タグ:アニメ ( 224 ) タグの人気記事

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン

「ソードアート・オンライン 第2期」を見た~その3 ♪

Sword Art Online Ⅱ「ソードアート・オンライン 第2期」を見た♪

アニメ・シリーズ第2期のレビュー、その3である。
前回紹介した『マザーズ・ロザリオ編』の後半(つづき)、そして完結であります。

※尚、キャプチャー画面の紹介やキャプション(説明コメント)により、そのままストーリーのネタばれになっていますので、未見の方はくれぐれもご注意願います。


物語は佳境に。 

いや、「佳境に」という言い方は違うな。 

私たちは「物語」が好きだし、
「映画」や「小説」にしろ「漫画」や「アニメ」にしろ、鑑賞者、読み手を夢中にさせる作品には、人生の何かを考えさせられるような「教室」のような「チカラ」がある。 

「物語」という「教室」で、私たちは何か大切なことを学ぶこともあるのだ。 

先述もしたことだけれど、「清涼剤」や、「アトラクション」であったり、中には「切ないほどきらめく、宝物のような輝きを放つ」ものに出会えることもある。 

「映画館は人生の一番の教室。」と、かの淀川長治さんは仰った。
それはそのまま「物語」という「教室」、「教材」からのメッセージを私たちも日々のエンタメの中から受け取ることがあるのだと思う。

この「ソードアート・オンライン」~『マザーズ・ロザリオ編』は、とりわけそうしたことを感じさせてくれた。
 
「SAOサバイバー(生還者)」の就学生たちを集めた学校にアスナはユウキを伴い登校する。
この職員室の美術がなんともまた見事な描写の緻密さ・・・。
c0137122_4301529.jpg
アスナは、ユウキの『視聴覚』の双方向型感覚装置をこんな風に肩に乗せている。
担任(国語科)の先生がいい味。
c0137122_4302125.jpg
クラスメイトはなんとも皆フレンドリー。もとより臆するユウキではなかったし。
c0137122_4304019.jpg
小学四年生以来の学校の雰囲気。まだ年齢的には中学1~2年生くらいのユウキからは高校相当の授業はプレッシャーかもだけど、原作においてもユウキの学業レベルはトップクラスだったらしいから、とび級してもいいくらいのレベルがあったかもしれない。

現代国語の教材は芥川龍之介の「トロッコ」。
なんか暗喩的に、この教材のテーマがユウキにも、この学校の生徒たちから眺め見える「人生や大人の社会、将来に対する期待と不安感」にかぶさる思いがする。
c0137122_4305139.jpg
体は病院の医療マシン『メディキュボイド』の中にあるままのユウキは、だが今しかし、たしかにこの教室にアスナと共に通っていた。
c0137122_4305836.jpg
ここで、朗読をいきなりユウキに振った現国の先生、GJ!。
c0137122_431453.jpg
教科書の「トロッコ」本編を朗々と澱みなく読み上げたユウキは、たちまちクラスメイトの輪の中心に。(わぁ、この机と椅子、漫画の背景に書き起こすとしたら地味にめんどうだわぁ・・・(汗)。)
c0137122_4311033.jpg
放課後。
c0137122_4311675.jpg
さらにまだユウキの望むことを聞き出したアスナは、ユウキの願いにより、とある近郊の町まで足を運ぶ。到着する頃にはもう夕間暮れになるくらいの遠方ではあったようだ。
c0137122_4312432.jpg
そこは、ユウキのかつての実家だった。
c0137122_4313217.jpg
両親や双子の姉にも先立たれたこの家は、今は無人。相続をする縁者は「ひとつの家庭の在り処」だったことに微塵の関心もなく換価するために売り払うらしい。 

家はなくなるけど、思い出は深く胸に刻み込まれている。
大人の思惑や社会の中で、子供たちにはどうしようないこともあるけれど。
アスナが一度はアスナの前から逃げることしか出来なかったユウキを懸命に追いかけ見つけ出してくれたように。だから今のアスナとユウキには環境の違いも超えた友情と絆が生まれたように。
思いを伝えなきゃならない人には、一生懸命、真摯にぶつかるしかないことをアスナはユウキの言葉に背中を押されて決意する。
c0137122_431434.jpg
お母さんに理解してもらいたい。
c0137122_4315971.jpg
空前の理不尽さだった「SAO事件」に巻き込まれて、その2年間のブランクがなければ、良家の子女として、アスナはエリートの両親たちの思い描いたとおりのレールの上でやんごとなき別の人生を送っていたかもしれないが、今はもう違う。アスナはあの経験から別の多くのことを学んだし、彼女のもっと幼い頃の記憶の中にも大切なものがあったから。
c0137122_4322068.jpg
娘の真剣な説得とお願いに母はただ一度きり付き合ってみることを許した。
それは「アミュスフィア」を使って、娘に案内されるままバーチャル世界で「ぜひ見せたいもの」を体験するためだった。
c0137122_4322983.jpg
母にとっては理解も許容も出来ない「気持ち悪い」だけのツールだったが、これはお互い今回限りの「賭け」だった。 

アスナも同時にログイン。
c0137122_4333275.jpg
そこは、あのアインクラッド第22階層のリゾート地。キリトやアスナと仲間たちの集いの場、プライベートホームである『森の家』だ。
c0137122_4334168.jpg
母が「妖精キャラ」の姿でログインしていた。
視聴者的にあとで調べたら、このアバターはアスナの「ALO」の別アカウントによるキャラ「エリカ」というのを母親のログイン用に使わせたらしい。
c0137122_4342388.jpg
アスナの別アカのキャラだから本来、娘用。"アスナ母"のこの妖精姿が可愛すぎる!(笑)。
c0137122_4343217.jpg
そして母に見せたかったものへと誘(いざな)う。
c0137122_4344010.jpg
冬景色、ログハウスの裏窓から見える杉の木の林。
c0137122_434535.jpg
c0137122_435423.jpg
それはアスナの母方の実家の宮城の祖父母宅の情景を想起させる眺めだった。
c0137122_4351457.jpg
祖父母に可愛がられなついていた幼い頃のアスナ。
c0137122_4352452.jpg
祖父母は朴訥とした人柄で、暖かい人たちだった。そしてどこか凛としていた。
c0137122_436631.jpg
エリートコースとキャリアを求めて出世していく娘(アスナの母)のことを、誰よりも理解し応援していた。
c0137122_4361697.jpg
母はたぶんそんな実家のあることも忘れるくらいに我が道への研鑽に必死で振り返ることもしない人生であったろうが、アスナは祖父母からいつもいつも「娘が疲れたときに帰ってくる場所がここにある」ことを語って聞かされていた。
c0137122_4362582.jpg
祖父母はとうに他界している。
実家は守られたのか、もうアスナたちの帰る場所ではなくなっているのか。(おそらく後者。)
c0137122_4363415.jpg
しばらく失念していた母の故郷や両親への想い。 

誰かのために何かを守る生き方や人生も、大切な人のありようだ。
それを愛娘に対する当然の親の愛情として亡くなるまで守り続けていた、両親の想いというものを娘から気づかされた"アスナ母"は、普段の鉄仮面で覆うことも出来ずに泣いてしまう。
c0137122_4364696.jpg
「な、なによ、これっ。私は泣いてなんか・・・!」
「この(ALOの)「世界」では涙は隠せないのよ。」
「泣きたくなったときは誰にも我慢できないの。」
「・・・不便なところねっ・・・。」
このやりとりが、もう、なんとも・・・。
c0137122_436555.jpg
翌日の食卓の光景。
今期冒頭の薄暗い冷えた夜の背景とはすでに違う。
c0137122_437624.jpg
ここで母は、アスナを「SAO生還者」を集めて急ごしらえした今の学校から、強引に進学校に転校させようとしていたそれまでの前言を翻し、アスナが今の学校に通うことを認める。
「誰かを支えるようなことが出来るような人になりたい。」「それを今の学校で学びたいの。」という言葉に心を動かされたからだ。 
c0137122_4371790.jpg
「但し、今後の成績次第よ。・・・しっかり頑張りなさい。」
c0137122_4372581.jpg

うん。

「SAO事件」の茅場晶彦(かやばあきひこ)の理不尽。
4000人もの犠牲者を慮(おもんばか)ると。
"茅場クズ" としか思えなかった一方で、
現実世界の方だって、キャリアで人を見下し、人種や出自で差別することが社会のあたりまえの価値観のような理不尽さがそこかしこに存在するのも事実。

当初の冷淡な"アスナ母"がたとえば、あんな「SAO事件」に自身が放り込まれたらどうなのか?。 

演出され作られた理不尽さも、現実世界の理不尽さも、紙一重なのかもしれない。
  
人の恣意的なものであれ、病苦や災害のようなものであれ、『理不尽』さの中に投げ込まれたとき、人はどうすればいいのか。
何が出来るのか。
 
閑話休題。 

そして、ユウキとアスナの学校通い。
共に修学旅行にも出向いたり。
短いながらも月日は流れ。

とある初春の3月。
倉橋医師からユウキ"容態急変"の一報が入る。
c0137122_4373581.jpg
必死に駆けるアスナ。
c0137122_437447.jpg
駆けつけたときには「医療マシン」からもオフにされたユウキの姿。
c0137122_4375495.jpg
c0137122_438631.jpg
やせ細り眼孔の落ち込んだユウキの現実。
痛々しすぎる15歳の少女の生身の体。
c0137122_4383846.jpg
意識が戻ったのか(たぶん、もう視力のない)目を開ける。
c0137122_4384779.jpg
その手をとった時、医師の「最後はマシンの外で」という配慮とは別に、ユウキが今、リアルでは指も動かせず話す力も残っていないからこそ、またバーチャルの世界でアスナと話したがっていることを悟る。
c0137122_4385586.jpg
ふたりは、あの思い出の場所で再開した。
c0137122_4392739.jpg
ユウキはかつての「辻デュエル」の賞品にもしていた自らが編み出したOSS(オリジナル・ソード・スキル)をアスナに託す。
c0137122_4391673.jpg
それは『マザーズ・ロザリオ』と名づけられていた。
c0137122_4393796.jpg
誰にも到達できていない11連撃の超絶スキル。「11」という数字の意味は、一般的にはクリスチャンのお祈りに使われる「ロザリオ」が(他種あるだろうが、もっともシンプルなものが)10個の玉と十字架とで「11個」という数字になることに由来している。(ということをドラマあとの知識で知った。)
c0137122_4395098.jpg
アスナを守ってくれることのみにとどまらず、アスナはこの世界の続く限り、このスキルは必ず継承し続けて残すと誓った。
(オンラインゲームにありがちな、「運営のサービスが終了したら、なにもかも終わり」という無粋なことをここで連想してはいけない。たぶん、おそらくは、シードとして全世界に根付いたこの世界観~システム~のありようは、現実世界のDNAと同じように「宇宙」と人の想いのある限りは再生して続いていくものなのだ。)

それと、・・・蛇足なのですが、今回・・・、声優さんたちの熱演が素晴らしい。
ことに、ユウキ役の悠木 碧(ゆうき あおい)さんの最終話の"かすれ声"。(・・・快活だった頃とのうって変わりよう。)
この声優さん、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役と同じ人というのが、なんともまた・・・。繋がらないくらいの演じわけ。
c0137122_440393.jpg
ユウキが湿っぽくなるのは・・・、とあえて仲間の見送りは望んでいなかった、その「スリーピング・ナイツ」のメンバーが駆けつけて来た。
c0137122_4405214.jpg
キリトたちアスナの友人たちも皆やってくる。
c0137122_441634.jpg
そして「絶剣」と皆に賞賛されていた、最強の剣士の旅立ちのときに、ありとあらゆる場所から
c0137122_4412230.jpg
数え切れない、アルヴヘイム世界の妖精プレイヤーたち皆が
c0137122_4413188.jpg
続々とやってくる。
c0137122_4414317.jpg
c0137122_441579.jpg
こんなにたくさんの妖精たちが・・・。
まるで「夢」みたいだ・・・。
c0137122_44266.jpg
c0137122_4421873.jpg

