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【第10回MMD杯本選】~『サンダーバードごっこ』と、『サンダーバード秘密基地』

【第10回MMD杯本選】も盛り上がりました。
じつに秀作揃い!!

その中では、個人的に断トツな動画作品があります。

【第10回MMD杯本選】サンダーバードごっこ



これがいかにオリジナルの「再現度が高い」か、と言うことと、洒落をかましまくっているのがわかる(笑)比較動画があります。

それがこちら。


サンダーバードごっこ を比較してみたED訂正版

私はこの動画の中で、2号の発射シーンで、カタパルトの噴射口の反射板をやっている「りゅうミク」さんの動きと表情がなんとも可愛いらしくて好きです。ちびミク、ぶちミクも可愛い。

オリジナルの「サンダーバード国際救助隊」のマリオネーションと命名された"映画作り"の凄さもさることながら、40年以上もの歳月を経て、"個人で3D動画が作れてしまうという「神ツール」~MMD(MikuMikuDance)"との融合というのがなんともはや愛すべきマッチングの妙という他無いのです。

「MikuMikuDance」そのものがマニアやファンのたたき上げコンテンツで、「初音ミク」というキャラクターモデルだけでも、無償でファン達が配布提供している「モデル」が既にこれだけの種類存在していることが凄い!(蛇足ながら、"ながしこみ"ならMMDで楽しく遊んでいる私も、この「サンダーバードごっこ」に登場する初音ミクさんたちはほぼ9割5分くらい、ちゃんとデータとして持っています(笑)。)

私でもMMDで「カメラワーク」や「モーション」の調整くらいはやってみたりはするので、他のPさんたち(この「P」というのはプロデューサーのこと。MMD使いも一人前のスキルになれば、自称他称にかかわらずP名を名乗ってもいいという風土がある(笑)。)が、その動画作品でやってることが「どんだけもの凄いレベルのことをやっているのか」、あるいは「どれほどの労力と情熱と時間を割いて作品を完成させているのか」が分かってしまうということなのです。

「サンダーバードごっこ」のMMDは、新しいツールを使って、郷愁と愛と普遍的なロマンに満ちたものを見る者に喚起させてくれました。
とりわけ、そこそこ年輩のファンたちにね(笑)。

そして、10代~20代のオタク諸氏に告ぐ(笑)。『オタク魂っての卒業なんかしなくていいよ』ってことだ(笑)。
70歳になっても、貪欲なホビーマニアたちは、こんなことをして遊び続けていることだろう。
もっとも、逆に「10代でも老人」みたいになっちゃってる人もいるだろうから、こういう遊びに「?」と思っちゃうような人は、少し脳みそをやわらかくはして欲しいな。

さて、
サンダーバードと言えば「秘密基地」

「秘密基地」と言えば、かつて伝説的なオモチャがあった。
いや、オモチャというより、ホビーとしてはある意味、トイアートの極致だろう。


「サンダーバード秘密基地」というプラモデル。

これ、MMDの「サンダーバードごっこ」を見ていると、そのままダイレクトにかつての今井科学のサンダーバードシリーズ・プラモデルを連想します。

まぁ、主役クラスのメカたちの造形物がオモチャとして市場に出るのは自然な流れなんだけど、その中で、当時の子ども達の度肝を抜いたアイテムがあった。

それが『サンダーバード秘密基地』であります。


これが、初版の『サンダーバード秘密基地』のパッケージ
(後に再販されたどのパッケージよりも巨大なもの)
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・・・孫引きなんだけれど、その当時、大学卒の初任給がまだ2万円台だったときに2,200円というプライスで発売された超絶アイテムだった。

