アニメ『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』

アニメ『がくえんゆーとぴあ まなびストレート!』のレビューです。
 
これは、かなり傑出した作品です。
絵柄の可愛さはいわずもがな、色指定やCG的なフィルターの処理、~動画レベルでの髪の毛のグラデーションなんて、このアニメで初めて見た気がします。

動画も、なんてまぁくるくるとよく動いて手抜きがないことか。

ストーリーは、とある学園の「生徒会」の運営活動の話です。(オーバーな・・・)
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レギュラースタイルのオープニングアニメは第2話から挿入される。
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スプレーペイントで校舎や運動場にスタッフ・クレジットをするユニークな手法。
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粋なオープニング・アニメの十傑に、私的には入ってくる出来栄えだ。
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天宮 学美(あまみや まなみ)ちゃん。
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稲森 光香(いなもり みか)【左】と上原 むつき(うえはら むつき)【右】。
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転校してきたばかりの、この学美ちゃんがほどなく生徒会長になる。
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生徒会の存在なんてものが、無実な状態にある近未来の学園。
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生徒会運営の難儀さに壊れたりする学美ちゃん。(目が逝っている。)
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ストレスで疲弊しきって倒れそうな学美ちゃん。(目が逝っている。)
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生徒会有志の友達を巻き込んで・・・、みかん(光香)ちゃんも泣き、
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衛藤 芽生(えとう めい)さんも泣く。(いえ、この辺の解説はウソです。)
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言いたいことは、キャラクターの喜怒哀楽の活写っぷりが素晴らしいのです。
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芽生のCV(声優)はハルヒやこなたの平野綾さんです。一同、勝利のポーズ。
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ラストシーンに近い話数で、この「勝利のポーズ」は深みを増す。
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旅立つ「みかん」を送り出す彼女たちの
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勇気、友愛、全ての肯定的な青春の意思表示。
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この瞬間に限らず、実は「泣ける」ツボだらけの作品でもあります。
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オープニングの種明かしは、全編のラストシーンにちゃんと用意されています。
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全12話のラストは完全に長い映画を見終えたような感慨に溢れています。
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「学園もの」というカテゴリーの作品は数多くあれど、正真正銘のストレートな学園もの。
・・・かなり変化球なのは『近未来の学園もの』という設定であること。
 
でも、これほど「学生生活」や「学園の存在意義(どちらかというと勉学以外のこと)」を真摯に物語の基軸にして、キャラクターを活写した作品はかなり珍しいです。

DVD版でのみ発売された、追加の第13話もあります。(構成的には第6話と第7話の間に入る第6.5話ともいうべきエピソードなのですが。)
 
まさに好編。佳作です。
ヒジョーに後味の爽やかな名作です。
・・・爽やかすぎて、なぜか泣けました。
私は泣けて仕方がなかった。
  
見る人によっては、フラットな気分で気楽に見られる作品です。
楽しい作品だもの。
・・・でも。私は泣けたのだから仕方がない(笑)。
 
未見の方はご覧になってみて下さい♪。 
 
余談ですが、
オープニングテーマ『A Happy Life』を作詞・作曲したシンガーソングライター、岡崎律子さんが、本作アニメの公開以前に亡くなっていて(44歳の若さだった)、アニメ版のタイトルソングを歌った林原めぐみさんとはまた趣の違う、岡崎律子さんが歌う『A Happy Life』を動画で見る機会があって、・・・これにも泣けた。(この岡崎Ver.が、また良いのだ。) 
 
名作は、音楽もアニメもしかり。
 
視聴した人々の心に生きる限り、もっともっと永い永い命を得続けるのです。 

オープニングテーマ『A Happy Life』林原めぐみさんVer.

オープニングテーマ『A Happy Life』岡崎律子さんVer.

まぁ、いつまでもリンクが有効だと思わないけれど、最近、流行りなので、私もブログに動画を貼ってみた。
 
※「ようつべ」リンクを貼るのを覚えた私は~「ようつべ」はリンクを推奨するかのようにリンク用アドレスを用意していますから、・・・調子にのって、過去記事のアニメ・レビューにも動画を貼っています。

興味のある人はどんどん遡って閲覧してみて下さい。・・・音楽性の豊かなアニメ・タイトルが多いです!。
   
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2008-09-14 06:23 | アニメ | Comments(12)

Commented by inakajazz at 2008-09-14 06:44
はいはい・・やっと・・出てきました・・この作品って・・とってもストレートで、実際は、60年代の子供たちが・・やってのけていた感じなんですよね。今の時代には無いってやうか・・。だから近未来なのかな。時代は、めぐってくれればいいのですが。元気なお子達が増えてくれればいいですね。あっ・・ちょっと・・はずれちゃったかな
Commented by BirdE at 2008-09-14 09:34 x
オープニングのスプレーグラフィーティーでのスタッフ・クレジットは斬新でしたね~。
ラクガキしちゃう子が増えそうで心配でしたが、深夜枠だから中高生は寝てるかなぁ~。