「ずっと考えてた」
「何も生み出すことも」
「与えることも出来ずに」
「たくさんの機械や薬をムダ使いして・・・」
「なんでボクは生きているんだろうって、」  
  
「でも、」
「でもね。」
「ようやく答えが見つかった気がするよ。」


「意味なんかなくても、生きてていいんだって・・・。」

c0137122_4423476.jpg
ここのユウキの言葉の意味は、これだけの画像やキャプションをしても
結局「SAOⅡ」本編を見ないことには・・・凄さが伝えようもない。 

そうして最期にユウキがその目の前に見たものは・・・。
c0137122_4424569.jpg
彼女の母の姿だったのだろうか。
双子の姉の姿だったのだろうか。
c0137122_4425556.jpg
その両方だ。
c0137122_443445.jpg

『ボク・・・』
『ボク、がんばって生きた。』
『ここで生きたよ。』


c0137122_4431479.jpg
それは永遠のモニュメント。
c0137122_443247.jpg
音声表記だけだったアニメ・ストーリー的には、このシーンで初めて
ユウキの姓名の表記がつまびらかになる。
c0137122_443337.jpg
弔問者は、一家全員を失ったユウキは天涯孤独になっていて、本来は訪(おとな)う人もなかったたハズであったが、
c0137122_4434856.jpg
いく人とも知れない長蛇の参列者が訪れていた。
これは「ALO世界」の妖精たちである、そのリアル・プレイヤーたちの姿だろう。
c0137122_444488.jpg
葬儀やお墓というのは、じつのところ、亡くなった人のためのものではなく、遺族や残された人たちのためのもの、その心を整理するためにあるものなのだということを、身内を失ったばかりの私も切に思う。
 
彼らはここに来なければならなかったのだ。

ユウキが逝った3月。
少しばかりの時間が流れて、
桜の花も散り際間近を迎える、ちょっと遅れた花見の頃。
c0137122_4441793.jpg
今、アスナの肩に乗っているプローブの中身はバーチャル世界のAI「ユイ」の視聴覚だ。
c0137122_4442754.jpg
「ファントム・バレット編」のシオンこと詩乃(しの)も「ALO」にコンバートしたのか新アカを取ったのか、リアルでもバーチャルでキリト&アスナたちの仲間になって行動を共にしてる様子。

つまりはいわゆる「オフ会」♪
c0137122_4444285.jpg
皆に呼ばれて主役+ユイが駆け寄っていくところで幕。
c0137122_4445246.jpg
「ソードアート・オンラインⅡ」フィナーレとなる。
c0137122_4451452.jpg


「マザーズ・ロザリオ編」終幕前のとある箇所で、また茅場晶彦(かやばあきひこ)の名前が、このシリーズ全体に突き刺さっているキーワードのように出てくるが、これはシリーズの続き、まだ語られていないものがあることを意味する。

それはともあれ、いったん完結。

これまで色々と視聴してきたアニメ作品に、またひとつ『マイ・フェバリット名作』として強く心に刻み込まれる佳篇になったのは間違いないです。
  
本放送時には私的事情でアニメ観賞がじっくりと出来なかった時期だったので、今頃のまとめ視聴となったわけです。
第1期を見させてもらって、惚れ込んでしまってから、そのまま第2期にも突入・・・。
 
(「SAO第2期」放送時点は私の母が1年間のまさしく「終末期医療で入院」していたあと他界した時期で、テレビに関心を持つユトリなどなかったですからねぇ。)

ドラマ本編にもあった医師のセリフ
「もう休ませてあげましょう。」(もう何の医療的蘇生処置はしませんよ)と言う、
最終末期の言葉はリアルでも聴いたものな。 

うん。
 

それにしても。

「ナーヴギア」は怖すぎだけれど、「アミュスフィア」とかのツール。
そして「メディキュボイド」・・・。
こういうものがハイエンド・ユーザーや一部の特別な人にだけ与えられるのではなく、一般的なユーザーのものとなるなら、どれほどの福音になるのか。

それとも、功罪の「罪」たる副作用の方が大きくなるのか。
 
ハンディキャップのある人や、「ターミナルケア」の観点から言えば、本当に切実なんだよなぁ。
 
それでなくても、やはりエンタメものとしてもそんなツール、体感したいものだよね。
「ログアウト不能」だけはご勘弁だけれど。


 
 
     
[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2015-07-11 05:05 | アニメ | Comments(2)

「ソードアート・オンライン 第2期」を見た~その2 ♪

Sword Art Online Ⅱ「ソードアート・オンライン 第2期」を見た♪

アニメ・シリーズ第2期のレビュー、その2である。

今回と次回は『マザーズ・ロザリオ編』のご紹介である。
 
※尚、キャプチャー画面の紹介やキャプション(説明コメント)により、そのままストーリーのネタばれになっていますので、未見の方はくれぐれもご注意願います。
 
はじめに吐露してしまうと、私はこの「マザーズ・ロザリオ編」のラスト間近のシーンで、もうリアルに涙を流しました。
クラナド~アフター・ストーリー~の「汐(うしお)」のストーリー「第18話」以来かな・・・。
 
「ALO(アルヴヘイム・オンライン~妖精の世界)」でのヒロインたちのお茶会。
c0137122_3353630.jpg
今回のストーリーは、「ALO」世界に『絶剣(ぜっけん)』と呼ばれるプレイヤーがいることが、まだその噂も実情も知らなかったアスナが聞かされるところから始まる。

アスナ、自らも「剣」の腕前には覚えがあるので、おおいに興味をそそられる。
c0137122_335439.jpg
「マザーズ・ロザリオ編」のOPタイトルは、そのタイトルアニメも、そして主題歌の『courade』も素晴らしい。
(このタイトルアニメや主題歌の歌詞の意味は、ストーリーが進むにつれて、どんどん「重み」とメッセージ性を増していくことになる。)
c0137122_3355157.jpg
場面は一転、現実世界の結城家の食卓。いかにもハイソサエティな感じながら、
c0137122_335579.jpg
なんとも寒々しい空間だ。
c0137122_336429.jpg
アスナの母が初登場。じつは某大学の経済学部教授。キャリア重視派。視聴者初見の印象では冷淡にさえ見える。(あとで声優さんが林原めぐみ閣下と知って納得。この人、陽も陰も演じられる。)
ただ、ここでは、アスナのリアル家庭でのディスコネクションぶり、コミュニケーションの冷え方が、この母との光景を通して垣間見せられていた。
c0137122_3361185.jpg
そしてまた一転、バーチャル世界でのアスナは・・・、噂の凄腕剣士『絶剣』とご対面。
c0137122_3361898.jpg
それが、こちらのVサイン娘。・・・こんなかわいい女の子とは聞いてなかった。しかも明らかに年下。
屈強の挑戦者たちを寄せ付けないという豪剣ぶりから(何かいわくはありそうだが、キリトさえ対戦して負けたというのだから)、アスナの中では偉丈夫な英雄剣士がイメージされていたからだ。
c0137122_3362428.jpg
心の準備も出来ていないままにデュエル開始。
c0137122_3363489.jpg
剣を交え始めたらたちまちヒートアップ。噂にたがわぬ辣腕。
c0137122_33642100.jpg
その腕前の見事さは、『絶剣』ユウキの評価からしてアスナの辣腕も気に入られてしまう。
c0137122_3365153.jpg
結局、ユウキの一連のデュエル・イベントの目的は凄腕の仲間探しだった。
c0137122_337129.jpg
ユウキがリーダーの「スリーピング・ナイツ」なるギルドにアスナは迎えられることになる。
c0137122_3371181.jpg
ところが、ここでバーチャルからの強制ログアウト。
c0137122_337248.jpg
アスナの母にコードを引っこ抜かれていた。
c0137122_3373369.jpg
(ここ、よく考えたらSAOサバイバーで2年間も昏睡状態だった経緯のあった娘への処置としては、いささか母、違う意味で横暴すぎる。娘がまた茅場事件みたいなのに巻き込まれていたらアウトだよ。とか視聴者として思った。)

なんにしても基本、リアル世界での母娘はコミュニケーション出来ていないのだ。
アスナもこの母とはぶつかりきれず冷戦状態にしていたし。
c0137122_3374227.jpg
でも、そんなアスナの意識を変えていったのは、いつも「明るくて大胆な」ユウキの天衣無縫な立居振る舞いだった。
c0137122_3375468.jpg
「アスナ。ぶつからなきゃ伝わらないことだってあるよ。たとえば、自分がどれくらい真剣なのか・・・、とかね♪。」
c0137122_338458.jpg
c0137122_3381213.jpg
ユウキの迷いのない突進振り。
c0137122_3382365.jpg
「スリーピング・ナイツ」のメンバーも、もとより覚悟している。
c0137122_3383793.jpg
今回はストーリー的にもアスナ主役回だったので、
c0137122_3384878.jpg
あくまでも補佐役だったが、キリトもいいところで助っ人に入ってくる。
c0137122_3385811.jpg
そして、ユウキたち「スリーピング・ナイツ」メンバーの悲願だった目的が達成される。
c0137122_339960.jpg
ワン・パーティーで階層のボス部屋をクリアすれば、ゲーム内記念碑にメンバー全員のプレイヤー名が刻み込まれるという名誉。
c0137122_3392116.jpg
c0137122_3393140.jpg
それが叶ったときのユウキの目じりには感極まる思いの涙が。
c0137122_3394429.jpg
記念撮影。(このカメラいいな。リアルで欲しいくらいだ。)
c0137122_3395874.jpg
「凄い冒険の記念碑」は、自分や友人たちの心に刻み込むためのセレモニーだった。

思い出は残るものだから。
c0137122_3401133.jpg
そのセレモニーを率直に一緒になって喜んでいたアスナの目の前で、何かの地雷を踏んでしまったのか(何度かユウキがアスナのことを『お姉ちゃん!』と呼んでいたことを何気なく指摘したら)、あのユウキがそれまで見せたこともない表情になる。悲しげにポロポロ泣いて、アスナの前から逃げるようにログアウトしてしまう。
c0137122_3402162.jpg
あの日、ユウキが「ALO世界」からログアウトしてから何日も、全く連絡がつかなくなってしまったので、現実世界のほうでアスナはユウキへの手掛かりを求める。
 
