The Rose

今夜、テレビで3~4回目かの放映になるスタジオジプリの「おもひでぽろぽろ」をやっていた。
 
なんとなく見ていた。
タエ子(27歳)の描写は、あまり好みではないのだが(まぁ、このアニメ、大人の顔の頬線を無理矢理に描いていて変なのだが)、タエ子(小5時代~昭和41年頃)の描写の方は好きで、その背景も懐かしい。(タエ子~小5時代の人物のコロコロ動く表情の漫画的さは、一部、狼狽や感情的になる表情を大きく崩すシーンにおいて「じゃりン子チエ」を彷彿とさせる)
 
伝え聞く話によると、タエ子(小5時代)の「箱根の温泉に一泊二日の小旅行シーン」があるらしいのだが、このシーン、小5少女の「浴衣」、「入浴」、「オールヌード」が惜しげも無く展開されているので、テレビ放映ではきっちりカットされていて見たことがない。(1回目の初放送の時くらい、このシーンは放映されたんでしょうか?。・・・ノーカット収録されているのなら、そのシーン見たさにDVDに手が出そうです(笑)。)
 
で、録画するでもなく、いつもただ、テレビ放映されるタイミングで何度か見ていたこのアニメが、エンディングの歌曲で毎度やたらと感動的になる要因に気が付かないでいた。
「いい曲だな」という漠然とした感想。

ぼんやりな俺は、自分の知っている曲と「おもひでぽろぽろ」のエンディングテーマが繋がっていなかったのだ。
原因は都はるみサンが歌っていたから彼女の声質や節回しがフィルターになってしまって(失礼!)良いメロディだと感じていながら気が付いていなかったのだ。
 
今夜、ようやく繋がった。
 
「あ、ベット・ミドラーのローズだ!。」
 
「The Rose」
アマンダ・マクブルーム作詞・作曲の名曲である。
なんで、今まで気が付かなかったのだろう・・・。
申し訳ないけど、都はるみサンのせいである(笑)。
 
この「The Rose」という曲は、俺はたいそう好きで、その原曲の歌詞も素晴らしい。
ただ、俺にリアル・ニュアンスで英語が分かるわけはなく、訳詞のセンスに頼ることになる。
色々な日本語訳詞があるものの、直訳だと難解な歌詞なので、たいてい心に届かない訳詞になる。
 
「おもひでぽろぽろ」で高畑 勲さんが訳詞した意訳も、かなりの名訳だと思いますが、俺の中でのペストは昔にテレビでアメリカのポップス歌手(誰だか覚えていない、ちょっと年輩の白人女性であった)が歌っていたのを見たときの字幕の訳詞が素晴らしくて、心に焼き付いた。
 
例えば、原曲の英語歌詞は以下の通り。
 
原題/「THE ROSE」
作詞・作曲/AMANDA McBROOM (アマンダ・マクブルーム)
 

Some say love it is a river
That drowns the tender reed
Some say love it is a razor
That leaves your soul to bleed
Some say love it is a hunger
An endless aching need
I say love it is a flower
And you its only seed


It's the heart afraid of breaking
That never learns to dance
It's the dream afraid of waking
That never takes the chance
It's the one who won't be taken
Who cannot seem to give
And the sould afraid of dyin'
That never learns to live


When the night has been too lonely
And the road has been too long.......
And you think that love is only.......
For the lucky and the strong
Just remember in the winter
Far beneath the bitter snows
Lies the seed that with the sun's love
In the spring becomes the rose............
 

