アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪ ~その2~
2017年 03月 17日
アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪ ~その2~
である。
面白い。
とにかく、愉快なエンタメだ。
今回は2回目のレポートとなるわけだが。
第7話をレビューする。
(そのうち、自らのこのクセを修正しようとは思っているが・・・)
どうも、キャプチャー画面が1回のレビューで大量すぎて、私ごときのサイトを閲覧してくれる視聴者にも呆(あき)れられているのではないかと自覚しているのだが、なんか「手癖」「語り癖」みたいになっているので急転直下には直らない。
このアニメの近々放送分まで(第7話~9話、もしくは10話まで)のレポートも、今回にまとめてしまうつもりだったけど、分けることにする。
第7話は「海水浴ネタ」と「コミケネタ」であった。
いろいろな役どころを演じ分けられるハズだから、声質を意図的にコントロールされていたら、ファンでも気づけないのが声優さんの凄いところなのだが、あえて、ミクルと同質のトーンで演じてくれているサマは一発で「後藤邑子さんだ!」と分かってしまう(笑)。
それはそうと、近年(てか、かなり前から)声優さんのアテレコだけではない、ご本人のヴィジュアル・マネージメントの増えた昨今、「声」だけではない各声優さんたちのリアルご出演もよく見かける。
私はそうしたプログラムや舞台をチェックするのは消極的な方なのだが、たまたま見る機会があれば、面白がって見たりもする。
メイドラゴンのメイン・キャラのスタッフたちが、これまた元気な女性陣で、まぁ若い。
キャピキャピしているカルテット(トール、カンナ、エルマ、ルコア)は、なるほどと言う感じだが、それ以上にイメージを裏切らなかった、と言うか、なんか上塗りしてくれるくらいのクォリティだったのが、こうしたバラエティ放送に飛び入りしてきた、小林さん役の田村睦心(たむら むつみ)さんだった。
こちらが、もう、まんま"リアル小林さん"と言うか、さらに男前な感じでドンピシャリのイメージとヴィジュアルだったのが見事だ。
メインカルテット陣より実年齢的にもやや先輩格で、ショートヘアーでね、そのスレンダーなスタイルも立ち居振る舞いまでもがカッコイイくらいでした。
アニメのキャラクター性が、ここまで抜け出して来たような人材にはほとほと感心した(笑)。
レポートが脱線したが、第7話である。
「テコ入れ」とサブタイトル化するまでもない水着回。
もちろん、「テコ入れ」なんて表現は野暮で、ここまでの『小林さんちのメイドラゴン』は毎回が楽しめる内容で、外しも失速も微塵もない。
第1ヒロイン、トールのヴォリューム感のあるスタイルの良さは、メイド服を着ていても伝わってきていたのだが、まぁ、あえて言えば、ひょろっとした小さなトカゲ的な表現ではない、たっぷり感のドラゴンの尻尾が、人型時の彼女のお尻からどんな風に生えているのかが皆目想像がつかないくらい。
普段はロングスカートに(もしくは与えられた短めの私服スカートで)覆われているのでミッシング領域だし、水着回でどうなるのかと思っていたら、便利なことに(ズルイことに)臨機応変に尻尾は隠してしまえる仕様だった。
だから単純に、(小林さん曰く)中身の羨ましいサイズのナイスバディなおねーさんである。
ちなみに私的な嗜好で言えば、ルコアさんのボディはもはや私にはギャグ範疇で、トールさんくらいまでが「いい意味での豊満さ」の限界なんですよね。
原作では、イルルというドラゴンが追加登場していて、イルルは幼女カンナの容貌に近いくせにバストだけルコア並みの凶悪さというバランスらしい。(人間的な年齢設定はトールのような20歳前後くらいなんだとか。)
ただ、そこまでいくと、男性視線から見ても「お色気」と言うより、ネタかギャグでしかないわけだが。
ま、この話しは、真性のグラビア・アイドル的扱いでコミック・ヒロインの人気を狙うカテゴリーの作品ではないので、なんか切り口や入り方からしてみんなネタなんだよねぇ。そんな切り口なのに、どこか淡々としている。
水着回の中で、小林さんの印象深いセリフがある。
海水浴場、浜辺の遊びから「お昼の食事」後、一呼吸おいて、小林さんはトールにねだって沖に出る。
(ここはむしろ、トールを夏の海で解放するための提案でもあったのだろう。)
ドラゴン化したトールの背中に乗って(下の画像にはないが小林さん関連の参加メンバー全員が人の姿でトールの上で)寛(くつろ)いでいる。
トールとの語り合いがたまたま「大人になること、大人になったということ」について触れられる。
語り口が独特なんだよなぁ。
「熱血」、「猟奇」、「エロス」、「萌え」、「蘊蓄(うんちく)」、というそれぞれのカテゴリーに浸かりまくっている、作品色の打ち出しがポイントになるものと違って、本当に距離感が独特だ。
その独特さが「好ましく」思えてしまえるのが、まぁ強味なんだね。
そして、7話の後半が「夏のコミックマーケット」のレポートとなる。
これは「華」だよね。
あくまでも「お祭り」だ。人々が好んで集う癒しの空間なのだ。
(トールは中途半端なドラゴン姿を勘違いされただけなんですが(笑)。)
個人的には、コミケの方ではなく、造形の方の「JAF-CON(ジャフコン)」時代に知り合いが出来て、造形物のデザイン参加やパッケージ描きをしたことはある。
(今は「キャラホビ」に名称や形態も変わっているのだったかな。)
だからコミケは知らなくても、ほんのちょっぴり、こうしたイベントに費やすエネルギー、行動する人の苦心は理解できる。
その時の造形クリエイターさんは、あくまでも「ホビー」として造形をエンジョイしていた同好の士だったので、本業は堅気で、その後は家庭持ちとなりお子様もふたり成している。至極まともだ。
アニメの世界観も俯瞰して見ていると、とても穏やかですそ野は広いものなのである。
いや、趣味的にかなり尖ったり偏った認識で時を過ごしたとしても、それはそれでいいのじゃなかろうか。
その時に、その空間や時間や、たとえ現場に参加できなくても、関わろうとした経験のある人なら、なにかしら「思い出」のひとつでも得ているのが、コミケやホビー、エンタメの加護というものなのだろう。
アニメ、コミック、ホビー、エンタメってのはいいものだ。
by PINKNUT_INC | 2017-03-17 17:25 | アニメ