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「ソードアート・オンライン 第2期」を見た~その1 ♪

Sword Art Online Ⅱ「ソードアート・オンライン 第2期」を見た♪

アニメ・シリーズ第2期のレビュー、その1である。
(レビューを今回は3回に分けた。)
 
第2期は「ファントム・バレット編」、「キャリバー編」、「マザーズ・ロザリオ編」の三編から成る。

「ソードアート・オンライン」は第1期が2012年の放送で全25話。
第2期の放送が 2014年の全24話+半ばの総集編が1話プラスの放送であった。(ようだ。)
 
じつは、私はどちらも本放送時には私的事情で見ておらず(私的事情は私の過去記事をご覧になった方はなんとなく察していただけるかと。・・・だから、第2期の「マザーズ・ロザリオ編」は心に来るものが重かった・・・。)、そんなこんなで、ごく最近の「まとめ観賞」となって、感動の新鮮度が新しいところなのです。
 
まずは、「ファントム・バレット編」と「キャリバー編」のふたつをご紹介。

物語の出来栄えが良いと、なんかこういうシンプルな「タイトルロゴ」が、かえって格式高く感じられる。「ファントム・バレット編」
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今度は前回の「中世時代の剣の世界」のファンタジーワールドから一転、硝煙とオイル臭い世界が舞台の「銃の世界」となる。略して『GGO』。 
何にしても、"戦わなければ生き残れない"世界観を、なぜだか人はゲームに求めるのだね。
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今度のゲームでも「リアルな現実世界の殺人事件」がゲーム内の展開と絡む。
(ログアウト不能という、運営側が謀ったようなシステム自体のエラーはないから、参加者の誰かの"犯罪"ということになるのだが。)
従って"サスペンス風味"の物語展開となる。 

でもザックリ言ってしまうと、カメラワーク的にヒロインの"お尻ナメのパン・スクロール"とかが多かったことを愛でるお話でした(笑)。
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今回のヒロイン、シノンちゃん。スナイパー(狙撃手)が本領なので、戦闘シーンでは主に地面に伏せた伏射(プローン)射撃となるため、上の画像のような姿勢がデフォルトになるわけです。
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繰り返します。「お尻」の描写を愛でるシチュエーションが多いです(喜)。
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はい。上のようなローウエストのホットパンツはゲームデザイナーのお仕着せですか(能力値の高いファッション・ツールとして選択したら、これしかなかったとか)?、それともプレイヤーの隠されていた趣味なんでしょうか?。 

「尻フェチ」の私としては得点が高いです(笑)。 

そして、一方、「SAO事件」の流れから出来た国家対策機関からの「調査依頼」で、(彼にとって)本来の趣味では無い"ガンプレイゲーム"にログインせざる得なくなった主人公キリトくんの様子はと言うと・・・。
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今はオンラインで知り合った仲間との交友の場として活用している「ALO」ゲームから、わざわざコンバートしてきたこの世界でのアバターが・・・。
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どう見ても「男の娘(おとこのこ)!」な姿に愕然とする。
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(これは本人が望んだわけでもないのに、システムの自動的な振り分けでそうなっちゃったのか?、今回、この事件操作を依頼した国家別室担当官のイタズラ心なのか?)、キリトならぬキリ子の誕生。
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いずれにせよ、この世界のキーパーソンとなる少女シノン(こんな硝煙臭いゲームに女の子プレイヤーは貴重なのです)に自然と接近できる、良い「つかみ」とはなりました。
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積極的な女装趣味もゲイやカマ資質もない(?)キリトのプライド的には一瞬の大きなためらいがあったのち。
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ナンパ男と勘違いされるより「なんちゃって女の子」の立ち位置を選択しちゃったキリトくん。別な意味での男前です(爆)。~ここら辺は視聴者的に大笑いでした。
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あと、本人にガンマニア資質がないせいか(シノンの銃の薀蓄や解説を聞いてもチンプンカンプンだったキリ子さん)、別な意味で中身は男前なキリ子さんなので、こっちの世界でも「ビーム剣」をメインウェポンに選んじゃいました。
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スピードにおいては反則クラスのキリ子さん。「剣で銃弾をなぎ払っちゃう」のです。
(スターウォーズでジェダイの騎士がビームライフルをものともしないのと同じ。)