オモチャには飢えていたという私が、まだ自分一人で(少し複雑なパーツが増えてくると)プラモデルを作りきれない小学低学年くらいの時に、この「秘密基地」を買ってもらった記憶がある。・・・確か、お年玉がそれなりに貯まったときに、父親が「自分が作って見たさ」もあって、便乗して買ってくれたように思う。(私の父親も「プラモデルを作る」というようなホビーが好きな人であった。その父親のせいもあってか、門前の小僧で、プラモデルの作り方や塗装のノウハウは横で見ていて覚えた私である。~例えばごく単純な所では、艦艇の喫水線の塗装なんかはテープでマスキングして塗れば、テープを剥がしたあとに見事な直線ラインになっているということを小学生低学年で覚えた。)

ところが、まぁ、「自分も(工作ごとが)好きな」父親ゆえに、買ってもらえた「サンダーバード秘密基地」は「作ってやる作ってやる」と言われて、「作る楽しみ」を全部父親に持って行かれてしまった(笑)。

職業柄も工作畑の父親は喜々としてこの秘密基地のギミックだらけなプラモデルを作っていたなぁ。
そして完成した「秘密基地」は1号、2号、3号発射の電動ギミックとか見事にストレス無く稼働してましたね。
「みんな大好きな2号」の発射ギミックは本当にお見事でした。
(劇中の発射シーン通りに、ヤシの木が左右に倒れて、2号発射カタパルトの仰角がゆっくりとせり上がって、そしてスプリング止めが外れて2号発射!、という流れ。)

箱庭的な美しさと充実感でアイランドとしての秘密基地の造型全体像自体が素敵でした。

これが、後年に今井科学ブランドで再販された時のパッケージ。パッケージアートのメインが昔の小松崎画伯のままなのは嬉しいけど・・・。
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これが確か昨年くらいから再販復刻されたアオシマ文化教材社ブランドでのパッケージ。小松崎画伯のアートは健在。(え?、昨年とかではない?。アオシマからの再販はもっと遡ったりするの・・?。)
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ただし、先の今井科学復刻版と、あえて今、アオシマさんで再販されるものとではキット内容に差がある。上と下の写真で「島のベース」の何が違うのかお分かりになるだろうか?。
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上が今井科学の復刻版。下がアオシマ文化教材社の復刻版です。
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塗装すると一目瞭然。1号の発射ベースたるプール回りのタイルのモールドが有るのと無いのとでは大違いという事なのだ。
これは、なぜかというと、熱心なファンはよくご存知らしいが、プラモデル製作業界も浮き沈みは激しくて、同じ金型を使って「名作モデル」を時流に合わせて改悪しなければならないことがあった。「サンダーバード秘密基地」は金型版権が今井科学にあった時に、「ロボダッチ基地」に無理矢理改修されたことがある。その時にプール回りのタイルモールドは無惨なただの砂地に削り落とされていたのだ。
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上の「今井科学復刻版」では、改悪された砂地のプールベースのまま、「サンダーバード秘密基地」として再販されてしまった。
そこはオリジナル金型製作会社の本家の意地でちゃんと元通りに直すかして出して貰いたかった。
まぁ、それをつい近年のアオシマ文化教材社版復刻において、プール回りのタイルも復活したのである。絶対にこっちが買いである。マニアの気持ちを分かってらっしゃる。
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ちなみに蛇足ながら、かつての初版時の『秘密基地』は基地ベースが"塗装済み仕様"に最初からなっていた。(今の未塗装のキットに色を私がオーバーレイしただけの画像だから、これはショボく見えるけど、当時の塗装済みレベルはグラデーションも効いて綺麗なものだった。海水面も「青色にきっちり」塗装されていたんだよ。
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~もっとも、あとで検索したら、オリジナルの当時物現物を所有している人の画像を見つけたりして、ちょっと、こういう塗装ではなかったりした(笑)。記憶とは曖昧なものだ。なるほど。「初版基地の海台座は、もっと厚みがあった」のか・・・。でも、ディスプレイするには、今の「薄くなった厚み」くらいの台座高の方が好ましい気がする。)

映画「未知との遭遇」で、デビルズタワーの大きな模型を粘土で作る主人公の描写がありましたが、「トレーシーアイランド=秘密基地」の渓谷やそそり立つ山肌の造形美は、ディテールもかなり丁寧な作りになっていて、ディスプレイ模型としても見ていて妙なリアリティがある。