意外なことに、なぜだか、今回のユウキたちとの件とは距離をとっていたキリトからとある情報を得て、『医療用VRマシン・メディキュボイド』と言う聞きなれない研究に特化している病院施設の名前と場所を知らされ、現地に赴くことになる。
c0137122_3403082.jpg
そこで倉橋(くらはし)医師と面会。彼は現実世界のユウキの主治医とのこと。
c0137122_3413488.jpg
c0137122_3414772.jpg
つまり現実のユウキは病床の身だった。
しかも国家級の研究部署の扱いによる画期的な医療マシン『メディキュボイド』の被験者だったのだ。
c0137122_3415632.jpg
それは「ターミナル・ケア」(終末期医療)の最前線だった。
c0137122_342427.jpg
そこに、リアルなユウキが病床に横たわる姿があった。エアーコントロールされた無菌室。
c0137122_3421554.jpg
c0137122_3422957.jpg
医療用チューブだらけの、か細い体躯・・・。
c0137122_3424196.jpg
こうした架空の作品では「終末期医療」と言っても、病名などはぼかされた表現にされることが多いのだが、ここでははっきりとユウキは「後天性免疫不全症候群 AIDS」を発症した末期患者だと告げられる。バーチャルの世界ではアスナの前から姿を隠したものの、ユウキはアスナが自分のことを見つけてくれるのではないかという予感も持っていて、主治医に、もしアスナが(本当に)尋ねてきて、彼女がすべてを知ることを望むのなら話してくれていいと告げていたのだ。
c0137122_3425146.jpg
ユウキの母親の難産による帝王切開時の輸血製剤によるHIV感染。
倉橋医師から淡々と語られる、ユウキとその家族のこと。
ユウキには双子の姉がいることも。
「輸血後の感染症検査でHIV感染の事実」が判明したときは父親も含めた一家全員がキャリアとなってしまっていたこと。
じつは世間で考えられているほどHIV感染は恐ろしいものではなく、早期に適切な治療さえ行えていれば発症を長く抑えられること。
だが、薬剤耐性型のウィルス感染だったユウキたちには薬も長くは奏功せず、ユウキが小学4年生で発症してしまって・・・、入院。
以降、この『メディキュボイド』の環境下で3年間、バーチャル世界にダイブしたままであること。~これだけのキャプションを使っても説明しきれない情報量のことが(大切なことばかりが)ここでは語られた。
c0137122_343313.jpg
この様子を、『メディキュボイド』のこちら側からマシンのカメラレンズを通してユウキは聞いていた。
c0137122_3431340.jpg
c0137122_3432291.jpg
ここで、『メディキュボイド』の向こう側からユウキが思わずアスナに語りかける。
c0137122_3433161.jpg
そして、アスナも医療的面談のために倉橋医師が使っている"アミュスフィア(素性はゲーム機)"で「ALO世界」にログイン、二人が初対面した思い出の大樹の前で久しぶりに会う。
c0137122_3434062.jpg
この世界でのユウキは快活な姿のままだ。
c0137122_3434953.jpg
『メディキュボイド』によってリアルの肉体的苦痛をオフにされているユウキは、意思力のある限りはバーチャル内では自由だし、抱きしめ合うことも出来る。
c0137122_3435832.jpg
ただ、もう自分には「時間がない」ことを宣告されているし、じつを言うと彼女のギルド「スリーピング・ナイツ」のメンバーたちは全員が似たような境遇の「難病と戦う」人たちばかりなのだった。春には解散予定のギルド、それはメンバーに長くても三ヶ月と告知されたメンバーが二人いるから、解散する前に「記念になる冒険をしよう」と、あの勇者の記念碑に名前の残るような無茶なチャレンジをしたのだ。 

もう満足なんだよ。と言うユウキにアスナは「まだしてないこといっぱいあるでしょ?。だから満足なんて言わないでよ。まだあるでしょ?、行きたい場所、したいこと。」とたたみかける。 

そのときユウキがポツリと洩らしたのは「そうだねぇ。・・・ボクね、学校に行ってみたいな。」だった。
c0137122_344629.jpg
それは難題のように思えたが。
c0137122_3441497.jpg
ここでリアルのキリトこと和人の登場。
彼は単なる"ゲームおたく"ではなく、ゲームのみならず、バーチャル世界とリアルを繋げる様な技術的な研究を学びたい青年だった。
そのとっかかりのひとつとして、仮想世界の自我を持っているかのようなAIである娘「ユイ」をこちらの世界にも招くための装置を仲間たちと開発していた。
c0137122_345378.jpg
体の感覚ごと現実世界に持ってくる大きな移動装置は学生ワークでは不可能だが、「視界と音だけなら」オンラインで繋げられる。
c0137122_3451193.jpg
アスナの肩に乗っかるこんな装置(視聴覚双方向通信プローブ)を試作していたのだ。
c0137122_3451936.jpg
これがユウキを視界からの体験的に(音声対話も出来る)、和人と明日奈の通う学校に招く手段となる。
 
「マザーズ・ロザリオ編」"レビュー前半"でご案内するのはここまで。
 
ちなみ、補足しておくと、ユウキこと紺野木綿季(こんのゆうき)の一家はHIV感染後の発症以降、ユウキがアスナたちと「ALO」世界で出会う以前の既に2年前に、木綿季の両親が他界し、双子の木綿季の姉(アイコ)も1年前に死亡している。
最初9人のメンバーがいた「スリーピング・ナイツ」初代リーダーは姉(アイコ)だった。
ドラマ中、バトルに夢中になったり感極まると、2度ほどアスナのことをユウキは「お姉ちゃん」と呼んでしまっていた。
 
このドラマで「HIV感染」、「AIDS」という病名を具体的に設定として使ったことへの思い入れは、原作者の川原礫(かわはられき)氏のブログにも理由が語られている。
原作本の発刊時やアニメ化のシナリオにおいても、このユウキの設定に関して「病名をぼかそう」とか「変更しよう」という意見はスタッフからは出なかったとのこと。
 
さて、
 
「マザーズ・ロザリオ編」のレビューの後半~第2期完結は次回にて・・・。
 
それでは、またね。
 
 
[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2015-07-10 03:38 | アニメ | Comments(0)

「ソードアート・オンライン 第2期」を見た~その1 ♪

Sword Art Online Ⅱ「ソードアート・オンライン 第2期」を見た♪

アニメ・シリーズ第2期のレビュー、その1である。
(レビューを今回は3回に分けた。)
 
第2期は「ファントム・バレット編」、「キャリバー編」、「マザーズ・ロザリオ編」の三編から成る。

「ソードアート・オンライン」は第1期が2012年の放送で全25話。
第2期の放送が 2014年の全24話+半ばの総集編が1話プラスの放送であった。(ようだ。)
 
じつは、私はどちらも本放送時には私的事情で見ておらず(私的事情は私の過去記事をご覧になった方はなんとなく察していただけるかと。・・・だから、第2期の「マザーズ・ロザリオ編」は心に来るものが重かった・・・。)、そんなこんなで、ごく最近の「まとめ観賞」となって、感動の新鮮度が新しいところなのです。
 
まずは、「ファントム・バレット編」と「キャリバー編」のふたつをご紹介。

物語の出来栄えが良いと、なんかこういうシンプルな「タイトルロゴ」が、かえって格式高く感じられる。「ファントム・バレット編」
c0137122_3182811.jpg
今度は前回の「中世時代の剣の世界」のファンタジーワールドから一転、硝煙とオイル臭い世界が舞台の「銃の世界」となる。略して『GGO』。 
何にしても、"戦わなければ生き残れない"世界観を、なぜだか人はゲームに求めるのだね。
c0137122_3183784.jpg
今度のゲームでも「リアルな現実世界の殺人事件」がゲーム内の展開と絡む。
(ログアウト不能という、運営側が謀ったようなシステム自体のエラーはないから、参加者の誰かの"犯罪"ということになるのだが。)
従って"サスペンス風味"の物語展開となる。 

でもザックリ言ってしまうと、カメラワーク的にヒロインの"お尻ナメのパン・スクロール"とかが多かったことを愛でるお話でした(笑)。
c0137122_3184527.jpg
今回のヒロイン、シノンちゃん。スナイパー(狙撃手)が本領なので、戦闘シーンでは主に地面に伏せた伏射(プローン)射撃となるため、上の画像のような姿勢がデフォルトになるわけです。
c0137122_3185245.jpg
繰り返します。「お尻」の描写を愛でるシチュエーションが多いです(喜)。
c0137122_3185927.jpg
はい。上のようなローウエストのホットパンツはゲームデザイナーのお仕着せですか(能力値の高いファッション・ツールとして選択したら、これしかなかったとか)?、それともプレイヤーの隠されていた趣味なんでしょうか?。 

「尻フェチ」の私としては得点が高いです(笑)。 

そして、一方、「SAO事件」の流れから出来た国家対策機関からの「調査依頼」で、(彼にとって)本来の趣味では無い"ガンプレイゲーム"にログインせざる得なくなった主人公キリトくんの様子はと言うと・・・。
c0137122_319768.jpg
今はオンラインで知り合った仲間との交友の場として活用している「ALO」ゲームから、わざわざコンバートしてきたこの世界でのアバターが・・・。
c0137122_3191512.jpg
どう見ても「男の娘(おとこのこ)!」な姿に愕然とする。
c0137122_3192567.jpg
(これは本人が望んだわけでもないのに、システムの自動的な振り分けでそうなっちゃったのか?、今回、この事件操作を依頼した国家別室担当官のイタズラ心なのか?)、キリトならぬキリ子の誕生。
c0137122_3193698.jpg
いずれにせよ、この世界のキーパーソンとなる少女シノン(こんな硝煙臭いゲームに女の子プレイヤーは貴重なのです)に自然と接近できる、良い「つかみ」とはなりました。
c0137122_3194781.jpg
積極的な女装趣味もゲイやカマ資質もない(?)キリトのプライド的には一瞬の大きなためらいがあったのち。
c0137122_3195968.jpg
ナンパ男と勘違いされるより「なんちゃって女の子」の立ち位置を選択しちゃったキリトくん。別な意味での男前です(爆)。~ここら辺は視聴者的に大笑いでした。
c0137122_3201693.jpg
あと、本人にガンマニア資質がないせいか(シノンの銃の薀蓄や解説を聞いてもチンプンカンプンだったキリ子さん)、別な意味で中身は男前なキリ子さんなので、こっちの世界でも「ビーム剣」をメインウェポンに選んじゃいました。
c0137122_3202770.jpg
スピードにおいては反則クラスのキリ子さん。「剣で銃弾をなぎ払っちゃう」のです。
(スターウォーズでジェダイの騎士がビームライフルをものともしないのと同じ。)

c0137122_3204146.jpg
「お尻」のみならず、シノンちゃんのこういうサービスショットもあります。
c0137122_3205061.jpg
単なる更衣室での着替えシーンなのですが、同行しているキリ子さんを女の子として疑ってなかった彼女だったので
c0137122_321263.jpg
唐突な予期せぬ着替えに遭遇して、あわてて申し開きをするキリ子さんでしたが、遅すぎた。
c0137122_3211791.jpg
アスナさんの時のラッキースケベ?事件と同じように、思い切り睨み付けられて、このあと恥じらい平手打ちビンタを食らいます。
c0137122_3212792.jpg

ただ、今回の舞台。
                          
ツールが『銃』ということもあって、そのツールにリアル世界のエピソードとの因果関係を設定するとなると・・・、これはあくまでも個人的な感想だが、今回のエピソードは「けっこう力技。強引に押し切った感」がなくもない。
 
なぜと言うに日本の視聴者たる私たちには、アメリカなどや(あるいはリアル戦時下にあるような国とかの)『銃社会の脅威』との密接感覚が希薄だからだ。
 
だから、登場人物のひとりの少女の過去に「銃犯罪が絡んだトラウマの記憶を持たせる」エピソードを設定するのは、いっそファンタジーまで突き抜けてしまっている前回と違って、中途半端な現実遊離感はつきまとった。

まぁ、でも物語のキーワードはメタファー(暗喩、隠喩的)なものだから、要するに実体験にぬぐいきれない「贖罪意識」、「心の負債」を持った人たちが、どうそれを克服すればいいのかということがテーマなのだ。
生活や人生、身体や心にハンディキャップを抱える事態がわが身や大切な人に起きたなら。~それはキーワードを視聴者の心の中で、身近な何かと置き換えて解釈が出来ればドラマにも見えてくるものがある。
(主人公キリトにも「SAOサバイバー」時代において、「(大切な人を守るためとは言え)殺人を犯した」と認識できる"負債"があったから、ヒロイン、シノンのトラウマは自ら抱えている問題でもあった。「もし命の選択をしなければならない立場になったとき」人はどうすればいいのか。・・・これは、本作の重いテーマのひとつだ。)
 
