アニメ『奥さまは魔法少女』

アニメ『奥さまは魔法少女』のレビュー。

タイトルとかシチュエーションとか、アイデアは美味しさ満載なプロットなんです♪。
 
全13話、2005年度に放送。
 
オープニング曲とタイトル・アニメが素敵。
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けっこう何度も繰り返し聴きたくなる曲。
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ヒロインの嬉子(うれしこ)さん。27歳という設定。
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妙齢な美女の豊満な胸やお尻やら意図的な演出。
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変身シーンがエロい。サービス過剰気味(笑)。・・・過剰すぎて、ちょっと引く(笑)。
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「魔法少女」時代のコスチュームが、成熟した肉体にはムリがある(笑)。
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で、魔法少女としては適正年齢の少女が、この子、クルージェ12歳。
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後継者争いで新旧の魔法少女の対決構図。
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本来の縦スジは、嬉子の下宿人の彼との『恋』の行方なのだが・・・。
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嬉子が既婚者で、その旦那さんと別居中。そこに下宿人の青年(22歳)が絡むという設定は、かなりドラマチックなハズ。
 
ただ、シリーズを見ている途中や、キャラクター同士の感情の絡みやシナリオに、なんだか(いい意味での「じらし」ではない)ストレスを感じてしまうのです。
 
あくまでも私見ですけれど・・・。
 
クルージェ12歳の成長過程や、感情の変化を丁寧に拾う方が、なんとなく本筋としては正しいような気がしてしまって、嬉子さんのスタンスに共感しきれないのが辛い。
 
というのが、舞台となる(どう見ても、我々が暮らしているのと同じ、あるべき自然な町並みの)世界が、「ワンダーランド」という妙な名称が与えられていて(住民たちは勿論、そんなことは知らない)、それが、"魔法世界リルム"に管理された作り物の世界、という設定が「?」なんですよ。
 
この設定に納得出来ない限り、「管理人」という立場の魔法少女たちにも、そこに住む人々の生活感にも感情移入が出来なくて舌触りの悪さがぬぐえない。
       
「褒めておこう」が基本の私のレビューで、この大きな「?」は珍しいです。
  
たとえば、「涼宮ハルヒの憂鬱」では、ヒロインが”世界を創造した女神様”というキーワードを巧みなフィルターに使っています。
「ハルヒ」では、結局は何もかも煙に巻いて、見事に普遍的な「自分探し」や「青春の命題」に話をおとしている小気味よさがあります。
それを可能にしているのが、ヒロイン・ハルヒに(自分が神様だという)自意識がないという設定。
この「逃がし」は巧い。
それは即ち、自意識のない神様は、「ただの人間」なわけで、私たちと同じなんです。
  
ほら、私たち自身だって、私も皆さんも「主観の宇宙」しか見られない存在なんだから、即ち、自分が世界の中心なんだし、世界の中心なのに"ままならない日々の暮らし"に悶絶しているわけでしょ。

そういう存在意識が「いとおしい」し、「せつない」し、「さもありなん」と思えるわけです。
      
ところが、「世界を管理する意識」とか、「世界を創造したり、消滅させる力、意識」を自覚しているキャラクターの意識野なんて、理解出来ないし、したくもありません。
           
「奥さまは魔法少女」の「魔法世界リルム」の人々(もはや、造物主である限りは人ではないのですが)は、その管理人を自覚していて、操作も出来るという設定は甚だ面白くない。(不快という意味で。)
 
何かの記号や洒落ならいいけれど、その辺の設定は大まじめなんだから。困る(笑)。
(わがまま、気ままな「オリンパスの神々」という神々しさがあれば、いっそ諦めがつくけれど、リルムの評議会の老人たちや、その指導で動く魔法少女たちは性格の悪い、ただの等身大の生臭い人間なので・・・。)

「魔法世界リルム」にさえひっかからなければ、大変に面白く見られるアニメです。
                           
そりゃ、もう、キャラクター・デザインとか、相関図的な設定は魅力たっぷりなので♪。
(というか、「27歳の魔法少女」というアイデアは面白いので、「リルムの評議会」とか「管理人」という設定をとっぱらってリメイクしたら、突き抜けた娯楽作品が出来そうなんだけれど。)                                                
           
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Commented by cyah at 2009-01-05 14:10 x
私としては、原口先生ほど設定にはつっこむ気はありませんが、最後の変身で持っていないはずの指輪が出てきたのには、思いっきりつっこみたかったところです。(笑)
この作品は「永遠の17才」の声優さんがいなければ、多分出来なかった企画ではないかと思います。
Commented by PINKNUT_INC at 2009-01-06 03:56
cyah 様
>「永遠の17才」の声優さん
の件は同感です(笑)。
ヒロイン役の井上 喜久子(いのうえ きくこ)さんの存在が大きいですよねぇ。

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