アニメ『まどか☆マギカ』、やはり感動。

日常のこともやりつつ~の、アニメ『まどか☆マギカ』もモニターし直し。

再見しても感動する。

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もう、「涙」ですがな。こういうシーン思い返すだけでも・・・。
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さて、

「マギカ」がラテン語で「魔法の~」というような意味であるらしいことから、「まどか」の部分を他のヒロイン・キャラクター名に置き換えたスピンオフ作品も既に商業ベースで存在しているようですが。

優れた作品、最初の1本目の行間や表現されたドラマ以外の"外設定"とかまで想起させるようなパワーのある「脚本(ほん)」が、言わば「優れたシナリオ」だとも言えるわけですよねぇ。

ですから、ファンの二次創作以上のパワーで商業ベースでのスピンオフ作品があっても「さもあらん」と思えます。

とはいえ、その「想像する権利や楽しみ」は受取手に残しておいて欲しいなというところはあります(笑)。

なんとなれば「公式」だと言っても、スピンアウト作品の方も原作者の虚淵玄氏が全て完全監修するわけでもないだろうし、新房監督がタッチするわけでもない。

本家直々の意向が介在するのでなければ、それぞれの作家さん(脚本家や絵描きさん)の創作個性に委ねられていくので、そこが面白いとも言えるし、面白いのだけど、ひとつの大きな危惧も芽生えてきます・・・。

本編、『まどか☆マギカ』で、並行世界やパラレルワールドでの、キャラクター(魔法少女)たちのぶっちゃけ「運命や生死」の可能性が「時間遡行者の干渉のせいで」パラレルワールドが増えていく分だけ、たくさん作れてしまうということです。

これはある意味、「あぁ、このキャラクターが死ななくていい世界があった」という安堵や、逆に「あれ、この子、ここでは殺しちゃうの?」という世界観を描くのも(誤解を招く言い方になりますが)「容易」だということです。

これは「死生観」に対する「救済」とうらはらに、「マヒ」そのものを生みかねない。

エンターテイメントとしては、「より刺激的なことを描かなければ」という回路に繋がってしまうからです。
テレビシリーズがあそこまで、「過酷」なシナリオでドラマを進めながらも「テレビ枠だから、ここは放送時には修正入れて」じつはDVDやブルーレイでは無修正というようなことは決してせずに、見事な抑制をかけていたのは素直に大きく頷けるものの、これ別シリーズで「より過酷な」ものを模索しはじめると、立ち位置の違うカメラワークからだと第3話の"巴マミ死亡"の時間軸に触れるときには、首のない少女の血まみれの死体を「絵」として転がしたくなってしまうのです。・・・「表現の自由」、他作品ではそういうアプローチがあってもいっこうにかまわないと思う立場の方の私ですが、「まどか☆マギカ」の世界観においてはそこは巧みなセーブをして欲しい。そういう直接的すぎる残酷描写はして欲しくない。
(※私のブログの過去記事で「エルフェンリート」という作品について感想文していますが、「エルフェンリート」は大好きな作品で「名作」だと思います。ですが、それだけに「まどマギ」のような作品では、今作以外のコミカライズや新たにあるかもしれないアニメ展開では、"描写的な「エルフェンリート化」"はNGですよ、と個人的には思ってしまいます。)

また、タイムパドックスや並行世界の話は「時間遡行者」の干渉がなくても、「それ(あらゆる可能性の並行世界)はある」という概念もあるわけで、「時間遡行者(タイムトラベラー)」は並行世界のこちらの足場から、あちらの足場へとぴょんぴょんと飛び渡って、それが危機回避を意図している遡行なら「都合の良い結果だけを求めている行為」なわけです。

つまり、「都合の良い世界」に辿り着いた遡行者やその世界の人たちは「良し」としても、「不味い結末の世界」として脱ぎ捨てられ、置き去りにされていった世界はそこにそのまま横たわっているという、ゾッとするような深淵が見えてきます。

(これ、かつて筒井康隆さんの小説で七瀬シリーズの「七瀬ふたたび」の中に出てくる超能力者の1人~タイムトラベラー~の苦悩として描写されていました。超能力者の自分が「不味い!」と思ってジャンプした後には、自分がジャンプした分だけの「私が見捨てた、私のいなくなった(訂正したい)」世界が『澱(おり)』のように溜まっていく。という苦悩でした。)