ともあれ、今期は、じつは私などは「ちょっぴり銃マニア」なので(不謹慎だが)楽しかった。

「銃マニア」と言っても、ハリウッド製アクション映画の、娯楽的なドンパチ描写に魅せられた"所詮底の浅い、ミーハーなマニア"に過ぎませんが。
いちおう知識だけはそこそこあるものだから、この物語でキャラクターが口にする銃のモデル名とか全て分かってしまうのだから仕方がない(笑)。
スナイパーライフルの「へカート」とか、ベルギー製拳銃「FN Five-seven」だの、トカレフのノックダウン生産から始まる「51式拳銃」~「54式拳銃」などなど、ホント、マニアック・・・。
 
「ターミネーター2」や「プレデター」、「ランボー」、「マトリックス」なんかの轟炎でおなじみになっていたバルカンこと「M134ミニガン」。
c0137122_321404.jpg
たぶんこれの掃射だとキリ子のビームサーベルでも全弾切り落とすのは無理。弾道は本来"放水のように跳んでくる"ハズ。
c0137122_3215056.jpg
ステアーAUGとか、
c0137122_322148.jpg
コルトパイソンとかの有名どころが登場していてワクワクだった。
(モデル選定的には、2020年代が舞台のソードアート・オンラインの世界においては、1990年代以前のクラシックモデルばかりとなるわけだが。これは原作者やアニメスタッフ、及び、「GGO」ゲームデザイナー&プレイヤーの趣味嗜好ということなんだろうね。)
c0137122_322111.jpg
こちらが、ゲーム内アバターのシノンの本体こと、リアルな方の姿、朝田 詩乃(あさだ しの)。
c0137122_3222898.jpg
そしてゲームを利用したリアル殺人者の「デス・ガン」。
c0137122_3223938.jpg
さらに繰り返し書きますが、お尻からの股間ナメ・カメラワークをあえて愛でるアニメです。
c0137122_3224912.jpg
もうひとつ言及しておくと、音楽の「梶浦サウンド」を私か最初に印象付けられたのは、『ノワール』 (NOIR) 2001年度のアニメ作品だったので、あの"美少女とガンアクション"のイメージ、この「GOG」シリーズでは要所要所で(私の中では)かぶりまくっていました。いい意味で(笑)。
          

閑話休題。
 
すこしばかりの私的思い入れごとを。
  
アニメとか漫画とかは、
「記号化」された描写の中に、視聴者のイマジネーションを喚起する「余白」や「行間」を備えていているものの方が、かえって"強味"であり"愛されたり"することがあるものです。

なにもその方向が全てではないですが。(あえて極力、「記号化」を拝してリアリティのみにこだわるアプローチもあるようですが。)
私なんかは、「絵柄」だけのことで言っても、「ソードアート・オンライン」の絵柄なんかはとても馴染みやすいかなぁ。
ガチガチに劇画チックだったり、クールだったり、アートっぽいものもいいのだけどね。

単に気分や好みの問題かな。
その時々で受け手側の嗜好も変わるものだしね。
 
あ、キャラクターの絵柄の馴染みやすさを見事に支えきる「美術(背景描写など)」の安定っぷり、クォリティの高さは「ソードアート・オンライン」においても特筆すべきかと思います。
 
もちろん、やはり「バランス感覚」はとても大切で、優れた作品は絶妙の調理加減で、その味わいから得られる感動は、ひとときの「清涼剤」や、あるものは「宝物もの」にさえなってくれたりするものです。 

そんな意味では「これが正解」ってのはないので、色々なタイプの作品がある方が楽しいに決まってます。
みんなが同じ方向だけを向いてることはつまらないからね。
 
さてさて、

そして「キャリバー編」となる。
 
・・・のだけれど、あくまでも個人的な私感だが、「中休み」感があったりして、特に熱く語るところのないエピソードだったりした。(偏った感想で申し訳ございません。)
3話のキャパ使ってはいるのだけど・・・。
 
したがってキャプチャーは少しだけ・・・(笑)。
この「章」からOP主題歌が『courade』に変わっているが・・・。
c0137122_1243787.jpg
歌曲『courade』は、「アインクラッド編」から始まる全てのエピソードに捧げられていい名曲だけれど、この「キャリバー編」のあとに続く「マザーズ・ロザリオ編」にこそふさわしいものだった。
 
ちなみに「キャリバー編」のヴィジュアル的なサービスショットはアスナの入浴シーンくらい。
c0137122_1304690.jpg
c0137122_1305696.jpg
c0137122_131836.jpg
それもすごく自重気味で控えめだったです。
ただ、あきらかな「つるぺったん」タイプは体格的に言ってもシリカとユイだけで、「ソードアート・オンライン」は基本「豊かな胸」率が女性陣は高かったですね。
 
「キャリバー編」のゲスト声優陣は他作品で主役を張れるような方々ばかりで凄かったのです。
桑島法子さん。
中原麻衣さん。
藤田咲さん。
玄田哲章さん。
羽佐間道夫さん。
等々、錚々たるメンバー・・・。でした。
c0137122_323331.jpg
c0137122_323122.jpg

 
さて、
このあと「マザーズ・ロザリオ編」の紹介は、さらに2回に分ける。
 
本編放送時の話数配分で言えば、「ファントム・バレット編」が1話~14話(+総集編の14.5話)。
(DVDやBDのセールス&レンタルで言えば円盤5巻分。)
「キャリバー編」が15話~17話の3篇。(円盤1巻分。)
「マザーズ・ロザリオ編」が18話~24輪Fin。(円盤3巻分。)
と言うことになるわけだが・・・。
イベントや世界観における創作的情報量の多い「ファントム・バレット編」は大変な力作なのだが。
なんと言うか、
もう、どうにもこうにも、情緒的な意味での情報量とテーマの重さ「マザーズ・ロザリオ編」が圧倒的なのだ。
 
したがってレビューと感想コメントが長くなっちゃいます。 

加えて、また、私流デフォの「キャプチャー多過ぎ&ネタばれレビュー」になるので、本作を未見で、機会があれば先入観なしで視聴してみたいと思われている方は十分にご注意願います(笑)。
 
では、また。
 
 
[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2015-07-08 22:26 | アニメ | Comments(2)

Sword Art Online 「ソードアート・オンライン」を見た♪

アニメ 『ソードアート・オンライン』を見た。

いまさらながらのレビュー記事、
と言うより個人的な遅ればせの感想でございます。
 
まったくもって、素晴らしいアニメ作品を今まで見逃していたものだ。
 
とりあえず見終わって大変に感動した。
 
まずは第Ⅰ期から。
 
略して「SAO」への関心は、世間の評判、知人からの推奨もあり募ってはいた。
私は原作小説も知らず、アニメが初体験のクチだ。
c0137122_915331.jpg
タイトルの「Sword Art Online」は劇中におけるバーチャル・オンラインゲームのこと。
c0137122_9151330.jpg
ヘッドギア・タイプ(名称ナーヴギア)の端末機を装着して仮眠姿勢でゲーム世界にダイブする。「スタートレック」のホロデッキのように(厳密にはアレとコチラでは理屈は別だが)ゲーム世界をリアル体感できるのだ。
c0137122_9152053.jpg
全100層の階層から成る「アインクラッド」という浮遊城と言うか、バーチャル世界が舞台となるファンタジー・ワールド。「剣の世界」。
c0137122_9152946.jpg
主人公キリトとこの画面の少女アスナの「魅力」、「牽引力」が素晴らしい。
作監のお二人の絵柄が素敵だ。

c0137122_9153892.jpg
ところが急転直下、「SAO」ゲーム・デザイナーでありシステムの開発者、茅場晶彦(かやばあきひこ)によって、1万人のゲームプレイヤーがこのゲーム世界に閉じ込められることになる。
 
ログアウト不能、ライフゲージが戦闘や何らかの消耗でゼロになれば、それはつまりゲーム世界でのゲームオーバーが、そのままリアルな「死」につながるデス・ゲームとなってしまう。
c0137122_332621.jpg
すでに213人のリアルな死者が出ていることが告げられる。まだ生きてここにいるプレイヤーたちが現実世界に生還するためのログアウト方法は、「100階層ある最終ステージまでのゲームクリア」しかないという羽目に。
c0137122_9154520.jpg
そりゃそうと、アバターなどを使ったネットでありがちな件が、性別や年齢の詐称であります。
                    ↓
「SAO」でもGM(ゲームマスター)茅場晶彦の「強制開示」によって、イケメン・キャラや美少女キャラのアバターでログインしていたプレイヤーが・・・
c0137122_9155295.jpg
その「実態」の方が、これからの「デス・ゲーム」における固定キャラとしてつまびらかにされてしまう。(ちなみに上のイケメンと美少女の実像がこっち↓。)
c0137122_91604.jpg
まぁ、ネカマやるのも、実年齢をいくらサバよもうとも、普段のゲームなら罪でも不誠実でもなんでもない。
エンターテイメントの楽しみ方は自由だからだ。もとより「演じて」いるのだから。
だが、しかし、
ことが、このストーリー展開のように「命懸け」ということになると話がぜんぜん違う。
自分や人の行動や言葉すべてに「責任や重み」が伴う。文字通り命懸けの名の下に。

(それにしても、ヴィジュアルが美しい。)
c0137122_916859.jpg
冒頭の「つかみ」から、「暗転」、そして群像劇的な登場人物の多さも巧みに(展開的に)コントロールされている。
c0137122_9161795.jpg
まずは主人公キリトとメインヒロインになるアスナとの出会い。
c0137122_9162461.jpg
戦闘中における、ヒロイン・アスナのベールの脱がせ方が「あざとい」が効果的♪
c0137122_9164465.jpg
VSボス戦の動きは第二話ではとても"金田伊功チック"だった(笑)。
c0137122_9165446.jpg
アスナ、美しい。しかも、剣使いプレイヤーとしての腕前がトップクラスである。
c0137122_917387.jpg
男性主人公たるキリト(桐ヶ谷和人)もβ版プレイヤー(先行優待プレイヤー)からの流れで、本来のゲーマー素質もありこちらもトップクラスの剣さばき。
但し、とあるキッカケから"畏怖される憎まれ役"を演じることになる。
c0137122_917136.jpg
もとより悪役資質ではないキリトだから、彼の出自(本作においては、チーター級のβ版プレイヤーということから、ビーターなる俗称を与えられたが)を知らない階層における、他プレイヤーとの関わりはたびたび持ってしまったりする。
c0137122_9172422.jpg
これが5人だけのギルド「月夜の黒猫団」との出会いとなり、関わりとなる。
c0137122_9173485.jpg
「月夜の黒猫団」の紅一点、サチ。
c0137122_9174332.jpg
デスゲームに怯える彼女の危うさに、優しい言葉や気遣いをかけたことから当然のことながら慕われてしまう。
c0137122_9175375.jpg
しかし、ダンジョンの罠に拙攻なチームがはまってしまった時にキリトは彼らをカバーしきれなかった。
c0137122_918336.jpg
チームの仲間たちが攻撃に遭いロスト(死)してしまうのを、そして目の前でサチが死んでしまうのを守りきることが出来なかった。消える刹那(せつな)にサチの口元が動いていたが何を言ったのかキリトには聞き取れなかった。
c0137122_918136.jpg
本編ではギルド「月夜の黒猫団」の壊滅とサチの死が、ある意味「アインクラッド編」シリーズ全体に影響する悲劇の象徴、キリトのトラウマとして深く刻み込まれることとなる。
これは視聴者も同じだ。
「月夜の黒猫団」の壊滅からいくばくかの時間を経てフィールド内でも四季と時間経過があり、クリスマスの聖夜を迎える頃、ワールド内のメッセージ・アイテムとしてもう死んでしまったサチからの「クリスマスメッセージ」をキリトは受け取ることになる。
これは、サチが自身の生存率の危うさを予感して、それでも自分を慰め続けてくれていたキリトの"心の負債"にはならないようにとあらかじめ悲劇が起きる以前のとある日に用意していたメッセージだった。
c0137122_9182285.jpg
「キリトはあの夜からずっと毎晩毎晩、私に『(君は)絶対に死なない』と言ってくれたよね。だから、もし私が死んだらキリトは凄く自分を責めるでしょう。・・・だから、これを録音することにしました。」
サチは自分に何があってもそれは私自身の弱さのせい。キリトは生き続けてこの世界の終わりを見届けて欲しい、と。
「私みたいな弱虫がここに来ちゃった意味、そして君と私が出会った意味を見つけてください。それが私の願いです。」
そしてサチはクリスマスソングの『赤鼻のトナカイ』をハミングで歌う。
やがて、メッセージは最後の言葉、あの時、サチがロストする瞬間に口元が動いていた言葉を明確に伝える。「・・・じゃあね、キリト。・・・君と逢えて、一緒にいられて本当に良かった。ありがとう。さようなら。」
光りながら宙に浮いていたメッセージ・アイテムはコトリと机に落ちた。 

