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「ソードアート・オンライン 第2期」を見た~その3 ♪

Sword Art Online Ⅱ「ソードアート・オンライン 第2期」を見た♪

アニメ・シリーズ第2期のレビュー、その3である。
前回紹介した『マザーズ・ロザリオ編』の後半(つづき)、そして完結であります。

※尚、キャプチャー画面の紹介やキャプション(説明コメント)により、そのままストーリーのネタばれになっていますので、未見の方はくれぐれもご注意願います。


物語は佳境に。 

いや、「佳境に」という言い方は違うな。 

私たちは「物語」が好きだし、
「映画」や「小説」にしろ「漫画」や「アニメ」にしろ、鑑賞者、読み手を夢中にさせる作品には、人生の何かを考えさせられるような「教室」のような「チカラ」がある。 

「物語」という「教室」で、私たちは何か大切なことを学ぶこともあるのだ。 

先述もしたことだけれど、「清涼剤」や、「アトラクション」であったり、中には「切ないほどきらめく、宝物のような輝きを放つ」ものに出会えることもある。 

「映画館は人生の一番の教室。」と、かの淀川長治さんは仰った。
それはそのまま「物語」という「教室」、「教材」からのメッセージを私たちも日々のエンタメの中から受け取ることがあるのだと思う。

この「ソードアート・オンライン」~『マザーズ・ロザリオ編』は、とりわけそうしたことを感じさせてくれた。
 
「SAOサバイバー(生還者)」の就学生たちを集めた学校にアスナはユウキを伴い登校する。
この職員室の美術がなんともまた見事な描写の緻密さ・・・。
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アスナは、ユウキの『視聴覚』の双方向型感覚装置をこんな風に肩に乗せている。
担任(国語科)の先生がいい味。
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クラスメイトはなんとも皆フレンドリー。もとより臆するユウキではなかったし。
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小学四年生以来の学校の雰囲気。まだ年齢的には中学1~2年生くらいのユウキからは高校相当の授業はプレッシャーかもだけど、原作においてもユウキの学業レベルはトップクラスだったらしいから、とび級してもいいくらいのレベルがあったかもしれない。

現代国語の教材は芥川龍之介の「トロッコ」。
なんか暗喩的に、この教材のテーマがユウキにも、この学校の生徒たちから眺め見える「人生や大人の社会、将来に対する期待と不安感」にかぶさる思いがする。
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体は病院の医療マシン『メディキュボイド』の中にあるままのユウキは、だが今しかし、たしかにこの教室にアスナと共に通っていた。
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ここで、朗読をいきなりユウキに振った現国の先生、GJ!。
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教科書の「トロッコ」本編を朗々と澱みなく読み上げたユウキは、たちまちクラスメイトの輪の中心に。(わぁ、この机と椅子、漫画の背景に書き起こすとしたら地味にめんどうだわぁ・・・(汗)。)
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放課後。
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さらにまだユウキの望むことを聞き出したアスナは、ユウキの願いにより、とある近郊の町まで足を運ぶ。到着する頃にはもう夕間暮れになるくらいの遠方ではあったようだ。
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そこは、ユウキのかつての実家だった。
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両親や双子の姉にも先立たれたこの家は、今は無人。相続をする縁者は「ひとつの家庭の在り処」だったことに微塵の関心もなく換価するために売り払うらしい。 

家はなくなるけど、思い出は深く胸に刻み込まれている。
大人の思惑や社会の中で、子供たちにはどうしようないこともあるけれど。
アスナが一度はアスナの前から逃げることしか出来なかったユウキを懸命に追いかけ見つけ出してくれたように。だから今のアスナとユウキには環境の違いも超えた友情と絆が生まれたように。
思いを伝えなきゃならない人には、一生懸命、真摯にぶつかるしかないことをアスナはユウキの言葉に背中を押されて決意する。
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お母さんに理解してもらいたい。
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空前の理不尽さだった「SAO事件」に巻き込まれて、その2年間のブランクがなければ、良家の子女として、アスナはエリートの両親たちの思い描いたとおりのレールの上でやんごとなき別の人生を送っていたかもしれないが、今はもう違う。アスナはあの経験から別の多くのことを学んだし、彼女のもっと幼い頃の記憶の中にも大切なものがあったから。
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娘の真剣な説得とお願いに母はただ一度きり付き合ってみることを許した。
それは「アミュスフィア」を使って、娘に案内されるままバーチャル世界で「ぜひ見せたいもの」を体験するためだった。
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母にとっては理解も許容も出来ない「気持ち悪い」だけのツールだったが、これはお互い今回限りの「賭け」だった。 

