秋祭りの季節だ。
私は神戸の垂水(たるみ)に住んでいる。
↑ まさに、こういう画像に写っている町が、その一部だ。瀬戸大橋の本州側であります。(向こうに見えているのは淡路島だ。)
ブログへの記載が遅れたから、もう数日前のこと(10月10日火曜日)になるが、
これがあった。
沿道の方で響く、ものすごい太鼓の音と人々の唱和とも掛け声ともつかない、大声の合唱。
太鼓や鐘の音が凄い。
西垂水の布団太鼓である。 若衆は青い法被。
こちらは東垂水の布団太鼓である。 若衆は紫の法被。こういう違いがあることを、記事にしておこうとネットで調べて画像をお借りしているので、先日やってきたのがどちらだったのかを実は覚えていない。(私が直接撮影したものではありませんので。)
とにかく、それが遠くの方から、どんどん近くの路上(普段はそこそこの交通量のある車道)に近づいてくる。
間近まで来て、室内に居ても「ビンビン響く」祭囃子と太鼓のビリビリ音とで空気が震えた。
そのままゆっくりと取り過ぎていく集団。(音だけでものすごい集団感なのは分かる。大人と子供の声が混じっていた。)
コンビニに買い物の用事もあったし、私も外に出てみた。
はたして、往来の人々の数が増えてきて、交通整理をしている何人もの警察官の姿も見えてきた。
そして、やがて車道を占領して走り回っている大きな神輿に出会う。
そこが、ひとつの見せ場ポイントなのか、一定時間交通遮断をして車道のど真ん中を右往左往、大神輿が(同じ色の法被を来た男たちに担がれて)動いている。見ている人間の腹にビリビリ響く太鼓と鐘の音を繰り返しながら、リズムもつけて大饗宴。
ほほぅ、上から見ると(布団神輿って)こんな感じなのね。
往来に大勢の観客もいる。
ここ数年前に、実は今いる所に引っ越してきて、こうした昔の風俗に触れるようになった。
前まで住んでいたところでは、マンション、団地、個人住宅などの数は凄いのだが、そこは住宅開発地としての歴史は古いものの、いわゆる旧家はなく、神社や祭りごとのない地域だった。
だから、こういう光景を間近でナマで見るのはとても新鮮なのである。
夜になるとこんな感じ。
きらびやかな上に、勇壮に担いだ神輿ごと走り回ったりもする。
ものすごい迫力だ。
やがて、指定された地域ごとに練り歩いていた神輿たちは神社近くの広場に集まるらしい。
歴史の有る町や地域には、こうした文化が受け続けられるんだね。
沿道の見物客さんたちは、こうした流れに付き合う人もいるだろうし、近隣に来た時だけ見送る人もいることでしょう。
見物客はそういう意味では気楽だ。
その一方で、神輿の担ぎ手の体力は凄いと思うしかない(交代はするのだろうけど)。
私は近在に来たお神輿を有難く拝見させていただいて見送らせていただいた。
(ついて回るような体力のあるはずはなく・・・(笑)。)
家族やカップルなんかは、このまま夜店も出ているような地域にまで、外出ついでに足を延ばすのでしょうなぁ。
こんな夜店の風景も基本的には変わらないね。
近在でやっている、秋祭りの報告でした。