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「お尻」のみならず、シノンちゃんのこういうサービスショットもあります。
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単なる更衣室での着替えシーンなのですが、同行しているキリ子さんを女の子として疑ってなかった彼女だったので
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唐突な予期せぬ着替えに遭遇して、あわてて申し開きをするキリ子さんでしたが、遅すぎた。
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アスナさんの時のラッキースケベ?事件と同じように、思い切り睨み付けられて、このあと恥じらい平手打ちビンタを食らいます。
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ただ、今回の舞台。
                          
ツールが『銃』ということもあって、そのツールにリアル世界のエピソードとの因果関係を設定するとなると・・・、これはあくまでも個人的な感想だが、今回のエピソードは「けっこう力技。強引に押し切った感」がなくもない。
 
なぜと言うに日本の視聴者たる私たちには、アメリカなどや(あるいはリアル戦時下にあるような国とかの)『銃社会の脅威』との密接感覚が希薄だからだ。
 
だから、登場人物のひとりの少女の過去に「銃犯罪が絡んだトラウマの記憶を持たせる」エピソードを設定するのは、いっそファンタジーまで突き抜けてしまっている前回と違って、中途半端な現実遊離感はつきまとった。

まぁ、でも物語のキーワードはメタファー(暗喩、隠喩的)なものだから、要するに実体験にぬぐいきれない「贖罪意識」、「心の負債」を持った人たちが、どうそれを克服すればいいのかということがテーマなのだ。
生活や人生、身体や心にハンディキャップを抱える事態がわが身や大切な人に起きたなら。~それはキーワードを視聴者の心の中で、身近な何かと置き換えて解釈が出来ればドラマにも見えてくるものがある。
(主人公キリトにも「SAOサバイバー」時代において、「(大切な人を守るためとは言え)殺人を犯した」と認識できる"負債"があったから、ヒロイン、シノンのトラウマは自ら抱えている問題でもあった。「もし命の選択をしなければならない立場になったとき」人はどうすればいいのか。・・・これは、本作の重いテーマのひとつだ。)
 
ともあれ、今期は、じつは私などは「ちょっぴり銃マニア」なので(不謹慎だが)楽しかった。

「銃マニア」と言っても、ハリウッド製アクション映画の、娯楽的なドンパチ描写に魅せられた"所詮底の浅い、ミーハーなマニア"に過ぎませんが。
いちおう知識だけはそこそこあるものだから、この物語でキャラクターが口にする銃のモデル名とか全て分かってしまうのだから仕方がない(笑)。
スナイパーライフルの「へカート」とか、ベルギー製拳銃「FN Five-seven」だの、トカレフのノックダウン生産から始まる「51式拳銃」~「54式拳銃」などなど、ホント、マニアック・・・。
 
「ターミネーター2」や「プレデター」、「ランボー」、「マトリックス」なんかの轟炎でおなじみになっていたバルカンこと「M134ミニガン」。
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たぶんこれの掃射だとキリ子のビームサーベルでも全弾切り落とすのは無理。弾道は本来"放水のように跳んでくる"ハズ。
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ステアーAUGとか、
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コルトパイソンとかの有名どころが登場していてワクワクだった。
(モデル選定的には、2020年代が舞台のソードアート・オンラインの世界においては、1990年代以前のクラシックモデルばかりとなるわけだが。これは原作者やアニメスタッフ、及び、「GGO」ゲームデザイナー&プレイヤーの趣味嗜好ということなんだろうね。)
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こちらが、ゲーム内アバターのシノンの本体こと、リアルな方の姿、朝田 詩乃(あさだ しの)。
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そしてゲームを利用したリアル殺人者の「デス・ガン」。
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さらに繰り返し書きますが、お尻からの股間ナメ・カメラワークをあえて愛でるアニメです。
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もうひとつ言及しておくと、音楽の「梶浦サウンド」を私か最初に印象付けられたのは、『ノワール』 (NOIR) 2001年度のアニメ作品だったので、あの"美少女とガンアクション"のイメージ、この「GOG」シリーズでは要所要所で(私の中では)かぶりまくっていました。いい意味で(笑)。
          