これ、人気が根強くて何度か再販を繰り返しているプラモデルだ。
今でも買えます。

ガキの時と違って、「エアーブラシ」や「コンプレッサー」というツールや「ドライブラシ」とか「ウェザリング」の初歩的な技巧ぐらいは持っている今、この「秘密基地」も楽しく作り直せるんじゃないかなぁ、と思ってしまう。

昔々に買って貰ったあの「秘密基地」はいつのまにか遊び倒して、壊れて、記憶にも残っていないような推移のうちに捨ててしまった。

今井科学の再販版を買ったこともあるけど「なんか違うな」と思って、作らないまま、押入の肥やしにしておくのも邪魔になって手放してしまった。

MMDの「サンダーバードごっこ」のせいだ。・・・なんか、また無性に欲しくなってきた。
そんなに気負わなくてもいいから、気楽にストレートに作っても、「塗装にほんのちょっぴり凝る程度」で、かつてメーカー製「塗装済の半完成品」として売られていた「トレーシーアイランド」よりも自分のイメージの中の「秘密基地」に仕上げられそうで、またキットを手に入れようと決意した私です。

これから作るとしたら、ウエブサイトで見かけた、この作例くらいのクォリティには挑戦してみたいですね。(ほぼ、キットとしてはストレートに作っているのに)塗装の意気込みだけでもとても良い雰囲気。
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というのもアオシマ文化教材社版のは、灌木(グランドフォーム系)の表現のために、「緑のソフト素材」まで標準添付されているようなのだ。これを接着配置するだけでもリアリティやディテールアップ感は効果的だ。
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※にしても、ホントにMMD、すげぇ~。宣伝効果ってか、ステルスマーケット的な効果があると思うぞ(笑)。あの動画のせいで、ホントに今度発売の「サンダーバード」本家のBD BOXの購入ボタンをポチっちゃった(往年のファンの)人、確実に何人かはいたと思うしw

ラストに日本の誇る基地模型を素材にして、パーフェクトなジオラマクォリティに完成させているマニア様の画像を紹介して、今回の記事を〆ます。

孤島が浮かぶ「海」は文字通り「海」として表現。
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そして、建造物のライトアップは建築模型並みの雰囲気を漂わせる。見惚れてしまう効果・・・。トレーシー邸と1号発射のプールのコントラストは「美しい」のひとこと。
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なんと言っても「秘密基地の主役級は2号の発射回り」の佇まい。・・・元キットのザックリとした「椰子の木」の表現が私は大好きだから、ここまでリアルな椰子の木はかえって「細くて淋しく」感じてしまうのだが・・・
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もう、こういうアングルから見た芝生面の奥行きや臨場感は、メカもののアイテムを超越して、"昔子どもだった大人達"の目には幻想的な風景にさえ見える。
今の小さな子ども達や若年層から見ても、これが「凄いもの」だということくらいは伝わっているだろうか?。
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名作は再生産され続けて、エンターテイメントの世界に遺伝子を遺し伝えていくのですね。
 
 

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by PINKNUT_INC | 2013-03-07 23:11 | アニメ

ピュアオーディオとか♪

今、深夜でも消音量でステレオを聴いている。

聴いているのはフュージョンとかが普段のメインなんだけど、今はあえてアニメ「イクサー1(ワン)」のサントラだったりする(笑)。

"宙明(渡辺宙名~わたなべ ちゅうめい)サウンド"、ご機嫌であります。

アニメのサントラとかオーディオで聴くのもおつなものですよ。
他には『エルフェンリート』(elfen lied)の「Lilium」(リリウム)だとか荘厳だし、
梶浦由記(かじうら ゆき)サウンドなんかは総じてどれも素晴らしい音場が拡がる。