 
これを訳すと、
 
   
人は言う 愛は川だと
ひ弱な葦を押し流す
人は言う だからだよ 
心がいつまでも疼くのは
人は言う 愛は飢えだと
終わりのない痛みだと
でも…私には愛は花
あなたはただその種
 
 
心は壊れることを怖れ
踊りを覚えようともしない
夢は目覚めるのを恐れ
運を試そうともしない
人は縛られることを嫌い
与えようともしない
魂は死を恐れ
生き方を大切にしない
 
 
夜が寂しすぎた時
そして、道が遠すぎた時…
あたなは思う
愛はツキだと…
仕方がないものだと
でも会うの 冬の最中に
冷たい雪の下に
種は太陽の愛を待ち
春にはバラを咲かす……


となるのだが、 
「おもひでぽろぽろ」の日本語訳詞/高畑 勲さんだと、以下のようになる。
 
原題/「THE ROSE」
作詞・作曲/AMANDA McBROOM (アマンダ・マクブルーム)
編曲/星 勝
日本語訳詞/高畑 勲
歌/都 はるみ
 

  
やさしさを 押し流す 愛  それは川
魂を    切り裂く 愛  それはナイフ
とめどない 渇きが  愛だと いうけれど
愛は花 生命(いのち)の花  きみは その種子(たね)

挫けるのを 恐れて  躍らない きみのこころ
醒めるのを 恐れて  チャンス逃す きみの夢
奪われるのが 嫌さに 与えない こころ
死ぬのを 恐れて   生きることが 出来ない

長い夜 ただひとり
遠い道 ただひとり
愛なんて 来やしない そう おもうときには
思いだしてごらん 冬 雪に 埋もれていても

種子(たね)は春 おひさまの
愛で 花ひらく
 

 
・・・こちらの方が、スマートで詩的。かなりな名訳である。
(まぁ、最後の「ローズ」を「花」にしてしまっているので、原曲や、ジャニス・ジョプリンからは乖離した普遍的なラブソングになっている。ジャニス・ジョプリンを知らない人もいるのかな。伝説のロック歌手だよ。若くして亡くなった。恋とドラッグとロック、かなり無茶な人生を駆け抜けた女性。映画でこのジャニスの役をベット・ミドラーが演じた。「The Rose」はジャニスが最後の舞台で死ぬシーンを描いたあとに流れるテーマ曲である。ローズはジャニスの愛称でもあった。)
 
 
さて、ところが、俺が心に焼き付いて離れない大胆な訳詞(意訳)では、
 
『挫けるのを 恐れて  躍らない きみのこころ
醒めるのを 恐れて  チャンス逃す きみの夢
奪われるのが 嫌さに 与えない こころ
死ぬのを 恐れて   生きることが 出来ない』 

 
「きみ」の所が、原曲の詞には二人称にしなければならないくくりはないので、「わたし」と一人称に訳詞されていたのだ。

『挫けるのを 恐れて  躍らない 私のこころ
醒めるのを 恐れて  チャンス逃す 私の夢
奪われるのが 嫌さに 与えない こころ
死ぬのを 恐れて   生きることが 出来ない』
 

・・・そりゃ、この方が胸に迫る。
 
不特定多数の人に向けられたメッセージソングとして捉えるよりも、孤独な自分の魂を癒し慰める歌曲として感じた方が、俺には心に響く。
一人称の方がむしろ万人の思いに時として響く。
 
その時の歌手と字幕の訳詞の素晴らしさ。
ビデオに録画しなかったことを後悔している。(見ている間、鳥肌もので、そんな事する回路は働かなかった。)
 
今に至るまで、その時の歌手の名前も、訳詞の作者も分からないし、その訳詞に二度と遭遇することもない。
ただ、高畑 勲さんの「The Rose」の訳詞が、「きみ」を「私」にさえ替えれば雰囲気的に、俺の感動した訳詞に近かったのでこんな事を書きとめておく気になった。
 
「The Rose」のメロディラインの素晴らしさは、知らない人は検索して知るべき。 
どこかで、曲が聴けるはず。
せめて、ベット・ミドラーの歌声で聴いて下さい。
 
Betty Midler- The Rose
 
たくさんの歌手がカバーしていますが・・・。
意外と決定打がない。(男性歌手なら、今だと「Westlife」が、のびのびとした歌唱で綺麗でお薦め。・・・で、勝手に2箇所のリンクを貼ってみた。削除されるかどうか、ちょっと冒険♪。)
  