閑話休題。
 
すこしばかりの私的思い入れごとを。
  
アニメとか漫画とかは、
「記号化」された描写の中に、視聴者のイマジネーションを喚起する「余白」や「行間」を備えていているものの方が、かえって"強味"であり"愛されたり"することがあるものです。

なにもその方向が全てではないですが。(あえて極力、「記号化」を拝してリアリティのみにこだわるアプローチもあるようですが。)
私なんかは、「絵柄」だけのことで言っても、「ソードアート・オンライン」の絵柄なんかはとても馴染みやすいかなぁ。
ガチガチに劇画チックだったり、クールだったり、アートっぽいものもいいのだけどね。

単に気分や好みの問題かな。
その時々で受け手側の嗜好も変わるものだしね。
 
あ、キャラクターの絵柄の馴染みやすさを見事に支えきる「美術(背景描写など)」の安定っぷり、クォリティの高さは「ソードアート・オンライン」においても特筆すべきかと思います。
 
もちろん、やはり「バランス感覚」はとても大切で、優れた作品は絶妙の調理加減で、その味わいから得られる感動は、ひとときの「清涼剤」や、あるものは「宝物もの」にさえなってくれたりするものです。 

そんな意味では「これが正解」ってのはないので、色々なタイプの作品がある方が楽しいに決まってます。
みんなが同じ方向だけを向いてることはつまらないからね。
 
さてさて、

そして「キャリバー編」となる。
 
・・・のだけれど、あくまでも個人的な私感だが、「中休み」感があったりして、特に熱く語るところのないエピソードだったりした。(偏った感想で申し訳ございません。)
3話のキャパ使ってはいるのだけど・・・。
 
したがってキャプチャーは少しだけ・・・(笑)。
この「章」からOP主題歌が『courade』に変わっているが・・・。
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歌曲『courade』は、「アインクラッド編」から始まる全てのエピソードに捧げられていい名曲だけれど、この「キャリバー編」のあとに続く「マザーズ・ロザリオ編」にこそふさわしいものだった。
 
ちなみに「キャリバー編」のヴィジュアル的なサービスショットはアスナの入浴シーンくらい。
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それもすごく自重気味で控えめだったです。
ただ、あきらかな「つるぺったん」タイプは体格的に言ってもシリカとユイだけで、「ソードアート・オンライン」は基本「豊かな胸」率が女性陣は高かったですね。
 
「キャリバー編」のゲスト声優陣は他作品で主役を張れるような方々ばかりで凄かったのです。
桑島法子さん。
中原麻衣さん。
藤田咲さん。
玄田哲章さん。
羽佐間道夫さん。
等々、錚々たるメンバー・・・。でした。
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さて、
このあと「マザーズ・ロザリオ編」の紹介は、さらに2回に分ける。
 
本編放送時の話数配分で言えば、「ファントム・バレット編」が1話~14話(+総集編の14.5話)。
(DVDやBDのセールス&レンタルで言えば円盤5巻分。)
「キャリバー編」が15話~17話の3篇。(円盤1巻分。)
「マザーズ・ロザリオ編」が18話~24輪Fin。(円盤3巻分。)
と言うことになるわけだが・・・。
イベントや世界観における創作的情報量の多い「ファントム・バレット編」は大変な力作なのだが。
なんと言うか、
もう、どうにもこうにも、情緒的な意味での情報量とテーマの重さ「マザーズ・ロザリオ編」が圧倒的なのだ。
 
したがってレビューと感想コメントが長くなっちゃいます。 

加えて、また、私流デフォの「キャプチャー多過ぎ&ネタばれレビュー」になるので、本作を未見で、機会があれば先入観なしで視聴してみたいと思われている方は十分にご注意願います(笑)。
 
では、また。
 
 

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