アニメ「R.O.D -THE TV-」レビュー

アニメ「R.O.D -THE TV-」のレビューです。
 
アニメ「R.O.D」OVA版の、読子・リードマンの初登場シーンで、あの小汚い(とても妙齢の美女の住まいとは思えない)部屋の中のあちこちにあった付箋(スティックノート)の謎がテレビシリーズ本編で分かる。
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付箋にあった名前、「菫川ねねね」(すみれがわ ねねね)という女性が、テレビシリーズ本編の主役各として登場するからだ。

アニメ「R.O.D」OVA版、全3巻の約2年後。
2003年にテレビ・シリーズとして全26話が公開された。

いや、・・・されていたハズだった。
放送当時のトラブルは最後に記述する。
 
私はDVDで全話を見たのである。
つまり、テレビ放送時のゴタゴタとは関係なく、ストレスなくスムーズに見られた♪。

オープニング・アニメ、相変わらず格好良い!。
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OVA版同様に、このシリーズはBGMの良さも特筆に値する。
オーケストレーションもいいが、全般にジャズ、フュージョンのノリなのだ。渋い。
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脚本:倉田英之さん
監督:舛成孝二さん
アニメーション・キャラクターデザイン:石浜真史さん
このスタッフは、OVA版とまったく同じ。
 
菫川ねねね先生が登場。(高校生でデビューした経歴を持つ若き女流作家さん。)
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このアニメ、シナリオ展開の面白さが、もう、やはりテレビ・シリーズも「見始めたら止められません」というくらいに巧みです。

なにせ、あの読子・リードマン以外に、『紙使い』三姉妹が登場。
アニタ・キング(三女)
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マギー・ムイ(次女)
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ミシェール・チャン(長女)
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アクション・シーンは第1話からフル・スロットル!
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ジャンボ・ジェットを覆っているこれ、ヒロインたちの「紙技(かみわざ)」です。
アニタちゃんの活劇はこれまたスカッとします!。
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菫川ねねね先生の気性は男前!。(この中指をハイジャック犯の銃口に突っ込む)
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さて、紙使い三姉妹だが、名前を見ても分かるように日本人ではなく、香港の「日本人旅行者のための」ガイド役として(香港で)ねねね先生と出会った。
ひょんな縁で、そのまま日本に着いてきて、ねねね先生のマンションに転がり込む。
この三姉妹の居候ぶり、というか、私生活的な「ダメ人間ぶり」が本編最大の素敵な見所と言っても過言ではない。
ある意味パラサイト姉妹だ(笑)。姉二人は重度のビブリオ・マニアである。
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でも、三姉妹の本業は、紙使いの能力を駆使した『ウラ稼業』である。
それは、小さなアニタちゃんが関わるにはハードボイルドすぎる世界だ。
香港でも「三姉妹探偵社」をガイドと同時営業していたが、命を張った黒社会的な仕事を、じつは生業としている姉妹の、非情な日常が所々に描かれる。
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ミシェールさんのお尻にこだわったのは私の趣味です。
お尻フェチなんだろうな、私。

本作の柱のひとつはOVA版と同じように、ハードボイルドだから、第9話にゲスト出演するこの女性、ナイスバディのアリスさん(アリス・アリス・アークウェッド/声・荒木香衣)は、温泉を楽しんだアトに(有り得ないような無惨な)殺され方をする。ちょっとショックです。
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前半は、ゆるゆる、まったりな展開が主軸なくらいに、笑いながら見ていられたシナリオだけど、これが、後半になって、ようやくOVA版ヒロインの読子・リードマンが再登場。
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そうして、人格の変わったナンシー・幕張さんまで。
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この辺りから、どんだけ辛くなるんだよ、このストーリー!、というような展開になって、これまたモニターが中断出来なくなるのです。
この青い長髪の美少年は誰か?。刮目して、本編で確かめていただきたい。
実はストーリーの割と初期の頃から登場して、三姉妹と関わる。
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なによりも吃驚なのは、この対立構図。
OVA版では、よきチームワークだった組織の仲間だったのに、・・・ジョーカーとウェンディの変貌ぶりが凄い。
ウェンディが、とにかくとてつもなく(悲しい)イヤな女にキャラクターを変えた。
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・・・と、なると私のお気に入りのナンシー・幕張さんは、またこのスタイルで活躍していただかなければ!。
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先述したように、後半は、かなり深刻な展開になっていくシナリオなのですが、全話を見終わると、大変に後味の良い快作です。
 
