アニメ『そらのおとしもの』~「岬めぐり」

アニメ『そらのおとしもの』の第2話が、とんでもない話だった。
 
内容は「おバカ」なだけのアニメな感じです。(今のところ。)
 
ただ、第1話の「エンディング」曲が、なんかセンスがいいので「あれ?」とは思っていたけど、スルーしていました。
和製ポップスの名曲でアニメ・オリジナル・サントラで、このあと、これ1曲をフィーチャーし続けるのだろうかな、程度に流していたのです。
(エンディング・アニメやED主題歌が次回で変わるなんて思いもしていません。)
 
ところが、第2話のエンディングで、画面に釘付けになりました。
(リアルタイムに見ているのですが、じつは、本編の方は流して見ていました(笑)。)
だから、「ふいうち」を喰らった感じです。

エンディングが、なんと、まぁ、シュール!!。
 
すぐにリンク切れになりそうだろうけど、動画を貼っておきます。

そらのおとしもの 第2話EDこれ、みんな女の子の「パンツ」が鳥のように群れ飛んでいるのです。 
 
エンディング後にエピローグ・エピソードも挿入されていましたが、これが輪をかけて「エンディング」のフォローをしていて、この話数は、このイベントだけで、アニメファン、往年の和製ポップス・ファンに記憶されるべき作品になりました(大笑)。
 
エンディング動画だけでは意味不明でしょうから、『なぜ、パンティーの群れが渡り鳥のように飛んでいるのか?』、このおバカでファンタジーなシチュエーションにについては、以下のキャプチャー画面にコメントも加えます。
 


『そらのおとしもの』~第2話
 
ストーリーの事ここに至るまでの経緯は省略します(笑)。
 
右端の翼があるのが「エンジェロイドのイカロス」という女の子で、マスター(主人公の男の子)の言葉を不用意に「命令」と理解して、ドラえもん式の便利グッズとは違う「プログラム発動」で、なんでもかんでも叶えてしまいます。
 
今回は、主人公のガールフレンドのパンツが騒動のキッカケでした。
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主人公が、彼女の着用中パンツ(可愛い犬さんプリント)をアクシデントで目撃してから、それが彼の「好みに合わなかった無意識下の願望」から、着用中のパンツを強制排除するプログラムがイカロスによって発動しました。

ガールフレンドはノーパン状態となり、その後どんなパンツも衣類も下着として身に付けることが許されなくなります。

ともあれ、強制排除の理由が「(「ノーパン希望」ではなく)好みではない」という単純さから、どんなパンツなら彼女が履くものとして「主人公目線でOK」なのか?という模索が始まります。
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しかし、拒否プログラムが発動すると、パンツは暴れ回って(生き物のように)勝手に遁走します。~宙を舞いながら。
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さらには主人公の「願望」を誤解?し続けるイカロスのパンツ集めは、学校を中心とした半径100メートル以内の女生徒たちの着用中パンツまで全て強制収拾して呼び寄せてしまう事態に及びます。
・・・つまり、いわゆる「生(なま)パンツ」大集合。
ノーパン女子大量発生。
でも、これはイカロスのミス。主人公はパンツ集めを望んでいない。ムダな収集。
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ここからが、ファンタジー。
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(用無しになった)パンツはなぜか(自由の身になったということで?)、 ふわりふわりと宙に舞い、にわかに生きている「鳥」のような動作をはじめる。
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そして、自由な空に羽ばたいていきます。
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「・・・わたしたちのパンツが、空に・・・。」
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止める術(すべ)もありません。生パンツたちはみな自由になったのですから。
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で、ここからエンディング・テーマが入ります。
なんと、往年の名曲フォークソング、山本コウタローさんの『岬めぐり』!!!
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煌々と輝く、夜空の月を背景に、雁の群れのように生パンツたちは羽ばたき続けます。
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旅立った生パンツたちを見送るイカロス(単なる無責任、だけど、妙にしんみりする。)
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パンツたちは朝になっても飛び続ける。
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青空を渡り鳥の編隊飛行のように、力強く、気持ちよさげに。
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綺麗な茜色の空とパンツ。
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日暮れになると森の梢をパンツたちはとまり木として羽根?を休める。
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翌朝、またパンツたちの群れはいっせいに森から空に羽ばたく。
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パンツの大編隊。見事なパンツCG。色もデザインもカラフル。
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群れ飛ぶ様子も、まんま渡り鳥や集団の鳥の群れをトレースしたリアルな動き。
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何かしら「感動的」でさえある光景。
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異国の空も飛び続ける。大空高く小さな無数の点々。地上の人々が天を仰ぐ。
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また別の異国の空。人々の目にも、なにか「鳥ではないカラフルなものが群れ飛んでいる」らしい感覚は伝わっているようだ。シュールでファンタジー。

