ファインモールド 1/72 ミレニアムファルコン Millennium Falcon


完成品Toy に色気を出している昨今の私ですが、やはり、リアルなスケールモデルは良いものです。

空想上の"SF映画ものプロップ"をスケールモデルと言っていいのかどうかは別として。(~いいと思う。リアルに搭乗人物との対比まで考証に入れて映画は撮影されているし、造型されているのだから。)

そして、やっぱり「ミレニアムファルコン」。

入手してしまいました、噂のこのキット。(今更ながらにですが・・・。)
ファインモールド 1/72 ミレニアムファルコン Millennium Falcon
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パッケージサイズが約70cm×45cm×10cmという大きなもの。

このビークルには、たまらない魅力があります。

先の記事にて「サンダーバード2号」の魅力を蕩蕩と語りましたが、ウルトラシリーズの登場ビークルとかを記憶の間に挟みながらも、たどり着くのはやはり「スターウォーズ」。

そしてその造形におけるディテールの、呆れるばかりの緻密さに、未だにこれを超えるインパクトのあるビークルが考えにくいのが「ミレニアムファルコン」です。

「サンダーバード秘密基地」の、その箱庭っぷりが好きで仕方ないのですが、この「ミレニアムファルコン」というビークルは、それひとつが「秘密基地」的というか「箱庭」的な複雑さを持っていて、立体ジグソーパズルのような造形美です。

米国mpc社製キットのミレニアムファルコン(当時¥7,600くらいだった)は買ったことがあります。なんにも予備知識が入ってこなければ、そのままストレートに組み上げていたのかもしれませんが、既に当時から、
『外国製キットはパーツの合いが悪くてグダグダ』、
『プロポーションが厚みがありすぎてなってない』、
『レーダーアンテナでかすぎ』、
『コクピットの位置が下過ぎ』等々、
劇中プロップとは印象の違う「模型の難点」を指摘されすぎていて、閉口してしまっていたのです。

そういうものを改修しつつ作るのは敷居が高すぎました。

とりあえず完成させてしまえば、「塗装で頑張る」という所なのでしょうが、塗装のポイントも「資料がなさすぎ」ました。
ビデオデッキさえ一般家庭に普及しきっていない時代でしたから。

まぁ、mpc社製キットは、パーツ状態を眺めるだけでも「迫力のある大きさ」に嬉しさがありました。
しかもメインフレーム船体の上下パーツのモールドはほぼ一発の型抜きで出来上がっているので、組まずにキットコレクションしてても一定の所有欲は慰められていた、というようなキットでした。

それから時は流れて・・・。

流れすぎた25年ほど。

今から8年ほど前に「決定版」と言えるようなミレニアムファルコンのインジェクション・キットが日本のメーカーから発売されたのでした。
それがこの、「1/72スケールサイズ・キット」です。

キット価格も約2万円。
パーツ点数900個。


パッケージを開けるとこんな感じ。
「おぉ、パッケージサイズいっぱいの大きくて豪華な完成見本写真?」。これがペラペラの薄紙ではなくて、田宮模型の戦車パッケージくらいの厚紙にフォト印刷されています。左のファルコン写真は、キットの実物大サイズ。
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「お、完成見本写真がもう一枚・・・。」(実はこちらは「付属デカール」の貼る位置を実に仔細に指示してあるのでした。)
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なんか、大きなメインフォルムのパーツ以外に小部品が2個の箱入りになっていて豪華さと気配りの念押しの風情。・・・これ、「組み立てる用」と「キット状態で持ってる用」の2個買いが必要な感じの佇まいです。
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うはぁ~、船体後部の排気口あたりの、(過去の)たいていのキットなら複雑なりに"型抜き一発"でモールド成型されていたような箇所に、モールドがほとんどない。
これ、パーツ点数の多い由縁は、「まるで撮影用のプロップを作るが如く」に、ここにモールドになるべき小物パーツを1ヶずつ配置、接着していく段取りになっているのです。
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そのデコレーション・パーツ類。これで2箱のうち箱1つ分。
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これ、ウェブにて「製作日記」を書いていたモデラーさんも見かけたけれど、なんか改造パーツも仕込みながらの作業で、日々作り続けて完成させるのに「半年」くらいかかっていた人がいたなぁ。・・・さもありなんのキット光景。(1日数時間ずつ)ひたすらストレートに作っていっても、塗装まで含めると1ヶ月でも足りなさそう・・・。
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封入されている「完成見本写真」の豪華なこと。
主に塗装の仕方の参考に、という特典らしいけれど。
ふむ。地道に完成させたらこのクォリティになるのですね。
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ここまでのモデル化への徹底ぶりリサーチをもってしても、ファインモールドさんに「大絶賛!」の反面、まだ「実物プロップとはあそこが違う」とかの指摘もあったりするから、マニア恐るべし。
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往年の外国製キットと違って、日本のプラモ・クォリティって、田宮模型さんに代表されるように「パーツの反りや歪みがない」のよ?。接着するときに大きな目玉クリップや輪ゴムでぐるぐる固定しなくても、ピタリと合うのよ?。これって世界目線から言うと凄いのだから。
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もう、これでいいじゃん!、決まりじゃん!って感じなんですけど・・・。
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曰く、「かつてのmpc社製のは船体サイドが分厚すぎたが、ファインモールドのは逆に円盤部分の厚みが薄く、平たくなりすぎ。」とか、「ファインモールドのは船体前部の2つのクチバシ部分が並行になっている。(撮影用プロップは先がほんの気持ち狭まっている。)」だとか、もうね、"重箱の隅を突くウイークポイントの指摘"状態だよね。
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とかなんとか、上に抜粋した5枚ほどの「完成見本写真(1/72 ファインモールドMillennium Falconに付属)」は、実は塗装参考用に「映画の撮影用プロップの写真」らしくて、言うなれば本物。
だけど、ほら、「ファインモールド 1/72 ミレニアムファルコン Millennium Falcon」のこの完成品の勇姿はいかがですか!?。プロップに引け劣るような感じは微塵もありませんね!。凄いです。↓