なんか実験に失敗した出来損ないクローンが、無数に転がって放置されてるような世界の宇宙版がこの宇宙(多次元)には無数にあってもおかしくない、というような、想像するだに恐ろしくも悲しい世界。

でも、いいよね。こっちではハッピーエンドになったから、とするのか。

あるいは、「だからこそ、そんな因果の前では抜け道なんてなかったんだ」という舌触りも歯触りも気持ち悪いまま「終わりのない終わり」として物語の無理矢理なエンドマークをつけるのか。

タイムパラドックスものは、考え始めると「イ~~~~~ッ!」となってくる世界です(笑)。


とにかく、私の危惧は一点だけ。

(私が言うな!という指摘もあるかもしれませんが(笑)。)

ショッキングだったけど、非常にコントロールされた巧みな描写で昇華出来たのが『まどか☆マギカ』の第3話でしたし、その後の鬱展開話数においても、この姿勢は相当「過酷」なことを描写しながらも、最終話まで『まどか☆マギカ』全12話を通じて操舵を誤ってしまうような破綻はなかったです。

むしろ、スタンディングオーべーションものの「あの」クライマックスシーンであり、ラストでした。

スピンオフ作品や、今後も「まどマギ」の新展開があるのなら、「より刺激を求めた描写」だけが突出して、上手く物語りを帰結出来ないような展開になることだけはないようにお願いしたいところです。


物語の設定上、"「魔女」たちの前世"があるわけで、もし、それが丁寧に描かれたものならば、機会があれば拝見するべきかな、とは思っています♪

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※「最終話」に流れる最重要曲『Sagitta Luminis』の動画を貼ろうとしたけど・・・、あかん。曲を聴くだけで泣いてしまった。・・・凄い破壊力。「本来の(日本語の)曲名タイトル」そのものがネタばれなので、今回は記事にふさわしい動画を貼るのはあきらめました。

代わりにこっち。
え・・・、ウソ。このクォリティで投稿者のアレンジなの???
という音源(汗)。



魔法少女まどか☆マギカ メインテーマ フルオーケストラアレンジVer.




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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2012-05-17 15:18 | アニメ | Comments(10)

Commented at 2012-05-18 06:53 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2012-05-18 06:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ざんぶろんぞ at 2012-05-18 07:25 x
12話は鍵コメにも書きましたが放映直後から解釈で賛否両論が飛び交っておりました、私は「総べての魔法少女」とは文字どうり「あらゆる次元のそして歴史上の魔法少女」だと解釈しています、何しろ最後には「自分自身」まで救済しますから、、、

ところで「ニコニコ動画」ですと放送版に準じていますのでDVDやBDとはそれぞれ映像に差があるようです、できれば限定盤特典付のBDをお勧めいたします(確か映像の設定資料付のやつがあったはず)
出来れば9話10話11話もレビューが欲しいところですが、それはあまりに過酷な要求かもしれません(笑)この回の演出と無駄のなさは衝撃的でした。
Commented by ざんぶろんぞ at 2012-05-18 14:35 x
書き込みの最中に内容が消し飛んだので簡略に、、、
「まどか☆マギカ」最大の謎は暁美ほむらの両親の存在なんですよ、他の主役級のキャラにはそれなりの説明と演出がされているんですけど彼女だけは「家族」に関して一切触れられていないのはあえて「演出」としてやっているんでしょうけど、気になります。
Commented by PINKNUT_INC at 2012-05-19 05:26
非表示コメント(2012-05-18 06:53) 様
いらっしゃいませ

色々とご覧になっているのですねぇ。
秀作は機会があればいずれも見たいとは思っていますよ(笑)。
 
いわゆる「無料サイト」を探し当てるのは不得手というか、そういう努力はしないタチなので、後日からの視聴がデフォルトになってきた私には、「これは、見ておかねば・・・」という作品が決定すると、まぁ(立場上からも建前としては)、「買う」しかないのでフットワークは軽くはないのですけどね(笑)。
 