「ありがとう。さようなら。」それがあの時のサチの口元にあった言葉なのだとわかったキリト。
ただ、むせび泣くしかなかった。 

このエピソードは視聴者にも胸に刺さる。
c0137122_9183232.jpg
以上が「SAO」第Ⅰ期の序盤1話~3話までに起きる内容だ。 

サチと「月夜の黒猫団」の悲劇が、物語におけるその後のキリトの行動に色濃く影を落としていく展開となるが、それは同時に彼がサバイバルし続ける支えや根幹のひとつともなるし、他者との関わりにおける、よりいっそうのバイアスをかけることにもなる。

ちなみに、攻略すべきモンスターたちとの遭遇フィールド以外においては、各階層のフィールドに点在する「町(基本、中世ヨーロッパ風)」というのがプレイヤーたちの休憩地点となる。
c0137122_9184345.jpg
次の旅の支度やら、食事、睡眠といった、リアル生活でも欠かせない営みをここでする。
食事のシーン、飲み食いと言った描写が繰り返し描かれていた。


のちにゲーム内での結婚システムが存在してたり、バーチャルなりに異性間の交遊も体感出来そうな描写があるので、なんでも有りな気もする。 

そこまで思い至ると、それこそスタトレ・ホロデツキ感覚のリアルなバーチャル体験が可能なら、こういう装置は「ファンタジーや冒険」的な刺激に憧れるユーザーよりも、もっと切実に必要な人たちがいるだろうな、と気づかされる。
ハンディキャップのある人や、リハビリの必要な人たちだ。
 
(これに関しては、「SAO 第Ⅱ期」のエピソードにおいて、しっかりテーマにしてくれるので後日に触れることにしよう。)

それはそうと、ここがあくまでもバーチャルなゲームフィールドであることは、プレイヤーたちのステータス(ライフゲージとか)が可視化されたりする。
c0137122_9185370.jpg
町もフィールド内も、ログアウトの出来ない閉鎖された世界ではあるから、それこそ「はじまりの町でひきこもり」にでもなっていない限りは、プレイヤー同士の関わり、対人関係の軋轢はむしろ濃密に存在する。 

リアル世界で自動車のハンドルを握ると性格の変わるドライバーがいるのと同じ。
 
ネットにしてもバーチャル世界のことにしても、それは人が操作・行動して招く結果はリアル世界と同じなのだ。演じようと演じまいと、バーチャルでの行動の心根はそのままリアルにも跳ね返る。
c0137122_919355.jpg
キリトの思考はかつての経験とトラウマから、「二度と誰かを見捨てることはしない」、「誰か(ことに弱者や大切な人)を意図的に貶めたり傷つけたりするような者は、プログラムのモンスターだろうと、たとえ人であろうと許さない」と言う覚悟になっている。

だから時には「悪党」には刃も向ける。
c0137122_9191241.jpg
何かを守るために、何に刃を向けるのかは「フェア」なことや「アンフェア」なことが分かりやすそうな世界においては明快な覚悟と言える。

だが、そういう覚悟は硬直化した考え方になることもある。
諸刃の刃であったり、矛盾をはらむこともある。
人は「自分の中の正義」においても後に自分が苦しむことになったりすることさえあるのだ。
c0137122_9192169.jpg
ある時期の展開から、キリトとアスナとの距離が急速に縮まってきて、立っていたフラグの回収が忙しくなってくる。
c0137122_9193151.jpg
こういう「キッチン」の描写話数は"ほっこり"していいよね。
c0137122_9194181.jpg
メインヒロイン、アスナとのフラグ回収エピソードはどんどん加速して、こんな"あざとい"描写も劇中にはあった。
c0137122_9195015.jpg
移動ポイントからテレポートしてきたアスナとキリトが衝突して、若い女体が覆いかぶさる。
『むにゅ』とキリトの掌(てのひら)に触れる感触。
c0137122_920090.jpg
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!(不謹慎でスミマセン)
c0137122_9201078.jpg
事故の衝突に恥らったアスナに思いっきり突き飛ばされるキリトさんが「木の葉のように宙に舞う(笑)」。
c0137122_9202129.jpg
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
c0137122_9203561.jpg
( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!
c0137122_9204415.jpg
( ゚∀゚)o彡°おっ・・・・!、あ、いかん。ものすごくニラマレテイル・・・(滝汗)。
c0137122_9205483.jpg
あ、こら。いかんぞキリト。その手つきは。何を(感触の)反芻をしとるのか!?。
c0137122_921414.jpg
劇中では「ユニークスキル」と呼称して、特定のステータスに辿り着いた者だけに使用が許される『二刀流』というスキルをキリトのみが付与されることとなる。
c0137122_921171.jpg
攻略組団長ヒースクリフとキリトの衆人環境の中での一騎打ち。
こうしたシークェンスにせよ、毎回のアクションシーンのアニメーションぶりは素晴らしい出来栄えだった。OPクレジットを見ていると、毎回エピソード全体のキーアニメーターのクレジットばかりでなく、「アクションシーン作画監督」の名前が別途にクレジットされていた。
活劇シーンが見事であった納得の所以だ。
c0137122_921281.jpg
さて、今回の「感想雑記的レビュー」では、あえてメインヒロインのアスナだけにスポットをあてて紹介してきたが、本作はなんか、ギャルゲーの攻略キャラがひと揃い登場しているかのような、タイプの違うヒロインが数多く登場していた。
各ヒロインたちのキリトとのエピソードがじつに粒立ちの良さが際立っていて、美少女攻略ゲームならば、どの女の子とトゥルーエンドしてもいいような陣容だったと書くと、これまたいささか不謹慎ですか(笑)。
 
妹キャラのシリカ(Silica)
c0137122_9213985.jpg
リズベット(Lisbeth)は快活系ながら(彼女の)失恋エピソード回となる。
c0137122_9215169.jpg
ユイ(Yui)はキリトとアスナをパパ、ママ呼びする強烈な幼女ポジション。
(でも、この子のエピソードも泣かせシーンありの切ないものがあった。)
c0137122_922564.jpg
どの女の子たちも、先にサチのロスト・エピソードがあっただけに、なんかサチみたく悲しい末路を辿るような展開になったらイヤだなぁ~、とビクビクしながら見てたりした。 

ともあれネタばらしをしちゃうと、ゲームシステム内のこととはいえ、「結婚ゴールイン」しちゃうのはキリトとアスナだった。
c0137122_9221531.jpg
このあとユイが娘として加わり束の間の幸福な新家庭の誕生。
c0137122_9222734.jpg
「アインクラッド編」はほどなく怒涛の佳境へと入り壮麗なクライマックスを迎えます。
「SAO」サバイバーたちの当初の1万人は、この終焉の場面までに4000人もの犠牲者を出して幕となる。
GM茅場晶彦の今回の事件の目的がなんだったのか、なぜこんなことをしたのかは、謎のままだ。
第Ⅰ期25話のうち、1話~14話までを費やして「アインクラッド編」は終結するが、とても見ごたえがあった。
この終焉を迎えるまでに劇中内でのリアルタイムは2年間を費やしたこととなっている。
サバイバルを生き残り、ナーブギアを装着したままリアル世界ではほとんどのプレイヤーたちが、おそらく病床で看護されていたであろうそのダイブ期間の2年間からのログアウト~生還を果たすこととなる。
・・・但し、キリトとアスナは「アインクラッド城」の崩壊とその世界の消滅とともに昇華したのち、しばしリアル世界では一方的な再開の機会しか得られずに過ごすことになる。
現実世界に覚醒したキリトに対して、アスナの意識はなぜかナーヴギアにとらわれたまま覚醒しなかったからだ。
c0137122_9223938.jpg
そうして、物語は「フェアリーダンス編」と銘打たれた新章に突入する。 

事情が色々とあって、ナーブギアで懲りたハズの主人公たちが、ある意味バーチャル世界との因縁に囚われている成り行きで、今度はエルフ耳のアバターが飛翔する「妖精世界」~「アルヴヘイム・オンライン」(通称ALO)にダイブして、その世界に囚われているアスナの意識(と、崩壊したSAOの世界から生還するハズだったのに、アスナ同様に意識を囚われたままログアウトできずにいる約300人の未帰還者たちの意識)を取り戻すための戦いに身を投じることになる。

これがエルフ耳の新生キリト。肩に乗っているのはピクシー化したユイ。
c0137122_9225191.jpg
この世界でリーファというエルフ耳少女と出会う。
c0137122_923440.jpg
このリーファがじつは現実におけるキリトの妹、
c0137122_9231657.jpg
(実の妹ではなく、従妹いとこにあたる)桐ヶ谷 直葉(きりがや すぐは)であった。
このことを当人たちも後で知ることになる。
c0137122_9233140.jpg
本来、SAOにおける人工知能であったユイは、SAOから切り離され、キリトのナーブギアにローカライズされ、のちにキリト所有のPCに本体を置き、単なる人工知能とはもはや呼べない感情豊かな娘に成長していく。
ALOにおけるピクシーキャラはとても似合っていた。
c0137122_9234315.jpg
で、ALO世界では幽閉された状態にあったアスナのエルフ耳姿のアバターがこれ。
c0137122_9235980.jpg
なんか「フェアリーダンス編」では役回りゆえに、「アインクラッド編」で"閃光のアスナ"と異名をとった活躍は見られず、
c0137122_9241043.jpg
ひたすら甚振(いたぶ)られるキャラになっているのが淋しい(笑)。
c0137122_9242135.jpg
この触手ナメクジ風のアバターの中身は、ALOの裏管理をしている下っ端研究員のようだ。
c0137122_9243335.jpg
まぁ、「フェアリーダンス編」のメインヒロインはリーファこと直葉(すぐは)だったから、アスナは囚われのお姫様役でありました。
c0137122_9244353.jpg
渾身の噛み付き反撃。
c0137122_9245652.jpg
ALOでの支配者を自称する妖精王オベイロンこと、須郷 伸之(すごう のぶゆき)との対決のクライマックス。
c0137122_925998.jpg
ここでのキリトの須郷 伸之に対する断罪ぶりは容赦がなかった。(未見の人は本編をご覧になってご確認ください。)
c0137122_9251815.jpg
須郷がアスナを文字通りハラスメントする屑っぷり行為のあとだったし、300人のSAOサバイバーの脳を使った人体実験で利益を得ようとする悪辣さゆえに切り刻んでも飽き足らないゲスだったから。因果応報ということで。

