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アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪ ~その2~


アニメ『小林さんちのメイドラゴン』を見た♪ ~その2~
である。
 
面白い。
とにかく、愉快なエンタメだ。
 
今回は
2回目のレポートとなるわけだが。
第7話をレビューする。
 
(そのうち、自らのこのクセを修正しようとは思っているが・・・)
どうも、キャプチャー画面が1回のレビューで大量すぎて、私ごときのサイトを閲覧してくれる視聴者にも呆(あき)れられているのではないかと自覚しているのだが、なんか「手癖」「語り癖」みたいになっているので急転直下には直らない。
 
このアニメの近々放送分まで(第7話~9話、もしくは10話まで)のレポートも、今回にまとめてしまうつもりだったけど、分けることにする。 
 
第7話は「海水浴ネタ」と「コミケネタ」であった。
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その前に第6話の前半部分にも、ちらりと触れておく。
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なんかもう、いつの間にかすっかり「カンナ My Love」になってしまっている才川リコちゃん。
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自宅に招いてのゲーム遊び「ツィスター」(まだ定番ゲームとして存在しているんだね)をやったりしている時もドキドキの才川リコ。その様子のダメさがむしろ可愛い。リコかわいい。
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で、実はリコちゃんには「メイド・マニア」な実姉が居て、メイド時の通称が才川ジョージー(下の図の右から二人目)と言う。~本名が才川苗であるとか、中学3年生であるということまではアニメの中では詳(つまび)らかにはされていない。(本作の公式サイトにでも行かないと分からない。物腰の落ち着きようから、私はジョージーさんって高校生くらいかと思っていた。)
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そして、担当声優さんの声を聴いているだけでアニメファンなら分かることなのだが、準キャラの下の小学校の女性教諭とか、上のジョージーさんとか、(あるいはその他のモブキャラ役にまで)後藤邑子(ごとうゆうこ)さんが『小林さんちのメイドラゴン』では掛け持ちで果敢に声優出演しているのが嬉しい。(ご存知、ハルヒの朝比奈ミクル役とかで有名な人気声優さん。)
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後藤邑子さんはご本人の体調問題などで、暫しファンも気がかりなところだったのだが、こうして活躍されているのは大歓迎な限りである。
 
いろいろな役どころを演じ分けられるハズだから、声質を意図的にコントロールされていたら、ファンでも気づけないのが声優さんの凄いところなのだが、あえて、ミクルと同質のトーンで演じてくれているサマは一発で「後藤邑子さんだ!」と分かってしまう(笑)。
 
それはそうと、近年(てか、かなり前から)声優さんのアテレコだけではない、ご本人のヴィジュアル・マネージメントの増えた昨今、「声」だけではない各声優さんたちのリアルご出演もよく見かける。
 
私はそうしたプログラムや舞台をチェックするのは消極的な方なのだが、たまたま見る機会があれば、面白がって見たりもする。
 
メイドラゴンのメイン・キャラのスタッフたちが、これまた元気な女性陣で、まぁ若い。
キャピキャピしているカルテット(トール、カンナ、エルマ、ルコア)は、なるほどと言う感じだが、それ以上にイメージを裏切らなかった、と言うか、なんか上塗りしてくれるくらいのクォリティだったのが、こうしたバラエティ放送に飛び入りしてきた、小林さん役の田村睦心(たむら むつみ)さんだった。
こちらが、もう、まんま"リアル小林さん"と言うか、さらに男前な感じでドンピシャリのイメージとヴィジュアルだったのが見事だ。
メインカルテット陣より実年齢的にもやや先輩格で、ショートヘアーでね、そのスレンダーなスタイルも立ち居振る舞いまでもがカッコイイくらいでした。
 
アニメのキャラクター性が、ここまで抜け出して来たような人材にはほとほと感心した(笑)。
 
レポートが脱線したが、第7話である。
 
「テコ入れ」とサブタイトル化するまでもない水着回。
もちろん、「テコ入れ」なんて表現は野暮で、ここまでの『小林さんちのメイドラゴン』は毎回が楽しめる内容で、外しも失速も微塵もない。
 