いやぁ~、しばらくオーディオの趣味は御無沙汰してたんですよ。
あまり聴かなくなっていた。

なんか、ふとした切っ掛けで「ミニコンポのスピーカーってどんな感じなんだろう?」と興味を抱いてしまった。
で、ミニコンポ用の小型スピーカーを手に入れたのでしばらく通電していなかったアンプを稼働させたりしてみた。

これがお安く入手したオンキヨーの小型スピーカー。
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ひとつ前の記事『ぎっくり腰』はこのスピーカーを鳴らすために、別々の部屋にあったプリメインアンプをあっちに動かしたり、こっちに動かしたりしている時にやらかしちゃったのであります。
(どっちの部屋の機材も重いものばかり。)

こいつです。「ぎっくり腰」の引き金になったアンプです(泣)。
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でも、もう「オーディオ趣味」というのがバブル期時代に栄華のピークに行って、21世紀に入ると、あれよあれよという間に(不景気のせいもあり)廃れた感じなのかな。
国内のオーディオメーカー自体が倒産したり、撤退しちゃってるからね。

今は、ミニコンポかAVシアターシステムの両極端に分極化してしまっている。
ミニコンポは分かる。そういう方向性はアリでしょう。・・・でも、AVシアターシステムのあのキチ×イじみた今時の値段はナンナノ?。・・・いや、多少はピンキリあるけど、完全に昔の15万~30万円くらいでハイエンドと思われていた価格帯が中抜け状態になっているようです。10万円以下か100万円以上かという選択肢になっているらしい・・・。詳しくは知らないけど。未だに送られてくるAVショップ(アダルトビデオではない、オーディオ・ヴィジュアルの方です)からの広告内容はそんな感じだ。シアターとシステム組んだら数百万円だよ。

庶民があこがれて、頑張ればなんとか手が届いたかもしれないかつての「ピュアオーディオ」は滅び去ってしまったなぁ。

今は中古品市場に栄光の残滓がかろうじてある・・・という状態だ。

今回入手した小型スピーカーは2種。どちらも本来ミニコンポとセットになっていたオンキヨーの物。奧にあるのがD-032AX、手前の色の明るめなのがD-062AX。この辺も、もうかなり古い機種になる。
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で、(かつての)ピュアオーディオのマニアたちは今どうしているかと言えば、往年の銘機をヤフオク辺りの中古品で入手して"比較的にお安い投資"で『良い音』を楽しんでいらっしゃるようである。
なんか、そういう主旨のブログ記事をあちこちのサイトで見かける。

もっとも、しっかりしたレストアをしないと所詮中古品は"いつ壊れてもおかしくないコンディション~経年"の物が多くてバクチ要素も強い。
いや、ホント、メーカー修理が出来ない物も(メーカーが消えているから)、インターネットを見てると「オーディオの修理に滅法強い匠」もいらっしゃるようだし「修理依頼」も引き受けているようだから、内部メカなどに知識の無い人はそういう所でメンテ受けて愛機を末永く可愛がってあげて欲しい。

私などは『オモチャに飢えた世代』で、かつて子供の頃市場のオモチャを指をくわえてみていたものだから、大人になってから「復讐」のようにオモチャを買い漁ったりしている。

コンポとかオーディオにも憧れた世代なので、これに対する物欲も強い。
貧乏なのは今も昔も同じなんだけれど、ガキの時よりは、少しはお小遣いのやりくりが出来る大人になってから、「夢の中にあった音」を求めて10年越し、20年越しの憧れだったオーディオコンポを手に入れたりすることにエネルギーを費やしたりした。(ちょっと前の時期ね。)

あ、但し、あくまでも庶民的な範囲です(笑)。

世の中、かつてのブーム時にも1000万円システムのオーディオなんてのもあったし、そこまでオカルトに行かなくても、単品50万~100万円のコンポでもって平気でシステムを何個も組んでいるお大尽もおられた。
そんなことが出来る身分には到底なれませんです。
私辺りはサンスイの『AU-α907MR』というアンプを買った時でさえ、当時、とんでない物を買ってしまったような気がしていた・・・、というのが限界のオーディオファンです。

