アニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』

アニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』のレビューです。
 
関西でも、関東圏から(たぶん)遅れながら、放送は、
 
第1話「響ク音・払暁ノ街」
第2話「初陣・椅子ノ話」
第3話「隊ノ一日・梨旺走ル」
第4話「梅雨ノ空、玻璃ノ虹」
 
まで来ている。 
・・・もう、現時点で「5話を見た」感想がウエブにあるので、ちょっと悔しい(笑)。

(タイトルがいつも難しい。皆さんサラリと読めていますか?。少し読書家の人なら分かりますが、個人名の「梨旺(リオ)」は別としても「払暁(ふつぎょう)」、「玻璃(ガラス)」辺りは、国語、読書の嫌いな10代~20代の人にはむずいよね?。30代~60代でもむずいかもしれない。70代辺りからなら馴染みのあった漢字かも。)

1/29日、26時半頃~に第4話の放送があった。
 
監督が、神戸 守(かんべ まもる)さん。
 
この人は才人だと思う。
私がファンになった作品(気に入り度数は、私の中で特Aランクの人だ。)
エルフェンリート(2004年、監督)
苺ましまろ(2005年、絵コンテ・演出)
などに関わっておられる。
 
で、オープニングが神戸(監督)テイストで、まさに『エルフェンリート』している!、という感じ。
(言っている事が分からない人はアニメ「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」のOPと、アニメ「エルフェンリート」のOPを見比べてください♪。)
 
「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」のOPがこんな感じ。
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クレハ ↓
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フィリシア ↓
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カナタ ↓
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リオ ↓
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ノエル ↓
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主題曲が、また良いのよ。
  
本編は、第3話をキャプチャーしてみた。
こんな感じ。
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主人公カナタの思い出の中にいる、「喇叭手の綺麗な女の人」が、美しく、朗々とトランペットで響かせるのが、名曲『アメイジング・グレイス』。(チャペルの結婚式に必ずと言っていいほど流れる名曲。)
 
それが、このアニメのドラマの中では『アメイジング・グレイス』とは理解されていないのだ。
「タケミカヅチ」と呼称されているハイテク戦車自体が「過去の戦争の遺産」化していて、そのデータに記憶されている「不詳の音楽」になって登場している。
(戦車も整備中で完全復活していない。「タケミカヅチ」というのは古事記に出てくる雷の神の名である。)
 
第4話辺りでは、彼女たちの元にあって整備されている戦車が「たくさんの人を殺してきたかもしれない兵器」であることや、村にいる戦争孤児にも触れられている。
 
なんかしらないが、いったん私たちの「今の世界が滅んだあとの未来で、暮らしが50年~100年くらい先祖返りしているような設定の世界観」って、ひとつのジャンルになってますね。
 
未来観と「現在、ちょい過去」が混在しているものとか、やたらとサイパーなもの、あるいは今回の「ソラヲト」みたいに、やたら「郷愁」ベースなものとか。
 
ともあれ、
  
「ソラヲト」は、軍隊の、女の子だけで構成されている田舎小隊の話だ。
 
彼女たちの駐屯している部隊(砦)は、今は穏やかな日々の中にある。
 
軍服と可愛い女の子というのも、マニアには好んでイラスト・ネタなどにチョイスされる。
 
「戦争ごっこ」は男の子は好きなものだ。
だから、平和な世界に暮らしているミリタリーマニアの「絵ネタ」としては、妙におさまりがいい。
 
ただ、ストーリー、物語として「戦争、軍隊」を主軸にして描くのは個人的には荷が重い。鬱だ。
私なんかは、「アクション」、「バイオレンス」をハナから描く目的でない限りは避ける。
人の「日常や生活」を、等身大や萌え要素で描くほど、そうした世界観の中で「戦争、軍隊」をどう扱うのか、はなはだ不安な気持ちになってくる。
 
しかも、私は当初、アニメ『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』を見て、京アニの「けいおん!」の作画監督(堀口悠紀子さん)か?、と思いこんでいたが、キャラクター・デザインは赤井俊文さんということである。

孫引き知識で申し訳ないが、「赤井俊文さんが、堀口悠紀子さんをリスペクトしているから、あの絵柄」という説明で・・・。ご本人も「意図して堀口さんキャラに似せた」ことを公言しているらしい。

アニメ「ソラヲト」のキャラクターはいい。

とても素晴らしい「絵」なんだけれど、師弟関係とか、同じ職場で「絵が似た」という経緯のない関係性で、こうしたアーチストの収斂現象(しゅうれん げんしょう)は歓迎して良いのかどうか、私の中に答えはない。
 
俗に「萌え系」とか呼ばれる絵柄は、ほとんど同じ方向を向いた「キャラクターの描き方」の収斂現象を起こしているから、まぁ、今さらという気もする。

困ったことに、そこから外れた作画をしていると「今どきじゃない」とか「古い」とか言い出す業界人(編集さん)とか出てきてしまう案配なので、別な意味で困りものです。(これに関しては、「個性」ではなく、「古い、新しい、今どき」を簡単にクチにする人の審美眼を、業界人であれ、ファンサイドであれ、私は信用していません。それは「つまんない物差し」だと思うので。)
  
今さらだから、ひっかかる所ではないのかもしれません。
私なんかも、ちょこちょこと「巧いクリエイターの表現」や「その視点はなかった。・・・いただきます♪。」というような感じで、他の絵師から『吸収して、自分フィルターにかけ直す』ことはよくしていますから。

ちなみに、(アニメ化以前の)そもそもの「ソラヲト」のキャラ原案の岸田メルさんの「絵」はこんな感じ。
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岸田メルさんは、こんな「絵」も描かれる。
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・・・あぁ、私の大好きなテイストだ。これは・・・。
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岸田メルさんは男性だそうである。(最初、お名前と「絵」のセンスから女性かと思った。)
 