(ちなみに露骨な描写は回避していたけれど、ここのアスナは須郷によってバスト丸出しに辱められています。)
c0137122_925343.jpg
アスナも意識回復して、ひとまずの大団円(?)。
ALOに再ログインしたアスナの妖精姿(右)は、馴染みだった明るい茶髪ではなく、「青い髪」のアバターになっています。
c0137122_9254370.jpg
「新生アインクラッド」を背景に第Ⅰ期は『完』となります。
c0137122_9255426.jpg

物語全編に流れるサントラBGMは、ハリウッド映画のハンス・ジマーのような活躍っぷりの、名匠スコアラー、梶浦 由記(かじうら ゆき)さんです。
申し分のない名スコア揃いでした。 

本編OP楽曲の方は「アインクラッド編」のやつ(「crossing field」)がいちばん印象的かな。

もっとも、最高に心を鷲摑みにされたOP曲は、第Ⅱ期の「マザー・ロザリオ編」の「courade」です。
 
あと、声優さんはアスナ役の戸松 遥(とまつ はるか)さんが以前から好きでね(笑)。
この方の声、セリフ回しは私の中では「かんなぎ」のナギ様が強烈に刷り込まれていて、じつは他の役どころで出ていらしても脳内再生でみんなナギ様っぽく聞こえていたのですが、アスナ役でアスナが定着してくれて嬉しい収穫でした(笑)。
 
堪能しました。
 
そして、第Ⅱ期の感想は次回に。
c0137122_9402258.jpg
 
予告しておくと、第Ⅱ期で私は泣きました。
 
では、また。
 
 
[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2015-07-06 11:21 | アニメ | Comments(6)

『アナと雪の女王』~Frozen ♪

「アナと雪の女王」、DVDで今さらながらに、ようやくちゃんと見ました。
 
これまで「Let it Go」(レリゴー♪) のPVの方だけ見ていて、本編は見ていませんでしたからねぇ。
で、見終わった感想は爽やかでしたね~。
 
「日本語吹き替え」も良かったし、エンディングのMay J.さんの「Let it Go」も良かったじゃない。
(劇中歌唱の松たか子さんの「Let it Go」が激賞される分、May J.ver.が割食っていた感じに聞き及んでいたけど、ドラマの終わり方と同じで、May J.の唄がサラリとしていて良かったんじゃないかな。もともとポップ調にアレンジされてるのは字幕英語版と同様の趣向だもんね。)
 
ひたすら「爽やか」で、ストーリーもテーマ性も深刻な描かれ方はせず、万事が劇中完結していたからね。
 
何か特別なものが見た後に残るような方向の映画ではなかったし、ファミリームービーの王、ディズニーらしいスタンスでした。(子供たちにはこういう映画は宝物になるんじゃないのかな。)

本来のカイ(男の子)とゲルダ(女の子)が主役になる、ソ連(旧ロシア)製作の「雪の女王」のアニメも、リバイバル上映のを昔に劇場で私は見ています。・・・あっちの雪の女王は、昔のフルアニメーション時代の動かし方のせいもあり貫禄が凄かったな(笑)。

ディズニー初のダブルヒロインであるとか。
・・・私はアナより(ヴィジュアル的に)右のエルサ派(笑)。ただ、正直に書いてしまうと、ダブルヒロイン共に眉の演技や口の動かし方は冷静に見るといかにも西洋人くささが全開で個人的には可憐だとは思えなかった。往年のディズニーアニメの不思議の国のアリスなんて(お転婆でありながらも)可憐だったんだけどね。
でもドラマの中での演技付けとしてはミュージカルの楽しさがあって、漫画的な描写もジス・イズ・カートゥーンてな感じで笑えたし満足でした。
c0137122_8374623.jpg
主題歌「Let it Go」歌ってる名シーンです。・・・でも、これ、歌詞の汎用的な意味合いと違って、この映画のこのシーンでは、「私、人間やめます」的な場面なんだよね。
c0137122_838094.jpg
それでも、ここは圧巻の「雪と氷の城」の現出シーン。オーケストラ音楽のダイナミズムな盛り上げ方も見事。
c0137122_8381427.jpg
エルサの衣装デザインと色合いがいいね。
c0137122_8382957.jpg
クライマックスシーンのエルサ、刺客の男たちとの魔法での立ち回りシーン。
c0137122_839043.jpg
この辺のエルサのポージングは決まっている♪。カッコイイ♪。
c0137122_8391170.jpg
一連のエルサの所作がワクワクする。
c0137122_840972.jpg
戦いたくはないから最初気弱げに逃げていてからの反抗。
c0137122_8402196.jpg
終始好戦的なだけの女性を描くより萌えます(笑)。いい目しとる。
c0137122_8403121.jpg
マスコットキャラというか、「人間界との決別」を決意したはずのエルサの、妹アナとの思い出=絆(きずな)の象徴として登場する雪だるまのオラフは何気に人気が高いね。(私の個人的な主観では、「見た目は」ちっともかわいいとは思えないのだけど)性格の陽気さ善良さ、そして人懐っこさは、これもまた「あたたかい夏に憧れる」オラフの描写からも、エルサのもうひとつの「心」だったのかもしれないね。
c0137122_8404266.jpg

ともあれ、
相変わらずの3DCGのツールとしての進化っぷりは磨きがかかっていて、壮麗さも見事だし、空気感も伝わってきていてたいしたものです。
 
一方、日本のアニメの方は、ディズニーのミュージカルとはスタンスが違うのだし、シナリオの流儀や作法も違うのだから、こちらはこちらのやり方でいいんですよ。
「ヘンに3DCG化」はしないでくれー、日本のアニメ、とだけは言っておきましょう。
 
少なくともツールとして要所、使い勝手のいいところの3DCGl利用は大いに「アリ」なんだけれど、こと「キャラクター」、「人物」の描写に関しては、どこまでも手書きの2Dがよろしいです。
 
ジャパニメーションは2Dキャラのデザインやクリエイティブ性にこそ圧倒的なアドバンテージがあるし、こよなく魅力的なのですから。
         
ただ、あえて言えば、
私が気に入っているMMD(MikuMikuDance)という、ニコニコ動画で盛んなツールも、キャラクターは3Dなんだけど、見た感じ、2D絵の雰囲気や、パステルカラー調の色合いが出せているような表現のほうが「すごい!」と感嘆するものがあります。
 
MMDは、むしろ、絵は描けないけど、「シナリオやストーリーは作れるから、動画や紙芝居を作ってみたい」というような人にこそ便利なツールなのじゃないかな。 
      
↓ ※ディズニー、ピクサーのものすごい情報量の3DCGと比べたら、次元的にはるかに(数十段ぐらいの差よりもっと?)ローテク、ローポリゴンのMMDファン、マニアの作品なのに、造形力のセンスやテクスチャー(色付けみたいなものの)センスだけで、こういうの作れるのだから侮れない。しかも個人作業なのよ、これ。
 
【第14回MMD杯本選】 ふあふわメルフィさん 【MMDドラマ】


動画サイトへの単なる投稿だが、このキャラクターモデルを作った人と、演技付けや5分間ほどのシナリオを作って動かした人は別人である。
モデラー(かにひら氏)も凄いけど、動かした人(うさな氏・・・女性らしい)も凄いわ。

皆さん「MMD界隈を盛り上よう」という仲間意識だけから、ツールやモデルを閲覧者にタダで配布して、作った作品をひたすら「見てもらえたら幸せ」というモチベーションだけでやっている野性のアーチストたちだ。
こんな有能な市井(しせい)のアーチストをある程度集めて億単位のお金で3Dアニメ作らせたら、キャラクターは2D主義の私だけれど、日本ならではの2Dの良さ、日本的コミック&イラスト表現の良さを3Dアニメでも本気で作れるのじゃないのかな。
(先日から劇場公開している「3DCG ドラえもん」の方向は好きにはなれないけどね。・・・なんかちがう・・・。) 
まぁ、「ふあふわメルフィさん」の動画作者さんくらいになるとただの素人さんとも思えないのですが・・・。メルフィのモデラーさんの「かにひら様」にしても何かそっち方面のプロでしょ?。ホントに皆さん野生の素人さんなら空恐ろしい・・・。

日本のアニメ、動画ファンの裾野の広さ、底力、ぱねぇです。

(ただ、そのアーチストたちを、経済的にも労働環境的にも飢えさせず擦り切れるまで使わせたりせずに、その才能をうまくプロデュースする機構や風土が今の日本にはないんですよね。むしろ、ヘンな逆風ばかり吹いているものなぁ。)
  

話題が脱線しましたが。
 
『アナと雪の女王』~Frozen 、とても素敵な作品でした。
ブームから遅れに遅れてから、いつ楽しんでもいいんですよ。こういうのは。
エンタメの楽しみ方は自由なんですよ。
 
(あ、でも大人が楽しむだけとは違って、小さな子供がいて、ある時期まで子供にエンタメの取捨選択をしてあげないといけない立場の人は、少しは与えてあげるタイミングにも責任ってものもあるのかな。・・・かく言う私も姪っ子夫婦が4歳のわが子(女の子)に車載のDVDプレーヤーで見せていたのをたまたま同乗させてもらったときにチラリ見して、「アナ雪」の本編を見る気になったのですからね。姪っ子の子、「レリゴー」歌ってましたよw 。たぶん家庭でもマイカーの移動中でも飽きない限り何回もせがまれたら見せてるんだろうね。)
          
未見の方は、ぜひどうぞ、とお薦めしておきます(笑)。  
           
       
           
        
[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2015-05-05 08:43 | アニメ | Comments(4)

「アナと雪の女王」の主題歌『Let it Go』はいいね。

じつは記事を用意していた。

で、そういう下書きはメールの新規の書き込み機能なんかでよく文字原稿を準備したりする。

(直接、ブログに書き込んでいくこともあるけどねー。なんだろうね。
一太郎やワードに下書きしたり推敲するのではなく、なぜかメールの書き込みで、それをやっちゃってる。)

さて、今回、かなり長文な、思いつき所感を綴っていたのですが、メールの保存機能のエラーが起こって、1.5時間くらいかけて書いていた記事が保存かなわず、ふっとんでしまいました。

書き直す気力が今はないので、スマソー(メ・ん・)?。

ちなみに、ディズニーの「アナと雪の女王」の主題歌『Let it Go』はいいね、という記事を書いていた。

『アナと雪の女王』「Let It Go」

ここだけ、押さえておきます・・・orz
[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2014-06-25 06:23 | ブログ | Comments(6)

『ガールズ&パンツァー』(GIRLS und PANZER)って・・・。

『ガールズ&パンツァー』(GIRLS und PANZER)のアニメ、機会があってようやくテレビ放送分を見ることが出来ましたよ。
※なんとま~、これまで未見でした。

これは、素晴らしい・・・・・。

そのうち個人的なメモとしても(ドラマ中盤~後半のことも)レビューしなくては・・・。

とりあえず、「AFV模型」のもとからのファンだった私ですが、田宮模型とかの長年のファンでもありました私、『ガルパン』のせいで、海外版模型まで含めてまた戦車模型熱がムクムクと・・・。
(ストックしていた「ドラゴンワゴン」や、それこそ「Ⅳ号戦車」とかの1/35スケールキットを引っぱり出してきて作り始めてる・・・。)

