アニメ『さよなら絶望先生』

アニメ『さよなら絶望先生』という作品。
 
独特である。
 
タイトルもそうだが、劇中の主人公の所謂「決め台詞」~『絶望した!』と、魂の叫びを繰り返すフレーズは一時期に流行ったらしい。(私は当時には全く知らなかった。)

久米田康治先生の原作漫画は、(第31回)講談社漫画賞少年部門を受賞している。
 
えらい作品を私は見落としていたものだ。
遅ればせながら見てハマった。
 
面白い!!。
 
原作もアニメ版もとんでもない内容の作品である。テレビ放送当時のオープニングが何度か変化したが、メインタイトルになったオープニングが、なんともキッチュ(kitsch)。
 
こんな感じ。
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子供が見て分かる洒落や内容ではない(笑)。
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敗戦後の日本の大衆文化にあったカストリ雑誌調の画風が並ぶ。
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カストリ雑誌というのは、
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カストリ酒(粗悪な酒)にちなむ。~3合飲むと、そのキョーレツさに潰れてしまう酒。(3号くらいの刊行で潰れてしまう風俗雑誌が当時乱立した。)そういうものに揶揄されてカストリ誌と名付けられた説があるようだ。そういうエロスが、今どきのキャラ絵と合体させることで妙に新鮮味がある。そこまで古いとかえって新しい!という好例である。

昭和中期のエロチシズムが、アニメ版では異様にお洒落に見える。
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このオープニングのノリは、アニメ版「新房昭之監督」の、手法(スタイル)らしい。
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冷静に見ればかなりアブナイ。
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作品の中身は、クールな突き放しでシリアスになることを回避しているが、実は題材がアブナすぎ。(全部、ギャグにしてかわしているのが凄い。)

が、ハマると中毒になる妙なエモーションがある。
作品の中身は、エモーションというよりカオス(混沌)なのだが、

アニメ版では、BGMに美しい旋律がフィーチャーされていて、これがまたもの凄く印象的。
 
本編の内容に関しては、機会があれば後日に触れますが。
    
こういう世界観を許容出来る人には、お薦めの快作である。
(これだけ、個性の強烈な作品、原作漫画なら編集者、アニメ化においては、メディア側の企画者に卓越した目線、選ぶ目があればこそ、の結実でもあるような気がする。)
                                                      
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インターネット広告の「トランスメディア」提供スキンアイコン by PINKNUT_INC | 2009-01-28 02:06 | Comments(8)

Commented by sarukani at 2009-01-28 02:45 x
かなりカルトなアニメと思い、最初から手を出しませんでした(苦笑)。
相性ですかねぇ~?
ストーリーモノが好きな私としては、いきなりのハイテンションのナンセンスギャグは波に乗り損ねてしまうのかも。
Commented by PINKNUT_INC at 2009-01-28 03:35
sarukani 様
ようこそ、いらっしゃいませ。(sarukani さんも、なかなかの深夜族ですねぇ。午前3時前の書き込みでございますよ。)
 
作品の嗜好は、もう、スルーしたいものはスルーして良しです。
(私の友人には、あの「うる星やつら」をコミックから受け入れられなかった人もいました。漫画好きな奴でしたが、どちらかというと、オーソドックスなものが好きな人だったので。)
 
私も、いわゆる「ヤンキーもの」とかはスルーします。苦手なジャンルって誰にでもあります。
「ナンセンス」や「萌え」も、かつて苦手ではあったのですが、その見識を覆す作品に出会うと、人間、嗜好って変わるものですよ♪。
 
今の私は、かなりな雑食です(笑)。

いや、違うかな。

ジャンルで選ぶのではなくて、どんなジャンルにもピンキリがあって、「ピン」たる作品は、やっぱり面白いです。
Commented by inakajazz at 2009-01-28 06:32
おはようございます。
今、おきました。えっと・・私は、少しだけ見たのですが・・テンションで、少し手間取ったりしました。嫌いではありません。・・私の場合・・やはり・・雑食ではありますが・・おなじく・・ヤンキーもの・・はだめかもです。主人公が「きも」なのかも・・しれません。だから・・ついつい・・本当は好きなものを見落とすところもありますが・・・今は・・なんでもかんでも・・手当たりしだいにので・・汗
ところで・・2月7日の当店ライブは・・田舎にして・・騒然・・ドドウの・・猫耳コスプレライブと・・化してしまいました。
Commented by cyah at 2009-01-28 13:36 x
あの作品は原作が「昭和」が今の時代まで続いているという設定なので、ああいったオープニングになったものと思われます。まぁ監督の趣味が多分に出ている作品でもありますが。(というより、新房監督以外ではアニメ化は無理!)
Commented by PINKNUT_INC at 2009-01-29 05:03
inakajazz 様
アニメ『さよなら絶望先生』は、その原作漫画も含めて、視聴者、読み手の好みが二分化してしまう種類の作品だと思います。
私の場合、アニメ版の美しいBGMにとりあえず癒されてしまいました。

それはさておき、「猫ミミ・ライブ」とはユニークな。 
2/7が楽しみでございます♪。
Commented by PINKNUT_INC at 2009-01-29 05:05
cyah 様
この作品はもともと、噂の(私の知人)「アニメ・マスター」に紹介していただきました。
たぶん、原作とアニメとは微妙にノリが違うのではないかと思っています。
新房監督作品って他のアニメでも、同監督の手管が如実に現れますね♪。
Commented by ぶぎょう at 2009-01-29 22:33 x
原作の密度の高さは異常です。週間連載であることに2度びっくり!
新房監督に興味おありなら「南澤十八」でぐぐると 面白いかもしれませぬ


Commented by PINKNUT_INC at 2009-01-30 02:32
ぶぎょう 様
『さよなら絶望先生』の原作は、「才能とはこういうこと」という好例だと推察いたします。(じつは詳しくは存じ上げないのが申し訳ないです。もっぱらアニメで知るので・・・。)
作者のIQは、かなり高そうです。アニメを一見してさえ、それは分かります。
 
ちなもに「南澤十八」 の件、ほほ~っ、成る程、という感じでございました。
耳寄りな情報を有り難うございます♪。

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