Westlife - The Rose
   
まだ俺は、俺が感動した、あの時テレビでたまたま見た女性歌手には辿り着けないままでいる。
 
・・・誰だったんだろうか?。
 


アニメ『大江戸ロケット』の第22話、惚れ薬のエピソードの、「恋」と「濃」の間違いで、おソラさんがミリタリーモデル(模型)の塗装方法を朗々と語るシーンは素敵です。
フランソワ・バーリンデン
ドライブラシ
ミゲル・ヒメネス
フィルター塗装
チッピング
ツインメリット・コーティング
エポパテとローラー
エッチングパーツ
ヨンパチの浸透・・・
 
何度見ても、ここは面白い。
こういう女性友達がいたら本当に素敵。
 
ちなみに、俺の歯はまだ痛い。
昔に神経を抜いた歯が、化膿してぼんやり痛んでいるのなら・・・
気のせいではなくて、ひょっとしたら、左の奥歯上下、全滅かもしれん(汗)。
どの歯が痛いのか特定出来ないのではなく、全部、同時に真性に悪くて痛いのかもしれん(大汗)。
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Commented by こすけ at 2008-10-27 01:13 x
こんにちは。私もThe Roseが大好きです。たまたま見たミュージックステーションで手嶌葵さんが歌っているのを見て、その歌声と和訳にとても感動しました。これまで耳にしたThe Roseとは比べものにならない素晴らしさでした…
今回たまたまこのブログを拝見して、もしやお探しの女性シンガーが手嶌さんなのでは?と思い投稿させてもらいました。
手嶌さんのThe RoseはCDにも着うたフルでも販売されてます、ぜひ一度聴いてみて下さい。
Commented by こすけ at 2008-10-27 01:19 x
すみません…先ほど投稿したものです。
よく読むとお探しのシンガーは日本人ではなく、かなり昔なのですね…というわけで違いますね、すみません(^-^;
まぁ…にしても…ぜひ…お聴きになったことがないようでしたら一度聴いてみて下さい。
Commented by PINKNUT_INC at 2008-10-28 03:16
こすけ 様
「The Rose」いいですねぇ。
ウエブの動画ですが、「手嶌葵さんが歌っている~The Rose」も、教えていただいてから見ました。
「透明感」、このひと言に尽きる清冽な歌声ですね。良かったです。
(多分、こすけさんのご覧になった「ミュージックステーション」では、もっと素晴らしかったのでは、と想像出来ます。・・・テレビ局のスタジオ収録放送で時々、CDやコンサートライブにもないような、「はっ」とするようなステージが映し出されることがあります。・・・不思議です。)
 
私の記憶の中にある「The Rose」は、白人女性、歌手は当時の年齢でも40歳代半ばくらいでした。
若い声や経験では表現しきれないであろう高み、深みの領域のものでした。
まぁ、別に、わからないままでもいいのですが(笑)。
 
誰にでも、そういうメモリーソングがあるのかもしれませんね。
Commented by すくフォイ at 2009-03-24 09:47 x
SunMinでゎ…
Commented by PINKNUT_INC at 2009-03-25 07:15
すくフォイ 様
過去記事にコメントを有り難うございます。
 
ひと言コメントなので「?」だったのですが、「SunMin ソンミン」さんというシンガーがいらっしゃる事を知り納得。
 
綺麗な歌声の人ですねぇ。
ウエブ動画で拝見しました。(とても素敵だと思いました。)
   
え・・・と、でも私の記憶の中にある「The Rose」の歌手は、既述しているように白人女性(ショートヘアーの金髪でした)であり、昔に見たときに年齢は中年期の方でしたから・・・。
   
ソンミンさんのような若い方ではないですね。
 
情報はどうも有り難うございます。
Commented by 通りすがりの者 at 2011-05-17 19:00 x
いまさらかも知れませんが、沢田知可子さんでは?
Commented by PINKNUT_INC at 2011-08-21 01:05
通りすがりの者 様
いらっしゃいませ
 
「???」
私の印象深い歌唱の人は、中年の白人女性なのですが・・・。

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