そのファンタジーを支えているのが、女性ヴォーカル版の『岬めぐり』の感動的なメロディラインと歌詞であります。なんだか圧倒的なんです。(個人的な好みを言えば、ヴォーカロイド・初音ミクっぽい、加工された歌声ではなく、女声ポップスの朗々たる歌声で聞かせて欲しかった気持ちもある。・・・まぁ、こういうシチュだからヴォーカロイドっぽいのが正解かもしれない。~実は、声優さんの生声を加工しただけのものだったのだが。)
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あ!、パンツの編隊飛行を獲物と間違えた猛禽類が襲う!。あぁ!白パンツが餌食に!。
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それは食べられないぞっ、鷲くんッ。
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世界のどこかの戦地の上空を飛び続けるパンツたち。
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世界遺産の空も。(ちゃんと原曲の山本コウタローさんのクレジットが入る。)
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アフリカ大地の上空も。
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なんか雰囲気としてドーバー海峡あたりを渡っている感じ♪。画面が終始美しい。
考証的に考えると、日本からアジア大陸→アラビア半島→アフリカ→(だから、このシーンは「アフリカ西海岸」かな。もしくはイングランド南西部。)→大西洋へと渡っていった感じ。
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手前は音速の戦闘機か。・・・その向こうのひこうき雲も戦闘機か、と思ったら・・・。
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すげッ!。パンツだ!。パンツが音速の勢いで戦闘機と対抗している!。
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かっこいいぞッ!パンツ!。
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飛行の航跡を空に残しながら、パンツたちは飛び続ける。
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おおいなる感動?の余韻を残しつつエンディング終了。
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さて、CMが入ったあとの次回予告前にエピローグがあった。
『世界中でパンツ流星群出現!!』という国際ニュースになっている。ホワイトハウスも騒然らしい。
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そんなニュースを茶の間で、まったり無表情で眺めているイカロス。(事件の張本人なのに)
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で、なんでか手元で「こけし人形」の首を抜いたり入れたり、入れたり抜いたり・・・。
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なんか凄いアニメでした。
 
エンディングだけでこの回は「繰り返し見る値打ち」があります。

ニューヨーク州では渡り鳥ではなく、流星群扱いのスピードでしたから、最後はどうなってしまったのでしょう?、パンツたち。今でも自由なままなのかな。
 
なにより、原曲の『岬めぐり』をよく知っている世代なら妙な感慨さえある(笑)。
知らなかった世代にも、このインパクトだけはなんとんなく伝わったろう。
製作スタッフの幹部に私たちの世代と相通じるものがある年代の人がいるか、和製ポップスの「わびさび」をよく理解した才人がいるんだろうなぁ。
 
とにかく、エンディング・アニメは稀なる名作でした。

次回以降も、毎回、違う歌曲やエンディング用アニメをフィーチャーして、こんなパロディ・エンディングを作ってくれるのかな?。
その点において、今後とも気になるアニメです。
      
※名曲『岬めぐり』は、私の過去記事でも触れています。
岬めぐり / 山本コータロー
                 
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Commented by ざんぶろんぞ at 2009-10-16 00:08 x
しかし何回見てもシュールな光景です、、、しかも良く考えたらアノ変態、、じゃ無く編隊の中には赤フンやジャージの下も混ざってるわけで、、いや考えるのはよそう、、、次回に期待

(SR-71よりも速いという事はマッハ3オーバー、、流星と間違えるという事は大気圏離脱速度でしょうか、、マッハ25オーバー?!)
Commented by よろづ屋TOM at 2009-10-16 00:34 x
たしかに私もこれで真夜中にすっころびました!このあと興奮して寝られませんでしたよ。しかしもうYouTubeになってるなんて!
一話だって、とっつきからAパートまではほんまに単なるおバカネタやったのに、後半すごく深刻な持って行き方してたじゃないですか。
ハリウッドあたりではあれだけのネタで一本の映画になってしまう終わり方ですよね。
イカロスのキャラも、ヘタしたら“ちぃ”の設定に亜流の長門になりそうなところを紙一重ですり抜けてるような。『お稲荷様』の天然巫女さん役の早見沙織さんってのもこれまた紙一重。
主人公のキラ・ヤマトのボケぶりがまたたまらんし。
なんかスタッフの「やっったるでぇ」のきな臭い匂いがしますねえ。

今後の展開が楽しみですねー。ノ(´∀`*)
私も他の作品で、にぱにぱが納まらないのがいくつか見つかりましたんで、また記事にします♪
いやあ〜っ、アニメって、ほんっっっっとにいいもんすねっ。
Commented by PINKNUT_INC at 2009-10-16 23:15
ざんぶろんぞ 様
いらっしゃいませ♪
ホントにね(笑)。

それにしても、このエンディング、アイデアが秀逸なんですが、へろへろな動画だったら「痛い」だけで終わってしまうのですが、クォリティというか、すっげー手間暇かかっているのが分かるし圧巻な動画なんです。
 