Commented by cyah at 2008-09-14 11:58 x
問題のオープニングですが、たしかBPOあたりからクレームが来て、途中からバージョンが変わっています。(後半くらいからスプレー書きしたのが、すぐに消えるようになっています。)
それにしてもこの作品、皆さんくいつきがいいなぁ・・・。(私も釣られたけど(笑))
Commented by PINKNUT_INC at 2008-09-14 18:30
inakajazz 様
キャラクターがとにかく生き々きとしていました。
ノリとツッコミも視聴者がやる前に、ちゃんとキャラクター同士でやってるし(笑)。
BGMのノリもなかなかに秀逸で好きです。
手拍子パーカッションみたいな、次回予告に流れるあのリズムはなんでしょうかね?。
ケチャでもないし(そりゃ違うな)、フラメンコのリズムに近いけれど、すごく印象的です。
Commented by PINKNUT_INC at 2008-09-14 18:50
BirdE 様
cyahさんがコメントで話題にしてくれているけれど、あのオープニングには「良識団体」から問題視されてクレームがついたんですよね。
 
現実の世界で、街中の(商店街とか色々な場所の)スプレー落書きや、アート気取りの悪戯が巷間で話題になっていた時期でしたから、落書き被害者には「ひっかかる」描写でした。
 
それで、スプレーの文字は描きっ放しではなく、(近未来という設定を利用して)「一晩で消える塗料が開発されていて」それを使ったという設定にされました。
 
・・・あのオープニングは、象徴的なシーンで、ヒロイン達が「思春期の自分達の軌跡を確かにそこに刻んだ」というニュアンスを映像化しただけの意味合いなんですが。 (だから、書いては消える、残らないモノという解釈ではいけないわけですけど・・・)
致し方ないですねぇ。
Commented by PINKNUT_INC at 2008-09-14 19:58
cyah 様
私としては、当時、珍しく本放送をリアルタイムに見ていたアニメでしたから、問題のオープニング・アニメが、テレビ放映の前半の演出までが、後日に発売されたDVD版では、全部が「修正版OP」に差し替えられていたのが、「まぁ、仕方がないか」という感じでしたよね。
 
現役の高校生諸君が見てもよし。
なんか、かつてあった時代を過ぎて、遠い思い出になった年代の視聴者の方が思い入れ出来るシーンが多かったりもする。不思議なものです。
Commented by BirdE at 2008-09-14 20:46 x
作品の意図した内容が

現実世界での事象を受けて制限されるのは

悲しいことですよね。

でも、まあ当事者の方々(商店街の人々)にしてみれば

死活問題ですからねぇ~

私の県の県庁所在地の商店街のグラフィーティーみると

当事者の方々の笑っていられない気持ちも解ります。

ほんとひどいもんですから。 

┐('~`;)┌の世の中になったもんです。
Commented by PINKNUT_INC at 2008-09-15 02:08
BirdE 様
そうですね。
でも、「どちらの言い分もわかる」という岐路にある場合、影響力のあると思われるメディア側の方が優等生になることが前提ですから。
「グラフィティー」横文字だと格好良いけど、落書きのことですからねぇ。
 
「まなびストレート」の場合は、スタッフのアイデアが巧みで、作品の雰囲気を損なうことにはならなかったのが幸いでした。

「バイオレンス」とか刺激的な描写の多い作品では、「放映中止」とかという作品がありましたものね。
色々と配慮しなければなりませぬ。
Commented by cyah at 2008-09-15 11:37 x
放送中止と言いますと「○chool ○ays」と「ひ○らしのなく頃に○」の事でしょうか?(確信犯コメ)
Commented by ゆんか~す at 2008-09-15 22:46 x
s●hool d●ysとひぐ●らしのなく●頃に。ですね分かります。アニメで表現しても色々と規制があるご時世ですよね・・・。そういう描写がないと作品の世界観が壊れてしまうので作品内容にクレームつけるとおもしろくもなんともない薄っぺらいモノが出来てしまいます。

受け手のレベルの問題もありますけど、ただ容疑者宅からそういった物が出てきて叩かれるのはなんとも程度が低いというか・・・。

まなびはコロコロと良く動いてクオリティーの高い作品したね^^
業界ほんと狭いなぁ・・・・これもまた知り合いが参加してたりしますw
Commented by PINKNUT_INC at 2008-09-16 01:55
cyah 様
ビンゴ!。
ゆんか~すさんからもご指摘通り。
まぁ、作品内容が内容なだけに、逆にああいう事件とぶつからなかったら、そのまま放送されていたのでしょうか?。
~もし、放送直後に何らかの類似事件が起きていたら、どう論評されたのでしょうかね?。
「卵が先かニワトリが先か」の問題のように難題ですね。
Commented by PINKNUT_INC at 2008-09-16 02:16
ゆんか~す 様
難しいところなんですけどね。
「倫理感」というもの。
漫画家なんてのは、むしろそういうものに挑戦的なところがあるけれど、テレビアニメとかでは、そうもいかない。
バイオレンスの方ではなくて、健康Hな方も、単純に「自主規制」かけまくりな作品が多いから、最近の深夜枠のアニメ、画面がわけわかんないことになってます。(それが、DVDセールスに繋がるのかどうかは甚だ不明。)
 
されはさておき「まなびストレート」スタッフに、ゆんか~すさんの知人の方がいらっしゃいましたか。
ゆんか~すさんご本人もそうですが、秀逸な作品に加わっている人が多いですね。・・・もっと、色々なお話を伺いたいものです。

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