自室の一部でも公開するのはかなり"こっ恥ずかしい"・・・。
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画像に写っている後ろの(オーディオラックに入っている)コンポは、私のワンオーナー品です。(頑張って新品で当時に買いました(笑)。既に15~18年くらい前の機種になる。)

※ただ、この下の画像のサンスイの(黒い)07シリーズアンプのほぼ初代機に近い『AU-D607』だけは4~5年前にヤフオクで買ったレストア済中古品です。・・・これの新発売当時には高嶺の花だったんだよねぇ。オーディオに興味を強くし始めた中学生くらいの時だったもの。ラジカセさえ自分では買えない頃でした。(その復讐で、中古品ながらレストアされた『AU-D907』、『AU-D907X DECADE』なんてのも"607"に引き続いて買いましたよ。)

実際にピュアオーディオ装置による音場再生ってのは、CDラジカセでは体感出来なかった「音」が同じCDディスクから聴こえてくるのだから凄い。

とはいえ、限界は即座に感じる。

いちばん大きいのは「住環境」だ。

フロアタイプの大型スピーカーを鳴らして問題ない部屋や環境でないと、やはり未消化なままなのである。
その点では我が家は「絶望的」ですよ、であります。古いマンションだし狭いんだもの。

フロアタイプのスピーカーなんて置けません。
ブックシェルフタイプの2wayスピーカーが手頃なんです。

他のマニアさんのブログ記事で、フロアタイプの大型スピーカーを平気で何種類も置いているような画像、そういう住環境を見ると羨ましくて仕方がない。

それでも、我が家の住環境である程度の控えめな音量でも、「良い装置」だと「質の良い音」が聴けるのは明らかで、それはとても心地よいものなのです。

このところPCにドップリな環境ではあるから、なんか音楽再生もPCのスーパーウーハーを加えたPC用5.1chシステムで「十分にいい音」が聴けていたような気がしていた。

でもそういうデータ音楽をそれなりの本格的なヘッドホンで聴くと「ただの音の固まり」になっている。

音像定位とかセパーレーション、音の粒立ち、解像度・・・。
そんなものはPC音楽の環境からは望めない。


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さて、ミニコンポ用のスピーカーだけれど、生意気ながらにも「侮れない音」でした。

中型以上のブックシェルフタイプとは差は歴然なんだけど「そのサイズでよく鳴るなぁ」という感じではあったですよ。

これはBGM用に音楽を流し続けるにはいいアイテムかも♪。

とはいえ、どれもこれも「一生もの」のアイテムなんざないのです。
早いか遅いかだけで、いつかはほどなく壊れますもの、家電品なんだから。

スピーカーもエッジとかボロボロになるしね。(再生させる手段はあるけども。めんどい。)

まぁ、漫画とかの読後感動とかと同じものです。

その時の「感動」や「思い出」は残ります。
それだけでもしばし楽しむ価値はある。

「思い出」の方は"一生もの"ですからね。

そう思うと、昔のトランジスタラジオの音で聴いた深夜番組の音楽でさえ「良い音」だったものなぁ。

人の暮らしの日々のうつろいの中で「思い出補正」ってのはあるものですから。

まぁ、その「補正」の手助けにするために、今になってもホビーに何かしらの意地やこだわりを持つっていうのも悪くはないことだとは思うんですよ。

不景気な時節柄、お金が無いなりに工夫してみるとかという方向でね。(※今回紹介したオンキヨーの小型スピーカーなんか、中古でも程度良しなものをペアで1500円とか3000円くらいで手に入れてます。~発売当時の元値は2万円くらいするものです。~あとはケーブルとか、組み合わせるアンプとか工夫すれば「良い音」鳴りますよ。)

「ピュア・オーディオ」ならぬ「プア・オーディオ」万歳♪(~て、他サイトの誰かが書いていた(笑)。)



 
         

インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン # by PINKNUT_INC | 2013-03-05 05:21 | ブログ