アニメ『アイドルマスター/XENOGLOSSIA(ゼノグラシア)』
2009年 01月 11日
サンライズのテレビアニメ、2007年度、全26話。
「アイドルマスター」というのは、そういうアイドル育成ゲームみたいな原作がある。
だから、そのアニメ化なんだと思っていた。
マスメディアと女の子たちの青春ものだと・・・。
だから、あのゲームの「アイドルマスター」?と思って騙されて見ていると、
そんな、「狙い要素」見え見えの展開から、ずいぶんと脳天気なシナリオを予想するし、途中までのノリは当たらずとも遠からずな内容だったが・・・、ところが!、最終話に向けた後半の展開が、妙なテンションで盛り上がってくるのだ。
いつの間にか、かなり本格的な「熱血感動バトル・アニメ」に変質していって、あの名作(?)「トップをねらえ!」の最終話を彷彿とさせるようなクライマックス(感動編)になっていくのである。
最終話を見る前には、主要キャラの女の子たちが「わぁ、何人生き残ってくれるんだろうか・・・」というハラハラな展開になってくる。(敵キャラも含めて、最終話前には既に何人か死んじゃってるし・・・。)
「最初のペンギン( first penguin)」~ "不確実性の海へ"。
そういう、言葉があるそうなのである。
つまり「最初に(鳥なのに、空ではなく、よりリスクのある)海に飛び込んだペンギン」とは「勇気ある者」の例えという話。
(この感動の尺度は、見る人のコンディションや、テンションによって変化するから、さほど強引に「感動作品です」とは、私は言明はしません。)
ただ、好感は持った。
たまに、アニメの長尺のシリーズ作品によっては、エンディングを見た後「今までの私の視聴に浪費した時間を返して!」と言いたくなるような、とんでもない虚無感にとらわれる作品も稀に存在するのだが、本作品『アイドルマスター/XENOGLOSSIA(ゼノグラシア)』は、良い意味で、視聴者を何度も裏切ってくれる、妙な作品である。
ここに紹介した要素が、お好きな人なら、ご覧になられて損はないかと・・・。
(圧倒的に、熱烈な推奨をするわけでもないけれど、私は楽しみました♪。)
アイドルマスター XENOGLOSSIA - OP1
↓ シリーズ後半、ストーリーの深刻な展開に合わせて、オープニング・アニメが変わる。
アイドルマスター XENOGLOSSIA - OP2
アイドルマスター XENOGLOSSIA - ED
by PINKNUT_INC | 2009-01-11 20:36