三姉妹、好印象さ貫き通したし、菫川ねねね先生の男前さが素敵すぎる。
 
 
ちなみに冒頭に書いた初回放送時のトラブルについて・・・。 
 
・・・どうも、初回のテレビ放送当時には第20話時点で放送打ち切りになるなど、別な意味で話題になったシリーズだったらしい。当時のことを私は直接には知らない。
関西では放送されなかったからだ。
(スカパーとかでも放送されたらしい。・・・これも、私は当時に見ていない。)
 
なんだか、つい最近の2008年3月末からTOKYO MXとかで、地上波としては全話が再放送されている真っ最中だそうだが、東京圏の話なので、これも関西の私には無縁な話題だ。
 
その再放送も見逃している人、あるいは「OVA版」と比べて、テレビシリーズのスケジュール的な宿命、というか、製作を外注に頼る日本アニメ業界において、それは不可避的な一面もあるが、シリーズの中盤など、キャラクターの絵のクォリティが失速したりもしているのは私も感じた。
 
それでも、動画的には、動きの手抜きや崩壊などとは無縁で、ストーリー自体も見事なエンターテイメントとして描ききられた。
人と人との繋がり、それこそが、真の家族や友情であること。いちばん大切なもの。
 
今からでも、ぜひ、見ておいて損はない名作であることを私は強調出来る。
 
こういうアイデアや、モチーフの面白いアニメを、これからも見たいと思う私でした。
 
「R.O.D -THE TV-」のOP
 
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2008-08-26 07:22 | アニメ | Comments(14)

Commented by cyah at 2008-08-26 15:13 x
これの1話は「神アニメ」でしたね。今だったら絶対CGでやるところだろうけど、アレを手書きでやったのがすごい。私はあれで一発ではまりました。
Commented by inakajazz at 2008-08-26 19:22
これが「神アニメ」なのですか・・ほお。手書きとは・・凄いですね。うんうん。いったいどのくらい・・描くのですかね。途方も無い時間と労力ですね。
Commented by ゆんか~す at 2008-08-27 01:41 x
おおTHE TV^^
これも当時色々話題になったアニメですね。
最初の出だしは良かったものの・・・後半は作画崩壊を巻き起こしたりネット上に動画データが流出したりorz
スケジュールがやはりそこに絡んできてせっかくの良作が・・・常に思うのですが、絵を動かす仕事なんですから一年がかりで2クール作品を作る体制を設けてほしいと現場のメーターは考えています。(クオリティを目指す作品ならば)
今の大量生産=自転車操業状態から解放されるのを切に願ってます^^:
Commented by PINKNUT_INC at 2008-08-27 05:39
cyah 様
第1話のクォリティは抜きんでててますね。
OVA版に比べても遜色ないほどです。
以降、第3話「神保町で逢いましょう」くらいまでは秀逸です♪。
(上等な、ゆるさ具合で、2話も3話も大好きな原口です!。)
Commented by PINKNUT_INC at 2008-08-27 06:10
inakajazz 様
どうなんでしょう。(;^_^A
具体的な数字は私もあまり詳しくはありませんが。(゜_゜)(。_。)
まぁ、このシリーズは動画枚数は(当時のテレビアニメとしては)なかなかのものだと思います。
機会があったら、まずOVA版から見てみると楽しめますよ。
音楽もいいです。私はBGMのサントラCDも買いましたが、OVA版の音楽もいいし、TV版はさらにフュージョンやスロージャズの雰囲気が気持いいです。\(^_^ )
Commented by PINKNUT_INC at 2008-08-27 06:21
ゆんか~す 様
現場の方のコメントは説得力がありますねぇ。
確かに「-THE TV-」は、先の「OVA版」のクォリティの凄さに比べると、キャラクターが(特に前作にも登場したキャラ、読子、ナンシー、ジョーカー、ウェンディの絵が)いささか別物になっている現実はあります。
それでも「なんとかした」という感じで、現場の情熱で描ききったという感触。
こうした映画作りは、クリエイターの情熱だけで、どうにか出来る問題ではないから、これは誰に「なんとかして」とお願いすればよいのでしょうか?。
(;^o^A
Commented by cyah at 2008-08-27 20:09 x
本編と全く関係ない話で恐縮ですが、「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」(「涼宮ハルヒの憂鬱」では、ありません)のアニメ化が決まったそうです。
まぁ、一期が良かっただけにへたに二期見せられるよりは賢明な判断かも知れませんが、それにしても・・・orz 。
Commented by PINKNUT_INC at 2008-08-27 22:11
cyah 様
本当に疎い私、「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」 というコミカライズされたギャグ漫画の存在そのものを知らなかったです。(今回はじめて知った。)
 
