「涼宮ハルヒの憂鬱」NHKプレミアム
2017年 07月 23日
つまりは再放送なんだけれど。
民放で初回放送時に物議を醸した「エンドレスエイト」も全部見られるわけだ。
で、奇妙な話で、本放送時(2009年)にマイナスイメージ感想の多かった本作も、「あらためて今見ると、けっこう面白い。」などという感想がウェブ上で散見される。
「エンドレスエイト」がああいう内容だと知った上での再視聴だと、以前とは違う目線で楽しめるものなのかもしれない。
それにBSアンテナをちゃんと立てて放送受信できる人には、昔の放送時よりも「良い環境と装置で録画保存」出来るチャンスでもある。
それにしても、「エンドレスエイト」と言う同名タイトルの8回。
でも、基本どれもこれも「レイアウト」がユニークすぎる。
それでも、有名作品、人気作品の強みは「再評価」されるかもしれない機会があったりすることかな。
この辺は、無名な人々と、歴史に名を残す人との関係に似ている?。
「忘れ去られるどころか、記憶もされない作品」と「なんだかんだ言っても記憶される作品」との差は大きい。
まぁ、憎いのは、毎回のエピソードに「(プールでの)水着」イベントと、「(夜店での)浴衣」イベントが繰り返しあることだ。
(夏休みの宿題完了済みの)ハルヒは置いておいて、SOS団メンバーを自宅に誘い「夏休みの宿題を一緒に片づけよう!」と号令をかけるキョン。みんな宿題未解決だったんだね。
ところで、エピソード「エンドレスエイト」において、いちばん過酷な役どころだったのは、経験している記憶の初期化がされない、特殊な立ち位置に居る、長門有希(ながとゆき)ちゃんだった。
「15532回目」に「エンドレスエイト」からの脱出が成るまで、そのすべての繰り返しエピソードを体験、記憶し続けていたのである。
それが救われたのが、キョンの抗いが成功して「ループ」が断ち切られ、時間軸が先に進んだ下のシーンである。
・・・「有希」の顔に、なにかしら穏やかなものが漂っている。
(「エンドレスエイト」のエピソード構成は、その中でも、シリーズ人気にまで当時、影響するほどのアプローチだったわけだが。醒めさせたという意味で・・・。)
その一方で、『笹の葉ラプソディ』↓ (2期、第8話)
ちなみに、私は残念ながら「標準画質」でしかこれらの作品を録っていない。(つまり、過去の放送分しか、ということ。)
現状(アレコレあって)、BSアンテナを立てていない環境下にいるのである。
なんだかんだ言われている本シリーズだが、第一期の「全14話」放送も、第二期の「全28話」放送も、アニメ好きなら見ていればこその(好評、不評の)作品には間違いない。
アニメの製作会社が変わったが、
『長門有希ちゃんの消失』(製作、サテライト)も秀作だ。↓
なんにせよ、エンタメ界で、これだけ人気を維持しているシリーズも大したものである。
で、2005年~2006年頃に京都アニメーションの一連の作品群が来てメガヒットさせた感じに認識している。(その中に「涼宮ハルヒの憂鬱」が入っているわけだ。)
私があまり見ないような全年齢対象作品っぽいものは今でも、深夜枠以外の午前中や夕方、あるいはゴールデンタイム(?)に放送時間を持っているものもあるが。
この両輪の方向で元気であり続けてくれるのかしらね?。
よく、こぼれてくるのは、製作現場の主に経済的、環境的な「きつさ」の嘆きごとが多いのだが。
これ、モノクロ「鉄腕アトム」アニメが、最初にテレビ界に登場した当初から言われ続けていることだから。
いやはや、なんとも、というところだ。
これを優雅に余裕をもってやっていたのでは進まない業界なのかしらね。
成功(ヒット)できなかったところがしぼんでいくのは、そこは全ての業界で同じなんだけれど(泣)。
by PINKNUT_INC | 2017-07-23 07:56 | アニメ