クリスマスにアニメ

クリスマス・ネタが現在の私生活では何もない(汗)。
 
若かりし頃(というと、本当におっさんになったな私も)にはシャンパン持って女の子のアパートに行ったりもして過ごした。
 
なんで、ああいうことしてたかね。(いや、答えや動機はカンタンなんだが、で、幸せなイヴやクリスマスだっかどうか、ということまではカミングアウトする気はない(笑)。)
 
今どきの恋人達(というか、なんかその日のための即席カップルとか)の「クリスマス信仰・イベント化」も、どうかなと思うけれど、よく考えたら昔も似たようなことやってたわけだ。
 
若いやつらは本当に、もう、・・・羨ましい。
 
でも今年は不景気フルスロットルだから、皆、質素に暮らすのがよろしい。(最近まで暫く、イベントが贅沢すぎた。)
 
クリスマスに楽しむプログラムとしてこんなのをどうぞ。
 
今から、ざっと50年も前のメイド・イン・アメリカのアニメだ。

トムとジェリー 「メリークリスマス」

今でこそアニメ大国(?)日本なのだが、おそらく、もうあの時代のアメリカのような、こういうアプローチでアニメが作られる土壌が世界のどこにもなくなってしまった。
       
1950年前後の「トムとジェリー」が大好きだったが、あ、勿論、私がおっさんでも、いくらなんでも生まれてないよ。ずっとずっと後年の日本のテレビプログラムとして放送、再放送された時に見たわけだ。

「トムとジェリー」は何期にも時を経て作られているのだが、はっきり言ってリメイク版はダメダメなクォリティ、初期のものが凄すぎる。

ついでに語ると、ワーナー・ ブラザーズ「ロードランナーとコヨーテ」が、これまたシュールで最高に凄い。「トムとジェリー」の対立関係をもっと突き抜けている。(「トムとジェリー」はMGM社の作品。後に会社は移り変わるが。)
 
「ロードランナーとコヨーテ」の凄さ、クールさを超えるアニメなんて、まずもって思考回路や民族性、ゼネレーションの問題もあって、昔も今も未来においても日本で作れるわけがないし、当のアメリカでもこれまた二度と作れるわきゃ~ない。(実写映画の「マスク」~ジム・キャリー~で、ああいうスラップスチック‐コメディー [slapstick comedy]を作っていたが、今もハリウッドの映画人に往年のカートゥーンのファンがいてくれることは喜ばしいが、う~ん、出来栄えはどんなに面白くてもアニメ・ファンの視線で見ると微妙だったかしら?という感じ。)
  
「トムとジェリー」をあと2本。
 
1948年と1943年の作品。
どちらともに、アカデミー賞をアニメ部門で受賞している短編作品。 
 
トムとジェリー 「台所戦争」/1948年度(60年前だよっ)
 
こちら↓が、1943年の作品。
1940年代という当時の時局柄、ラストは「いかにも」という感じだ。

※(上の作品だって、ハリウッド映画とアメリカ先住民の問題や、体しか出てこないが黒人メイドの描写など、今ならタブーになる内容がある。・・・アニメだって時代の気分や雰囲気とは無縁ではないのだ。現在われわれの楽しんでいる作品だってそうである。)
                    
トムとジェリー 「勝利は我に」/1943年年度(音がずれてる・・・)

日本がとても悲惨だった時に、アメリカのファミリーはこんなアニメを楽しんでいた。
ディズニーの「ダンボ」とかも同じような時期の作品。
                 
小津安二郎監督が戦時中に映画人として「国威発揚フィルム」を研究させられていたときに、資料として(日本国内の他には何処にも出ない場所で)、密かにヴィクター・フレミング監督「風と共に去りぬ」(ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブル)の映画を数年遅れで(「風と~」は1939年度の作品1941年に第二次大戦は始まっている)仲間と見て、「こんな凄いものを娯楽作品として作っている国と戦争をしているのか、今の日本のこの状況で・・・」と仲間内で顔を見合わせたらしい。

小津監督がそんな述懐をしているなにかの書籍を読んだことがある。
(デビュー前に、私のデビュー指導協力をしていてくれていた某編集者さんが「面白いよ」と言ってくれた文庫だった。)               
    
・・・単に「トムとジェリー」を久しぶりに思い出したので、触れてみただけだが、どんどん話が横道にそれた。
 
世のクリスマス・ムードに合わない話題になりました。                                                    
    
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