・・・と、すると「ハルヒ」本編の第二期製作もあれだけ派手な広報をしたのだから、これは両方をやるということですか?。
活気があってよいですね。
(もう、この場合ポジティブに考えるしかない(笑)。)
え?、本当に「第二期」は中止?。それとも、これも何かの洒落?。
 
・・・もう、ボク、子供だからわかんない(笑)。
Commented by cyah at 2008-08-27 23:38 x
「ハルヒ」の二期に関しては、Wikiと京アニサイト見てきたけれども分かりませんでした。従って今の所「涼宮ハルヒちゃんの憂鬱」が二期に相当する物か、他に二期があるのかに関しては不明です。
詳細が分かり次第、報告させて頂きます。
Commented by PINKNUT_INC at 2008-08-28 02:31
cyah 様
そうですか。
色々と、まだ謎というか、不確定要素が多いのですね。
・・・う~む。(笑)
なんだか、こういう話題が先行してネットで伝播されるほど、京アニや出版社その他発信メーカー広報部の思うツボですな。(^_^)
それはそれで、ファンはツボにはまって踊りませう♪。
Commented by ゆんか~す at 2008-08-28 16:15 x
涼宮ハルヒちゃんはyoutube内で放送とかよく分からない見出しがニコニコ動画に上がってたのを発見しましたw

ハルヒ2期は来年ぐらいに放送ですかね?京アニさんの今年の後期スケジュールはハルヒちゃんと他のものをやるみたいです。
小説の驚愕はいつ出るのじゃろw蛇足でしたね^^:
Commented by PINKNUT_INC at 2008-08-29 03:58
ゆんか~す 様
「ハルヒ」情報。
色々と錯綜していますねぇ。(笑)
結局、京アニさんは、今は、私なんかは予想していなかった「フルメタル・パニック」を放送中だし、次には「ハルヒ第二期」、「CLANNAD第二期」、「ハルヒちゃん」とか、あれやこれや抱え込んで、時代の寵児なのは間違いないですね。
組織とは言っても、パンクしないように・・・と案じるのは、私のような凡夫の危惧なのかな。
Commented by inakajazz at 2008-09-02 23:37
おそまきながら・・見てみました。うんうん・・一話での・・アクション凄い。お姉さんが・・弓のようにして放つ所は・・もしかしたら・・プリキュア5GOGOでも真似しているように・・おもいました。ても・・しかし・・原口さんのレビューは・・私のような・・素人の勉強になります。
Commented by PINKNUT_INC at 2008-09-03 08:58
inakajazz 様
いやぁ~、どうも、恐縮です。
基本、私のレビューは、まぁ、やっぱり自分の覚え書きや、嗜好の整理かな。
 
アニメの視聴時間や、その作品に対する四方山知識、質、量ともにもの凄い達人やマニアは、私が2~3級か、底上げして初段クラスだとしたら、7段、10段、名人クラスの人が大勢いらっしゃるわけで。
 
私は、ただ、おしなべて「感動した」、「楽しかった」と褒めたいだけです。
私も実はトーシロですよぉ(笑)。
アニメの製作現場は知らないもの。
 
ただ、古い作品もよく知っています。
 
で、何故か、今の日本の「萌えアニメ」も、ハードアクションもなんでも好きです。(苦手なジャンルもあるにはある。が、基本的にアニメが好き。)
 
私、歳いくつだよ、ってくらいに古いことも知っていますが、そういうのは遡って研究して知りました、ということで(笑)。

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