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2005年頃の発売。キットでお値段は¥19,950-(2008年には完成品も発売された。そちらはお値段が10万円以上。)

その「重箱の隅」を、この1/72スケールモデルのあとに出した「1/144 Millennium Falcon」では修正してきたというメーカーの補正力も凄い。

でも、とにかくこのキットはストレートに作って何の問題もないですよ。

完成させたら、劇中の「プロップ・クォリティ」のものが手元に現出することになります。

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         ↓

そうして!
こちらは米国、マスターレプリカ社製のMillennium Falconで、全長80cmもある。と言う、モンスターアイテム。 ↓
(あの「ファインモールド社製 1/72 Millennium Falcon」が全長43cmほどだから、その2倍近いメガサイズ なんですな。)
マスターレプリカのは、サイズ的にも、もう映画の撮影用プロップのそのまんまのコピーらしいです。お値段も予約価格で30万円以上してました。組み立て塗装済みの完成品です。
2008年頃の発売。全世界1500個限定。
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世の中、すげぇ~です・・・。

国内のブログをネットサーフィンしてても、ちらほらと
「マスターレプリカ、買いました。」記事が見受けられますもの。
素直に買えた人、オーナーになった人を羨望します。

(ところが、オーナーさんの私感によって感想も分かれるでしょう。とあるMR Millennium Falconオーナーのブログを拝見すると、造形は凄いらしいのですが「ウェザリング塗装が大味」という感想を記事にされてましたね。ハンドメイドと言えど、1500個というのは量産品。腕に覚えのあるモデラーさんがワンオフの自分のためだけの「塗装をしたキット完成品」などの方が、やはり気合の入った仕上がりになったりするのかもしれません。・・・あ、でもMR社製の作品を、そういう匠クラスの人が補正塗装し直せるのなら、やはり「MR Millennium Falcon」は最高の素材なのかもしれませんね。・・・でも、それしちゃったら、完成品としてシリアルナンバーのついたMR社製品の軽い否定になっちゃうのかな?。)

とにもかくにも、mpc社製キットくらいが唯一のリアル・ミレニアムファルコンだったその昔から考えると、ファインモールドさんの、これほどの超絶クォリティのキットを拝めることが出来ることを幸せに思いますよ。
・・・さすがにマスターレプリカさんのは価格的に気楽に実物を拝める物ではないですが。

ファインモールドとマスターレプリカの「ミレニアムファルコン」、スケールサイズの違いは、両方のモデルを同じ場所に並べたら歴然たる差があるのでしょうが、完成品のクォリティを別個に写真で見る限りどちらとも「圧倒的な存在感」を感じますよね。ファインモールドさんのもマスターレプリカさんに何の遜色もない。(というか撮影用プロップも数種類の大きさのモノが作られたのだから、単に「サイズの違うものをそれぞれにトレースした」という見識でいいのではないでしょうか。共に「横綱級」の出来栄えなのです。)

ファインモールド製のも2万円のキット代はお高いですが、完成させればその値打ち感はメーカー完成品の10万円版を凌ぐ「達成感」を味わえるでしょう。
(今だと「スターウォーズ・ブーム」は下火だから、レアキットで小売店の新品は在庫ないけど、コレクターの放出品がヤフオクなんかで元値の半額近くで買えたりします。)
※私も個人所蔵の新同品を"半値買い"したクチです。

ただ、こういうアイテムって先日の「サンダーバード2号」みたいに、何のキッカケでとんでもなく高騰したり、捨て値になったりするか分かんないので、FX並に気まぐれなジャンルではありますね。

ホビーの合言葉はただひとつ。「入手できる時に入手して」実物を一度は拝まないと何も語れませんから(笑)。『買わずに後悔するより、買って後悔するほうがなんぼかマシ!』です(笑)。

ともあれ、日本の模型メーカーが(プロップ・クォリティの量産キット化という)これをやったんだぜ!。
この偉業を!。

ルーカス・フィルムは公式には日本国内に限ってだけのセールスを前提に認可し、プロップのリサーチ、取材協力もしてくれたらしい。(ん?、「日本国内に限ってだけのセールス」とはなんぞ?)世界市場に向けて販売するのは何か問題があったのかしら?。・・・だから、このキットのニュースはウエブで全世界に伝わるから、当時も今もどれだけ世界中のモデラーが羨んだことだろう。

(・・・もっとも、何らかの手段を尽くして手に入れちゃう海外のファンは少なからずいただろうけどね(笑)。)



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Commented by ざんぶろんぞ at 2013-04-26 00:00 x
>ミレニアムファルコン
少しの間掲載されてましたね、いつ出るのか待ってました(笑)
でも私「共和国側のメカニック」は今一好きじゃないんだよね、、
ⅩウイングよりTIEファイターが好きです、それも「インターセプター」が好きですねえ、AT-STもそうですけど不思議と敵役に惹かれます。
Commented by PINKNUT_INC at 2013-04-26 00:25
ざんぶろんぞ 様
いらっしゃいませ
 
一時的に「うp」されていたのは「非公開」と「公開」のチェックを間違えて出した時ですね(笑)。
・・・ものの30分ほどの間だけだったと思うけどチェック凄い(笑)。
 
ちなみに「TIEインターセプター」って、私も最高にカッコイイと思います。
 
ミレニアムファルコンが大好きなのですが、ミレニアムファルコンが手に入ると、それとスケールを合わせて、必ず「TIEファイター」シリーズが欲しくなりますね。

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