戦車砲塔に据え付けられている風のカメラ目線からドラマは始まる。
c0137122_23555020.jpg
で、走行しだした戦車のエンジン音と、回転している砲塔の動きに合わせて、カメラがアングルを変えると、味方チームの戦車が見える。
c0137122_23555992.jpg
カメラが俯瞰から主人公達の乗っている「Ⅳ号戦車D型」をお披露目する。
(ここ、けっこうなスピードで走りながら回転砲塔が進行方向に砲座を向けてゆく。~正しく言うと、360°回塔してみせている。)
c0137122_23561292.jpg
戦車の走行音がリアルなら、その走行のスピード感や振動の描写も丁寧なので
c0137122_23562551.jpg
悪路面の振動で搭乗者たちが上下にガクンと揺さぶられるシーンが、なにげに凄い。
c0137122_23563434.jpg
3DCG動画で動かされている戦車のセルワーク的な配色と、原画段階では手書き動画で書き起こされているキャラクター達の合成が実にスムーズである。
c0137122_2356434.jpg
それにしても、主役級の「戦車」にチョイスされた機種の渋さが半端無い(笑)。
c0137122_23565180.jpg
ここまでの疾走感や、カメラアングルの良さ、さりげない描写に詰め込まれたリアリティと、出てくる戦車の異常な彩色(笑)。
このミスマッチの凄さと、動画の安定感はたちまちにして見る者を引き込む。
c0137122_2357073.jpg
登場人物が多いアニメである。(5台の戦車に分乗している主役校キャラだけでも20人くらいいる。)
c0137122_2357865.jpg
戦車のチーム対校戦をやっているという設定から、1台の車輌に搭乗しているチームキャラごとにカラー(性格付け)があるのだが(相手チームも含めて)、これが後日の話数を見ていけば納得なのだが、シナリオの良さもあって、全てのキャラが「魅力的」なのである。相手校までも含めてさえ誰が誰なのか分からない、なんてことが無いのが凄い。けっこうキャラが皆、立っている。
c0137122_23571666.jpg
自称、田宮模型オタクな私にとって、↓ このチャーチル歩兵戦車 Mk.VIIなんて(この時の対戦相手校の指揮官搭乗戦車である)、デザイン的に好きな戦車モデルでもなかったのだけど、動画や演出の良さで「こんなに存在感を放つ」のかと驚いた。
この他の対戦相手も各校の主力戦車は、かつてのWWⅡ時のイギリス、米国、ロシアなどの国別モデルに統一されて描かれるのだが、それぞれが颯爽たるものである。(各校のテーマBGMがこれまた素晴らしい。)
c0137122_23572385.jpg
砲撃をかいくぐる猛スピードの戦車の描写が心地よい。
・・・実写映像で重くてとろそうな戦車ってものが、実は「かなりなスピードで疾走する」という知識はあったが、このアニメの中の戦車の動きっぷりは爽快感において素晴らしいものがある。
(それ故に、人が徒競走で逃げてもあっさりとひき殺されてしまうぞ、という恐怖感が戦車てものにあるのも間違いないのだが・・・。)
エンターテイメントとしての本編では、物語全体としてのクライマックスシーンに至るまで、それぞれの舞台設定におけるこの「戦車走行シーン」の演出力の冴えや動画の見事さで本当に飽きさせないワクワクの作品を作ってくれた。
c0137122_23573123.jpg
そんでもって、キャラクターがいい♪
(逆に、こういう萌えキャラ系が好きでもない人には、「偏見を捨てて本編見てみなさいよ。」と言ってみたい。「物語」は設定もぶっとんでいて、そのぶっとび方と「リアルさ」の摺り合わせのバランスが巧みすぎて、これは「どうこう言っても、面白く出来ているモノは面白いのだ。」と思ってしまうわけで・・・(笑)。)
c0137122_23573931.jpg
戦車というダークサイドなイメージも纏っていたハズの歴史的存在の産物であるものを、「萌え文化」が制圧しちゃった作品です。
(※まぁ、設定的には今、私たちが生きている世界とは別の時間軸を進んで成った、「パラレルワールド的な世界」の話なのですが・・・。)
c0137122_23574716.jpg
「萌え」という言葉や表現に、違和感や拒否反応を感じる人も、そろそろ「愛らしく描くことの正義」は、「リアルに写実的に、濃密に描くことの真摯さ」と対等なステージにあるパワーを持っていると認識した方がいい。

好きな人は、別になんの努力をしなくても直感的に受け容れているわけだけど。

世の中、両方あって、両方どころか「色々なものがあって」こそ面白いのだから。

「萌え」方向に針が振られている一方で、だからこそ、今度は「進撃の巨人」のようなアクの強いモノが脚光を浴び、支持も得られるわけで。
あれやこれやがイマジネーションとして存在しているからこそ、創作現場は面白いのだ。

「大河ドラマ」風なのもいいし、
「4コマ・ストーリー漫画」の形式もいいよね。

かく言う私も、いわゆる「食わず嫌い」のジャンルが、漫画やアニメ作品にはあったのだが、なんか意図的に避けていた「バトル漫画」ってのが、(ものによりますが)「これは面白い・・・。」と最近、見るようになっています。

けっこう、感動するね、あれ。

つまり、何が言いたいのかと言うと、

「萌だけが全て」なのも可笑しいし、「萌え」っぽいものはとりあえず拒否もおかしい。
「オタクしか相手にしない商売」も可笑しいし、「オタクは相手にしない」というもおかしい。
「写実的なこと」が圧倒的だし凄い事は分かるけど、「記号的なことは全否定」も馴染まない。(これに関しては『法規制』には断固反対の立場です。ルポライター・竹中労氏の『馬の糞でも表現の自由』という至言に私も一票。)
そして「エロ」も「残酷さ」もスパイスだし、それらのさじ加減は描く側のモチベーションと読み手が決めることですよね。(検閲機関に判断されるのは真っ平だ。)
また、もうひとつはマナーの問題だけれど、ファンにありがちな「これを褒めるために"他方を貶す"」ってのはやってはいけないことだよね。
(そういうのは、「私はこっちの方が好きだな」という感想を言うのなら、それだけでいいのですよ。)

要は、さまざまなありようがある、あれもこれもの「エンターテイメント」を楽しもう、ということに尽きます。

陰と陽も。
リアリティとナンセンスさも。

そのどちらも楽しめる感覚を持った視聴者のセンスの豊穣さ、許容力の大きさこそが、これまた胸を張れることなんじゃないだろうか。


 
 
[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2013-06-28 19:05 | アニメ | Comments(8)

【第10回MMD杯本選】面白かったなぁ♪

【第10回MMD杯本選】、今回も盛況の内に、表彰&閉会式まで終わりましたね。

記事として触れるのが1週間近く後手に回ってますが、本選中は色々な動画を楽しませていただきました。

「MMDって何?」って言うような人もまだまだ多いハズで、そういう人はこちらからご覧になられると良いと思います。↓

【第10回MMD杯】MikuMikuDanceCup Ⅹ【表彰・閉会式 第1部】
【第10回MMD杯】MikuMikuDanceCup Ⅹ【表彰・閉会式 第2部】

ちなみに、この「運営」の表彰式動画の作り方こそが、いよいよもって神懸かってきています(笑)。

・・・「運営」さんたちってニコニコ動画のいちファン?。すでにセミプロやプロですよね?。・・・これって、観察眼の良いだけのアマチュアの作品?。

・・・いやいや。
・・・運営の動画スタッフには完全にプロのアニメーターの中でも、駆け出しや経験の浅い人ではなく、チーフや作画監督になれるレベルの原画家さんが担当しているとしか思えないような"キャラクターの表情や演技付け"になっていますよ。
半端無いハイクォリティさなので「杯の表彰動画」から見ることをお薦めします。

そして、各賞授賞作品を見ていってもらっても、それぞれのポテンシャルにおいて運営動画にひけをとっていない"投稿家の動画作品"に出会えると思いますよ。

もちろん授賞作品が全てではなく、表彰されなかった作品にこそ貴方の琴線に触れる内容のものがあったりするのだと思いますが、やはり授賞作品は良いものばかりです。

個人的には先日来からさんざん記事にしている、『サンダーバードごっこ』に尽きるのですが。
いやはや、私のPCにもDLしているあのツール「MMD」と同じものを使って「どうやったら素人が(ホントに素人?w)ここまでの映像作品を作ることが出来るのだろうか?」と呆れ返るしかない超絶技巧の作品群のオンパレードでしたよ。
マシンスペックやセンスはともかく、「根気」と「情熱」、「膨大な作業時間」を費やしているからに他ならないのですけどね・・・。

『サンダーバードごっこ』も審査員賞を授賞できたので、応援していたファンの一人としては喜んでいます♪。

あと、ふたつほど私の琴線に強く触れたものをご紹介しておきます。

【第10回MMD杯本選】ODDS&ENDS【初音ミク's MMD-PV】


もうひとつ、こちら。

【第10回MMD杯本選】CROSSOVER


常連杯参加者様の中ではゴロゴロウさんの作品が毎度光っていますね。

ストーリー性に、センス・オブ・ワンダーな「感動」があります。

なんにせよ、次の本選大会も楽しみです♪
(※色々なジャンルの「ニコ動祭」もね♪)



[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2013-03-15 02:05 | アニメ | Comments(4)

名優、納谷 悟朗(なや ごろう)さん。「お疲れ様でした。」

俳優として、声優として大御所中の大御所たるお一人、納谷 悟朗さんの訃報を私は今朝知りました。

ご冥福をお祈りします。

アニメなどでのご活躍はもとより、洋画の吹き替えなどのお仕事の方が、私には印象強いものがあります。

森山周一郎さん、大塚周夫さん、家弓家正さん、若山弦蔵さん、滝口順平さん、富田耕生さん、内海賢二さん、小林清志さん、山田康雄野さん、野沢那智さん、田中信夫さん、中村正さん、そして納谷悟朗さんといった男性名優陣は(ぱっと思いついた方々の列挙なので、書き漏らしたマイフェバリット・スターもあるかと思いますが)、洋画にアニメにその声を聴けるだけで、「もう、わくわく」していました。
(※上に列挙させていただいたお名前の中にも、すでに鬼籍の方々も見受けられますよね・・・。)

私、女性キャラが好きなのはもちろんなのですが、お仕事ぶりのオーラというか、存在感の凄さは、こうした超ベテラン男優さん達にこそ強く感じていました。
なんと言っても「渋い!格好良い!」に尽きますもの。

最近、洋画もアニメもシリーズものとか、いったん完了している吹き替え・アテレコの作品群は、なにか新しいメディアになったりテレビでの再放送でも、新録音でメンバー交替が多いですけど、そういう新陳代謝も肯定的にとらえたい一方で、動かしがたい「名演」の作品に関しては、なんというか、しっかりライブラリー化して、管理保存、メディアで再販するとかという「文化の継承」も同時にやってもらいたいなぁ。

私は追悼で今夜この映画を見ることにします。『ベン・ハー』、勿論「日本語吹き替え版」で・・・。
c0137122_1831381.jpg
中学1年生の頃に何回目か分からないリバイバル上映があった時に『ベン・ハー』を見に行って、この戦車競争シーンでは金縛りにあってましたよ、私。~スクリーンの最前列近くにいたものだから迫力が凄かった。上映館では勿論「字幕」でしたが、テレビの吹き替え放送で、主役チャールトン・へストンの吹き替え"納谷悟朗"さんは本家以上にハマっていたような気さえしました。

映画やアニメといった作品の声優陣の名演技って、「みんなの思い出」だし、「やっぱりこうでなきゃ」という"色あせない輝きを放って"いますもの。


[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2013-03-12 15:16 | 声優 | Comments(4)

【第10回MMD杯本選】~『サンダーバードごっこ』と、『サンダーバード秘密基地』

【第10回MMD杯本選】も盛り上がりました。
じつに秀作揃い!!

