゾッコンぶりは後々、熱愛ぶりにスピンアップしていく。)
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カンナの小学校登校の一日目も無事に終わり、その夜の小林家の団欒(だんらん)。
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ここで「入学祝だよ♪」と、小林さんが差し出す包み。
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一度カンナがあきらめた、あの動物キャラのアクセサリーであった。
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嬉しさと悦びのカンナのこういう表情が、なんとも、いやはや。
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才川ちゃんのセリフじゃないけど、抱きしめたくなるよね。(クールな照れ屋の小林さんは、そういうリアクションはしないで、せいぜい「頭をそっと撫でてあげる」とか「手をつないで歩く」くらいが、本作品上で確認できたスキンシップなのだが。)

本作『小林さんちのメイドラゴン』は、このように、豊満な肉体の美少女・美女たちの描写が抜け目ない一方で、「幼女萌え」というカテゴリーだけにとどまらない、「子供社会」、「子供世界」の描写まで、そこそこ丹念にすることで、演出的な幅広さ奥行き感が増している。
 
そういう語り口が、ギャグやコメディものの舞台の中にあって、キラリと輝くような温かみがあるのだ。

もちろん「トールさん」や会社の同僚(数少ない友人)との友情までも、穏やかに(時には過激に)拾われている。
小林さんの悪癖のひとつが「酔うと酒癖が悪い」ってことだ。
 
口汚くなって、セクハラとか同性に対して躊躇なき模様。
 
第一話目で、トールいきなり(たぶん、靴や靴下以外)、酒場の席で素っ裸にされていたし(笑)。
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読者サービス、視聴者サービスってこともあるのだろうが(笑)。
 
のちにはっきり言及しているが、小林さん、自分の肉体の平坦さにはコンプレックスがあることは自覚しているようだ。
だって、なんか会社でパソコンのキーボードを打ち続けている姿や仕事柄、男っぽい風貌で行動しているものの(スカート姿はなく、私生活まで含め、スラックス、ズボン派だったと思う)感じとは裏腹に、「女性的な衣装」にも憧憬は持っているようだ。
 
引っ越しの際、小林さんの昔の持ち物としての「メイド衣装」が発見されている。
これ、原作由来によると、高校時代にバイトまでして「着てみたくて」買ったコスプレなんだそうだ。
 
フェミニンなものにも憧れがあるのだ。
てか、きっぱり「メイドおたく」であるとのことだ。 
 
もっとも、このメイド衣装に関しては、自ら着てみて「あまりの似合わなさに絶望して(当時、周囲からもダメだし指摘された模様)」二度と着ることはなかったとか。 

さて、アニメのシリーズ後半の話、レポートは「~その2~」で触れましょう。
感動的な神回がありましたなぁ。
 


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