アスナも同時にログイン。
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そこは、あのアインクラッド第22階層のリゾート地。キリトやアスナと仲間たちの集いの場、プライベートホームである『森の家』だ。
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母が「妖精キャラ」の姿でログインしていた。
視聴者的にあとで調べたら、このアバターはアスナの「ALO」の別アカウントによるキャラ「エリカ」というのを母親のログイン用に使わせたらしい。
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アスナの別アカのキャラだから本来、娘用。"アスナ母"のこの妖精姿が可愛すぎる!(笑)。
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そして母に見せたかったものへと誘(いざな)う。
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冬景色、ログハウスの裏窓から見える杉の木の林。
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それはアスナの母方の実家の宮城の祖父母宅の情景を想起させる眺めだった。
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祖父母に可愛がられなついていた幼い頃のアスナ。
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祖父母は朴訥とした人柄で、暖かい人たちだった。そしてどこか凛としていた。
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エリートコースとキャリアを求めて出世していく娘(アスナの母)のことを、誰よりも理解し応援していた。
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母はたぶんそんな実家のあることも忘れるくらいに我が道への研鑽に必死で振り返ることもしない人生であったろうが、アスナは祖父母からいつもいつも「娘が疲れたときに帰ってくる場所がここにある」ことを語って聞かされていた。
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祖父母はとうに他界している。
実家は守られたのか、もうアスナたちの帰る場所ではなくなっているのか。(おそらく後者。)
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しばらく失念していた母の故郷や両親への想い。 

誰かのために何かを守る生き方や人生も、大切な人のありようだ。
それを愛娘に対する当然の親の愛情として亡くなるまで守り続けていた、両親の想いというものを娘から気づかされた"アスナ母"は、普段の鉄仮面で覆うことも出来ずに泣いてしまう。
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「な、なによ、これっ。私は泣いてなんか・・・!」
「この(ALOの)「世界」では涙は隠せないのよ。」
「泣きたくなったときは誰にも我慢できないの。」
「・・・不便なところねっ・・・。」
このやりとりが、もう、なんとも・・・。
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翌日の食卓の光景。
今期冒頭の薄暗い冷えた夜の背景とはすでに違う。
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ここで母は、アスナを「SAO生還者」を集めて急ごしらえした今の学校から、強引に進学校に転校させようとしていたそれまでの前言を翻し、アスナが今の学校に通うことを認める。
「誰かを支えるようなことが出来るような人になりたい。」「それを今の学校で学びたいの。」という言葉に心を動かされたからだ。 
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「但し、今後の成績次第よ。・・・しっかり頑張りなさい。」
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うん。

「SAO事件」の茅場晶彦(かやばあきひこ)の理不尽。
4000人もの犠牲者を慮(おもんばか)ると。
"茅場クズ" としか思えなかった一方で、
現実世界の方だって、キャリアで人を見下し、人種や出自で差別することが社会のあたりまえの価値観のような理不尽さがそこかしこに存在するのも事実。

当初の冷淡な"アスナ母"がたとえば、あんな「SAO事件」に自身が放り込まれたらどうなのか?。 

演出され作られた理不尽さも、現実世界の理不尽さも、紙一重なのかもしれない。
  
人の恣意的なものであれ、病苦や災害のようなものであれ、『理不尽』さの中に投げ込まれたとき、人はどうすればいいのか。
何が出来るのか。
 
閑話休題。 

そして、ユウキとアスナの学校通い。
共に修学旅行にも出向いたり。
短いながらも月日は流れ。

とある初春の3月。
倉橋医師からユウキ"容態急変"の一報が入る。
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必死に駆けるアスナ。
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駆けつけたときには「医療マシン」からもオフにされたユウキの姿。
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やせ細り眼孔の落ち込んだユウキの現実。
痛々しすぎる15歳の少女の生身の体。
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意識が戻ったのか(たぶん、もう視力のない)目を開ける。
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その手をとった時、医師の「最後はマシンの外で」という配慮とは別に、ユウキが今、リアルでは指も動かせず話す力も残っていないからこそ、またバーチャルの世界でアスナと話したがっていることを悟る。
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ふたりは、あの思い出の場所で再開した。
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ユウキはかつての「辻デュエル」の賞品にもしていた自らが編み出したOSS(オリジナル・ソード・スキル)をアスナに託す。
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それは『マザーズ・ロザリオ』と名づけられていた。
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誰にも到達できていない11連撃の超絶スキル。「11」という数字の意味は、一般的にはクリスチャンのお祈りに使われる「ロザリオ」が(他種あるだろうが、もっともシンプルなものが)10個の玉と十字架とで「11個」という数字になることに由来している。(ということをドラマあとの知識で知った。)
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アスナを守ってくれることのみにとどまらず、アスナはこの世界の続く限り、このスキルは必ず継承し続けて残すと誓った。
(オンラインゲームにありがちな、「運営のサービスが終了したら、なにもかも終わり」という無粋なことをここで連想してはいけない。たぶん、おそらくは、シードとして全世界に根付いたこの世界観~システム~のありようは、現実世界のDNAと同じように「宇宙」と人の想いのある限りは再生して続いていくものなのだ。)