第1ヒロイン、トールのヴォリューム感のあるスタイルの良さは、メイド服を着ていても伝わってきていたのだが、まぁ、あえて言えば、ひょろっとした小さなトカゲ的な表現ではない、たっぷり感のドラゴンの尻尾が、人型時の彼女のお尻からどんな風に生えているのかが皆目想像がつかないくらい。
普段はロングスカートに(もしくは与えられた短めの私服スカートで)覆われているのでミッシング領域だし、水着回でどうなるのかと思っていたら、便利なことに(ズルイことに)臨機応変に尻尾は隠してしまえる仕様だった。
 
だから単純に、(小林さん曰く)中身の羨ましいサイズのナイスバディなおねーさんである。
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一方、小林さんのツーピース水着はひたすら平坦で、ルコアさんの水着は海岸指導員に連行されてしまうほど凶悪な露出度と超絶ヴォリュームだった。
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カンナは上体は幼女らしいのだが、太ももから足先までの表現が"(ショートサイズなのに)むっちり"なんだよね♪。(作画陣おそるべし)
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係員に注意されたルコアさんの水着は「元がウロコ」なので自前でデザイン変更が自在なんだとか。・・・つまり、私見を述べれば、そういうのはもう「魔法的に」なのだし、トールのドラゴンの尻尾も解剖学的に人体の皮膚や筋肉とこう繋がってなんて具体性なんかないのである。人型と竜がオーバーラップする感じで、同居してるんじゃなかろうか。
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にしても、けしからんボディですね。

ちなみに私的な嗜好で言えば、ルコアさんのボディはもはや私にはギャグ範疇で、トールさんくらいまでが「いい意味での豊満さ」の限界なんですよね。
原作では、イルルというドラゴンが追加登場していて、イルルは幼女カンナの容貌に近いくせにバストだけルコア並みの凶悪さというバランスらしい。(人間的な年齢設定はトールのような20歳前後くらいなんだとか。)
 
ただ、そこまでいくと、男性視線から見ても「お色気」と言うより、ネタかギャグでしかないわけだが。
 
ま、この話しは、真性のグラビア・アイドル的扱いでコミック・ヒロインの人気を狙うカテゴリーの作品ではないので、なんか切り口や入り方からしてみんなネタなんだよねぇ。そんな切り口なのに、どこか淡々としている。

水着回の中で、小林さんの印象深いセリフがある。
 
海水浴場、浜辺の遊びから「お昼の食事」後、一呼吸おいて、小林さんはトールにねだって沖に出る。
(ここはむしろ、トールを夏の海で解放するための提案でもあったのだろう。)
ドラゴン化したトールの背中に乗って(下の画像にはないが小林さん関連の参加メンバー全員が人の姿でトールの上で)寛(くつろ)いでいる。
 
トールとの語り合いがたまたま「大人になること、大人になったということ」について触れられる。
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小林さん曰く「(大人になるってことが、どういうことか私にも分かんないよ、だってね)たいていの人って大人になろうとしたんじゃなくて、子供でいられなくなったってだけなんだから。
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なんか、このセリフは妙に胸に来た。

語り口が独特なんだよなぁ。
 
「熱血」、「猟奇」、「エロス」、「萌え」、「蘊蓄(うんちく)」、というそれぞれのカテゴリーに浸かりまくっている、作品色の打ち出しがポイントになるものと違って、本当に距離感が独特だ。
その独特さが「好ましく」思えてしまえるのが、まぁ強味なんだね。 