いい絵だなぁ。
 
このテイストのまんまのアニメ化も熟練のアニメーターさんなら可能なハズなんですけど、・・・でも、そうしたら、たぶん、既に第4話まで見てきた「ソラヲト」とは相当、キャラの醸し出すニュアンスは変わりますよね。
 
今の「ソラヲト」には、もう、これまでに見せてこられたキャラが、とてもとても馴染んでしまっています。

そんなわけで、「ソラヲト」は今季、私が見守りたいアニメの中で筆頭グループの中に入っています。
 
願わくば、「鬱展開にだけはならないで~~」と、原作を知らない私は、知らないまま祈っています。
 
(神戸監督の「エルフェンリート」は、とんでもなかったから。・・・出来れば「苺ましまろ」のノリでお願いしたい・・・。なんにも起こらない軍隊アニメでいいんじゃないかと・・・。)  
 
・・・しかし、第1話の「水掛け祭り」の伝説を聞いていると、

「娘達は天守様から授かった金の角笛(ラッパ?)で呼び合い、迷宮を脱出すると、巨大な蜘蛛の力を借りて(・・・先史時代の戦車「タケミカヅチ」が、復元されたら、脚のある蜘蛛みたいな形状になりそうなんだ・・・)、悪魔を倒し、その首を討ち取ります。すると、その首は激しく炎を噴き上げます。~このままでは上にある街は全て燃えてしまう。娘たちは噴き出る炎を抑えるために順番に悪魔の首を抱き続けました。燃えさかる悪魔の首と娘達に村人達は毎日水を掛け、火は一年経ってようやく消えました。以来、村を救った娘達の霊を慰めるために"水掛け祭り"を始めたのです・・・。」という伝承がある。

これ、再度起きる予言ですか?。
この物語のプロット?。

 
女の子たちを軸にしているのに、「(軍の)小隊」の行く末を真っ正面から描ききるつもり?。その覚悟?。
 
イヤだよ~~~~~~~~~。
           
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 第1話OP
※ ↓ こっちは、ようつべの録音が、ちょっと小さいけど・・・。
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト EP2 OP 光の旋律
この「OP2」のイラストが、まんま先述した「村の伝承、水掛け祭り」の娘達のシーンにも使われています。
           
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Commented by sarukani at 2010-01-30 10:22 x
私はOPを観て、ナウシカを連想しました。使われている文様が、そうイメージさせるのでしょうが。

>水掛け祭り
いやはや、何か起きそうな(汗)
むごい事にならなければ良いですねぇ~・・・
Commented by cyah at 2010-01-30 19:33 x
ナルホド、それでOPが「クリムト」している訳ですね。(一瞬「ミュシャ」かとも思いましたが。)
遅れても「放送」しているだけまだマシです。ローカルでは見る事すら出来ませんので。(某所では「危険物扱い」になっている事が多くなりましたし。)
Commented by ざんぶろんぞ at 2010-01-30 22:49 x
まだ一話しか見てないのでなんとも言えませんが、、
二話が凄く怖い、という話を聞きましたけど、、いかがなんでしょうか?二話を楽しみにしているのでちょっと気になります、、
Commented by PINKNUT_INC at 2010-01-31 05:20
sarukani 様
いらっしゃいませ♪
「ナウシカを連想」は自然でしょう。
あの作品が、エポックメイキングなのは間違いないし。
ジブリ的なのもいいし、ジブリじゃないものがいい、という嗜好もあるし、なんでもかんでもあってこそ健康的です。
 
どういうジャンルにせよ、「平家にあらずば人に非ず」という風潮だけは、ご勘弁です。
 
>水掛け祭り
 
気になりますね~~~。
(伝承の語りが良かった。・・・で、OPのラストで「炎の衣装をまとった娘たち~ヒロインたち」のイラストが、まんま、犠牲になった伝承の娘達の絵としてリンクされているのが、なんとも切なかったのです。・・・イヤな予感しかない(泣)。)
Commented by PINKNUT_INC at 2010-01-31 05:20
cyah 様
いらっしゃいませ♪
放送されていない地域の問題は淋しいですよね。
だからインターネットで世界中の人が色々とやっちゃうのですが。
・・・程度問題でしょうか。
解像度の低い、ヘロヘロなネット流出は、「立ち読み感覚」の範疇で、本当のアニメ・ファンでコレクター・マインドを持っている層になら、「購買意欲に繋がる」と思うのですけどね。
何にも情報がないと、一か八かで言えば、安くはないソフト代に予備知識なしに財布の紐はゆるめませんもの。
 
私は、貸してもらった作品でも、気に入ったら必ず正規品のソフトをお買い上げしているファンの一人です。
知り得ないタイトル作品は知らないままスルーするしかないので。
 
はっきり言って、ネットを参考にしています。
Commented by PINKNUT_INC at 2010-01-31 05:21
ざんぶろんぞ 様
いらっしゃいませ♪
いえいえ。大丈夫。
関西で現時点で見ることが出来ている第4話までの放送に、違和感のあるシーンはございません。
あの絵柄が「正しい」と思える内容のままです。(安心して、見ていられます。)
 
今後の展開のことは私も知りませんが・・・・・・。
(だから、「戦争」や「軍隊」テーマの作品は、マジな描写が入ってくると辛いんです。・・・私が見ててスッキリする戦争テーマは、映画で言うならクリント・イーストウッドやドナルド・サザーランド、テリー・サバラスが主演した「戦略大作戦」と、勝新太郎と田村高廣の「兵隊やくざ」くらいのもんです。)

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