名作でしょう。
Commented by PINKNUT_INC at 2009-10-16 23:23
よろづ屋TOM 様
いらっしゃいませ♪
視聴者の皆さんの食いつきが凄かったのも頷けます。
やっぱり、「面白いものは面白い。」
 
気合いの入っている仕事というか、作画、動画は、ちゃんとファンに伝わります。
 
個人的には「そらのおとしもの」の主人公である男の子の「キャラ設定」は、「う~ん」な感じなのですけれど。
このキャラだと、今後予想される「深刻なテーマ」や「鬱展開」に対応させるには、ご都合主義に終始してしまう危惧があります(笑)。
 
女の子キャラは、妙に惹かれるものが各キャラにあるんですけどね。
「エンジェロイド」ってのは他にも登場するようだし。
 
アンドロイドが結局は「軍事用」、「戦闘用」の要素を持っているのは、映画『ブレードランナー』から連綿と受け継がれた「王道」です。(「まほろまてぃっく」とかも。)
 
でも、今回の「空飛ぶ鳥のように~パンツの群れ」は、「なんにも考えていない」、「突き抜けたイマジネーションの勝利」、「アート」というところが凄いのです。
 
なんか、もう、これが(あとのドラマの展開よりも)頂点のような気がする・・・(笑)。
Commented by よろづ屋TOM at 2009-10-17 01:42 x
昔のアニメの“おふざけ”は私の感覚では“いちびり(関西人にしか通じませんが)”であって、けして好ましいものではありませんでした。
画面の隅に無関係キャラがイタズラ描きしてあったり、単に“描きたいから描いた”レベルのもの。脚本もそうだったり。
これに関しては細野不二彦さんが熱い作品『あどりぶシネ倶楽部』にも辛口で描かれていて、すごく共感した事が忘れられません。

ところが昨今のは“志願残業”以外の何ものでもないというか、日頃しんどいのになんでそんなことをそこまでやるねんな!と感涙せずにおられない職人の意地を見せてくれる。
なんと申しますか、大きな柱材と全く同じ大きさのままなのに、厚さはミクロン単位で向こうの景色が透けて見えるカンナ屑の凄みと言いますか。でも所詮は棄ててしまう鉋屑よ、みたいな。

そういえば『まほろさん』帰ってきますね。

ところで逆に軍事と無関係だったオモチャアンドロイドがそっちにひっぱられたことでドラマ性が大きく膨らんだのが『プラレス三四郎』ではないですかね。
私、そういう意味であれすごく高く評価してるんです。原作は知りませんが。
Commented by PINKNUT_INC at 2009-10-17 22:26
よろづ屋TOM 様
いらっしゃいませ♪
「志願残業」というのは生々しい響きでございますね(笑)。
でも、アニメの現場でも、言うなら、漫画家とかの原稿作業もそうですが、世の中の「これを見せたら、喜んでくれる人、いるかな?、皆、楽しんでくれるだろうなぁ。」なんてことを想像しながら、何かを創る職場、職種って、作り手の「情念」に支えられているのは間違いないです。
愛情・情念。そこには打算や怠けはありません。(ただ、そのモチベーションが100%続けられるかどうかってのは色々な問題がありがちです。)

「まほろまてぃっく」の新作のことは知らなかったです。
衛星放送ですね。
 
世の中は、そろそろ「Blu-ray」に移行しつつあるし、地デジは目前だし、(うちには地デジ・テレビ、1台しかありません。ビデオ・デッキに至ってはアナログばかりで全滅です。・・・物入りだなぁ。2011年・・・。)
Commented by ざんぶろんぞ at 2009-10-19 01:35 x
そういえば「この子たち」は第四話で帰ってくるようなので、期待してます、、、どうなるんでしょうねえ、、

>世の中は、そろそろ「Blu-ray」に移行しつつあるし

しかし「Blue-rey」で録画する番組が無いんですよねえ、、特に地上波には、、録画できるのはもう少し安くなるまで待ちますよ、再生専用の機械で十分だと考えています。
Commented by PINKNUT_INC at 2009-10-19 23:26
ざんぶろんぞ 様
再びようこそ、いらっしゃいませ♪
 
「え?」、パンツが帰ってくるんですか(笑)。
ど、ど~いう展開なんですか?。(予測がつかないな・・・。あのままの、「永遠のファンタジー・オチ」で成就している気がするのですが・・・。あんまり引っぱると、かえって不安(笑)。)
 
「Blue-rey」は私は、まだ持っていないから興味津々なんです。
でも、今のDVD画質でも、綺麗なものは綺麗ですし、メディア単価が安いし、割と満足しているんだけどなぁ。
 
過去のメディアやソフト、ハードがどんどん消えていってフォローされなくなる事態の方が困りますよね。
Commented by 誰やん at 2009-10-21 18:24 x
「そらのおとしもの」見た結果→(^・;・‘^)
あははははー

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