そして、7話の後半が「夏のコミックマーケット」のレポートとなる。
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トールたちには勿論未知の領域。数日間で百万人を超えるイベントなんだとしても、視聴者的にも噂やネット越しでしか知らない空間ではある。
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かく言う私も未体験者だ。神戸の地方イベントのコミケを覗いてみたくらいしか知らないので、「聖地」の迫力はなんにも分かっていない。
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それを出店側の様子から、逐一、かなり忠実な感じで、この話数ではレポートしていた。
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小林さんの同僚、滝谷君が「うすい本」や「同人ゲーム」の出展者としてホームグランドなのだ。それを友人として助っ人する小林さんに、トールも巻き込まれている。(ちなみに滝谷君、「壁サークル」なのがさらりと描かれている。「島サークル」より人気と実績があるってことだ。)
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会場の描写はそのままだろう。(ちなみによく写真で見る、象徴的な逆三角形の建造物は、あれも展示会場ではあるが、コミケのメイン会場は第1~第6ホールとなる、もっと広い空間だ。東京ビッグサイトのほぼ、ほとんどの施設を使って取り行われるのだとか。)
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展示会場の準備が進む。(一般入場者はまだ。)
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いよいよ開幕。小林さんは売り子で、不慣れなトールは列整理役。
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人波の怒涛がいっきに押し寄せる。ここは同好と趣味という名の戦場になる。
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うん、凄いわ。こういう現場の空気感、充足感も好きな人にはアリアリなんだろうけれど、単純に体力的にも根性的にも私には無理です(笑)。
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建物の外までこんな有様。天候が荒れたらどうなるんだろうね。逆に天気に恵まれても夏の炎天下は厳しい。(コミケ情景の美術・背景描写、人の再現度が忠実ですさまじい。)
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「頒布」という名で、商取引の実態はあっても、なんやかんやでオブラートにくるまれた独自の現場だ。「お客さま」というものはなく、皆が「催しを盛り上げるための参加者」だという空間。
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行列のマナーの良さ、自然な喧騒の中にあって尚、整然としたサマ。
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総合病院や、何かのセールスで2時間でも何時間でも順番待ちをしているような、ああした空間はさすがに違うなとは思えるが、さらに別種のオーラのある場所なんだろうか。
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少しばかりの年齢幅はあっても、少なくとも病院のような高齢者は列の中にはいない。小さな子供もいない。「趣味」「夢」「(年齢幅はあろうとも)青春」の空間なんだろう。(年齢制限されていないのだけど、なんとなく暗黙の安全装置が働いている。)
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統率がとられているのも驚嘆である。(私は春や秋にこれをしてもらっても現場で体調を崩して倒れる自信がある。立って並んで待つのが無理。神戸の震災経験者だが、自宅倒壊しなかったので、籠城派であり、結局ライフラインの復活を待つために県外脱出した一派だったからなぁ。帰宅してからの整理が大変ではあったが。)
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あ、そうだ、これこれ。コスプレイヤーの存在♪。
これは「華」だよね。
あくまでも「お祭り」だ。人々が好んで集う癒しの空間なのだ。
(トールは中途半端なドラゴン姿を勘違いされただけなんですが(笑)。)
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「お祭り」「催し」の終了時には参加者の皆さんが「拍手」をする。
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なに、この清々しさは・・・。(実情、こういうイベントごとはトラブルも付きものだろうけど、ネタ的にそこをクローズアップするのは、またそういう視点の作品でやればいいことだしね。)
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もっとも、参加者全員が祭りの終わるころにはヘトヘトになってることは請け合い。(でも、徹頭徹尾のぼっち参加者でもない限り、仲間のいる人たちは、このあと「打ち上げ」「二次会」と言う名の、親睦を深め、労わり合い、喜び讃え、反省会までするような「飲み会」「食事会」のイベントが待っているのだ。)
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「こんな青春」の機会。現場の頑張りはスゴイ。
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リアルな参加者も、噂を伝え聞くだけの立場の人も、一切関知も関心もない人たちも、邪魔はすることなく、見守ってあげるのが良識中の良識なんではなかろうか。
 
個人的には、コミケの方ではなく、造形の方の「JAF-CON(ジャフコン)」時代に知り合いが出来て、造形物のデザイン参加やパッケージ描きをしたことはある。
(今は「キャラホビ」に名称や形態も変わっているのだったかな。)
 
だからコミケは知らなくても、ほんのちょっぴり、こうしたイベントに費やすエネルギー、行動する人の苦心は理解できる。
 
その時の造形クリエイターさんは、あくまでも「ホビー」として造形をエンジョイしていた同好の士だったので、本業は堅気で、その後は家庭持ちとなりお子様もふたり成している。至極まともだ。
 
アニメの世界観も俯瞰して見ていると、とても穏やかですそ野は広いものなのである。 
 
いや、趣味的にかなり尖ったり偏った認識で時を過ごしたとしても、それはそれでいいのじゃなかろうか。
 
その時に、その空間や時間や、たとえ現場に参加できなくても、関わろうとした経験のある人なら、なにかしら「思い出」のひとつでも得ているのが、コミケやホビー、エンタメの加護というものなのだろう。
  
アニメ、コミック、ホビー、エンタメってのはいいものだ。
 
 

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