その中では、個人的に断トツな動画作品があります。

【第10回MMD杯本選】サンダーバードごっこ



これがいかにオリジナルの「再現度が高い」か、と言うことと、洒落をかましまくっているのがわかる(笑)比較動画があります。

それがこちら。


サンダーバードごっこ を比較してみたED訂正版

私はこの動画の中で、2号の発射シーンで、カタパルトの噴射口の反射板をやっている「りゅうミク」さんの動きと表情がなんとも可愛いらしくて好きです。ちびミク、ぶちミクも可愛い。

オリジナルの「サンダーバード国際救助隊」のマリオネーションと命名された"映画作り"の凄さもさることながら、40年以上もの歳月を経て、"個人で3D動画が作れてしまうという「神ツール」~MMD(MikuMikuDance)"との融合というのがなんともはや愛すべきマッチングの妙という他無いのです。

「MikuMikuDance」そのものがマニアやファンのたたき上げコンテンツで、「初音ミク」というキャラクターモデルだけでも、無償でファン達が配布提供している「モデル」が既にこれだけの種類存在していることが凄い!(蛇足ながら、"ながしこみ"ならMMDで楽しく遊んでいる私も、この「サンダーバードごっこ」に登場する初音ミクさんたちはほぼ9割5分くらい、ちゃんとデータとして持っています(笑)。)

私でもMMDで「カメラワーク」や「モーション」の調整くらいはやってみたりはするので、他のPさんたち(この「P」というのはプロデューサーのこと。MMD使いも一人前のスキルになれば、自称他称にかかわらずP名を名乗ってもいいという風土がある(笑)。)が、その動画作品でやってることが「どんだけもの凄いレベルのことをやっているのか」、あるいは「どれほどの労力と情熱と時間を割いて作品を完成させているのか」が分かってしまうということなのです。

「サンダーバードごっこ」のMMDは、新しいツールを使って、郷愁と愛と普遍的なロマンに満ちたものを見る者に喚起させてくれました。
とりわけ、そこそこ年輩のファンたちにね(笑)。

そして、10代~20代のオタク諸氏に告ぐ(笑)。『オタク魂っての卒業なんかしなくていいよ』ってことだ(笑)。
70歳になっても、貪欲なホビーマニアたちは、こんなことをして遊び続けていることだろう。
もっとも、逆に「10代でも老人」みたいになっちゃってる人もいるだろうから、こういう遊びに「?」と思っちゃうような人は、少し脳みそをやわらかくはして欲しいな。

さて、
サンダーバードと言えば「秘密基地」

「秘密基地」と言えば、かつて伝説的なオモチャがあった。
いや、オモチャというより、ホビーとしてはある意味、トイアートの極致だろう。


「サンダーバード秘密基地」というプラモデル。

これ、MMDの「サンダーバードごっこ」を見ていると、そのままダイレクトにかつての今井科学のサンダーバードシリーズ・プラモデルを連想します。

まぁ、主役クラスのメカたちの造形物がオモチャとして市場に出るのは自然な流れなんだけど、その中で、当時の子ども達の度肝を抜いたアイテムがあった。

それが『サンダーバード秘密基地』であります。


これが、初版の『サンダーバード秘密基地』のパッケージ
(後に再販されたどのパッケージよりも巨大なもの)
c0137122_0593277.jpg
・・・孫引きなんだけれど、その当時、大学卒の初任給がまだ2万円台だったときに2,200円というプライスで発売された超絶アイテムだった。

オモチャには飢えていたという私が、まだ自分一人で(少し複雑なパーツが増えてくると)プラモデルを作りきれない小学低学年くらいの時に、この「秘密基地」を買ってもらった記憶がある。・・・確か、お年玉がそれなりに貯まったときに、父親が「自分が作って見たさ」もあって、便乗して買ってくれたように思う。(私の父親も「プラモデルを作る」というようなホビーが好きな人であった。その父親のせいもあってか、門前の小僧で、プラモデルの作り方や塗装のノウハウは横で見ていて覚えた私である。~例えばごく単純な所では、艦艇の喫水線の塗装なんかはテープでマスキングして塗れば、テープを剥がしたあとに見事な直線ラインになっているということを小学生低学年で覚えた。)

ところが、まぁ、「自分も(工作ごとが)好きな」父親ゆえに、買ってもらえた「サンダーバード秘密基地」は「作ってやる作ってやる」と言われて、「作る楽しみ」を全部父親に持って行かれてしまった(笑)。

職業柄も工作畑の父親は喜々としてこの秘密基地のギミックだらけなプラモデルを作っていたなぁ。
そして完成した「秘密基地」は1号、2号、3号発射の電動ギミックとか見事にストレス無く稼働してましたね。
「みんな大好きな2号」の発射ギミックは本当にお見事でした。
(劇中の発射シーン通りに、ヤシの木が左右に倒れて、2号発射カタパルトの仰角がゆっくりとせり上がって、そしてスプリング止めが外れて2号発射!、という流れ。)

箱庭的な美しさと充実感でアイランドとしての秘密基地の造型全体像自体が素敵でした。

これが、後年に今井科学ブランドで再販された時のパッケージ。パッケージアートのメインが昔の小松崎画伯のままなのは嬉しいけど・・・。
c0137122_103282.jpg
これが確か昨年くらいから再販復刻されたアオシマ文化教材社ブランドでのパッケージ。小松崎画伯のアートは健在。(え?、昨年とかではない?。アオシマからの再販はもっと遡ったりするの・・?。)
c0137122_111748.jpg
ただし、先の今井科学復刻版と、あえて今、アオシマさんで再販されるものとではキット内容に差がある。上と下の写真で「島のベース」の何が違うのかお分かりになるだろうか?。
c0137122_114831.jpg
上が今井科学の復刻版。下がアオシマ文化教材社の復刻版です。
c0137122_115720.jpg
塗装すると一目瞭然。1号の発射ベースたるプール回りのタイルのモールドが有るのと無いのとでは大違いという事なのだ。
これは、なぜかというと、熱心なファンはよくご存知らしいが、プラモデル製作業界も浮き沈みは激しくて、同じ金型を使って「名作モデル」を時流に合わせて改悪しなければならないことがあった。「サンダーバード秘密基地」は金型版権が今井科学にあった時に、「ロボダッチ基地」に無理矢理改修されたことがある。その時にプール回りのタイルモールドは無惨なただの砂地に削り落とされていたのだ。
c0137122_121218.jpg
上の「今井科学復刻版」では、改悪された砂地のプールベースのまま、「サンダーバード秘密基地」として再販されてしまった。
そこはオリジナル金型製作会社の本家の意地でちゃんと元通りに直すかして出して貰いたかった。
まぁ、それをつい近年のアオシマ文化教材社版復刻において、プール回りのタイルも復活したのである。絶対にこっちが買いである。マニアの気持ちを分かってらっしゃる。
c0137122_172123.jpg
ちなみに蛇足ながら、かつての初版時の『秘密基地』は基地ベースが"塗装済み仕様"に最初からなっていた。(今の未塗装のキットに色を私がオーバーレイしただけの画像だから、これはショボく見えるけど、当時の塗装済みレベルはグラデーションも効いて綺麗なものだった。海水面も「青色にきっちり」塗装されていたんだよ。
c0137122_118314.jpg
~もっとも、あとで検索したら、オリジナルの当時物現物を所有している人の画像を見つけたりして、ちょっと、こういう塗装ではなかったりした(笑)。記憶とは曖昧なものだ。なるほど。「初版基地の海台座は、もっと厚みがあった」のか・・・。でも、ディスプレイするには、今の「薄くなった厚み」くらいの台座高の方が好ましい気がする。)

映画「未知との遭遇」で、デビルズタワーの大きな模型を粘土で作る主人公の描写がありましたが、「トレーシーアイランド=秘密基地」の渓谷やそそり立つ山肌の造形美は、ディテールもかなり丁寧な作りになっていて、ディスプレイ模型としても見ていて妙なリアリティがある。

これ、人気が根強くて何度か再販を繰り返しているプラモデルだ。
今でも買えます。

ガキの時と違って、「エアーブラシ」や「コンプレッサー」というツールや「ドライブラシ」とか「ウェザリング」の初歩的な技巧ぐらいは持っている今、この「秘密基地」も楽しく作り直せるんじゃないかなぁ、と思ってしまう。

昔々に買って貰ったあの「秘密基地」はいつのまにか遊び倒して、壊れて、記憶にも残っていないような推移のうちに捨ててしまった。

今井科学の再販版を買ったこともあるけど「なんか違うな」と思って、作らないまま、押入の肥やしにしておくのも邪魔になって手放してしまった。

MMDの「サンダーバードごっこ」のせいだ。・・・なんか、また無性に欲しくなってきた。
そんなに気負わなくてもいいから、気楽にストレートに作っても、「塗装にほんのちょっぴり凝る程度」で、かつてメーカー製「塗装済の半完成品」として売られていた「トレーシーアイランド」よりも自分のイメージの中の「秘密基地」に仕上げられそうで、またキットを手に入れようと決意した私です。

これから作るとしたら、ウエブサイトで見かけた、この作例くらいのクォリティには挑戦してみたいですね。(ほぼ、キットとしてはストレートに作っているのに)塗装の意気込みだけでもとても良い雰囲気。
c0137122_1201449.jpg
というのもアオシマ文化教材社版のは、灌木(グランドフォーム系)の表現のために、「緑のソフト素材」まで標準添付されているようなのだ。これを接着配置するだけでもリアリティやディテールアップ感は効果的だ。
c0137122_1202332.jpg

※にしても、ホントにMMD、すげぇ~。宣伝効果ってか、ステルスマーケット的な効果があると思うぞ(笑)。あの動画のせいで、ホントに今度発売の「サンダーバード」本家のBD BOXの購入ボタンをポチっちゃった(往年のファンの)人、確実に何人かはいたと思うしw

ラストに日本の誇る基地模型を素材にして、パーフェクトなジオラマクォリティに完成させているマニア様の画像を紹介して、今回の記事を〆ます。

孤島が浮かぶ「海」は文字通り「海」として表現。
c0137122_1211388.jpg

そして、建造物のライトアップは建築模型並みの雰囲気を漂わせる。見惚れてしまう効果・・・。トレーシー邸と1号発射のプールのコントラストは「美しい」のひとこと。
c0137122_1211962.jpg

なんと言っても「秘密基地の主役級は2号の発射回り」の佇まい。・・・元キットのザックリとした「椰子の木」の表現が私は大好きだから、ここまでリアルな椰子の木はかえって「細くて淋しく」感じてしまうのだが・・・
c0137122_1213547.jpg
もう、こういうアングルから見た芝生面の奥行きや臨場感は、メカもののアイテムを超越して、"昔子どもだった大人達"の目には幻想的な風景にさえ見える。
今の小さな子ども達や若年層から見ても、これが「凄いもの」だということくらいは伝わっているだろうか?。
c0137122_1214313.jpg

名作は再生産され続けて、エンターテイメントの世界に遺伝子を遺し伝えていくのですね。
 
 

[PR]

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2013-03-07 23:11 | アニメ | Comments(0)