そういう意味では「立ち読みサイト的」にシリーズ作品なら、タダで初回、2話目くらいを見せてくれるのは良いことかな。「購買欲を誘うもの」は残りを全部買うもの。(これ、全ての作品で積極的にやって欲しい。テレビのCMスポンサーには悪いけど、テレビ見ないアニメファンも多いのだからさ。~テレビのない生活が平和だと知った近頃の私だから~)
 
となるとその意思(メディア購入)を固めさせる情報のひとつに「口コミ」は重要になってくるんだねぇ。
Commented by PINKNUT_INC at 2012-05-19 05:27
非表示コメント(2012-05-18 06:54) 様
 
先に書いたように、ホントにチャンスがあればね(笑)。
私のブログのコメント欄なんかへの書き込みはサブリミナル効果はあるな。
 
「まどか☆マギカ」の事も、過去記事の閲覧者様からの書き込みで、ちゃんとそのタイトルは出てきているものなぁ。
 
あぁ、タイトルだけで、私が気になっている作品に「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」があります。
・・・これ、まったく未見なんですが、神がかったタイトルとおはなしのキャラ設定だけ見て、もう私にはヤバイんですけど(泣きそうで)。
Commented by PINKNUT_INC at 2012-05-19 05:29
ざんぶろんぞ 様
いらっしゃいませ

え?、レビューを求められているの?、いいの?(笑)。
私のレビューは例えリアルタイムで書いたとしても、対象作品が何年も前のものだとしても、私自身の「覚え書き」としての「その時に感じた感想文」の色合いが濃いから、「ネタばれ」、「画像見せちゃったよ」的なものを過分に含みます(笑)。
 
まぁ、それは「そこまでやっちゃっても、何ら支障のないステージに行ってしまってる作品」に対するアプローチなんですけどね。
 
最初に「ネタばれ」はダメ!とか言う人や、「他人の私感解説に興味のない人はブラウザの"戻る"推奨」を謳っておけばいいわけで(笑)。
Commented by PINKNUT_INC at 2012-05-19 05:29
ざんぶろんぞ 様
いらっしゃいませ

そういうシナリオの「?」的な所は判断の難しい要素ですね。
 
ひとつ、作劇的に「そこに気を回し過ぎては話が横道にそれるから」
ひとつ、「単に描かなくてもいいから」
ひとつ、「ちゃんとイメージはしてるんだ。でも"尺の都合"でね。」
 
等々、色々な理由があるのでしょうね。 
機会があれば私も触れるかもしれません。
Commented by ざんぶろんぞ at 2012-05-19 10:43 x
>あぁ、タイトルだけで、私が気になっている作品に「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」があります。

いや実はこの作品はまだ最後まで見ていないので評価し辛いのです、近所のレンタル屋さんでもなかなか借りられないので評判がよろしいのでしょうけど、、、最終巻がなかなか回ってきません
、、というか「涙腺がゆるくなるので借りられません」が正しい、、
「ピングドラム」「まどか☆マギカ」「あの花」「シュタインズゲート」
偶然なんでしょうが「生と死」を扱った作品が多かった年でもありました、(そ言えば映画版「ドラエもん鉄人兵団」さえも、、、)
2011年は結構良作が多い年でした、他にも「タイガーバニー」や「侵略!イカ娘」もオススメです(ジャンルバラバラですが、、笑)
Commented by PINKNUT_INC at 2012-05-20 15:10
ざんぶろんぞ 様
いらっしゃいませ

教えていただいた推薦アニメのタイトル、憶えておきますよ(笑)。
きっと視聴のタイミングやチャンスは来るでしょう。
  
「侵略!イカ娘」は半分くらい見ていますね。
いまどき「~そうでゲソ」、「~じゃなイカ!」というような語尾が可愛いと思えるとは、キャラ立ては偉大です(笑)。(ジャンルは違えど、イカちゃんもまた傑作ですもの。)
 
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」は、もう見る気満々ですねぇ。
どうやって見るかだな。ニコニコチャンネルいいんだけどなぁ。価格手頃で、とりあえず見る分にはPCで十分だし。今、見られるし。(現状は配信タイトルが少なすぎる・・・。「あの花」はリストにないし・・・。)「レンタル」は投函する作業すらめんどいので返さなきゃならないのがねぇ(笑)。

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