それと、・・・蛇足なのですが、今回・・・、声優さんたちの熱演が素晴らしい。
ことに、ユウキ役の悠木 碧(ゆうき あおい)さんの最終話の"かすれ声"。(・・・快活だった頃とのうって変わりよう。)
この声優さん、『魔法少女まどか☆マギカ』の鹿目まどか役と同じ人というのが、なんともまた・・・。繋がらないくらいの演じわけ。
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ユウキが湿っぽくなるのは・・・、とあえて仲間の見送りは望んでいなかった、その「スリーピング・ナイツ」のメンバーが駆けつけて来た。
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キリトたちアスナの友人たちも皆やってくる。
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そして「絶剣」と皆に賞賛されていた、最強の剣士の旅立ちのときに、ありとあらゆる場所から
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数え切れない、アルヴヘイム世界の妖精プレイヤーたち皆が
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続々とやってくる。
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こんなにたくさんの妖精たちが・・・。
まるで「夢」みたいだ・・・。
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「ずっと考えてた」
「何も生み出すことも」
「与えることも出来ずに」
「たくさんの機械や薬をムダ使いして・・・」
「なんでボクは生きているんだろうって、」  
  
「でも、」
「でもね。」
「ようやく答えが見つかった気がするよ。」


「意味なんかなくても、生きてていいんだって・・・。」

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ここのユウキの言葉の意味は、これだけの画像やキャプションをしても
結局「SAOⅡ」本編を見ないことには・・・凄さが伝えようもない。 

そうして最期にユウキがその目の前に見たものは・・・。
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彼女の母の姿だったのだろうか。
双子の姉の姿だったのだろうか。
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その両方だ。
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『ボク・・・』
『ボク、がんばって生きた。』
『ここで生きたよ。』


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それは永遠のモニュメント。
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音声表記だけだったアニメ・ストーリー的には、このシーンで初めて
ユウキの姓名の表記がつまびらかになる。
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弔問者は、一家全員を失ったユウキは天涯孤独になっていて、本来は訪(おとな)う人もなかったたハズであったが、
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いく人とも知れない長蛇の参列者が訪れていた。
これは「ALO世界」の妖精たちである、そのリアル・プレイヤーたちの姿だろう。
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葬儀やお墓というのは、じつのところ、亡くなった人のためのものではなく、遺族や残された人たちのためのもの、その心を整理するためにあるものなのだということを、身内を失ったばかりの私も切に思う。
 
彼らはここに来なければならなかったのだ。

ユウキが逝った3月。
少しばかりの時間が流れて、
桜の花も散り際間近を迎える、ちょっと遅れた花見の頃。
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今、アスナの肩に乗っているプローブの中身はバーチャル世界のAI「ユイ」の視聴覚だ。
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「ファントム・バレット編」のシオンこと詩乃(しの)も「ALO」にコンバートしたのか新アカを取ったのか、リアルでもバーチャルでキリト&アスナたちの仲間になって行動を共にしてる様子。

つまりはいわゆる「オフ会」♪
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皆に呼ばれて主役+ユイが駆け寄っていくところで幕。
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「ソードアート・オンラインⅡ」フィナーレとなる。
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「マザーズ・ロザリオ編」終幕前のとある箇所で、また茅場晶彦(かやばあきひこ)の名前が、このシリーズ全体に突き刺さっているキーワードのように出てくるが、これはシリーズの続き、まだ語られていないものがあることを意味する。

それはともあれ、いったん完結。

これまで色々と視聴してきたアニメ作品に、またひとつ『マイ・フェバリット名作』として強く心に刻み込まれる佳篇になったのは間違いないです。
  
本放送時には私的事情でアニメ観賞がじっくりと出来なかった時期だったので、今頃のまとめ視聴となったわけです。
第1期を見させてもらって、惚れ込んでしまってから、そのまま第2期にも突入・・・。
 
(「SAO第2期」放送時点は私の母が1年間のまさしく「終末期医療で入院」していたあと他界した時期で、テレビに関心を持つユトリなどなかったですからねぇ。)

ドラマ本編にもあった医師のセリフ
「もう休ませてあげましょう。」(もう何の医療的蘇生処置はしませんよ)と言う、
最終末期の言葉はリアルでも聴いたものな。 

うん。
 

それにしても。

「ナーヴギア」は怖すぎだけれど、「アミュスフィア」とかのツール。
そして「メディキュボイド」・・・。
こういうものがハイエンド・ユーザーや一部の特別な人にだけ与えられるのではなく、一般的なユーザーのものとなるなら、どれほどの福音になるのか。

それとも、功罪の「罪」たる副作用の方が大きくなるのか。
 
ハンディキャップのある人や、「ターミナルケア」の観点から言えば、本当に切実なんだよなぁ。
 
それでなくても、やはりエンタメものとしてもそんなツール、体感したいものだよね。
「ログアウト不能」だけはご勘弁だけれど。


 
 
     

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